サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
京都の1件を終えて、俺達は駒王街へと戻った。
それと共に、感じたのは。
「・・・なんというか、色々な勢力からさらに注目されるようになった気がする」
それは、これまで以上に様々な勢力から接触が行われるようになっていた。
「そんなに、ヤバい事でしょうか、グレイフィアさん」
「・・・普通に凄い事ですよ」
その言葉と共に、俺の質問に答えるように、グレイフィアさんが呆れるように言う。
その理由は。
「あなたはあなた自身の力はあまりありませんが、その繋がりだけで、現状でも世界を混乱しようとしている禍の団の英雄派や旧悪魔派をも超える存在です。特にこの日本ではですね」
その言葉が示す意味はかなり大きい。
俺の持つ繋がりは確かに他の誰にも真似出来ないほどの力を持つだろう。だがその規模を考えると本当に恐ろしい物を感じる。
この国において俺は最早特別扱いなのだ。だからこそ敵対行動も取られているわけだ。
そしてグレイフィアさんはこうも言っていた。
「・・・まぁ私としてはあなたが無理をしなければいいと思いますけど」
その言葉には賛同できるところはある。だが同時に不安もあるのだ。この国の現状を考えたら分かるが明らかに混沌としている。
特に俺に関して言えばもっとだ。
この状況下で何か問題があれば間違いなく悪影響が出るのは間違いないだろう。
とはいえ今はまだ動かないでおこうと思うのであった。
「それでも、なぜ王になろうと?」
「・・・様々な事もあり、色々な理由はあるけど。やっぱり一番の理由は幼馴染みの絶花の為かな」
俺はそう言いながら絶花の事を思い浮かべる。
絶花は俺の幼馴染みであり大切なパートナーだ。彼女はいつも俺の事を支えてくれた。
それだけではなく彼女のおかげで今の俺があるといっても過言ではない。
だからこそ彼女の為に何かしたいという想いがあったのかもしれない。
その気持ちが強かったのもあるだろう。
そう語るとグレイフィアさんは納得してくれたようだった。
「そういう理由があるならわかりました。ただし」
だがここでグレイフィアさんは警告をしてきた。それは至極当然の事だろう。
「これから先どんな事が起きても必ず守り抜いてください。でなければ彼女だけでなく貴方自身も危険に晒される事になりますよ」
「わかっています」
俺は即答することができた。この選択肢を選んだ時点で覚悟は決まっているつもりだ。だがそれでもやはり怖いものは怖い。
しかし逃げるわけにはいかないのだ。それが彼女の願いなのだから。
「そう言っていただけるなら安心です」
そう言って微笑むグレイフィアさんを見て少しホッとする自分がいたのである。
女王は誰にする?
-
アルファ
-
ララ·サタリン·デビルーク
-
エミリア