※この作品はR-18です。

サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏)   作:ボルメテウスさん

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魔の封印

アスカと共に、京都へと向かった。

 

京都には、俺達の知らない技術があると聞いてきた。

 

だが。

 

「これは一体、何の騒ぎなの?」

 

アスカは、その騒動に疑問に思った。

 

金髪のポニーテールが揺れる。学生服姿の少女が颯爽と現れた。年齢は俺たちと同じくらいだろうか。だがその目つきは鋭く、並みの高校生とは思えない貫禄がある。

 

そして、制服の上からでも分かる巨乳。ブラウスの胸元が窮屈そうに盛り上がり、歩くたびに上下左右に揺れている。思春期男子なら誰もが釘付けになってしまう破壊力だ。

 

けれど、その瞳は涼しげな氷のよう。

 

「貴方たちがアスカさんと……その男性ね」

 

透き通った声が空気を震わせた。

 

「そうよ。私たちは川神家の当主に用があって来たんだけど」

 

アスカは警戒心を隠さずに答える。

 

「川神舞よ」

 

少女——川神舞が名乗りながら近づいてくる。その歩き方は驚くほど軽やかで、まるで床とほとんど触れていないかのようだった。

 

「…アスカ、そこにいる奴は」

 

そうして、川神さんは、そのまま俺を睨む。その瞳に込められているのは疑いと怒り。

 

「こいつには、これまで感じた事のない程の邪気があるのよ。それこそ、封印が解かれる程の」

 

「封印?」

 

アスカは怪訝な表情をする。

 

「京都で封印されていたものが動き出したみたい」

 

舞の表情が緊迫したものに変わる。

 

「魔頭鬼十朗という存在よ」

 

「聞いたことあるわ」

 

アスカが顔をしかめる。

 

「戦国時代に実在した呪術師でしょ。両掌に目玉があって」

 

「そう」

 

舞が頷く。

 

「奴は各地を転々として強力な魔力で武将たちを暗殺していたの。けど、その悪事が露見して討たれた。ところが自決したはずの魂が怨霊化して……」

 

「厄介な化け物になっちゃったってわけか」

 

俺が呟くと舞は鋭い視線を向けてきた。

 

「そういうこと。今も封印されているはずだったんだけど」

 

アスカがため息をつく。

 

「封印が解けるほどの邪気が感じた。だからこそ」

 

舞が俺に向かって一歩踏み出した。

 

金色のポニーテールが揺れる。制服のリボンが風に靡き、膨らんだ胸元が目に焼き付く。

 

「その血筋か……確かに厄介ね」

 

舞の瞳が鋭く細められる。その眼光は殺気を帯びていた。

 

「こんな危険因子を放置できないわ」

 

それと共に、舞の気配が、その脚に力が溜まる。

 

「待って!」

 

アスカが慌てて俺と舞の間に割って入った。

 

「今ここで殺しても意味がない!」

 

舞の動きが止まる。

 

「魔頭鬼十朗が封印から解放されるって言ってたじゃない!」

 

舞は眉をひそめた。拳を握りしめる。

 

「封印が破られてしまう以上、こいつは最大の脅威よ」

 

舞の声音には苛立ちが含まれている。俺を見据える眼光は刺すような鋭さだった。

 

「だが、こいつの力がなければ倒せないかも知れない」

 

アスカの言葉に舞は一瞬だけ逡巡したように見えた。

 

「それも事実ね。でもリスクが大きすぎる」

 

舞は拳を握りしめ直す。

 

「魔頭鬼十朗が蘇るまで、猶予は3日」

 

舞はゆっくりと言葉を選ぶように続ける。

 

「それまでになんとかしなさい」

女王は誰にする?

  • アルファ
  • ララ·サタリン·デビルーク
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