サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
アーマード・ダークネスの装甲が月光を浴びて黒く輝いた。
超獣の複眼が俺の姿を捉える。
一瞬の静寂――
「ガァアアッ!」
超獣の口から業火が噴き出した。高温の奔流がウサリア目掛けて襲いかかる。
「させねぇ!」
俺は咄嗟に左手を盾のように構えた。漆黒の装甲が火炎を受け止めると、金属が沸騰するような音と共に熱波が肌を焦がす。
「ぐっ……!」
防御態勢を保ちながら、右手の剣を逆手に持ち替える。刃にまとわせた闇が蠢き、漆黒の鱗粉のように舞い上がる。
「喰らいやがれ!」
刃を薙ぎ払う。
超獣の胸部を横一文字に裂いた。
「ギィィィッ!」
金属と肉の混ざった悲鳴が夜気を震わせた。
切断面から噴き出した体液が飛び出る。
だが、まるで怯えた様子はない。
「どんな生き物も攻撃をされれば痛みと恐怖を覚えるが、超獣はそんなものは感じないですぴょん!」
ウサリアの言葉を聞きながら俺は再度踏み込む。
「じゃあどうすれば……」
思考の途中で超獣の尾が鞭のようにしなった。
剣を叩きつけるが、硬質な音と共に弾かれる。
ウサリアの言葉に思考を巡らせる。
だが戦闘中に悠長に探している暇はない。
剣を手放し、左拳を握り締める。
拳に纏わせた闇が凝縮され、禍々しいオーラを放ち始めた。
「なら力任せに潰すまでだ!」
拳を叩きつける。超獣の硬い皮膚が砕け散る音。
衝撃波が空気を震わせた。
超獣の巨体が傾く。
「今だ!」
俺は追撃に移る。
右腕を突き出すと漆黒の衝撃波が放たれた。
超獣の胴体が粉砕され飛び散る。
戦闘の激しさが生み出す異臭。
血液と内臓が焼け焦げる悪臭が辺りに充満した。
焼け焦げた路上に転がる肉片の山。
その光景を見てウサリアが息を呑む。
「凄い……でも」
彼女の視線が俺の変貌した姿に向けられる。
漆黒の装甲が蒸気を立てながら脈動し始めた。
装甲の隙間から黒い煙が立ち上る。
エンペラ星人の力が体内で暴れ回っているのだ。
「くそっ……抑えきれねぇ」
視界が暗転しかける。
脳裏に響く哄笑――エンペラ星人の残虐な意思が俺を支配しようとしている。
「違う……俺は俺だ!」
歯を食いしばり抗う。
理性と闇の狭間で俺は必死に自我を保とうとしていた。
「これは、エンペラ星人の」
「悪い、離れて「恩人を見捨てたくないぴょん」っ」
「その暴走を止める方法は」
「いや、その、あるにはあるけど、やり方が」
幾ら何でも駄目だろ。
目の前にいるウサリアの年齢は明らかに子供。
「ぴょん?もしかして、性行為ですかぴょん?」
「子供がそんな事を言っちゃ駄目だよ!その、そういうのは大人の、20歳を超えてから」
「それだったら、大丈夫ですぴょん!」
「なんで!?」
俺は思わず聞いてしまったが。
「ウサリアは808歳、その、既に結婚出来る年齢ですので、助けて貰ったお礼も出来ますぴょん!」
「おう、これが宇宙なのか」
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア