サムライガールの幼馴染みは王様を目指す(裏) 作:ボルメテウスさん
「エンペラ星人かぁ」
そう、興奮していたアカネだったが、ふとその視線を上に向けていた。
かけていた眼鏡は曇り、その瞳は見えづらかったが、どこか空虚だった。
「・・・私も1人だからなぁ」
「・・・友達はいないのか」
そう、俺は思わず問いかける。
「いないよぉ、ほら、私って、特撮をとことん好きで特にウルトラマンが大好きだから。だからかなぁ、こういうのが好きな女の子って、周囲からは敬遠されるのよねぇ」
そう、彼女の口から出たのは自嘲だった。
それを聞いていた太郎の脳裏に蘇るのはエンペラ星人の孤独。「同じ境遇を経験したことある」という意味では俺にも似た部分があるのかもしれない。
「でもね、エンペラ星人が孤独だからといって許されるわけじゃないと思う」
俺は、自然と言葉が出た。
アカネから聞いたエンペラ星人の話は衝撃だった。
彼の行動原理や成り立ちを知れば知る俺の内心で葛藤が渦巻く。
アカネの言葉が棘のように刺さったのだ。
『エンペラ星人って元々普通の種族だったんだよ。太陽を失って故郷が滅亡して……それで宇宙を放浪して闇の力に染まっていった。結局彼は孤独だったんだよ』
『だからエンペラ星人が悪いことをしたのも全部孤独のせいだと思う』
「アカネは、孤独なんだな。俺もそうだったから分かる」
思わず声に出してしまったことに自分でも驚く。でもそれが事実だ。
エンペラ星人と同様に孤独を感じていた時期を思い出す。
「ははぁ、そう言われると私も太郎君も似た者同士ってことかぁ」
アカネは苦笑いしながら視線を窓の外に向ける。そこには無数のネオンサインと喧噪が広がっていた。だが彼女の目には何も映っていないようだった。
その時突然—爆音とともに大地が揺れた。
遠くから聞こえる悲鳴。ガラスの割れる音。人々の混乱した叫び声。
「なんなんだ!」
「なんだあいつらは……!」
ファミレスの窓から見えたのは、信じられない光景だった。
巨大な亀のような怪物が市街地を蹂躙している。甲羅から突き出た八つの突起が特徴的だ。
「かいじゅうなの、本物の」
その本物の怪獣を見たアカネは、戸惑いがあった。
自分が見たかった光景だったかもしれない。
けれど、今は。
「ウサリア、彼女を頼めるか」
「えっ、まさか」
「太郎君」
俺は、その手にあるブレスレットを構える。
「ウルトラマンじゃない。だけど、今は」
そう、俺が真っ直ぐとブレスレットを上にあげる。
「来い、アーマード・ダークネス!」
その掛け声と共に俺は走った。
同時に、俺は、アーマード・ダークネスを召喚する。
そこには、既に両腕が現れる。
女王は誰にする?
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アルファ
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ララ·サタリン·デビルーク
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エミリア