ようこそクズカスのヤリチン至上主義の教室へ 作:ホメロス
「本当に大丈夫なの?」
「ああ、傷自体は大したことはないから来週には退院して良いんじゃないかって」
「ほんと!? よかったぁ……」
病室の中、俺は見舞いに来た櫛田と話していた。
彼女はよく見舞いに来る。
負傷した同級生への見舞い、クラスのアイドルである櫛田としては特におかしくない行為だが、果たしてそれだけだろうか。
(うーん、櫛田は隠蔽力が高すぎてなにを考えているのかわかりづらい。ゲームだったらわかりやすいんだが……)
好感度が低ければ一回やっておしまいのはずなので、少なくともある程度は問題ないはずだと解釈している。
少なくとも俺の退院を喜んでいる姿には一切の裏がないように見えた。
「改めてお礼を言わせて、本当にありがとう九頭くん」
「あれから、例の脅迫は……」
「パッタリと止まった。やっぱりあいつが犯人だったんだと思う」
「だろうな」
「でも、撮られたデータとかは……」
「そっちは俺がなんとかする」
「九頭くんが?」
「あー、手法に関しては聞かないでくれ。……そう言われると信じづらいかもしれないけど――」
「信じるよ」
「櫛田……」
「九頭くんなら……信じる」
真っ直ぐ見つめてくる櫛田の瞳にちょっとだけヤリチンの心にも罪悪感が。
彼女はリベンジポルノを気にしているのだろうが、実際の脅迫者は俺なので映像データとか全部持っているのは俺で、ストーカー男は関係ない。
というか櫛田の痴態に関しては良い感じて編集して、既にエローズで販売して報酬を得てしまっているのだ。
顔とかは隠しているがそれでも隠せない美少女オーラと見事なおっぱいのお陰で、強制オナニー動画はとても良い値段で売れたと言っておこう。
「なら、信頼には応えるとするよ。それにしても終わってよかった」
「本当にね。九頭くんが居なかったら私――」
「これであんなことをする必要も無くなる」
「――――え?」
俺の言葉に声を上げる櫛田。
その様子を観察しながら俺は続けた。
「いや、この言い方だと変か。別に俺としては……なんというか役得でもあったわけで。でも、だからといってああいうのはダメなわけで……」
「えっと……」
「うん、一人の男としてはとても貴重な体験をさせて貰ったが……ああ、言うのは本来は愛し合ったものがやるべきだからな」
「…………」
もうあんなことをしなくていい。
それは櫛田にとって喜ばしいことのはずなのに曇る彼女の顔を見て。俺は期待通りの反応であると確信した。
あんなこと、とは勿論命じられて俺と櫛田がやっていた行為のことだ。
手マンやら胸イキを仕込んだりと、色々とやったものだ。
本来なら脅迫されてそんなことをやらされた過去など、決して思い出したくも記憶になるだろうが相手が俺だったことが、櫛田にとっての幸運であり不運だった。
脅迫されているという状況を知り、櫛田を慮って細心の注意を払って気持ちよくさせてくる愛撫。
その快感は甘い毒のように、ストレスを溜め込みやすい彼女の精神を解放させてくれた。
いつしか、嫌悪感すらもなくなり、耽溺するような優しい快楽の海に浸かることに慣れていた――だというのにコレだ。
あくまで脅迫されていたから、櫛田を守るためという建前を使っての性的な行為。
脅迫者がいなくなれば当然、それを行う理由がなくなる。
その事実にようやく櫛田は気づき、だからこそ動揺したのだ。
「そう……だね……」
「ああ、うん。勿体ないと考えてしまう俺がいるけど……うん、ダメだな」
「……にゅ、入院中はその……大丈夫? 男の子はほら溜まるって言うし、私がその……お礼もあるわけで……」
顔を赤らめながらそんな誘いをしてくる櫛田。
とても可愛いがここはあえて――
「いや、大丈夫だ。そこまで気を使って貰わなくても。それにそういうことは軽率に言わない方がいい。俺が言うことじゃないけど、櫛田は汚れてなんかいない。綺麗で可愛くて頼れる女の子だ。変に自暴自棄にならず、あんなの忘れて好きな人を作りな」
「……わかった」
不承不承といった感じだ。
櫛田の表情にはそんな感情が浮かんでいたが、俺はあえて無視をする。
話の内容としては彼女をとても慮った内容だからこそ、彼女はそれに納得するしかない。
恐らく内心では気持ちが荒れまくっているだろうが。
――――
「ああ……いいよ、佐倉」
「こう……で、いいのかな? えっと……こういうの初めてだからよくわからなくて」
「ははっ、あの雫にこうやって俺のチンポを触って貰ってるってだけ気持ちいいよ」
「えっと、その……」
「勿論、雫としてだけではなく、可愛い女の子の佐倉に触れるってのもあるけどさ」
「ぁ、ぅ……っ」
その言葉に顔を赤らめる佐倉は、たどたどしくも優しく俺のチンポをあやすようにしごいた。
ベッドの上に寝ている俺の性処理をするようにチンポをしごいている佐倉。
どうしてこんなことになったのかと言えば、俺の努力の結果と言えるだろう。
佐倉愛里というキャラは「させ子」だ。
あくまでこのゲームの設定上の話だが。
イベントを踏むと助けてくれた相手にとても心を開きやすく、その肉体はとても感度が高い……つまりはエロ適性の高い設定なのだ。
しかも精神的には結構むっつりなので、エロ展開に持ち込みやすいキャラで最初にエロイベントに持ち込めたキャラが佐倉だったというプレイヤーは多いだろう。
グラドルをやっているという原作設定が悪いのか、それとも単に開発スタッフの趣味なのかはわからない。
「裏ではグラドルやっている女の子がエロいって最高じゃね?」ぐらいの感覚だったのかもしれないが――まあ、そこら辺はともかく。
要するに佐倉愛里というのは天然のエロっ子ということだ。
そして、俺はエロ特化のヤリチンチャートをするために色々と試したわけで……あとはわかるだろう。
ぶっちゃけ、佐倉に関しては何度も堕とした経験がある。
何なら調教しまくってドスケベクイーンとして育て上げたことだってあるくらいだ。
だからこそ、こうして上手く運ぶことはわけもなかった。
「エローズ」のアイテムに使った相手のエロ行為の精神ハードルを下げるお香のアイテムが存在する。
媚薬のような発情させるものとはまた違って、理性の判断基準を曖昧にしてハードルを「まあいいか」と下げる代物。
基本的にキャラにはエロ行為に対する抵抗値、貞淑度とも言えるものがあるのだがそれを軽減するアイテムだ。
媚薬の方がいろいろと手っ取り早いのだが、佐倉のようなエロっ子に対してはこっちのアイテムの方が効果が高い。
本質的にはエロいことに興味があるのだ。
無理に発情させてやるよりも、精神のハードルを弱くして自らの意思でやらせた方が――色々と捲る。
「き、気持ちいいですか?」
「ああ、最高」
そもそもストーカーイベントで助けた俺に対し、佐倉は特大の好感度バフを発生させている。
さらにその際に俺が負傷したことで罪悪感ブーストもある。
入院してからというもの、佐倉は毎日のように俺のお見舞いに訪れた。
最初は罪悪感に押し潰されそうな様子だったので、なんとか会話で盛り上げて回避、雑談を重ねながら好感度を積み上げていった。
着実に佐倉との交流を深めながら、何かお礼をしたいと言った佐倉に対して俺はナース服を着た彼女を見たいと返した。
雫のファンであると言いながら強請ると――佐倉は受け入れた。
基本、よほどのことがない限りお礼という名目なら通るのが佐倉愛里という少女だ。
どこから用意したのかナース服姿を見せてくれた佐倉――いや、雫。
当然、俺は彼女を賞賛した。
ここで重要なのは雫をメインに賞賛しつつも、佐倉愛里という少女に関しても賞賛すること。
面倒な心理が働いているらしく雫だけ、あるいは佐倉愛里という少女だけを褒めると一定の好感度で止まってしまう。
雫としての佐倉愛里、ただの女の子の佐倉愛里。
両方を認めて賞賛することが最も好感度を稼ぎやすい。
あとは簡単だった。
ナース服姿の佐倉を見て、勃起した様子を見せれば彼女の方から口を開いた。
病院服の下で勃起した俺のチンポの様子に気づいた彼女は、チラチラと恥ずかしそうに眺めながらも、自身に興奮したという事実にどこか興奮を覚えているようだった。
そして、熱に魘されたような赤らめた顔で――
『その……男の子って大変って聞きますし……』
衝動的に襲わなかったことを褒めて欲しい。
まあ、そんな感じで手で抜いて貰えるように誘導することに俺は成功した。
テクニックはハッキリ言って拙い。
だが、そこがいい。
「こう……ですか?」
こしこし♡ しゅこしゅこ♡
上目遣いでこちらの反応を窺いながら、丁寧に動かしていく手コキ。
耐えることも出来たが俺はその快感に身を任せ、そして――
どびゅるるっ! どびゅるっ! どぶどぶっ……。
射精。
ヤリチンの効果もあり、ちょっと現実感のないほどに大量の濃い白濁色の精液が佐倉の掌に向けて吐き出された。
片手で収まる量ではなく、彼女は両手でそれを受け止めた。
「熱い……ドロドロ♡ それに……っ、んぅっ♡」
これが初めてではない。
だからこそ、佐倉はそれをちゃんと受け止めることに成功した。
いつもならば吐き出された精液はティッシュなどで拭われ、そして捨てられる――はずだったが。
「……んっ♡ ちょっと変な味……かも♡」
佐倉は徐に手に付着した精液を舐め取ったのだ。
「佐倉……なんで俺の精液を舐めているんだ?」
「ひゃっ!? い、いや……その♡ これは違って……そういうの見たことがあって。どんな味なんだろうって」
「へー、見たことがあるんだ。本? それとも動画? どちらにしろそういうの見るんだ」
「そ、そんなこと……っ! ね、ネットで偶々……変なことしてごめんなさい」
「別に? 俺の精液を舐めてる佐倉の姿すげーエロいし、それになんか嬉しいぜ」
「そ、そうですか……えへへ」
エロいという言葉に嬉しそうに笑う彼女。
女の子に対して使うには決して良い表現ではないはずだが、今の佐倉の俺への好感度からすれば十分に嬉しく感じる言葉なのだろう。
「なあ、佐倉。全部舐めてくれよ」
「こ、これを……ですか?」
「ああ、無理ならしなくてもいいけどさ。してくれたらすげー嬉しいし興奮する」
射精を受け止めてドロドロになった佐倉の両手に視線を向けながら俺は頼んだ。
エロゲー仕様の射精量を誇る俺の精液だ、ただの一発とはいえ相当な量となっている。
舐めると言うよりも啜り飲む必要があるだろう。
いきなり、やれと言われても普通の女のカならばいくら何でも……と二の足を踏みそうなものだが。
「い、いいですよ?♡ 部屋を汚すわけにはいかないですし……」
「本当か? ああ、でも無理はしなくて良いからな? ダメそうなら無理をせずにやめてもいいから」
佐倉はやる気だった。
単純に俺に頼まれたからという理由だけではなく、その表情には明らかに興奮の色が宿っていた。
両手を汚している白濁色の液体を見つめる彼女の瞳は淫蕩に潤んでいる。
「だ、大丈夫……だと思います。変な味とは言いましたけど……んっ♡ ちゅっ♡」
艶っぽい視線をこちらに向けながら佐倉は言った。
「九頭くんのせーえき……♡ んっ、ちゅっ♡ 嫌いな味じゃない……れろっ、ちゅ……ですから♡」
まるで熱に魘されているかのように蕩けた目で、手首に垂れた精液を舐め取っていく佐倉の姿に思わず襲わなかった俺は頑張った方だと確信している。
(あー、佐倉エロい……。これで天然ってのがヤバいな。ゲームだと単にヤリやすいだけのキャラだったけど。色々とヤバいな)
正直、この天然のエログラドルにあらゆる性技を仕込んでいきたいという気持ちがわいてくる。
神室のように少し反抗してくる相手に仕込むのと、小野寺のように気持ちいいことならわりとさっぱりと受け入れてくる女、それとは違って従順で染めようとすればするほど自分好みの染まってくれる女――それが佐倉愛里というキャラだ。
(ちょっと目的を忘れて調教したくなっちゃうが……まあ、焦ることはない。じっくりと教え込んでいけばいい)
佐倉のエロさに何回戦でもいけるとばかりに勃起しそうな自身の息子を宥め、佐倉のお見舞いの時間を乗り切る。
この病院の生徒の面会時間は夕方までと決まっている。
時間になったので帰る佐倉を見送り、そしてしばらく経った後で病室の入り口からノックする音がした。
「……入るぞ」