ようこそクズカスのヤリチン至上主義の教室へ 作:ホメロス
無人島試験が終わった。
俺こと、九頭春日にとっては大体女の子に粉をかけて目を盗んではセックスしているだけの期間で終わってしまった。
なんか真っ当に頑張っている生徒たちにたいして申し訳なくなってきた。
特に原作通りの作戦を実行して、一人島に残ってサバイバルをやっていた龍園とかさ。
いや、でも龍園はいいか龍園だし。
試験の最終的なリザルトとしては原作とさほど変わらない結果に落ち着いた。
要するにスパイだった伊吹が途中で抜け出して、リーダー情報を龍園に渡して堀北がリーダーという情報を流したあとで、堀北がリタイアして向こうがリーダー当てに失敗……みたいな流れだ。
多少、イベントやら展開は変化したが大筋では変わっていない。
変化したイベントというのはそもそもリーダーを交代するつもりだったから、消えた伊吹を堀北が追わなかったとか、元からその予定だったから占有ポイントを多めに確保していたとかそのぐらいだ。
あとはアレだ。
俺の立場が一時的に危うくなったことぐらいか。
スパイだったことが判明した伊吹を引き入れることに熱心だった筆頭だったからな俺は。
その後も彼女に粉をかけて楽しそうだったことを見ていた男子たちが、ここぞとばかりに俺を批判した。
池とか山内とかを筆頭に。
実際は俺以外にも櫛田や平田なども賛成していたのだが、そこら辺はスルーして俺ばかり批判していたのはそれだけ俺の存在が腹立たしかったからだろう。
だからこそ、クラスに被害を出したとして嬉々として俺を批判のチャンスに飛びついたといったところか。
まあ、無駄だけど。
ごめんな、下っ端にまでは伝えてないけど元々作戦通りなんだよ。
というかどっちかというと伊吹がスパイだった方が良かったと言うべきか。
そこら辺が判明するのは試験終了後の話。
情報漏洩の可能性があるから、俺はあえて終了までの間、甘んじて男子たちの批判を受け入れるムーブを貫いた。
平田や櫛田などの作戦のことを知っているやつらは俺の擁護をしようとしていたが、それはやめさせておいた。
クラスの勝利のためにあえて耐える――という建前を盾にして。
あとで評価が裏返ることがわかりきっているのだから、むしろあそこは叩かれまくった方がよかったのだ。
実際、試験が終わってネタばらしの段階に入ったら女子たちからの好感度を一気に稼げたからな。
うん、まあ……なんだ。
当て馬ご苦労さん。
色々と実入りの多い試験だった。
櫛田や山村を堕とせたのもそうだが、全体的にDクラス女子からの印象を改善できたのは大きい。
軽そうに見えて案外頼りがいがあって、しかも時と場合によっては泥を被って耐えることも出来る。
実際はただのヤリチンなんだけどな。
印象が良くて困ることはない、その代わりに男子たちからはだいぶ毛嫌いされているがヤリチンルートに男は不要なので問題はない。
あとは伊吹のことだが彼女にも楔を打ち込めた。
試験が終わったあと、俺はタイミングを見計らって彼女と接触した。
俺に対してそこまで悪い印象を持ってなかった伊吹は、さすがに俺に対してかなりの罪悪感を感じていた様子で、彼女らしくない態度だった。
実に都合がいい。
いい切っ掛けになりそうだ。
ちょっとした言質を引き出すことに成功し、俺は無人島試験で得たものの大きさを噛みしめるのだった。
さて、無人島試験についてはこれぐらいでいいだろう。
無人島試験が終わったと言うことは次の試験――船上試験が始まると言うことだ。
俺はその対策をしなければならない。
とはいえ、ぶっちゃけヤリチンルートでは基本的に試験の内容とか結果はあまり重要ではない。
クラスのCPとか順位とか、それほど気にする要素はないのでどうでもいいと言えばどうでもいいのだ。
さすがに0CPはいろいろ困るが、そこまで頑張って真面目に試験を考える必要もないからな。
試験自体は無難に乗り切れればそれでいい。
「ちゅっ♡ れろっ、んっ……♡ どう? こんな感じ?♡」
「ああ、気持ちいいよ。ただ、もうちょっと……そこだ。そこを……」
「んっ♡ こうっ♡」
豪華客船の中の一室で椅子に座った俺の前に跪き、露わになったペニスへと舌を這わせながら櫛田はそう言った。
体勢の関係で自然と上目遣いになるわけだが、さすがは櫛田というべきだろうか自然を装いながらもどこか蠱惑的で愛らしく誘うような視線に、思わず俺のペニスが反応してビクンっと震えた。
「あっ、ビクンッてした♡ ふふっ、今みたいな感じがいいんだ?」
「視覚効果って言うのかな。桔梗がこうやって跪いてフェラしてくれるなんてこの光景、興奮しないならただのインポだろ」
照れ隠しにそういうとどこか満足そうに櫛田はフェラを再開した。
さて、何をしているのかと聞かれれば、櫛田に試験を頑張ったご褒美を強請られてのセックスだ。
無人島試験では実質的リーダーポジションとして彼女は頑張ったのだ、ぶっちゃけ大部分をただ腰を振っていただけの俺とは違って。
だから、試験が終わり船に戻った後で強請られたときはあっさりとOKを出した。
俺自身、櫛田の身体をもっと味わいたいという気持ちも大きかった。
身体の開発、性感的な意味での開発はだいぶ進めてはいたものの、性技とかの仕込みはまだまだだった。
櫛田ほどの女をただ抱くだけでは勿体ない、キチンと色々仕込んで育てたいという気持ちが大きかった。
そして、それはどうやら彼女も同じだったらしい。
最初はてっきり無人島の時のように抱いて欲しいつもりで頼んできたのかと思ったのだが……。
「それにしてもいいのか? 時間に限りはあるんだから遠慮しなくていいと思うんだけど」
「んっ、ちゅっ♡ ……最初に言ったでしょ? そりゃ、私もアンタの……その……それを挿れて欲しいけどさ……」
「それって?」
「あぅ……その、それは……それ、春日の……チンポで、私の……」
「どこを?」
「うざっ!」
「ははっ、ごめんごめん。でも、単にセックスしたいだけじゃなくてエッチなことを覚えたいとか」
「……負けられないし。その……気持ちよくなって欲しいし」
顔を真っ赤にして視線をそらす櫛田はとても愛らしかった。
こうしてフェラをしているのは彼女の要望だった、どうやら性技を学びたいらしい。
単に気持ちよくなるだけなら、俺の手に掛かれば問題なく気持ちよくなれるとわかっているはずなのに、そんなことを提案してくるとは思いもしなかった。
だが、意欲があるのならこちらとしては好都合だ。
俺はアドバイスを交えつつ、こうして櫛田の性技レベルの向上に協力している。
本来なら何度もやらせることで覚えさせるものだが、やはり意欲があるのは違うようで彼女の物覚えは早い。
櫛田桔梗という女が他人の反応に敏感なのかもしれない。
こちらの反応を窺いながら、いいところを見つけるのがとても上手いのだ。
「んぁ♡ んっ、ぐっ……くぷっ♡」
見せつけるように口を大きく開けると櫛田は俺のチンポを飲み込んだ。
ただ舐めるだけではなくしゃぶるように、口や喉を全体的に使った奉仕。
若干ツラそうにしながらも、ゆっくりと頭を前後に揺らすようにストロークさせていく。
何度目かのチャレンジ、俺の物が大きすぎるせいか上手くできずに嘔吐いてしまい、これまでは失敗に終わってしまったが今回は上手く出来ているようだった。
何度もやったせいで櫛田の喉の開発が進んだのも要因だろう。
俺のペニスを頬張って、喉奥まで飲み込んだ彼女の様子には多少の余裕が見てとれる。
櫛田の口内は熱く、ヌルヌルしていてなんともいえない気持ちよさがあった。
「まさかここまで呑み込めるようになるなんてな……偉いぞ」
「んっ、ぐぅ……っ♡ んぅっ♡」
深く飲み込んで俺の股間に頭を埋める彼女に対して、ポンポンと撫でながらそう言った。
反応を返すほどの余裕はないようで、櫛田のリアクションは小さかったがこちらを見上げる彼女の瞳は嬉しそうに艶めいていた。
くぷっ、ぬちゅっ♡ くぷっ、じゅちゅっ♡
ゆっくりと彼女のペースで行われるディープスロートの快感を味わいながら、俺は話を始めた。
このまま、単にエッチなことをし続けていた気持ちもあるが状況がそれを許してくれない。
なにせ船上試験は既に始まっているのだから。
「面倒なことになったもんだ。無人島でサバイバルの次にはこれだもんな。正直、俺としてはさっさと女の子とイチャイチャしたいんだけど……っと、わかったわかった。そう怒るなって」
船上試験は細かいルールはあるものの、要するに生徒の中に混ざった優待者を見つけ出すゲームだ。
ノーヒントなら色々と考えなければならない面倒な試験だが、ゲームではこの試験は基本的な設定は原作準拠で進むので非常に楽な試験だ。
そして、それはこの世界でも変わらないらしい。
「これ、読んでおけよ?」
俺はそう言って櫛田へ一枚の紙を渡した。
それはAクラスの生徒の名前が書かれた紙だ。
ペニスを頬張っているので尋ねることが出来ない彼女は、目で「それはなんなのか」と尋ねてきた。
「Aクラスの優待者の名前」
「っ、んぅ!?」
俺の言葉に驚きの反応を示した櫛田だったが、すぐに神室のことを思い出したのだろう納得の反応を示した。
正確には山村にも探らせた結果、判明した事実なのだが。
(坂柳派閥の裏切りを警戒してたようだからな葛城のやつ)
神室は坂柳派閥の一人として知られているため、彼女一人ではキチンと把握できなかっただろう。
だが、山村に関しては無警戒だった――というか、山村はステルス性能が高すぎでそもそも警戒できていなかったと言うべきか。
ともかく、Aクラスの優待者に関してこっちに流せという命令を二人はキチンと果たしてくれた。
(Dクラス分の優待者は原作通り同じ。そして、原作と違ってDクラスは櫛田の元で統率が出来てる)
だからこそ、Dクラス内の優待者に関して全て把握できている。
なので恐らく原作通りの法則で優待者は決まっていると九分九厘確信していたが、Aクラスの優待者情報が手に入ったことによって、これで百%の確信に変わった。
(Aクラスの優待者情報、Dクラスの優待者情報、これらがあれば各グループの優待者はグループの干支の順番であることも説明できる)
これで試験は終わったようなものだ。
俺はフェラチオしている櫛田の頭を撫でながら、その答えに関して教えることにした。
櫛田の頭の回転は速い。
その瞳にはすぐに理解の色が浮かんだ。
そして、自分の役割もわかったようだ。
本当にデバフさえなければ頭のいい優秀な女だ。
そんな女を跪かせて奉仕させているというのは、雄としての優越感を大層に満たしてくれる。
「っ、出すぞ」
「んぅ……っ♡」
たまらずに俺は櫛田の口の中――というよりも喉の奥で精液を解き放った。
深く飲み込んだ状態での精飲というのはそれなりにコツが必要だ、まだ慣れていない彼女のために勢いに関しては調整しながら流し込んでいく。
どぷっ♡ どぷっどぷっ♡ どびゅっ♡
勢いをできる限り抑えつつ射精したためか、どうにか櫛田は飲むことが出来たようだ。
必死に嚥下するために収縮する喉の締まりが、ペニスに伝わりなんともいえない気持ちよさを与えてくれた。
最後の一滴まで出し終えると俺はゆっくりと彼女の口からペニスを引き抜いた。
射精したばかりのため、勃起も多少は収まっているため入れるときよりも出すときはスムーズだ、櫛田の唾液とぬらぬらと濡れた状態のペニスが引き抜かれる。
「……げほっ、げほっ♡ おぇ……っ」
「大丈夫か? ほら、水」
「んっ、ありがと」
引き抜かれると同時に咳き込んだ彼女に対して、用意していたミネラルウォーターのペットボトルを渡した。
彼女は蓋を開けてコクコクと飲んで息を整えたのだった。
「全く、どれだけ出すのよ……。この変態。喉に張り付くし……」
「これでも抑えた方なんだけどな。それに頼んできたのはそっちの方だろう?」
「そうだけどさぁ……。それで? その……どうだった? 上手く出来てた」
「最高。めっちゃ気持ちよかった。これで試験のこととかなければなー。もっと手加減無しで教え込みたいところだ。それこそ、桔梗の胃を俺のザーメンで満たすぐらいに出しまくってさ」
「……バカ、変態。そんなに出せるわけ」
「出来ないと思うか? 今度、教えてやるよ」
「っ♡」
普通に考えればそれほど射精するなんて事は不可能だ。
だが、そこはヤリチンの中のヤリチンである九頭春日、エロゲー仕様の精力を持っている俺なら不可能ではない。
何なら女を堕とせば堕とすほどヤリチンとして進化しているのが俺だ。
一人で複数を相手に出来るスペックのヤリチンを舐めてはいけない、まあ今さっきまで舐められていたのは俺の方なんだが――それはともかくとして。
「まあ、試験の方は頼む。桔梗ならいい感じに終わらせられるだろう?」
「わかってるって……Bクラスに恩を売る形で終わらせておくっての」
「バレたか」
「バレバレに決まってるでしょ。Aクラスは既に手を伸ばしているし、Cクラスにもちょっかいをかけ始めている。なら、クズなアンタが次に足がかりを作っておきたいのはBクラスでしょ」
さすがは櫛田と言うべきか、言葉にしなくても察してくれたようだ。
ぶっちゃけこの試験は先に優待者の法則に気が付けば終わったも同然の試験だ。
あとはどう終わらせるか――という問題だけ。
手っ取り早いのは優待者を当てて一人勝ちするのが楽だが、出る杭は打たれるという言葉もあるようにやり過ぎるとあとが怖いというのは櫛田なら当然わかっているだろう。
特にDクラスは無人島試験でも一人勝ちしたようなもので、ここでまた一人勝ちしては三クラスからヘイトを受ける可能性が高い。
その分、得られる利益は大きいが。
俺としてはクラスの順位なんてどうでもいいのだが、クラス同士の間柄があまり険悪になるのはよろしくない。
女漁りに影響が出てしまうからだ。
どうせなら今後の足がかりになる形で試験が終わって欲しい。
そう考えたとき、俺の中で浮かんだのはBクラスと組んで試験を終えるという手段だった。
一人勝ちしてはヘイトを集めるのでどこかのクラスと組んで船上試験を終える――というのはベストではないがベターなルートではある。
利益は減るがその代わりヘイトの拡散が出来るからだ。
プレイヤーの今後の想定チャートによって、どこのクラスとどういった同盟、あるいは契約を結ぶのかが重要なポイントとなるルートだが、俺の選択肢としては断然Bクラスだ。
理由は当然、今後のクラス対抗戦を見据えて……などではない。
櫛田が言ったとおりにBクラスへの足がかりのためだ。
Aクラスに関しては手が入っているし、Cクラスに関してもちょっかいをかけ始めている。
となると現状で伝手が薄いのはBクラスだ。
BクラスはAクラスやCクラスよりもアクが強くないせいで、ちょっと後回しにしがちだった。
なにせリーダーがお人好しの一之瀬なので、距離を縮めようと思えば一番ハードルが低いのがBクラスだからだ。
「どうせ狙いは一之瀬でしょ? アンタみたいなクズなヤリチンが狙わないわけないわよね」
「失礼なことを言うな……否定はしないけど。だけど、まあ一之瀬だけってわけでもないぞ? 俺はほら可愛い女の子ならみんな好きというか」
「あはは、死ね♪」
痛烈な罵倒が飛んできた。
まあ、当然だと思う。
自分でもカスだと思うし。
「まっ、わかったわ。いい感じでBクラスに話を持っていって協力体制を作って試験の方は終わらせる。それでいい?」
「ああ、頼んだ」
「他になにかあったりする?」
「いや、特にはないな。桔梗なら問題ないだろう」
櫛田に対し、俺はそう返答した。
原作においては一之瀬の下位互換と呼ばれることの多い彼女だが、パーフェクトモードの櫛田は逆にお人好しでいいことしか出来ない一之瀬の上位互換だ。
問題なく話を望む展開に進めることが出来るだろう。
「そうなの? 話を持ちかけるときに紹介しろとか言うと思ったんだけど」
俺の言葉に少しだけ彼女は意外そうな顔をした。
櫛田の予想としては今回の話を契機にして、彼女を挟むことで一之瀬に接触するのではないかと考えていたのだろう。
それも悪くないが――この船上試験ではある重要なイベントが発生する。
俺としてはそっちを優先したい。
「ああ、いいんだ。試験に関して口を挟むのはこれっきり、後は頼んだ桔梗」
さて、船上試験で起こるイベントで大事なイベントとは何だろう。
みんなはわかるだろうか。
「はい、そこまで。虐めの現場の証拠をゲット……っと。これは良くないんじゃないかな? ねえ? Cクラスの真鍋さん」
そうだね。
真鍋たちによる軽井沢への虐めという――虐めた側である真鍋たちのみならず、虐められた側の軽井沢の弱みも手に入れられるという、ヤリチンルート的には得しかないイベントだね。