ようこそクズカスのヤリチン至上主義の教室へ 作:ホメロス
夏休みに入った。
正確に言えば夏休み自体はもっと前から入っていたが、面倒な試験も終わり単なる正真正銘の夏休みが始まったのは最近のこと。
その貴重な期間に俺が何をしているかというと――
「んー、これはこっちか? いや、こっちの方が……」
一般学生と同じくゲームに勤しんでいた。
いくらヤリチンとはいえ、四六時中セックスをしているわけではない。
いや、まあ一学期中はそればっかりやっていたのは事実だが。
折角の夏休みなのだから普通に遊びたいという欲求もあった。
思いのほか、スムーズに攻略が進んでいるというのもあるだろう。
(現状で堕とした女は神室、小野寺、茶柱、それと櫛田、山村、真鍋……。それと攻略途中の佐倉、軽井沢、坂柳、それと伊吹か。佐倉と軽井沢はほとんど済んでいるようなものだし、まあ順調といっていいな)
佐倉と軽井沢はまだ堕としてこそいないが、個人的な関係性の構築という意味では既に終わっている。
(坂柳は神室次第、伊吹に関してはまだ手を付け始めたばかりだし……じっくりとやるか。振り返ってみるとやっぱ特別試験はボーナスだったな。一気に進めることができた)
これだけ一気に女を堕とせたのは大きい。
単純なスキルボーナスによる強化だけではなく、手駒になる女が増えて行動の自由度も増えるし、何よりも収入に直結する。
エローズへの堕とした女たちとのセックス動画や調教動画の販売、神室や小野寺だけでも結構売れていたのだが、やはり種類が増えるとかなり反響が大きい。
俺の収入はうなぎのぼりだ。
(堕とした女のエロ動画で金を得るとか俺って実にクソだな。いや、一応モザイク処理とかはしてるし、そもそもそういう仕様だし……それを利用しているだけだから、うん)
心の中で言い訳を行う。
悪いのは日本一の高校のくせにエロ動画を売ったら金に換えることができる高育が悪い。
まあ、妙にゲーム的な要素のあるこの世界でそんな突っ込みは野暮だとは思っているが。
そこら辺はともかくとして。
(金……ポイントがガポガポ手に入るのはいい。心に余裕ができる。あんまり食指が動かなくて一回ヤっただけの真鍋の取り巻きの子らも、稼ぐには十分すぎるし)
創作の世界らしく、基本的に原作においてモブキャラな彼女たちも一定以上の顔面偏差値を有している。
そのため、稼ぐには十分すぎるほどのポテンシャルはあった。
そんな感じでいろいろと稼いだ結果が――これだ。
「おじゃましまーす。うわー、相変わらず広いねー」
「アイスは?」
「買ってきたよー。外、暑かったよー」
元気な声で入ってきたのは小野寺かや乃だった。
薄手の私服姿の彼女は、勝手知ったる我が家のような顔で台所に向かっていきアイスを放り込んだあとで俺の隣へと座った。
「こんなリッチな部屋を独り占めしてゲームとかずるくない?」
「これが金の力だ」
「女の子で稼いでいる癖に?」
「俺の女で稼いだんだから俺の金だ」
「うわっ、マジでカスだ」
そう小野寺は笑った。
彼女の言う通り、俺が今いる部屋は寮の自室ではない。
それよりも豪華で一流ホテル並みの広さと贅沢さを持った部屋だ。
ゲームにおいて専用の部屋を購入することができる、という要素がある。
自分の部屋を自分専用に改造したいというのはゲームではよくある仕様で、そのニーズに合わせた様相だった。
寮の自室は一人暮らしをする分には十分だが、広さ自体はそれほどでもないため改造の幅が少ない。
そのため、家賃を払うことで卒業まで使用できる部屋というのが高育内には存在する。
俺と小野寺が居るのはその一室というわけだ。
「それにしてもこんな部屋が地下にあるとはね」
「利用者はあまりいないようだけどな」
「そりゃ、生活する分には寮の部屋で十分だしね。それにタダだし。たしかにもっと広かったらなーみたいなことは考えるけど、だからといって家賃の支払いをしてまで求めるかというと」
「まあ、そうなるな」
「なんでこんな制度があるんだろう?」
(仕様だからだろう)
現実的に考えると99パーセントの学生は寮の自室で満足するだろうし、こんな空き部屋を用意しておくなんて無駄でしかない。
とはいえ、試験のために豪華客船を用意する学園でもあるので、そういうものなのかもと小野寺は勝手に納得したようだ。
あっさりと気分を切り替えると俺のやっているゲームに興味を示した。
「私もそれやりたいなー」
「おっ、やるか? キリのいいところまで進められたからやっていいぜ」
「ほんと? やった」
体育会系だが別にゲームの類も嫌いではないらしく、小野寺は俺に代わってゲームを始めた。
部屋の中でも最高ランクのこの部屋はお高い分、そのリッチさも比例している。
テレビは大画面だし、音響機器も完備、大迫力でゲームができる。
自室ではまずできない体験だ。
金を払うだけの価値は確かにあった、映画とかを見るのも楽しい。
まあ、自室以外の部屋を手に入れた一番の目的は別のところにあるのだが。
小野寺はそれを気に入っていた。
彼女の隣に座りつつ、駄弁りながらゲームをしながら過ごす。
実に夏休みの学生らしい光景に見えるだろう。
そして――
一時間と少し、ゲームをしながら楽しんだ後。
それはどちらかだったか。
「んっ♡ ……はぁ、もう♡」
「なんだよ、したくないのか?」
「いじわる♡」
隣り合ってソファに座っていた俺たちは身体を触りあっていた。
悪戯をするように太ももを撫でる俺に対し、小野寺は言葉ではそういったもののその目を見れば気持ちなどまるわかりだ。
「ムラムラしてきた。やらせろ」
「うーわ、相変わらず最低なセリフ。でも……まあ、私もヤリたくなっちゃったし?♡ 私を支配して?♡」
すっかりその気分になった俺はそう言って彼女の上に覆いかぶさった。
――
ぶぶぶっ、ぶぶぶぶっ♡
「あっ♡ あっ、そこっ♡ おぐっ♡」
「遠慮なく声をあげていいからな。寮だとどうしても声を抑える必要があったけど、ここなら遠慮なく声をあげても問題ない。思う存分にやれる」
結局のところ、自室以外のこの部屋を手に入れた一番の理由はそれだった。
日常生活のグレードアップではなく、遠慮なく使えるヤリ部屋としての使用法。
この部屋は地下に存在していて、セキュリティも万全。
家主である俺が許可したものではないとそもそもこの階層に入ること自体ができない。
その仕様のため、部屋に連れ込む際に周囲を注意する必要がなくなった。
それなりに女の子とも交友の広いキャラなので、見られただけで致命的な事態にはならないものの堕とした女も多くなった今、複数の女を家に呼ぶのはそれなりに面倒なことだった。
だが、それも過去の話。
ヤリ部屋を手に入れたことで改善した。
そのため、こうして思う存分に夏休みの生活――いや、性活を俺たちは楽しんでいた。
「へへ、服の下に競泳水着なんてな。なんで着込んでたんだ? 別に今日は部活の日ってわけじゃないだろ?」
「う、ぁっ……はぁ♡ わ、わかってる……っ、くせに♡」
「言えよ、かや乃。自分の口で」
「えへへ、期待して……ました♡ だから……ね?♡ だって春日、水着好きでしょ?♡」
「可愛い女の子の水着姿が嫌いな奴なんていねーよ。でも、本当に俺のためだけか? 部活で使ってる水着姿になるの。確かに興奮するのは事実だけど……」
俺はそう言って彼女のアナルに突っ込んであるバイブを掴んで動かした。
小野寺とのセックスの時は道具をよく使う。
最初のセックスの衝撃が忘れられないせいか、彼女はそういう性癖になってしまったのだ。
尖った乳首の先にはローターが貼り付けられ、アナルにはビーズ状のバイブ、膣内も太いピンクバイブを挿入し、身体もプレイ用の拘束具で身動きを取れない状態にされている。
彼女にできるのは与えられる快感に身悶えをすることだけだ。
「ふぅん♡ あっ、あっ♡ やめ、そこぉ……!♡」
「どうなんだ、かや乃。ほら、言ってみろよ」
「か、春日が興奮してくれるからってのは……ぁん、嘘じゃない……けど♡」
「けど?」
「この格好でエッチなことすると♡ 部活の時に……その、んぅ……お、思い出して♡」
「興奮する?」
俺の言葉に恥ずかしそうに小野寺はこくりっと頷いた。
「要するに自分が好きなだけなんだろうが。真面目に部活するときにも思い出すからって。この変態が」
「んぅううっ! そこ、あっ♡ ダメぇ!♡」
ぐりぐりと今度は膣に突っ込んであるバイブを掴んで動かした。
かなりの大きさのあるタイプだが、小野寺の膣は無理なく受け入れている。
じゅぶっ♡ にちゅにちゅ♡ ぶぶぶぶっ♡
動かす度にバイブに絡みついた愛液が溢れ出てきた。
十分に解れていることが伺える。
俺は少し乱暴に動かして一度軽く彼女に膣からバイブを抜いた。
絶頂し、軽く潮を噴いている小野寺の膣にすかさず、いきり立ったペニスを挿入した。
ずぶぶぅっ♡ どちゅんぅっ!♡
「んぉッ……いきなり、んぉッ!♡」
「おーおー、すっかりと柔らかくなって食べごろだ。しっかりと締めろよ」
小野寺の抗議など聞き流し、俺は彼女の太ももを掴んだ。
運動部らしく鍛えられ、程よく筋肉のある小野寺の太もものさわり心地は俺のお気に入りだ。
そう言えば、最近は部活の成績も上昇傾向にあるとかなんとか。
このまま行けば女子水泳部として、大会に出ても十分に上位を狙えるほどの成長しているのだとか。
この間、嬉しそうに語っていたことを思い出す。
ヤリチンの効果による能力向上が、小野寺に対しては運動系でよく発揮されているのだろう。
まあ、俺にとってはあまりどうでもいいこと。
彼女が嬉しそうなら――よかったな、と思う程度の事柄だ。
ただ、セックスを重ねた結果、彼女がそういった結果を出したということは小野寺かや乃という少女を存在を作り変えているようで少し興奮する。
ばちゅんっ♡ ぱんぱん♡ ずちゅうっ♡ ぶぶぶぶっ♡
肉同士のぶつかり合う音、そしてバイブの振動音が部屋の中に響く。
きゅうきゅうと気持ちよく締めあげてくる膣内の感触に、俺のペニスが昂ってより大きく勃起していくのを感じる。
「あぉッ♡ んひッ♡ あ、あぁんッ♡ ひぃあ!♡」
拘束されていることで身をくねらせることも上手くできない。
そんな小野寺の狭い穴を俺は遠慮なくストロークさせ穿っていく。
後ろの穴に入ったバイブの振動も伝わり、とても気持ちがいい。
拘束され、身動きの取れない女の子相手に無慈悲に出し入れするをするというシチュエーション、それ自体が興奮を誘う。
まるで彼女の存在をオナホのように使ったセックス。
俺にとってとても獣欲を満たすセックスであると同時に、小野寺にとっても甘美であるのは彼女の普段の様子から想像もつかないほど下品な声から伺える。
「おおっっ♡ ……おっ♡ 入ってぇ……♡ ……おくっ♡ 後ろも前も無茶苦茶で……ああっ!♡ あたま、真っ白にぃ……♡」
舌をだらんと伸ばし、自分では何もできない支配的なセックスにただ嬌声をあげている。
「今のかや乃の顔をクラスの女子が見たらどう思うかな? ひっどい顔だ」
「い、言わない……でぇ♡ おおっ?!♡ やめ、振動強くするのヤダ……っ♡ 気持ちよすぎて……んぉおっ♡」
「誰に命令してるんだ? 支配して欲しいって言ってきたのはお前なんだから、逆らっちゃダメだろ? ああ、そうか逆らって罰を受けたいんだな? この欲しがりめ」
「ちがっ……んひゅうっ♡」
俺は彼女の胸へと手を伸ばして乱雑に揉みしだいていく。
ついでに彼女の乳首に張り付けられたローターの振動も強くしながら。
それほど大きなサイズではないが、形のいい小野寺の乳房を弄ぶように揉む。
一見すれば適当に揉んでいるように見えても、性技を極めた俺の手によって性交とは異なる快感を彼女にこれでもかと与えていく。
「あぁッ♡ やめ、てぇ……許しッ、んんんぅっ!!♡♡」
「明日は部活だったな? この水着を着て出るんだぞ? 今日のことを思い出しながら部活を楽しんで来い」
「おッ、んぉおおんッ!♡♡」
「返事」
「わ、わかった♡ わかったから……もう、ダメぇ♡」
どちゅっ、どちゅっ♡ ずちゅっ♡♡ ずんずん♡
小野寺の身体を床に倒し、俺は押しつぶすような体勢――所謂、寝バックの体勢で彼女の穴を穿ち始っていく。
興奮を引き立てるための言葉だったが、思いのほか自身の興奮にも影響を与えてしまった。
この水着姿の彼女は明日、何食わぬ顔でこの姿で部活に出てその肢体を晒すのだと考えるとストロークにも自然と力が入った。
「さて、そろそろ一発目と行くか。今日もたっぷりと中に出してやるからな。明日はそれを抱えて部活に出るんだぞ……っと」
「おっ、あっ♡ おぐっ♡ おっ♡」
激しくピストンをしながら、タイミングを合わせその先端を最奥まで押し込むと俺は遠慮なく吐き出した。
どびゅるるっ♡♡ どびゅっ♡ どぶぶぅうっ♡♡
「ひぃああ゛っ♡ イくイく、イクぅうううううっ!!♡♡♡ んッ、あぁあああああああッ!♡♡」
ここが寮であったのならばきっと隣の部屋に聞こえてしまっただろう声量の嬌声をあげながら、小野寺は全身を大きく震わせながらアクメを決めたのだった。
それから二時間後のこと――
「んお゛お゛……っ♡ おぐ……あ゛っ♡♡」
「おじゃましまーす――うわっ! 相変わらず凄いことに」
櫛田は入ってくるなり、部屋の中の様子を見てそう言った。
「おっ、桔梗か。いらっしゃい」
「相変わらず凄いプレイをしてるわね。……かや乃ってさ、結構なマゾ?」
「どうだろうな? 支配されたい欲が強いのは確かだけどマゾヒズムかというと……うーん」
彼女は小野寺の様子を見ながらそう尋ねてきた。
彼女の様子は最初の頃よりもさらに器具が増やされた状態だ。
腕だけではなく足も拘束され、本格的に動きを封じられ、目隠しにボールキャグを嵌められている。
耳だけは聞こえる状態なので、俺と櫛田の会話も聞こえているはずだが今も責め立てているバイブやローターの刺激にどれだけ思考が出来ているか……。
さっきまでは俺も彼女を犯していたのだが、正午近くになってきたのでちょっとした小休憩をしているところだった。
「かや乃のやつ大丈夫なの?」
「さすがに運動部なだけあって体力はあるから大丈夫。水分補給もさっきさせたし」
「その割にはぐったりしてるけど」
「ちょっと興が乗りすぎてイカせ過ぎた。まあ、その内に意識ハッキリさせるだろ。振動も最弱にしてあるし」
「ローターとかバイブは止めないんだ」
「好きだからなー、かや乃。桔梗もやるか? 興味はありそうだけど?」
「うっ、別に興味なんて……」
ちらりと動くこともままならず、器具に責められ続けている小野寺の様子を見て、櫛田はごくりっと息をのんだ。
色々なところから液体を出しながらも気持ちよさそうに身体を震わせる彼女の様子に――興味がないというわけではないらしい。
「桔梗がやりたいっていうならやってもいいけど」
「や、やめとく。なんかハマったら抜けられなくなりそうだし……」
「まあ、確かに」
「それに……その、私はああやって拘束されるより抱き合ってやる方が……」
恥ずかしそうに呟く櫛田の姿はとても可愛らしい。
チラチラと小野寺の艶姿を見つつ、彼女はこちらへと視線を向けた。
何かを期待するような、そして誘うような視線だ。
「ね、ねぇ? アンタのことだからこれぐらいじゃまだ全然ヤリ足りないでしょ? なら――」
「――ちょっと、待ちなさい」
櫛田の言葉を遮ったのは、キッチンの方に居た神室だった。
「あっ、真澄って来てたんだ」
「白々しいわね。玄関の靴でわかってたでしょうに」
「全然気づかなかったなー」
などというやり取りを行う彼女たちの様子は原作ではあり得ないほどに距離が近かった。
それはなぜか。
というか小野寺に対しても親しげな様子なのは、俺の女であることを知っているからだ。
夏休み中の特別試験が終わった後、俺はすぐに彼女たちを集めて乱交パーティーを行った。
単純にやってみたかったというのもあるが、俺の堕とした女たちの顔合わせも含めてだ。
ゲームにおいてハーレムルート――つまり、複数の人間と付き合うのはとても難しい。
当たり前といえば当たり前なのだが、片方の女の子にちょっかいを傍らで別の女の子に手を出すと両方からの信用ががくんっと落ち込む仕様だ。
よほどうまく立ち回って好感度調整に気を配りながらコミュやイベントを駆使することで、二人ぐらいまでは何とかなるがそれ以上となると通常プレイではまず不可能な仕様だ。
では、色々な女の子に手を出すこのルートではどうするか。
ヤリチンらしく抱きつぶす、という力技の解決法に俺は頼った。
全員を同時に相手にして屈服させることで、竿姉妹――というのは下品な言い方かもしれないが一種の連帯感を発生させることに成功し、櫛田たちの関係は落ち着いた。
まあ、茶柱に関してはまだ時期尚早かと思って外したが、そんなこんなで小野寺、神室、櫛田、山村、真鍋は顔馴染みになって、互いの俺との関係を知ったというわけだ。
「ねー、それよりもさー。私って試験の時に頑張ったじゃない? その褒美が欲しいなーって」
「いつも可愛がってやってるだろ?」
「それは……そうなんだけど。無人島試験に船上試験、滅茶苦茶頑張ったんだよ? だから、その……デートとかさ」
「今、人気絶頂の桔梗とデートは不味いんじゃない? あらぬ噂が立つとリーダーとしても支障がでるだろうし」
「それはそうなんだけど」
「それに春日は私のことが好きなわけだし?」
「そういう設定ってだけじゃん」
まあ、とはいえだからといって仲がいいかというと……真鍋は論外、内気な山村、カラッとしている小野寺はともかく、神室と櫛田は互いをライバル視しているせいか、こうした言い合いをするのは珍しくなかった。
互いに執着心が強い性格で、しかも自身が優秀であり、その能力で俺を助けているという自負がある。
だからこそ、お互いがお互いのことを今の自分の座を脅かす存在であると警戒感を持っている状態なわけだ。
度が過ぎると俺に怒られるので限度こそ弁えているが、こういった牽制合戦のようなことがよく起こる。
ヒートアップしなければ俺のことで女の子が牽制しあっている状況というのは自尊心を満たしてくれるもの。
二人とも可愛らしいものだ。
(それにしても今回の内容は……)
一区切りがつくまで放っておこうかとも考えたが、櫛田の出した話題がちょうどよかったため俺は乗っかることにした。
「デート……か。行くかデート」
「ほんと!?」
「いいの? ああ、なるほど……前にやってたという、私をデートに誘うための予行演習的な名分で?」
「それでいいから、デートに……」
「いや、普通にデートするとしよう。確かに桔梗は頑張ってくれたからな特別試験。ご褒美デートぐらいはな」
「やった!」
「……いいの? 今までのイメージ操作的に問題があると思うんだけど」
「あー、それなー」
俺の言葉にちょっとムッとした様子で神室が尋ねてきた。
確かに彼女の言う通りではあった。
一学期中、俺は他所のクラスの神室へアタックしている男――という設定で振舞っていた。
その理由はぶっちゃけヘイトの緩和だ。
ヤリチンのデメリット効果で悪印象を持たれやすいため、その軽減としてそういう設定で動いていただけ。
あとは神室と接触しているところを見られても誤魔化せるように……という理由もあったのだが。
「あれはそろそろやめようかと思ってな」
「……そう」
「私を堕としてDクラスを手に入れたから? 私が誘導すれば女子のヘイトはどうにかなるからねー。軽井沢の協力もあれば完璧。それに特別試験でも活躍してたから女子の全体の評価も高くなってるからねー」
俺の考えをすぐに察したのか櫛田はニコニコと笑いながらそう言った。
大体、彼女の言った通りだ。
Dクラスの女子生徒の評価をある程度確保し、ついでに何人も女を堕としたことでヤリチンとしての格が上がった今の俺ならデメリットは踏み倒せると考えている。
「要するにヤリチンチャラ男らしく、堂々と色んな女の子に粉をかけようってこと?」
「そういうこと。そこまであからさまにはしないけど、一途な九頭くんからは卒業ってね。表の行動の自由が制限される方が面倒だ」
「なるほどねー、だからデートできるってことか」
「さすがにヤリまくってるのは表には出さないにしても、いろんな女の子に手を出すプレイボーイ的な?」
「女子のヘイトは何とかなるにしても、男子からは死ぬほど嫌われそうね」
「男子からの評価なんてどうでもいい。というわけでデートするか、ご褒美に。いい感じに話を流しておけよ?」
「おっけー」
俺の言葉に嬉しそうに櫛田は笑った。
とても機嫌がよさそうだ。
彼女は思ったよりも乙女チックなところがある。
結構、デートというものに憧れがあるらしくとても楽しそうだ。
反対にちょっと不機嫌そうな顔をしているのが神室だ。
だが、彼女はため息を軽く吐くとジトっとした目をこちらに向けてきた。
そして、ちょっと恥ずかしそうに視線をそらしながら、俺の服の袖をくいっとつまむと囁いてきた。
「私も……デート。これまでも協力してきたんだし、それぐらい権利あるでしょ?」
可愛らしいおねだりに、俺は笑みを噛み殺しながら答えた。
「もちろん、お姫様」
「ん」
「さて、じゃあ……なんだ。――ヤルか」
その言葉に二人は顔を赤らめつつ、頷いたのだった。
――
ソファに座ったままの俺の足元に跪き、いきり立ったペニスを見上げている。
「うっ、あ……もうガチガチじゃない♡」
「彼女にもう何度も出してるでしょうに、まだこんなにっ……♡ ほんと、性欲お化けね♡」
「ほっとけっての」
「すんすんっ……はあッ♡ 匂いやば……っ♡ こんな匂いクセにさせて……責任取ってほしいわ」
「ン、あああぁっ♡ ほんとよ♡ こんなチンポ匂いだけで……んぅ♡」
二人は俺の股間部に鼻腔を寄せて、表情をうっとりと蕩かせている。
神室と櫛田という美少女相手にそんな表情をさせているという事実だけで、雄としての支配欲、達成感のようなものが満たされていくのを感じる。
「あ、ああぁ……もうっ、もうダメ。我慢できない……♡ ん、ちゅっ♡ れろっ♡ はむっ♡」
「あっ、ズルい♡ 私も……♡ ん、んふううぅっ♡ はむっ、んううぅっ、ちゅっ……♡」
神室が俺のペニスの竿の部分にむしゃぶりついた。
そのまま形をなぞるようにスライドさせながら、何度も甘ったるいリップ音を奏でキスを繰り返す。
櫛田はペニスの付け根に舌を伸ばして舐めあげていく。
唇と舌を使って手慣れた様子でペニスへの愛撫を繰り返す。
経験の差でさすがに神室の方がまだ上手いが、櫛田のテクニックもなかなかのものだ。
侮れない速度で性技を身に着けている、と感じる。
「ん、はぁぁんっ♡ ちゅ、ちゅむっ♡ ちゅぶっ……♡ んっ、はぁぁ……♡ 熱っ…… 舌、火傷しちゃいそうじゃない♡」
「ん、ちゅ、ちゅぶっ……♡ れろれろっ♡ はぁぁ、ッ……♡ どう? 気持ちいい?♡ んっ、よかった。れろっ、ちゅっ♡」
目にハートマークが浮かんでいるんじゃないか、と思えるほどに劣情をむき出しにしながら愛情たっぷりのダブル奉仕。
左右から挟むように俺のペニスを愛撫する様子に、満足げな笑みを俺は思わず浮かべた。
やはり、複数人でのプレイはいい。
単純に一対一では得られない快楽、プレイを楽しめるというのもあるがいい刺激になるのが俺が好きなところだった。
性感の話ではなく、人の話だ。
神室と櫛田は互いにもとから意識し合っているのもあって、初めて複数人プレイをしてからちょっと変わった。
これまでも十分に積極的だったのだが、以降はそれ以上に積極的になったというか。
「ちゅっ、ちゅぶうううぅッ♡ ずぶずぶっ♡ じゅるっ♡ ずぼずぼっ、じゅるるっ♡ ちゅぶずずずッ♡」
櫛田は俺のペニスを咥えると、その小さな口にずるずる飲み込んでいった。
唾液をたっぷり出して 滑りを良くしながら、口腔内全体を使って締め付けたまま上下させる。
「あはっ、すごいぃ……♡ こんなにずっしり……っ♡ どれだけ、作ってるのよ♡」
「真澄たち相手ならいくらでも」
「ばか♡」
一方で神室は俺の股下に潜り込みながら陰嚢へ愛撫を行った。
キスの雨を降り注がせたかと思うと、唇に含んでは舌先で労わるように弄ぶ。
神室と櫛田という美少女のコンビネーション技だ。
あっという間に俺は追い詰められていく。
「ちゅ、ちゅぶぶっ♡ ちゅぶっ、れるるぅっ♡ れろれろぉ♡ ん、びくびくしえきた♡ イキそう?♡ じゃあ、いつもので」
「本当にこれ好きよね♡」
「嫌いな男はいないって断言できるね」
反応から射精の時が近いことを悟った二人は体勢を変え、胸を押し付けあうようにして俺のペニスを挟んだ。
所謂、ダブルパイズリというやつだ。
神室と櫛田の大きな胸に挟まれ、俺のペニスはさらに逞しく滾っていくのを感じる。
「んうううぅッ♡ じゅるるるるっ♡ れろれろっ♡ ちゅうっ♡ ほら、出して?♡ お口でも、顔でも、胸でも……好きなところに♡」
「いつもみたいにカッコよく、どびゅどびゅって♡ んじゅぶぶっ♡ ちゅうっ♡ ふぅうううぅッ♡♡」
やはり一対一でヤル時よりも、こうして複数人でプレイするときの方がこの二人は淫らになりやすい。
執着心が強い二人は別の女がいるとライバル心とでもいうのか、張り合おうとしてしまう。
競い合うように淫らになってこちらの俺の関心を引こうとする姿はとても愛らしい。
それに複数人でプレイをするようになってからは一対一でのプレイにも変化が出来てきた。
櫛田はより熱心に俺を気持ち良くするための性技の習得しようとプレイに熱が入るようになったし、神室は甘えることが多くなった。
複数人でやるとき、櫛田は他の女に取られないように甘えてくることが多いのだが、神室は人の目が気になるのかそこまでではない。
その分を解消するかのように一対一でやる時には素直に甘えてくることが多くなった。
まあ、要するにプレイの幅が広がったということだ。
それだけでも複数人でのプレイをやるようになって良かった、と俺は素直に思う。
そうこうしているうちに限界が近づいてきた。
学校でも有数の美少女二人のダブルパイズリフェラ、これに耐えられる男はいないだろう。
どびゅううううぅっ!♡ どびゅるるるるるっ!♡♡ どびゅっ!♡♡
爆発したかのように勢いよく吐き出された精液。
今日、既に何度目かもわからない射精だったが、その勢いに衰えは見られなかった。
「んっ、ごくっ♡ ふっ、んううぅうッ……♡」
「本当に多い……全く、飲みきれないっての……♡ んくっ、ちゅっ♡」
二人の胸に挟まれた状態で放たれた射精はまるで噴水のように彼女たちの顔を、胸を汚していった。
「はぁ、ああぁ……♡ くっさ……春日のザーメン♡」
「うん、くらくらくる……♡ はあ、私たちってヤバくなってる♡」
本来なら相当な異臭であるはずの精液の匂いに、二人はとろんとした表情になりながら舌で精液をからめとっていく
「はぷっ、んっ♡ ぴちゃ……れろっ……♡」
性液まみれになっていたペニスの表面を舐めとるとこちらへと二人は視線へ向けてきた。
「はぁ……ッ♡ ね、ねえ……もういいでしょ♡ 早くしよ?♡」
「私にも桔梗にも……ね?♡ ズポズポして♡」
二人はそれぞれ、存分に濡れた自らのまんこをこちらへと見せつけた。
一対一でやる時にはそれこそ前後不覚になるまでイカせた後じゃなければ、恥ずかしくてしない行為でもこうやって一緒にやる時は率先しておこなう。
とても愛らしく、そして淫らな光景に出したばかりだというのに俺のペニスはいきり立った。
「あっは、すごぉ♡」
「……ごくっ♡」
食い入るように俺のペニスを見つめる二人の様子。
完全にスイッチが入ったようで興奮に荒い息をついている。
「あはっ♡ はやく、はやく来て……ッ♡ カッコいい、おチンポぉっ♡」
「私も……我慢できない♡」
どうやって二人を相手にしようかと少し頭を悩ませ、俺は視線で二人に促した。
すると言葉にせずと伝わったのか、神室たちは揃ってソファーへと寝転んだ。
櫛田が仰向けになったうえから、神室がうつ伏せで覆い被さる形だ。
重なり合う下半身がこちらに向けられている光景は絶景という言葉にふさわしい。
経験のない童貞ならば、この光景を見るだけで射精してしまいそうなほどに淫靡な光景だった。
「絶景、絶景……なんてね」
にゅるん♡
そんな音を立てながら、二人の下半身の隙間に俺はペニスを滑り込ませた。
そして、緩やかに腰を動かし始める。
「あっ、あぁッ♡ はぁッ、あんっ♡ はっ、ぁあッ……♡」
「やっ、んっ♡ これ、擦れて……♡ あぁ!♡」
俺の手によって開発されたクリトリスをペニスで押しつぶすように刺激していく、その快感に身悶える神室と櫛田の様子を眺める。
自らのペニスの動きで二人の美少女を身悶えさせる光景は雄にとって至福の光景だ、しばし楽しんだ後で俺は片方の膣口にペニスの先端を押し当てた。
「じゃぁまずは桔梗のマンコから味わうとしようかなッ」
「んひ――ぁおおおッ!♡ ぉちんぽッ……キたぁ♡」
クラスの連中が聞いたこともない、裏返った喉がだらしのない嬌声があがった。
待ちに待ったという感情の籠った喜悦の声。
あるいは神室よりも先に挿入されたという、ちょっとばかしの愉悦感もスパイスにしているのかもしれない。
ともかく、歓喜の籠もった声をあげる櫛田の膣内へと、俺のペニスは押し込まれていく。
まだろくに弄ってはないはずなのに、とろとろに濡れていた穴。
そこに押し込んでいくときゅうっと甘えるように絡みついてくる。
「なかなか……」
本格的な経験は無人島試験だというのに、ぬるぬるとペニスに絡みつき愛撫するように締め上げてくる彼女のまんこは、文句のつけようもないスケベ穴に育っていた。
。
ぱんぱんっ♡ じゅちゅっ♡ じゅぶっ♡ じゅっ、ぱんぱんっ!♡
「あぉ、んッ!♡ ぉおッ、あッ!♡ んっひッ♡ どう?♡ わたしのなか……♡ ぉおッ、んはッ♡ ちゃんとできてる♡」
「ああ、気持ちいいぞ桔梗。よくできてる……っ」
勢いに任せず。俺は櫛田の反応を伺いながら巧みにストロークを行う。
動きに強弱を織り交ぜ、角度を変える。
経験豊富なヤリチンだからこその巧みな性技。
腰の動かし方一つでもテクニックはいくらでもあった。
それを駆使して、存分に彼女を楽しませる。
たんたんっ♡ じゅぶっ♡ にちゅっ♡ ぐりゅっ♡
「あっはッ♡ すごぃッ♡ すっごいのッ♡ これ……んっ、あッ!♡ ああっ♡」
「桔梗……すごい乱れて……」
「ああ、キュウキュウッと締め付けまくってきて、エロいまんこに育ったもんだ。さて、じゃあ……こっちはどうかなっ」
どちゅうううっ!♡♡♡
「あっ、ぐぅっ♡ んはぁあああッ!!♡♡」
自身の下で乱れる櫛田を、うっとりとした様子で眺めていた神室。
そんな彼女の膣口に俺は櫛田の膣から引き抜いたペニスをその膣穴に挿入した。
櫛田の乱れ具合に意識を取られていた彼女は、不意の挿入にたまらずに声をあげた。
「あぁ~、いいな。やっぱり、真澄のマンコは……。一番ヤってきただけあって、ベストフィットする感じ。フワっと密着してきて、ぬるぬるって絶妙な感触で絡みついてくる」
ぱんぱんっ♡ ばちゅっ♡ じゅぶんっ♡ じゅちゅっじゅちゅっ!♡
「あんッ!♡ はぁッ♡ これッ、待って……♡ 春日のおチンポ……っ!♡♡ んああああッ!♡♡」
紫色の美しい髪を振り乱し、彼女は身悶える。
俺にとってベストフィットということは、彼女にとってもベストフィットということだ。
完全に俺専用と言っていいほど、作り変えられている彼女の膣内は互いに最高の快楽を与えてくれる。
「ほら、次だ。休む暇なんてあると思うなよ?」
「あぁッ、はぁんッ!♡ チンポきたッ♡♡」
「次」
「あぁん♡ こんな交互になんて……ッ、はぁ♡ んっ、ああぁぁッ!♡♡」
重なり合った二人の美少女の膣穴を自由に貪る。
これ以上の贅沢があるだろうか。
神室のトロトロに絡みつく感触に飽きたら、櫛田の方に突き込むきゅうきゅうと甘えるように締め上げてくる感触を楽しむ。
それを堪能したら今度はまた神室の膣穴に。
自らのペニスを駆使して、誰がその膣穴の主かを教え込むように突き込んでいく。
「あっはぁぁッ♡ すっごい、気持ちいいッ♡ こっちは二人なのに……あぁんッ♡♡ あッ♡」
「まるで相手にならな……んっひぃッ♡ あッ、あぁんッ!♡♡ かすがぁ♡」
ぱんぱんっ♡ じゅちゅっ♡ じゅぶっ♡ ぱんっ♡ ずちゅうっ♡
ストロークの速度を上げていく。
神室にねじ入れては引き抜き、櫛田にねじ入れては引き抜き。
繰り返されるピストンに二人が昂っていくのが手に取るように分かる。
神室たちの絶頂のタイミングを合わせるように、俺は腰を動かして調整を行う。
もちろん、自分自身の昂りも考慮に入れて。
「そぉら、まずはこっちだ!」
「んっ、ふ!!♡ あっ……あぁあああっ!!!♡♡」
どびゅるるっ♡♡ どびゅっ♡ どびゅるっ♡
まず最初に神室の子宮口へ、俺はその先端を押し付けた。
それと同時に精液を吐き出した。
煮えたぎった白濁液を遠慮なく、彼女の最奥に注ぎ込む。亀頭が叩きつけられる。ポルチオ性感に意識が白熱した一瞬を狙って、濁液が注ぎ込んでいく。
そして――
「こっちも、とぉ!」
「ふあぁあああっ!!♡♡ あっつ、イ……♡♡ お゛っ、おおおっ!!♡♡」
脈動したままのペニスを引き抜くと、素早く櫛田の膣穴へと突っ込んだ。
最奥まで一気に貫き、そして――射精。
遠慮なく、神室に出した分の残り全てを櫛田の中に流し込んだ。
「あっ、はぁ♡ あぁッ、イッ、くぅうううううッ!♡♡」
「んあぁあああっ♡ イっ、くイくイくぅううううっ!♡♡」
二人仲良く、絶頂へと至った。
体勢を保てなかった結果、重なり合った二人の肢体。
重なり合った二人の嬌声が部屋の中に響き渡った。
「……ふぅ、出した、出した」
深い絶頂に至り、ぐったりと身体を重ね合わせる神室と櫛田。
そして、放置プレイでじっくりと機会に責めさせていた小野寺に順番に視線を向けながら、語りかけた。
「とはいえ、まだまだ。これで終わると思うなよ?」
夏休みという学生にとって貴重な時間、その時間をヤリチンらしく淫らに過ごすべく、俺はぐったりとした彼女たちの肢体に襲い掛かった。
最終的には小野寺も交え、4Pという形である夏休みの一日の前半を過ごすのだった。