ようこそクズカスのヤリチン至上主義の教室へ 作:ホメロス
「ありえねーだろ? とにかく、最悪なやつなんだって!」
性に爛れた夏休みを終え、二学期が始まった。
始まったのだが、早々にクラスで変化が発生した。
何が原因かと言えば俺が原因だ。
というよりも俺の素行の問題と言うべきか。
あれだ。
櫛田たちに宣言していたように、そろそろオープンチャラ男になった方が動きやすいということで俺が夏休み中、いい感じで女の子と遊びまくっていたことが噂に流れたのだ。
今まではチャラ男っぽい雰囲気だけど、他クラスの神室一筋みたいな雰囲気を出しておいて、本性が出てきた……みたいな。
俺が色んな女の子に手を出している――というこの噂、というか単なる事実。
このことを知って喜んだのが池や山内たちの男子生徒たちだった。
無人島試験では女の子に囲まれた俺の姿を、随分と悔しい思いで眺めていたモテない系男子の彼らはこの噂を聞き、「それ見たことか」と騒ぎ立てた。
単に夏休み中、色んな女の子とデートをしていたという話だったのに、話の内容を拡大して「ヤリチンで女を何人も抱きまくってる」だとか、「女を自分好みに調教するヤバいやつ」とか、「変態プレイもやる」とか、とにかく俺の悪評を立てて女子の評価を下げようと彼らは頑張った。
池と山内にしては鋭いな。
ただの事実だぜ。
本人たちからすると話を盛っただけのつもりなんだろうけど。
まあ、ともかく、そんな感じで彼らは騒ぎ立てた。
「ヤリチン」のデメリットとして、こういった行動はわりとクリティカルに効いてしまう。
そんな噂が出回った時点でクラス内での俺の評価が下がるには避けられず、行動に制限がかかってしまうわけだが……それはあくまで何の対策もなかった場合の話。
すまんな、それ意味ないんだわ。
「そんなこと言っちゃダメだよ。山内君、春日くんは確かにちょっと軽薄なところはあるけど、悪い人じゃないんだよ?」
「ちょっと軽薄は酷くないか?」
「春日くん!?」
櫛田の名前呼びに山内が大きな声を上げた。
基本的にクラスの男子とは仲良くしていても一定の距離感を持っていた彼女、そんな彼女が夏休み明けにはクラスのチャラい雰囲気の男のことを名前で呼ぶようになった、しかもどこか親しげで、デートをしていた女の一人という噂もある。
何となくだがその事実にクラスの男子の脳が破壊されたような気がした。
いや、ただの勘だけど。
クラスのアイドルとして人気も高い櫛田桔梗だからこそ、その破壊力は高そうだ。
なんて俺は他人事のようにその様子を見ていた。
「櫛田ちゃん、その……。で、でも、そいつは」
「他の女子とも」
「女子と一緒に遊んだからってそれだけでチャラいとかヤリチンとか、そんなことを言う方がキモくないー?」
「軽井沢……お前も平田がいるのに」
「別に同じクラスだから遊んだっていいじゃん。平田君も自分以外の男とは会うなーなんて束縛強い系の彼氏じゃないしね。それに財布役としてはちょうどいいしー?」
「ひっでーな。まっ、女の子に支払わせるのは男が廃るからなー。いい男としては当然っていうか?」
「平田君と比べるとねー。もうちょっと貢いだら考えてあげてもいいわ」
「おっ、脈有りか? よっしゃ、じゃあ放課後カラオケとか寄ってく? もちろん、俺の奢りで」
「えー、どうしようかなー」
なんて軽いノリで話す俺と軽井沢。
その姿に男子たちに動揺が走った。
そりゃ、そうなるだろう。
夏休み前まで俺は軽井沢とはそれなりに距離を置いた関係だったのにいきなりこれだ、明らかに親しくなっている様子。
そして、何よりクラスの女子に対して強い影響力を持っている櫛田と軽井沢が俺の行状、チャラく色んな女の子と遊んでいる事実を問題視していないのは大きな意味を持っている。
端的に言えば二人が問題視しない以上、そこら辺で俺を突っつける存在が居ないのだ。
そもそも、色んな女の子にちょっかいをかけること自体は何の問題でも無い。
倫理的とか、不誠実というか、眉をひそめる行動ではあったとしても違法行為というわけじゃない。
もちろん、ちょっかいをかけられている女の子が迷惑をしているとか、そう言った事実があれば話は別だが。
そんな事実もない以上、俺が夏休み期間中に色んな女の子とデートをしていて何が問題なんだという話。
(……女子全体の反応は予想していたとおり、悪くない。堀北とかの男女の関係に潔癖さを求めるタイプは多少眉をひそめているが、やっぱり無人島試験で好感度を稼いでたのが大きかったな)
マイナス方面の評価が大きくなりやすい「ヤリチン」のデメリット、それを考慮すれば十分に許容範囲内の影響で収まっている。
好感度を稼いでいたことと櫛田、軽井沢が俺の味方というのが大きすぎるのだ。
二人が俺の評価が低下しないように、女子内の評判をコントロールした結果、「ちょっと女好きの困ったやつ」ぐらいの評価で収まっているわけだ。
二人の協力がなければ無理だっただろう。
櫛田は必要になれば女子内の評判をコントロールして、いくらでも状況に応じて悪評を広めただろうし、軽井沢に至ってはチャラ男的な行動しているとガンガン噂を流して制限してきただろうし。
「いや、でも……」
「もうクラスメイトの悪口を言っちゃダメだよ? せっかく、Cクラスになれたんだし新学期は楽しく過ごしたいな」
「うっ」
そんなこんなで池や山内を含む男子たちは櫛田たちにやり込められていた。
二人が俺への批判に乗ってこない以上、彼らに取れる手段は特にない。
無駄に騒いだところでモテない男の嫉妬として処理されるだけだ。
そのことがわかったのだろう、不承不承男子たちは矛を収めるのだった。
まあ、山内と池たちは収まりがつかなくてグチグチと悪口を俺に聞こえるように言い続けていたのだが……あいつらは別にどうでもいい。
予定通り、クラス内の男子からのヘイトを買いまくりながらも俺は女誑しのチャラ男ムーヴを解禁しつつも、女子たちには受け入れられ新学期を迎えることができたというわけだ。
(一つの山場はこれで超えたな。一人でも多く女を堕とす必要があるのに、複数人の相手に手を出すと通常プレイでも名声が悪くなる。印象が悪くなり安いというデメリットを持つ「ヤリチン」ならば尚更……)
だからこそ、こっそりと進めていくしかないのだがこっそり慎重に進めると今度は数をこなせなくなるという。
なかなかに立ち回りが大変なのが「ヤリチン」ルートなのだ。
(まあ、ともかくこれで少し動きやすくなった。順調なペースで堕とせてはいる。このままの順調に……)
「っ、出るぞ……」
「んっ、えぁ……っ♡ だして……♡」
昂ぶりのまま、俺は精を吐き出した。
目の前で跪いている彼女――櫛田の口腔内へと一気に流し込まれていく 。
どくんっ♡ どくん♡
「ん、んぐぅ……っ!♡ じゅぷ……ごくんっ……♡」
いつもながらバカみたい大量の精液。
それを一口も零すまいと、彼女は必死に喉を鳴らして飲み込んでいく。
「はぁ、はぁ……っ♡ ……ふふ、ごちそうさま♡ 今日のすっごく……濃い♡」
「クラスのアイドルが精液の濃さなんてものがわかるなんて知ったら、男子たちはどう思うかな?」
「誰が教え込んだのよ、このクズ」
「それはそうだ」
精液で汚れた唇を指でなぞりながら、色の滲んだ笑みを向けてきた彼女に対して俺はそう答えた。
「まったく、喉の奥までしっかり染み込んじゃったわ……。でも、これだけじゃ、少し物足りないわよね……?」
「俺は抜いて貰ったから別にいいんだけど?」
「嘘つきなさいよ。一度抜いたぐらいで収まる男だったら、あれだけ苦労しないっての。それにそっちは良くても……」
櫛田はそう言いながら、自らその豊かな胸を強調するように生徒用のジャージをはだけさせ、上目遣いで俺を誘ってきた。
「こっちは……ね?♡」
「わかってるって、冗談だ」
その程度のこと、どちらもわかった上でのじゃれ合いのようなものだ。
俺は跳び箱の陰に置かれた、埃を被った体操用マットの上に彼女を押し倒した。
カビ臭さと古いゴムの匂いが、かえって彼女の甘い女の香りを際立たせる。
「とはいえ、あんまりゆっくりもやってられないな。抜け出してきたわけだし……多少はかや乃たちが何とかしてくれるとは思うけど」
「この体育用具倉庫までは来ないでしょ。必要なものは出したあとだし……だから、ほーら♡ この……もう熱くてカチカチになったモノを……ね♡」
「随分とエッチになって」
「嫌い?」
「いいや、好きだぜ。桔梗」
二学期になって起こるイベントといえば何か。
それはやはり体育祭だろう。
いわゆる、固定イベントなのでよほどのことがない限り、このイベントは発生する。
詳しい内容は省くが初めての三学年合同のイベントであることぐらいが特徴で、CP的にはうまみも少ない原作イベント。
その体育祭なのだが俺がちょっとした失敗をしたお陰で、原作との乖離が発生している。
本来、このイベントは紅組と白組に四クラスが分かれて対戦する仕様で、原作だとDとA、BとCのクラスがそれぞれセットになるはずだったのだが……。
「まあ、あの一之瀬だからな。お人好しが発生して探しに来るかも知れない。そこら辺は気をつけないと」
「ほんと、いい子ちゃんよね。まったく……ムカつく」
新学期に入る前にDクラスとBクラスがそれぞれ、CクラスとAクラスになった弊害の影響のせいか、組み合わせ事態に変化が発生した。
その結果、CクラスとAクラスの組み合わせとBクラスとDクラスの組み合わせになってしまったというわけだ。
CクラスとAクラスの仲は船上試験のこともあってそれほど悪くない。
そのため、とりあえず体育祭に向けて一緒に身体を鍛えようという話になって、こうして休日の時間を使って合同でグラウンドなどの利用を申請して運動をしているというわけだ。
まあ、途中でジャージ姿で運動する女子の姿を着てムラッときたため、こうして櫛田と共にふけているんだが……。
「はー、本当にやになるわー。あの子……」
「一之瀬はどこかの誰かと違って、真の光属性だからな」
「誰が、闇属性よ」
「なーに、ちょっとぐらい毒がある方が楽しめるってもんさ。綺麗な花より、ちょっと棘のある薔薇の方が危険な香りがしていいだろう?」
「ばーか。ほら、さっさと……しよ?」
俺の言葉に気を良くしたのか、ズボンとショーツを脱ぎ捨てた。
露わになった彼女の秘所は待ち侘びるように、淫らなにひくついている。
制服のポケットから、薄い銀色の袋を取り出した。
いつも生上等でやっているが、今はちょっと抜けているだけでこの後まだまだクラスのみんなと一緒に過ごす必要があるのだから、中出しはちょっとリスクが高い。
中出しした精液を抱えながら、いつものように振る舞ってクラスメイトやAクラスのみんなと話す櫛田を見たくないかといわれると嘘になるが、ゴム有りセックスはゴム有りセックスでそれはそれで趣があっていい。
「ねー、ほら……はやく♡ 春日のチンポで私の中……お腹の奥でぐちゃぐちゃにして……?♡」
装着する俺の様子を眺めながら、ニヤニヤと櫛田は煽ってきた。
相変わらず人の機微に聡いと言うべきか、男心がわかっているというべきか。
足を開きながら、甘い声色で。
獣欲を滾らせる隠しきれない情欲に濁った瞳でこちらを誘いながら。
「早く、早く入れて……っ?♡ 春日のそのチンポで、私をいっぱいにして……っ?♡」
櫛田の誘いに乗っかる形で俺はたまらずに肉棒を突っ込んだ。
ずぶぶぶぅっ!!♡
「ひ、あっ……!♡♡ あ、ああっ!!♡♡ ほんと……おおき、っ……あんっ♡」
ゴム越しに感じる彼女の膣の感触、少し物足りない気がするがこれはこれで偶には有りだ。
感触を楽しみながら俺は緩やかに腰を動かし始めた。
普段、クラスをまとめている愛らしい声が嬌声となって響いた。
「すごい……っ!♡ これ、欲しかったの……♡ 奥……おくぅっ♡ んっ、あっ♡ あんっ♡ ひぃ、あっ!♡」
一突きごとに、マットがギュッ、ギュッと卑猥な音を立てる。
鉄扉の向こう、誰かが通るかもしれないという極限のスリルが、俺達の興奮をほどよく刺激する。
「あ、あぁっ!♡ か、春日……っ♡ あっ、ああっ♡ すごい……よぉっ!♡♡ こんな……ダメ……っ!♡ んっ、あああっ♡ は、あぁあああっ!!♡」
普段、クラスで振りまいているクラスのアイドルとしての仮面など完全に剥がれ落ち、淫らな雌の顔を晒す彼女の様子。
俺だけが見ることが出来る特権の光景を味わいながら、腰を巧みに動かして彼女を蕩けさせていく。
「……桔梗、最高だぜ。お前のここ、きゅうきゅうと締めてきて……」
「ん、んんぅぅっ!!♡ はっ、ああっ♡ 当然……でしょっ♡ ここはアンタの……アンタだけの専用なんだから……あんっ♡」
「可愛いことを言う」
「もっと……もっと強く……っ!♡ ね?♡ 私のなか、春日の形に……ぁ、あぁぁぁあああああっ!!♡♡」
俺は彼女の細い腰をガッチリと固定し、容赦のないピストンを叩き込んだ。
「あ、あぁぁっ!♡ あっ♡ ああっ♡ あんっ♡ ……春日ぁ!♡」
体育館の隅、重い鉄扉に閉ざされた密室で桔梗の絶叫が木霊する。
古い体操マットの上で、彼女の白く肉感的な肢体が俺の猛りを受け入れる度に激しく跳ねる。
「……はぁ、はぁっ!♡♡ すごいの……っ、ゴム越しなのに……♡ お腹の壁を火傷しちゃいそう……っ!♡♡」
彼女は俺の首に腕を回し、耳元で熱い吐息を漏らす。
「……ねぇ、春日……♡ 私、もう……我慢できないよ……っ♡」
不意に、桔梗の声のトーンが変わった。
耳から脳を溶かしてしまいそうなほど、ドロドロで情欲に満ちた甘えた雌の声。
「……出して♡ アンタの……熱いの……っ♡ ゴム越しでも熱いの感じさせて♡ 私のここを、春日のざーめんでパンパンに……してぇ……っ♡」
彼女は自ら腰を激しく振り、俺の芯を最奥へと誘い込む。
結合部からは、彼女から溢れ出した蜜とゴムが擦れ合う「ぐちゅぐちゅ」という、耳を塞ぎたくなるほど濃厚な肉の音が響き渡った。
「……春日の……ドロドロの精液……私のなかに……♡ あんた専用の場所にびゅーびゅーって気持ちよくコキ捨てて♡」
卑猥なおねだりに俺のボルテージも最高潮になった。
ぱんぱんっ♡ ずちゅっ♡ じゅぶっ♡ ずちゅっ♡
「……っ、桔梗……! イクぞ……!!」
「あ、あぁぁっ!!♡ いいっ!!♡ 出してぇぇ!!♡ 全部、私のなかに……っ!!!」
俺は彼女の細い腰をガッチリと固定し、最後の一突きを彼女の最深部へと叩き込んだ。
どびゅるるるっ!♡ どぶっ♡ どびゅびゅっ♡
「あ……あぁ……っ、すご、い……っ!♡ 熱いのが……中で膨らんで……あっ、はぁあああっ!♡♡」
彼女は激しく身体を震わせながら、自分の中に溜まっていく「熱」の感触に耽溺する。
俺もまた、気持ちよく射精する快感に酔って腰を止め、密室に荒い息づかいだけが響いた。
「……はぁ、はぁ、はぁ……っ♡ ……ふふ、見て♡ こうしてみると本当に凄い量……♡」
桔梗は力なく横たわったまま、俺のモノを優しく抜き去った。
そして、俺の解放をたっぷりと蓄え、重そうに垂れ下がる白濁したゴムを取り外す。
コンドームのなかに溜った精液を彼女は愛おしそうに眺め、そしておもむろにその中身を口の中に流し込んだ。
「んっ♡ ふぅっ♡ んっ♡ んぐっ♡ ぷはっ♡」
俺に見せびらかすようにどろりとした白濁液を嚥下していき、最後に悪戯っぽく笑みを浮かべた。
「証拠隠滅……なんてね♪」
そう言ってから口を濯ぐために用意していたミネラルウォータを飲み、それと隠し持っていたブレスケア用のミントを口に含んだ。
そして、身なりを整えていき、いつもの「みんなの櫛田桔梗」へと戻っていく。
これ以上は流石に時間に余裕がないため、戻るための準備。
こうやってテキパキと切り替えが出来るのは素直に凄いな、と俺は感心しながら眺める。
「それでどうするの?」
「何が?」
「狙うんでしょ?」
「さすがに桔梗にはお見通しか」
「他クラスに手を出すにはいい機会だもん。クズの考えそうなことはわかるわ」
「酷い言われようだな。まあ、事実なんだけど」
櫛田の言葉には俺は思わず苦笑した。
「それでどうするのかって話よ。どう協力した方がいい?」
「今のところはいいかな。桔梗には思う存分、Cクラス代表としてAクラスの好感度を稼いで貰ってくれれば」
「はいはい。っていうか誰を狙うつもりなのよ?」
その質問に俺は一拍を置いて答えた。
「次に狙うのは一之瀬……一之瀬帆波だ」
アンケート結果を考慮して一之瀬帆波をターゲットに
色々と可能性が多い一之瀬の展開がいくつか浮かんで決められないのでアンケート