ようこそクズカスのヤリチン至上主義の教室へ 作:ホメロス
一之瀬帆波。
よう実の原作ヒロインで屈指の人気を誇るキャラだ。
原作での扱いがいいかは置いておくとして、読者人気の高い容姿、性格、能力、全て良しの女の子。
たぶん、高育になんてこなければ幸せな学生生活を送れていただろうキャラ、ナンバーワンの存在だ。
因みにナンバーツーは葛城だ。
この二人、才能も人柄もいいのにとにかく高育という環境に向いていない可哀想な存在だ。
まあ、そこら辺はともかくとして。
とにかく、俺は元Bクラスに対する第一手としてそんな一之瀬の攻略を決めた。
理由はある。
別に容姿も良く、滅茶苦茶エロい体つきをしていてヤリたいから――というだけではない。
単純に彼女の能力が高すぎるのだ。
一之瀬帆波はなんだかんだ言ってAIレベルが最高なので、彼女の目を盗んでクラスの女子に手を出す……というのはなかなか面倒なのだ。
やれないことはないが、気付かれる可能性もある。
俺が櫛田の掌握を急いだのと同じ理由だ。
AIレベルの高いキャラは僅かなミスからこちらの動きを察してくる怖さがある。
櫛田の場合、同じクラスなのである程度監視が出来て、柔軟に動くことは出来るが他クラスである元Bクラスはそれが出来ない。
要するに一之瀬対策をしない状態で元Bクラスの女子に手を出すのはリスクがあると言うことだ。
目を掻い潜ってやれないこともないが、それにかかる労力を考慮すると先にまず一之瀬を堕とした方がいいという結論になる。
特に一之瀬には攻略法……というか弱点がある。
これも櫛田と似ているが弱みとなる過去が彼女には存在するのだ。
それが原作でもあった万引きの過去。
一之瀬というキャラである限り、必ず持っているウィークポイントだ。
これを利用すれば攻略するのは難しくない。
シンプルに「過去を知っている、バラされたくなければ――」みたいな感じで脅してヤッてしまうというのも手だ。
単純な手だが普通に通ってしまう。
傍目から見るとそれほどのやらかしではない気がするが、彼女にとってはそれぐらいの過去の過ち――弱点なのだ。
一度、身体の関係に持ちこめば堕とす自信はある。
あるのだが……。
(それは悪手なんだよな)
プレイヤーなら知っていることだが、一之瀬は一見無茶苦茶通りやすい弱点を抱えているし、根っからの善人なので陰謀も苦手なので簡単にお手軽に攻略できるキャラに見えるが、実のところ扱いにくいキャラなのだ。
というのも一之瀬もまた櫛田の覚醒モードのようなモードチェンジというか、そういった形態がある。
その名もメンヘラモード(公式名ではない)。
原作を知っている人間ならわかるだろうが、超絶善人だった一之瀬が何か反転というか弾けたモードのことだ。
善人的な属性自体は変わらないが、通常モードと違って手段を選ばなくなる。
具体的に言えば脅迫して従順にさせていたはずなのに、こっそりと男子生徒や男性教師を身体で誘惑して骨抜きにして反撃してきたり(六敗)、ハーレムの一員として取り込んでいたら、自分だけのものにするためにピル飲まなくて妊娠したり(四敗)、とにかく行動力がヤバい。
このメンヘラモードの面倒な点は精神的なストレスがあれば低確率だがいつでも反転する可能性があるということだ。
櫛田は素が素なので警戒できるのだが、一之瀬はなんかいきなり反転してくるというのが実に厄介。
大丈夫だろうと油断していたところにこっそりメンヘラモードに移行していて、ひっくり返されたことが何度あったことか……。
さすがは原作ではメイン級のヒロイン、一筋縄ではいかないということ。
そんなこんなで彼女の弱みを使って脅すというやり方はリスクが高く、俺は選ぶつもりはなかった。
これがゲームなら乱数ということで割り切れたかも知れないが現実だとそういうわけにいかない。
では、どうやって一之瀬を攻略するか。
真っ当に彼女を攻略するのは難しい。
出来ないことはないが他クラスであること、今の彼女はリーダーとしての役割を果たすことに集中していること、などから正攻法で切り崩すのは手間が掛かる。
(なら、正攻法じゃない手段を取るしかない)
脅迫は自分で行うにはリスクがある。
ならば……だ。
「なんか一之瀬さん、最近変だよ? 顔色が悪いっていうか」
「だ、大丈夫だよ。ちょっと季節の変わり目だから疲れが出ちゃったのかなー?」
「そう? 無理はしないでね?」
Aクラスとの合同の訓練、その最中に耳に飛び込んできた会話に俺は内心でほくそ笑んだ。
(順調に進んでいるな……)
最近、一之瀬は体調を崩していた。
正確にいえば体調というよりも精神的な不調だ、彼女は隠しているものの雰囲気で伝わってしまう程度には悪化していた。
その理由を俺は知っている。
というか、俺が仕込んだんだけど。
『も、もう……やめてくださいっ! こんな……』
『へえ、いいの? なら、ばら撒いちゃうよ? あの事を……』
『そ、れは……っ』
盗聴器の向こうから聞こえてくるのは一之瀬ととある上級生男子のやり取り。
状況は単純だ。
言葉通り、男は一之瀬の秘密――過去を知っている。
その秘密を利用して、彼女を脅しているというわけだ。
最近の彼女の不調はそのためだった。
(一之瀬は俺が直接脅すのはリスクが高い。成功率は高いがメンヘラモードを考慮すると爆弾を抱えるようなもの)
なら、別の人物に脅迫させればいい。
櫛田にやったときと同じだ。
違いがあるとすれば架空の脅迫者を要したあの時と違い、実際に存在する脅迫者を用意したのが今回だ。
やり方は簡単だ。
一之瀬はあの容姿に性格、ぶっちゃけファンな男子生徒は同級生や上級生にたくさん居る。
その一人に彼女の秘密、脅迫して言うことを聞かせることが出来る弱点を教えてやればいい。
もちろん、選別は頑張った。
性欲が強く、安直な行動に移ってしまいそうな人間。
有償のエローズの助けも借りて、そんな人間を選別した。
エローズの隠し動画サイトの常連で、プライベートポイントを浪費してきた実績のあるCクラスの上級生。
彼に一之瀬の秘密を決して俺のことがバレないように流したら、当然のように予想通りの動きを行った。
多少、疑う心はあっただろうが一之瀬帆波を手に入れるチャンス、という男なら誰しも心が動かされてしまうネタに彼は引っかかった。
そのネタを使い、一之瀬を脅迫し、そしてエッチなことを強要する。
そんな日々が続いていた。
『やっ、やめ……っ!』
『もう、そろそろいいだろ……なあ!』
櫛田の時もそうだったが、高いAIレベルを持った相手を正攻法以外で攻略するなら事前の削りが必要だ。
精神的な意味で追い込み、そこをプレイヤーが埋める。
マッチポンプだって? 事実だから認めるしかないな。
「そろそろか」
従順に従う一之瀬に対し、辛抱が溜らなくなったのだろう盗聴器の先でそんな会話が響いた。
一之瀬を脅迫する役の上級生の男子生徒、彼の動向を監視するのは難しくなかった。
エローズの常連としてプライベートポイントを払うことで、一之瀬に対し卑猥なことをする場所を確保したのだろうが、所詮は個人で貯められる程度の支払い。
堕とした女の動画やらなんやらで稼いでいる俺とは違い、男はあくまで貯めたプライベートポイントでやりくりしている程度。
三倍の値段で男が買い取った場所を買い取った俺にとって、彼の動向は完全に把握できるものだった。
「フェラぐらいなら見逃してやったけど……それ以上はな。まあ、一之瀬の胸を揉んだり楽しんだんだ。もう思い残すことはないよな?」
俺はそんなことを呟きながら、男と一之瀬が居る校舎の空き教室へと向かった。
「さあ、俺に処女を捧げるんだ。君の……一之瀬帆波の最初の男はこの俺――」
「させるわけねーだろ」
今にも彼女の処女を奪いそうな上級生を間一髪のところで、俺は殴り飛ばして妨げたのだった。
「九頭……くん?」
「すまない一之瀬、気付くのが遅れた」
ぼんやりとした表情で俺に視線を向けてくる一之瀬、彼女に対しそんな言葉を投げかけた。
「すまない、一之瀬が変だって気付いてたのに。遅れて……」
「九頭……くん」
どこか夢現な様子の一之瀬を尻目に、俺は殴り倒した上級生を速やかに縛り上げて無力化した。
可哀想だとは思うがコイツの役割はここまで。
それまで一之瀬という特A級の女の子の肢体を好きなように出来たんだ、あとは性犯罪者として裁かれるとしてもむしろプラスだろう。
そんなことを思いつつ、俺は一之瀬のピンチにただ一人気付いた男子学生としてのムーヴを続ける。
「本当に済まない、もっと早く気付いていれば……」
「そんなこと……」
「すぐに先生たちを呼ぶ、一之瀬はここで待って――」
「ま、待って……っ!!」
「一之瀬?」
教師を呼びに行こうとする俺を一之瀬は妨害するように呼び止めた。
目は潤み、息は荒く、顔も分かり易いほど紅潮している。
経験の無い童貞でもわかるぐらいに発情した雌の顔をした一之瀬。
「ち、違うの……私はこんなのじゃないの。変な薬を飲まされて……だからっ」
彼女は酷い有様だった。
抵抗されないように男によるものだろう後ろで腕を縛られ、反撃の余地もない状態にされて床に転がされた。
抵抗によるものだろう、髪や衣服は乱れ、扇情的な有様だ。
そして、何よりも素人でもわかるような発情した様子。
普段の快活な様子はなりを潜めた蕩けた瞳に、粗く色っぽい吐息、ピンク色に染まった肌。
明らかに発情した女の姿がそこにあった。
もちろん、これは明らかに童貞臭い上級生の手管によるもの……というわけじゃない。
一之瀬が言ったとおり、男が飲ませた薬によるものだ。
男の動向を逐一把握していた俺だからこそ知っている。
今の彼女の有様はエローズで購入できる媚薬によるものだ。
創作物で出てくる女を発情させる魔法の薬――それが媚薬。
エローズではそれも取り扱われている。
「ヤリチン」の力もあり、実力で発情させることが出来る俺はあまり購入することはないのだが、今回この上級生は一之瀬をものにするために購入し、使用したようだ。
媚薬のなかでもとりわけ強力な種類。
確か数十万はするはず、どうやってその代金を支払ったのか、貯金していたにしては多すぎる。
もしかしたら、借金でもしたのかもしれない。
それだけの価値が一之瀬にはあるのだと判断したのだろう。
(まあ、それも無駄になったわけだけどな。アンタの分までありがたく楽しませて貰うよ。今まで良い思いをさせてきたんだ、恨むのは筋違いってもんだぜ)
俺はそんなことを気絶した上級生に対して思いながら彼女へ近寄った。
「ちがっ……本当に私は……でも……っ♡」
「一之瀬……」
腕を拘束され、媚薬を飲まされ、無様に官能に身体をくねらせる一之瀬。
正直、この光景を見て我慢できる男がどれだけいるだろうか。
超絶美少女の一之瀬がろくに反撃も出来ない状態で、発情した状態で目の前に転がっているのだ。
男として、雄として、レイプしない方が失礼とも言っていいほど、据え膳の状況。
だが、俺はそんな彼女の魅惑をなんとか抵抗し、極めて紳士的に彼女へと向き合った。
「何か変なものでも飲まされたんだな?」
「そう……なの……私。こんな……はぁ♡」
「苦しそうだ」
「なんとか我慢するから……それまで、人を呼ばないで……九頭くん?」
「どうしてそんなに耐えようとするんだ。一人で……」
「そんなこと……」
「そうだろう? どうせこの男に脅されていたときも自分だけ耐えればいい。そんなことを考えていたんじゃないか?」
「そ、それは……」
「そして、こんなことになった。……一之瀬、お前は一人で頑張りすぎだ。もっと誰かを頼れ」
「……できない、できないよ。私は……汚れているから」
そう言って切々と彼女は脅されていた経緯、つまりは自らの過去の自白を行った。
自分は助けて貰えるような人間じゃない、薄汚い人間なのだと。
「だから……っ」
「一之瀬」
「えっ?」
媚薬の影響だろう、どこかボンヤリとした目つきの彼女を俺は抱きしめた。
「頑張ったな」
「く、九頭くん……?!」
「もう、いいんだ。一之瀬がいいやつだってことはよく知っている。だから、苦しんでいる一之瀬のことは見たくない」
俺はそう言って彼女の背中を撫でる。
一見すると何てことのない行為だったが、強力な媚薬によって発情している彼女にとって、男である俺に抱きしめられ、そして撫でられるという行為は相当に効くのだろう。
「んぅ……♡」
色っぽい吐息を一之瀬は無意識についていた。
媚薬の効果もあるが、男として――性的な意味合いでの魅力に補正がかかる「ヤリチン」の力も効果を発揮しているのだろう、彼女は潤んだ視線を俺へと向けていた。
「一之瀬の状態を見ればどんなものを飲まされたのかわかる。それで苦しんでいることも……。なら、ちょっとだけ楽にさせる手伝いぐらいなら出来る」
「そ、それは……んっ、はぁ♡」
「いいんだ。終わった後でレイプ犯なり何なりで俺を突き出してくれてもいい。俺は一之瀬の苦しむ顔を見たくない。だから」
「九頭く……ん、だめ……そんなの……っ♡」
もちろん、そんなことをされては困るし、させるつもりはないのだが。
要するに一之瀬に誤認をさせればいいのだ。
上級生の脅迫が始まってからの恐怖と心労、そしてつい先ほどの絶体絶命の危機。
それを助けた俺という存在。
彼女は俺のことを無意識に好意的に見ている、あとはその印象を崩さないように紳士的な振る舞いをしつつ、心を解せばいい。
彼女の意を決した罪の告白、それを優しく受け止めたことも影響は大きいはずだ。
さも、治療行為の一環、一之瀬のためを思って……なんて言っているが、状況を端から見れば俺が据え膳を食べようとしているのは誰の目にも明らかだ。
だが、一之瀬の視点の俺は違う。
彼女からすれば、自分のために危険を犯してでも今の苦しみから解放しようとしてくれている……そんな風に見えてしまっている。
あとはそんな緩んだ彼女の心の隙間に付け入れるように、優しく甘い毒を流し込んでしまえばいい。
「私は汚れてて……。あの人にもその……男性器を咥えさせられて、本当に――」
なおも、そんなことを言う彼女の口を俺は無言でキスで黙らせた。
一之瀬の言ったとおり、咥えさせられていたことは知っているが、それは我慢して上書きするように優しいキスを。
「お前は汚れてなんてない。クラスのために頑張っている一之瀬は、いつだって綺麗だ」
「……あっ」
どこか呆然した一之瀬の様子に、俺は彼女がこの状況を受け入れたのを察した。
(さて、と。ここからだな……)
俺は彼女を労わるように、彼女を縛っていた拘束を解き、ゆっくりとデスクの上へ横たえた。
デスクの上で横たわるブレザーの制服姿の一之瀬。
媚薬の影響により、顔を紅潮させ、汗をかきながら、荒い息を吐きながら、弛緩したその艶姿。
是非ともブレザーもブラウスを脱がして、彼女の全てを頂きたい欲求に駆られるが……。
(そういうわけにもいかない、か。あの男もさっさと学園側に引き渡さないと行けないし……)
(あまり時間をかけることは出来ない。無理をするべきところじゃない。後のことを考えた仕込みのわけだし)
一之瀬という上質な雌を今すぐに食らい尽くしたい、そんな獣欲を宥めながら俺は彼女の緊張を解すために頬を指先で撫でた。
「……あ、あつい……九頭くん……♡ からだが、あつくて……っ♡」
「大丈夫、俺に全部預けて」
一之瀬の頬を指先でなぞり、そのまま、ブレザーの上から彼女の豊かな膨らみへと手を添える。
男なら誰もが夢を見る一之瀬帆波の双丘。
布地越しでも、その驚くほどの柔らかさと、はち切れんばかりの重量感が手のひらにずっしりと伝わってくる。
くにゅっ♡
「ひゃんっ……!?♡ ぁ、あぁぁ……っ!!♡」
たったそれだけの接触で、帆波は背中を弓なりに反らし、俺の制服の袖を必死に掴んだ。
媚薬で極限まで引き上げられた感度、そして俺の性技の高さをもってすれば服の上からでも十分すぎるほどの快楽を与えられる。
やろうと思えばこのまま有無を言わせずに快楽を送り込んで、快感の暴力で押し流すことも出来るが――やらない。
俺は彼女の目を見つめながら、その柔らかな肉塊を、壊れ物を慈しむようにゆっくりと揉みしだいた。
くにゅっ♡ むにゅっ♡
「……きもちいいか? ……ここ、すごく熱くなってる」
「ん、んぅ……っ!!♡ 恥ずかしい、よ……九頭、くん……♡ あっ、でも……九頭くんの手……すごく、あったかい……っ♡」
一之瀬が受け取れる快楽の許容量をそれを超えないように、慎重に快感をコントロールする。
どれだけ、気持ちの良い快感でも過ぎたものは暴力と変わらない。
それで躾けるというのも一つの手だが、今回はそうはせずにきちんと彼女が受け取れる範囲内を探りながら、快楽という蜜を少量ずつ馴染ませるように飲ませていく。
最初、緊張で硬くなっていた一之瀬だったが与えられる柔らかな快感に無意識に警戒感が崩れていったのか、彼女は頬を真っ赤に染め、恥じらいに涙を滲ませながらも、愛撫を求めるように自ら胸を突き出してきた。
意識した行動ではない。
だが、蕩けるように甘い与えられる快感に彼女の身体が従順になっていっている証拠だ。
俺の指先が、服の上からぷっくりと硬くなった先端を軽く摘まみ上げると、彼女の喉から、艶やかな甘い喘ぎが漏れた。
「あ、あぁぁっ!!♡ そこ……っ、だめ……っ!♡ イっちゃう……っ!!♡」
「そう、それでいい。怖くないからな? 素直に受け止めるんだ」
彼女は気付いていないだろう。
本来、俺と一之瀬はほとんど交友の無い相手。
体育祭に向けてのクラス合同の訓練、その過程で櫛田の力を借りて少し話すようになったぐらい。
彼女からすれば他クラスの顔見知り程度の関係。
そんな相手とこんなことをしているという異常。
「あっ、あんっ♡ あっ……♡」
安心を与えるように囁き、気持ちよさだけを慎重に送り込む。
傷つき、恐怖やストレスで衰えていた精神を癒やすように。
「九頭く……ん♡」
息を乱しながら俺のこと見つめる一之瀬の瞳。
その瞳が濡れているのは果たして本当に媚薬による発情だけなのか。
(そろそろ決めるか。もうちょっと楽しみたいところだけど……)
俺は愛撫を続けながら、空いた手で制服のポケットから小袋を取り出した。
ピリリ、と乾いた音が静寂に響く。
「それって……」
「もちろん、コンドームさ。もしかして知らない? 一之瀬」
「し、知ってるけど……♡ その、なんで持ってるのって……」
「俺の噂ぐらい聞いたことあるんじゃないか?」
「女好き、チャラ男……。噂だけと思ってたけど……本当みたい」
「ひっでーな。……それで、いいか?」
緊張感を解すためにそんな風に軽く言った俺に対し、一之瀬は無言でコクリッと頷いた。
口には出さなかったものの、間違いなく自らの意志で彼女は受け入れたのだ。
その事実に興奮しつつも、俺は努めて冷静さを装いコンドームを準備する。
その様子を一之瀬は潤んだ瞳で見つめ、期待と恐怖、そしてそれ以上の情の入り混じった吐息を漏らした。
「……その、私……初めて、だから」
「優しくする。力を抜いて?」
俺は彼女のスカートを捲り上げ、びしょ濡れになった下着を、必要最小限だけ横にずらす。
一之瀬はされるがままだ。
「……行くぞ、一之瀬」
「うん、九頭くん……」
俺は自身のいきり立ったペニスを、彼女の秘部入り口へと宛がった。
そして――
ぬぷぷっ♡ ぬっ、ぷん♡ ぷつっ♡ ずぶっ♡
媚薬で煮え繰り返った彼女の中は、俺の質量を受け入れた瞬間に、まるで救いを求める激しく脈打ち、俺のモノを最奥へと引きずり込もうとした。
「あ、あぁ……ッ!!♡ 九頭、くんの……っ、はいっ、て……♡ わたしの、なかに……っ!!♡」
一之瀬が思わず俺の肩に噛みつき、激しく身体を震わせた。
処女膜の抵抗は思いのほか無かった。
媚薬による強制的な発情、そして俺の性技による痛みの軽減によって、スムーズに行うことが出来た。
「はぁ、あっ♡ すごっ……♡ あっ、はぁっ♡」
流石はトップクラスの美少女、一之瀬帆波というべきか。
処女であるにもかかわらず、与えてくる挿入の快感の大きさに思わず、腰を動かしたくなるがなんとか意志の力で止める。
彼女の耳元で何度も、何度も優しく囁いた。
「……大丈夫、ゆっくり息を吐いて。無理はしないで、慣れるんだ」
「あ、あぁ……九頭くん……♡ こんな……っ、あっ♡ あったくて……奥まで届いて……♡」
「落ち着くまで待つから」
「ありがとう……♡ 最初は痛いって……聞いたのに♡」
「身体の相性がいいのかもね、俺達」
「ば、ばか……♡」
俺は彼女の目を見つめ、涙を舌で掬い取りながら、ゆっくりと腰を動かし始めた。
彼女の胸元に手を伸ばし、ブレザーの上から、そのはち切れんばかりに膨らんだ双丘を愛おしむように揉みしだきながら、処女喪失の痛みを誤魔化し、快感だけを上手く感じることができるように。
「ひ、あぁぁぁっ!!♡ そこ……っ♡ 九頭くんの手で……揉まれると♡ あ、あぁあああっ♡」
「よしよし、ほら気持ちいいことだけに集中して。いい子だ。……こんなに締め付けて。今はただ、俺のことだけを考えて」
徐々に処女喪失の痛みによるこわばりが抜けてきた。
一突きごとに、彼女から溢れ出した蜜が音を立てる卑猥な響きが大きくなっていく。
ぬちゅっ♡ にちゅっ♡ ぬちゅっぬちゅっ♡ ずちゅっ♡
「あ、あぁぁっ!!♡ 九頭、くん……ッ!♡ これ、変だよ……♡ 私、へんになって……っ♡ は、ぁあああっ!♡」
痛みというノイズが無くなり、ただ快感という甘い蜜を甘受すれば良くなった一之瀬は、当然のようにそれに溺れていく。
普段の快活で清楚な雰囲気はなりを潜め、与えられる快感に酔い貪っていく。
俺はこの処女喪失セックスが深く残るように。
記憶に、身体に、精神に刻まれるように彼女を強く抱き寄せ、その豊かな胸をブレザーの上からこれでもかと愛撫しながら、最後の一撃を彼女の奥深くに叩き込んだ。
「一之瀬……ッ、出すぞ……ッ!!」
「ん、んんぅぅぅっ!!!♡ ひぃあ、あああぁぁあああっ!!♡」
どくんっ♡ どくどくっ♡ どくんっ♡
ゴムの膜の中に、俺の熱い解放が叩きつけられる。
その瞬間、一之瀬は全身を硬直させ、甘い声を上げ……そして。
「九頭……くん♡」
「無理をするな。一之瀬、俺が居るから……な」
「ぅ……ん♡」
絶頂の余韻のなか、彼女は俺に抱かれたまま、魂が抜けたような表情のまま――意識を失った。
色々と限界だったのだろう、糸が切れた人形のようにぐったりとした彼女の身なりを俺は整え始めた。
正直なところ、このまま二回戦、三回戦と続けたいがそうもいかない。
「準備はこれで十分、か」
安心しきった顔を浮かべる彼女の髪を整えながら、俺は人を呼ぶための準備を始めるのだった。
圧倒的人気の貢ぎマゾ一之瀬
みんな好きなんだな……
まあ、書き始めたら止まらなくて2万字近くいったのにまだ終わってないけど
望み通りの内容になるかはわからないけど頑張ります