ようこそクズカスのヤリチン至上主義の教室へ 作:ホメロス
一之瀬帆波は危険な存在だ。
堕としたとしても、いや堕としたからこそ危険な動きを始める可能性を秘めている。
だからこそ、彼女の動きを制限、コントロールできるようにする立ち回りが必要だ。
そのために一つの性癖――彼女の性癖を塗り替える必要があった。
塗り替える性癖の名は『献上願望』
俗っぽく言うのであれば――貢ぎマゾと呼ばれる性癖だ。
ホストなどに入れ込んだ女性が貢ぐ行為、その拡大発展版といっていい性癖だ。
貢ぐ行為、それ自体に性的な興奮をしてしまう性癖。
一之瀬をそれにしてしまおうという考えだ。
第一段階として彼女に懸想をしている上級生の男を使い、精神的に追い詰め、そのピンチを助けることで俺への警戒感を削ぎ、そして信用を得る。
男が使用した媚薬を利用して、性的関係に持ち込むことで一之瀬の女としての性的な開発を無理矢理に実行、この時点で俺は彼女にとって色んな意味で特別な存在になることに成功。
第二段階でそんな彼女と一度距離を置き、精神的にも肉体的にも焦らすことで精神的に余裕のない状況にし、金欠を理由にポイントの無心をし、ポイントの代わりにその対価として「何でも願いを叶える」ことを提案。
重要なのは一之瀬に対し「ポイントを払い、その対価として性的なことを行った」という経験をさせることだ。
一般的に不道徳とされる金で性を購入するという行為。
それをさせ、そしてその行為によって得られた至上の快楽。
そうすることで彼女の社会的倫理観、道徳観を根底から改変する。
その結果――
「わりぃな、一之瀬。また金が無くなっちゃってさ」
「もう、ポイントの使いすぎはダメだよ? 計画的に使わないと……それでどれくらい欲しいの?」
一之瀬は見ての通りの有様になってしまった。
最初の頃のお金の貸し借りに厳しい態度はどこに行ったのか、一応口では注意はしているものの俺へ金を渡す……貸すでもなく、渡すという行為に対する忌避感が見られなくなっている。
あの一夜が彼女の中のお金を渡すという行為への忌避感を破壊し尽くしてしまったからだ。
お金を渡し、その対価として与えられる行為の良さに常識的な忌避感は塗り潰され、それどころか対価として与えられる快楽を期待してかどこか嬉々とした様子。
確実に進んでいるが「献上願望」の発現にはまだ遠い。
あくまで下準備が整っただけ。
(単純なマゾ調教なら快楽責めでいいんだけど)
多分に精神的な要素が強いため、やり方にはテクニックが必要だ。
「んー、そうだな5000ポイントぐらいくれればいいや」
「5000ポイントだね、わかった。……そ、それでなんだけど――」
「そうだなー、5000ポイントぐらいだとフェラぐらいをさせてやるよ」
「……え?」
俺の言葉に一之瀬は驚いたような顔になった。
「だって、その……」
言いたいことはわかる。
10,000ポイントであれだけヤッたのに、それなのに5000ポイントではフェラだけ……あまりにも差がありすぎる。
(というか、気にするべきところは「させてやる」と言ってることだと思うんだけどな……)
そこはもう色々とバグってしまった結果、どうでもよくなったらしい。
とはいえ、ポイントを払えば相応の対価が当然のように貰える――と学習されてしまっても困るのだ。
それでは「献上願望」が発生しない。
渡したポイントに対して、正統にリターンが返ってきては貢ぐという行為はただの正統な取引でしかないからだ。
「最初に言っただろ? サービスだって。初回サービスみたいなもんで、ずっと同じとはいってない。相場があるわけじゃないし、そもそも気分というか時価のようなもんだけど。まあ、別に嫌ならいいんだ。他の子に――」
「ま、待って! それでいいから!」
「……それでいい?」
「あっ、いや……違くて……その……」
「5000ポイント払うから、フェラをさせてください――だろ?」
「ご、5000ポイント払うから……九頭くんのその……フェラチオさせて……ください」
羞恥に涙を浮かべつつも、一之瀬はそう言い切った。
そんな彼女に対し、俺は少し怒ったような雰囲気を収め、一之瀬の頭を撫でた。
「もちろんだ。一之瀬みたいな可愛い女の子にしゃぶって貰えて、それにポイントまでくれるなんてありがとうな」
「九頭くん……」
どう考えてもおかしい俺の言葉に彼女はどこか感動したようにそう答えた。
(大丈夫か? ……こいつ)
自分でやっといて心配になってきた。
特に自身の端末を操作して、俺に送金したときのなんともいえない表情。
なんでちょっと頬が緩んでいるんだ。
そう仕向けた俺が言うのもなんだが、人に金を送ってそんな顔するのは不味いと思う。
まあ、それはそれとして奉仕は受け取るんだが。
「んっ、ちゅっ……。うまく、れひ……てる?」
「んー、まあまあかなー? 要勉強って感じ? これじゃあ、5000ポイントなんて受け取れねーなー」
「そ、そんな……」
「2000ポイントぐらいかなー」
「ちゃ、ちゃんと満足させるから……だから!」
「おー、頑張れー」
ゲームでハーレムルートを進める際、問題となるのが女キャラ同士の潰し合いだ。
佐倉や山村など自己主張の弱い、従順で何番手でもいい、男の女で居られればそれでいい――というタイプはまあいい。
厄介なのは自分に自信があり、執着心の強い櫛田や神室のようなタイプ。
優秀な女キャラに多く、彼女たちはハーレムルートを進める上でネックになる。
要するにハーレムの中でマウントというか、より上位の存在になろうと頑張るのだ。
俺で言うと神室と櫛田が表立ってはいないものの、どっちが俺の役に立つかで競っているように。
これが二人ぐらいならまだいい。
三人、四人と増えるとハーレム内の管理が大変になって、攻略どころじゃなくなってしまう。
そこで編み出された攻略キャラのコントロール法の一つ、それが「献上願望」に染めることだった。
貢ぎマゾ性癖。
相手に対して「貢いだ」という行為そのものに興奮を覚える性癖で、その仕様上どんどんとプレイヤーに色んなものを貢ぐようになる。
端から見れば搾取されているだけなんだが、本人的には不思議なことに「これだけ貢いでいる=相手に必要とされている。相手のためになっている」という思考になるらしい。
不思議なことだが。
じゅぼっ♡ じゅちゅっ♡ ちゅぱっ♡ れろっ♡
「おー、いい感じ。これなら5000ポイント、貰ってやってもいいかなー」
「んっ、ちゅう……っ。ほ、本当?」
「いやー、この間、カラオケ行ったときに見栄を張って全部奢るなんて言っちゃって、スッカラカンになってたんだよね。本当に助かるわー」
「もう……もっと考えないとダメだよ?」
「へいへい」
俺のことを常識的な小言を言いつつも、一之瀬の瞳に性的な興奮だけじゃない、どこか暗い喜びのような色が見えた。
(多分、アレだな。他の女は俺に金を消費させているけど、自分は金を貢いでいる……みたいなことを考えているんだろうなー)
「献上願望」で暴走を抑制できる原理は簡単に言えばそれだ。
要するに自分は他の女とは違うという優越感のお陰でハーレムで色んな女に手を出しても、暴走はしなくなる……というわけだ。
因みに「献上願望」持ちが二人以上になると意味が無くなる
貢ぎ合戦が始まってしまうので注意が必要だ。
(まっ、いい感じに貢ぎマゾとしての性癖が育ってきたみたいだ)
順調も順調。
というか状況がおかしい。
普通に考えてポイントを払ってフェラをするなんて、一之瀬にして貰うならむしろ男側が大金を払うのが筋だというのに、彼女は嬉々として今の状況を堪能している。
自分でやっといてなんだが、一之瀬は自分の高スペックぶりに反して自己評価が低すぎるのだろう。
その分、承認要求が強いというか。
一応、理性や常識の殻で守られているときは強いが一度崩れると弱くなる。
(ホストとか行っちゃいけない人種だな、コイツ)
そんな一之瀬に対してホストムーブをして、更に沼に嵌めようとしている男がここに居るわけだが。
「っ、出るぞ」
「えっ……ひゃっ?!」
言ったときには既に遅かった。
一之瀬の反応など無視して、昂ぶっていた性欲を吐き出すように射精。
ペニスから飛び出た精液は彼女の顔を汚した。
「も、もう……。先に言ってよ」
「ごめんごめん、マジで気持ちよくてつい……な? 代わりにサービスしてやるから」
「えっ、サービスって……」
「そうだな手マン、クンニ、それとも胸を弄ってやろうか。それぐらいならサービスでやってやるよ。 どうする?」
乱雑に扱ったかと思うと次の瞬間には甘やかすように囁いた。
(やってることがDV彼氏そのものだな)
何てことを思いつつ。
気分で値段を変え、かと思えば気分でサービスという名の飴を与える。
本来、金を渡している側の方が立場としては上のはずなのに、受け取っている側が立場が上という逆転状態。
その異常な関係を当然のものとして刷り込んでいく。
「どれがいい? 一之瀬」
「あぅ……」
「可愛いその口でハッキリと教えてくれよ」
そう囁くと恥ずかしそうな顔をしつつも、壁に背中を預けると彼女は自らのスカートを持ち上げて、スカートに覆われた秘部を露わに。
触れてもいないのに湿り気を帯びている黒の下着についてはあえて触れず、俺は続きを促した。
「それで?」
「く、口で……して、欲しいです」
「よく言えました」
俺はそういうと立ったままの彼女の前で跪いた。
「スカートはそのままで……だぜ、一之瀬」
「うん……♡ ひぃ♡ い、息が……」
濡れた下着を少しずらすと可愛らしい彼女の蕾が現れた。
そして、立ち上る、彼女特有の甘く、そして雄を誘惑するような雌としての濃厚な匂い。
クンニをする以上、こうして顔を近づける必要があるのが当然だが。
(それにしてもクンニを選ぶとはな……)
単純に快楽を選ぶだけなら胸でも手マンでもいいはずだ、やったことがなくて興味があったにしては愛撫の中でもかなり心理的なハードルが高い行為のはず。
何せ自分の性器を舐めさせるのだ、快楽への期待よりも忌避感の方が勝る。
別にそこを刺激して欲しいだけなら手でもいいわけで。
それなのに彼女はクンニを選んだということは。
要するに自分の淫らな場所を曝け出したい、という欲求なのだろう。
そして、それを受け入れて貰いたいと。
彼女の心理状態を慎重に探りながら、もっともっと沼にハマって貰うために俺は行為を慎重に進める。
慎重に進めるというのは、別に引き延ばしてやると言うことではない。
つまりは行為の間すらもうまく活用して利用するということ。
まずは舌を入れず、鼻先でその蕾を軽く小突く。
「……九頭、くん……っ♡ ……そこ……あたって……っ♡」
次に、軽く吐息をふぅっと吹きかける。
「あぁっ……!!♡ ……っ、はぁ、はぁっ……!!♡ ……九頭くん……そんな……っ!♡」
もどかしそうに彼女は腰を浮かせ、俺の顔を自分の方へ押し付けようとするが、俺はそれをいなし、舌の先で、秘所の入り口の「外側」だけをちろちろと舐めとった。
れろ、ちゅる……っ♡
「ふぁ、あぁぁっ!!?♡」
「……まだ、先っぽだけだぞ、一之瀬。……すぐにイっちまったら勿体ないぞ。我慢我慢」
「……でもっ……ううっ♡ ……ずるい、よ……っ♡ ……九頭、くん……っ♡ ……九頭くんの、舌……もっと♡ ……中まで……っ♡」
一之瀬は性的な経験が多くない。
だから、じっくりと焦らして慣らしてから、甘い悦楽を与えた方がいい。
それに丹念に男に秘部を舐めさせている、と言う倒錯した事実を刻み込むことでより深い背徳感を彼女に与えることも出来る。
じゅぷ、ちゅぱぁ……っ。
俺自身、純真無垢で清らかだった一之瀬が淫らなことを覚えていく、という過程に楽しさも覚えている。
舌が彼女の最も熱い一点を吸い上げる。
瞬間、彼女の細い腰がガクガクと震えた。
「あっ、やっ♡ ひゃあっ♡」
鍛えに鍛えた精密な舌使い。
彼女の脈動に合わせて、クリトリスの皮を丁寧に押し上げ、その裏側の最も過敏な粘膜を、尖らせた舌先で執拗に弾く。
じゅりっ、ぬちゅ、じゅるぅ……っ。
「ひぃっ、あぁっ!!?♡ ……っ、は、はぁぁぁっ!!♡♡ ……すごい……きもち、いい……♡ ……指とも違って……にゅるって、あっ!♡」
一之瀬は喘ぎ声を上げ、身体を震わせながらも指示されたとおり、スカートをたくし上げた体勢だけは健気に維持をしようと頑張っていた。
(そう言った可愛らしいことをされると崩したくなるんだよなぁ)
俺はわざとらしく、彼女の秘所から滴る蜜を「じゅるり」と音を立てて啜り上げた。
下卑た音が響き、彼女の自尊心をこれ以上なく刺激するのだろう、蜜の量が増えていく。
「あ……っ、ん、んぅ……っ♡ じゅるじゅる……って♡ ……私……っ!♡」
「凄いな、どんどん溢れてくるぞ」
「い、言わないで……♡ ……九頭くん、あっ……そこっ!♡ ……恥ずかし……っ!!♡」
俺はさらに技巧を加速させた。
指を二本、ぬちゅりと彼女の奥へと沈め、中からこじ開けるように壁を掻き乱しながら、舌でその入口を吸い尽くす。
ぐちゅり、ぬぷ、じゅるぅぅ……っ!!♡
「あ、ああぁぁぁぁっ!!♡ ……九頭くん、それっ!!♡ ……だめぇ!!♡」
「スカート……下りてきてるぜ? それに声も我慢しないと……」
「だって……こんなの……ひぃあっ!♡ がまん、なんて……っ!!♡」
じゅちゅ、じゅるっ、ちゅぱぁぁぁ……っ!!♡
舌を秘所の奥へと滑り込ませながら、冷静に彼女の反応を探る。
もう少し焦らしてもいいかと思ったが、あまり焦らしすぎて忌避感をもたれても困る。
(気持ちよくイっちまえ)
「あ、ぁ、ぁんっ!!?♡ ひ、ひぃあぁぁっ……♡ 九頭くん、……九頭くんの、したっ……!♡ すご、いの、……っ、……そこっ!!♡ ……そんなに……んっ……吸われたらぁぁっ!!!♡」
俺からの刺激を求めて腰を押しつけるように突き出す一之瀬。
最後の仕上げに、彼女の尿道付近を舌先で激しく、そして執拗に小突いた。
じゅぷ、じゅぷ、じゅるりぃぃ……っ!!♡ ちゅうぅううっ♡ れろっ♡
「――っ!!!♡ ぁ、あ……っ、……い、イく……っ!!♡ 九頭くん、……九頭くんんんっ!!♡ ……私、……イッちゃうぅぅっ!!♡」
「いいぜ、思う存分にイってやれ」
一之瀬の身体が、これまでにないほど激しく硬直した。
次の瞬間。
彼女の最深部が大きく脈打ち、大量の熱い飛沫が、俺の顔めがけて勢いよく噴き出した。
びしゃぁぁっ、ぐちゅ……っ!!♡
「は、っ……あ、ああ……っ、ぁ、ぁぁ……っ……♡」
顔中に彼女の愛液を浴びながら、俺はそれでもなお、彼女の絶頂の余韻を逃さず啜り取る。
まるで甘露のように甘く、蕩けるように熱い。
潮を噴き、魂が抜けたように脱力する彼女を労るように優しく舐めとる、俺の頭の上にスカートがファサっとかかった。
さすがに維持が出来なくなったようだ。
ぐったりとした様子で壁に背を預け、立っている彼女の足の間から頭を引き縫いた。
「あ……っ、……あぁ……♡ ……九頭、くん……♡」
「酷いな一之瀬。見ろ、お前の汁で顔がべちゃべちゃだ」
「ご、ごめん……なさい♡」
「舐め取れよ」
そう言って俺は絶頂の余韻で脱力した彼女に顔に、自らの顔を近づけた。
一之瀬は魂の抜けた表情ながらも可愛らしい口を開く、俺の顔を舐め始めた。
チロチロと小さな舌を使って自らかけた愛液の処理を行う。
首元を、頬を舐め取り、そして一番汚れている口元へと舌を伸ばす。
「おっと、そこは別料金だ。俺の唇は安くはねぇ。……で、どうする?」
「ポイント、ポイントを払う……から」
電子音が響いた。
俺は送金されたポイントを確認してにやりと笑う。
「まあ、いいや。やっていいぞ」
「あ、ありがとう……九頭くん」
そう言って一之瀬はペロペロと口元を舐め始め、自らかけた愛液の処理を行った。
そして、唇に付着していたモノを舐めとると俺へと尋ねてくる。
「なか……もだよね?」
「もちろん」
自由にしろ、と言いたげに口を開いた俺に一之瀬は抱きつくようにしな垂れかかると舌を割り入れてきた。
自分の愛液を綺麗にするためという名目で、くまなく口内を舌を這わせ、そして唾液を啜る。
ちゅぱっ♡ れろっ♡ じゅるっ♡ ずちゅっ♡ ちゅぱっ♡
その行為に対して、俺は一切のリアクションを返さなかった。
あくまで今回、ポイントで一之瀬が買ったのは「しばらくの間、俺の口を使う権利」……とでも言うべきもので、俺からの行為は勘定に入っていない。
そのことに不満を覚えていないのか、あるいは「使っている感」がいいのか夢中になって一之瀬は俺との接吻行為に夢中になっている。
時間たっぷり、俺の口の掃除を終えた一之瀬は情欲に満ちた目で尋ねた。
「あの……ね? 10,000ポイント……いや、15,000ポイント。いや、20,000ポイントならどうかな? その……九頭くんがよければだけど」
「ふーん? 確かに一之瀬のエロい姿を見たからちょっとやりたい気分にはなったけど」
「だ、だったら……!」
「けど、あくまで気分なだけ。それにおねだりならハッキリとしないとな? 一之瀬はポイントを渡してまで、俺に何をして欲しいんだ?」
あくまでも金を渡す側である一之瀬こそが下位者である、全ては上位者である俺の機嫌次第。
その関係を当たり前のものとするため、教え込むように尋ねる。
貢ぎマゾ化には重要な工程だ。
「九頭くんにエッチなこと……セックスをしたい、です」
「そのためにポイントを渡す、と。そこまで言われちゃ、しょうがないな。ああ、そうだな優しくして欲しい? それとも激しくして欲しい?」
期待に目を淫蕩に輝かせながら、俺は彼女に囁いた。
あくまで一之瀬が下で、俺はその要求に応えてやっているというスタンス。
理不尽も理不尽なその関係に、倒錯的な喜びを覚え始めていることに俺は気づいていた。
(このままゆっくりとどこに出しても恥ずかしくない貢ぎマゾに育ててやる)
弾はある。
「献上願望」を発現させるためには貢ぎ行為を何度もする必要があるのだが、当然そんなことをしたらすぐに相手の個人的なポイントは尽きる。
一之瀬の場合、クラスのポイントも使えるので最悪そこに手を付けさせるのも可能。
「ヤリチン」チャートの一つで彼女を貢ぎマゾに育て上げて、Bクラスの資金全部搾り取ってそのポイントで2000万貯めて、自分はクリア。
一之瀬含めて、Bクラスが色んな意味で崩壊するやり方も存在するが……流石にそこまでするつもりはない。
プライベートポイントには個人的にそこまで重要視していないため、クラスの金にまで手を伸ばさせるほど追い込んではいけない。
だが、「献上願望」は発動させたいので複数回の貢ぎ行為は一之瀬にさせたい。
この矛盾をどう解消するか。
そこで活躍するのが例の上級生だ。
男がやったことは確実な性犯罪であり、このことをもみ消すために学園側は色々と頑張った。
その一つとして被害者である一之瀬に、多額の賠償が口止め料込みで支払われている。
その額は何と500万プライベートポイント。
事件の関係者として俺にも口止め料として150万プライベートポイントが振り込まれる予定だったが、そこら辺は適当に「被害に遭った一之瀬の方が大変だから」みたいなことを言って、口止め契約自体はしたものの、口止め料自体は一之瀬に渡すように頼んだ。
そのため、彼女は650万プライベートポイントの個人資産があるのだ。
それを当てにして貢がせることで、クラス資産に手を出さすに、一之瀬の貢ぎマゾ調教を進めることが出来るというわけだ。
ありがとう、上級生(一身上の都合で退学ということになった)。
このために君は必要だったというわけだ。
「あっ、おっ♡ イッ、イグッ……!♡ おおお゛っ♡ あっ、ああ゛っ……♡ イキます……っ!♡ 九頭……くんっ!♡」
「よしよし、良く報告できたな。ほら、イッていいぞ」
バシンッと彼女のケツを叩き、許可を与える。
「あああ゛あ゛……ッッ!♡ イグぅううううっ!!♡」
悦びの声を上げて、絶頂の快楽を味わっている一之瀬を見下ろしながら、俺は嗜虐の笑みを浮かべた。
「ゆっくりと丹念に、俺に貢ぐことが当然なマゾ女に作り替えてやるからな一之瀬……覚悟しろよ」