ようこそクズカスのヤリチン至上主義の教室へ 作:ホメロス
翌日の放課後。
ホームルーム終了を告げるチャイムが鳴り響くと同時に、教室は解放感に包まれた。
生徒たちが三々五々と鞄を手に取り、部活や遊びへと散っていく。
そんな日常の風景の中で、俺は、帰り支度をする長谷部波瑠加の背中に視線を送った。
彼女は周囲と談笑することもなく、一人静かに教科書を片付けている。
その横顔はいつも通りクールに見えるが、様子が変わっていることに気付いているのは俺以外に何人居るか。
正直、長谷部に弱みというか現場を見られたのは誤算だった。
致命的なミスとまでは言わないが、こうなった以上は口封じも兼ねて堕とす必要がある。
彼女が色々と腹をくくって自爆戦法してきたら、今までの進め具合がだいぶ後退してしまう。
それだけは避けたい。
俺は席を立ち、何気ない動作で彼女の机の横を通り過ぎる。
そして、すれ違いざまに聞こえるか聞こえないかの声量で囁いた。
「……三十分後。俺の部屋に来い」
ピクリ、と長谷部の肩が跳ねた。
彼女は顔を上げ、俺の方を見ようとしたが、俺はすでに視線を逸らして教室の出口へと向かっていた。
返事は必要ない。
彼女には「拒否権」など存在しないのだから。
長谷部が知っているのは学生寮の方の部屋なので、俺はそこで準備を進めていた。
部屋に戻った俺は、手早く準備を整えた。
カーテンを閉め切り、部屋の明かりを消す。
そして、大型モニターとPCを接続し、「とっておきの映像」をスタンバイさせる。
冷蔵庫から冷えたミネラルウォーターを取り出し、喉を潤しながら到着を待つ。
(……さあ、どう来るか)
長谷部に冷静さを取り戻すための時間を与えるつもりはない。
契約を盾にして追い込む策。
ピンポーン。
指定した時間きっかりに、電子チャイムが鳴った。
モニター越しに確認すると、そこには制服姿の長谷部が立っていた。
周囲を警戒するようにキョロキョロと視線を彷徨わせ、俯き加減で唇を噛み締めている。
脅してくるヤリチン男の部屋に入る意味、それを考えればそうもなるだろう。
俺は解錠し、ドアを開けた。
「いらっしゃい。時間通りだな」
「……」
長谷部は無言のまま、土足スペースで躊躇っていたが、意を決したように靴を脱いで上がり込んできた。
カチャリ。
背後でドアが閉まり、オートロックが掛かる音が、まるで彼女の退路を断つ断頭台の音のように響いた。
「座れよ。……ああ、そこじゃない」
ベッドの端に座ろうとした彼女を制止し、俺は部屋の中央に置いた椅子を指差した。
いや、正確には椅子ではない。
その正面に設置された、大型モニターの前に立たせたのだ。
「……何よ、これ」
長谷部が不審そうに眉を顰める。
薄暗い部屋の中で、モニターの青白い待機画面だけが彼女の顔を照らし出している。
「いいものを見せてやる。お前が何を守ろうとしているのか、それを再確認する時間だ」
俺はリモコンを操作し、再生ボタンを押した。
『んっ……ふぁ……春日くぅん……っ』
静かな部屋に、唐突に甘ったるい喘ぎ声が響き渡った。
モニターに映し出されたのは、今ここにあるのと同じ、俺の部屋の風景だ。
画面の中央には、制服姿の佐倉愛里が映っている。
ただ、ブレザーを脱ぎ捨て、ブラウスのボタンをすべて外し、豊かな胸を露わにしていたが。
そして、カメラに向かって潤んだ瞳を向けている。
「あ、愛里……!?」
長谷部が息を呑み、目を見開いた。
映像の中の佐倉は、俺の指に胸を弄られながら、恍惚とした表情で身をよじっていた。
『いいぞ愛里。こっちを見ろ。カメラに向かって、今どんな気分か言ってごらん』
『はひ……っ、春日くんに……おっぱい、いじられて……んああっ! きもち、いい……ですぅ……っ!』
高精細な4K映像が、佐倉の肌に浮いた汗の粒や、勃起した乳首の色艶までも鮮明に映し出す。
スピーカーからは、チュパ、クチュ、という卑猥な水音が、まるで耳元で鳴っているかのような臨場感で再生される。
彼女は自分の胸を俺の逸物に擦り付け、その先端を舐め回し、文字通り「胸と口」で俺に尽くしていた。
「……ッ! やめ、消して……! こんなの、見たくない……!」
長谷部が顔を背け、耳を塞ごうとする。
だが、俺はそれを許さない。
背後から彼女に忍び寄り、その両手首を掴んで拘束した。
「逃げるな。見ろ。これが現実だ」
「いや……っ! 離して……!」
「お前の親友が、俺に何をされて、どんな顔をしているのか。……その目に焼き付けろ」
俺は彼女を無理やり引き寄せ、部屋の中央に置いたゲーミングチェアに深く腰掛けた。
そして、俺の膝の上に長谷部を座らせた。
所謂バックハグの体勢というやつだ。
彼女の背中が俺の胸板に密着し、逃げ場は完全に塞がれる。
特等席だ。
目の前には、淫乱な親友の姿が大画面で広がり、背後からは俺の体温と息遣いに長谷部は挟まれているというわけだ。
「……っ、んぐ……ッ」
長谷部が身をよじって抵抗するが、俺は太い腕で彼女の腰を抱きすくめ、動けなくした。
彼女の豊満な臀部が、俺の太腿の上でむにゅりと形を変える。
制服のスカート越しに伝わる体温と、微かな震え。
最高の感触だ。
「見ろよ、長谷部。愛里のあの表情。……嫌がってるように見えるか?」
俺は彼女の耳元に唇を寄せ、囁くように問いかけた。
画面の中では、俺が佐倉の乳首を強く摘み上げているシーンが流れている。
佐倉は「ひぐっ!」と身体を跳ねさせながらも、自ら胸を押し付け、さらなる快感を求めていた。
「……脅されてるのよ……。愛里は、あんたに無理やり……」
「そう見えるか? なら、証明してやる」
俺は膝の上の長谷部のブレザーに手を掛けた。
ボタンを外す音など、映像から流れる喘ぎ声にかき消されて聞こえない。
手早くブレザーを脱がせ、ブラウスのボタンを上から順に弾き飛ばしていく。
抵抗しようとする彼女の両手を、俺は片手でまとめて掴み、彼女の腹部で固定した。
「なに……っ、やめて……ッ!」
「昨日の続きだ」
俺は空いた右手で、ブラウスごとブラジャーを強引に引き下げた。
ボンッ、と弾けるように、二つの巨大な果実が露わになる。
モニターの青白い光を受けて、白磁の肌が妖しく輝く。
昨日よりも少し充血して見えるのは、昨日の開発の名残か、それとも今の興奮のせいか。
色素の薄い桃色の先端は、冷気と緊張でキュッと縮こまり、硬くなっている。
「お前も愛里と同じように感じるか、試してやるよ」
俺は彼女の耳朶を甘噛みしながら、右手をその豊かな胸へと伸ばした。
鷲掴みにするのではなく、指先だけを使う。
狙うのは、頂点ただ一点。
「ひっ……!」
俺の指が乳首に触れた瞬間、長谷部の身体がビクリと反応した。
敏感になっている。
昨日の今日だ。
脳がまだ、俺の手の感触を、そして与えられた快感を鮮明に記憶している証拠。
「いい反応だ。……ほら、愛里を見てみろ。これから気持ちいいところだぞ」
画面の中の佐倉が、嬌声を上げて大きく仰け反った。
俺はそれに合わせるように、長谷部の乳首を親指と人差指で挟み込み、クリクリと小刻みに回した。
「んっ、ぁ……!?」
「愛里はここを弄られるのが好きなんだ。……お前はどうだ?」
ここからは、徹底的な蹂躙の時間だった。
今回、俺は彼女の胸全体を愛でるつもりはなかった。
ただひたすらに、「乳首」という一点のみの調教と開発に集中する。
指先で摘み、引っ張り、爪で軽く弾き、そして掌で転がす。
「あ、ぅ……っ! そこ、ばっか……いじら、ないで……ッ!」
「なぜだ? 愛里もここばかり弄られて、気持ちよくなってるぞ」
視覚と触覚の強制的なリンク。
画面の中の佐倉が「ああっ! 乳首ぃっ!」と叫べば、俺は長谷部の乳首を強く抓る。
佐倉が「やさしくしてぇ……♡」と懇願すれば、俺は長谷部の乳首を優しく撫で回す。
「ひぅっ、ん……ッ! や、やめ……ちが、う……!」
「違わないさ。ほら、聞こえるか? 愛里の声が」
『んああっ! そこっ、くりくりしないでぇっ! 頭おかしくなっちゃ……っ!』
スピーカーから流れる佐倉愛里の悲鳴に近い喘ぎ。
それが長谷部の鼓膜を叩き、脳内で自分の感覚と混線していく。
「くっ、うぅ……っ! やだ、見ない……聞かない……ッ!」
「目を開けろ。逃げるな」
長谷部が目を閉じようとすると、俺はわざと乳首を鋭く爪先でカリリと引っ掻いた。
「ひゃぁっ!?♡」
「目を逸らしたら、もっと痛くするぞ。……ちゃんと見ろ。愛里がどれだけ乱れているか」
強制的に目を開けさせられた彼女の視界に、とろとろに蕩けた佐倉の顔が飛び込んでくる。
その映像を見せつけられながら、俺の指技が彼女の乳首を執拗に苛む。
こりこり、ぐりぐり、くにくにっ……。
物理的な刺激は、確かに長谷部の快楽のスイッチを刺激し、その身体の開発を促していく。
「あ、っ、んく……ぅ、あ……!」
長谷部の口から、抑えきれない吐息が漏れた。
そして、その目からはボロボロと大粒の涙が溢れ出していた。
彼女の視線は、モニターの中の佐倉に釘付けになっていた。
画面の中で、愛里が「んああっ! 乳首ぃっ!」と叫んで背中を反らす。
その瞬間、長谷部の身体もビクリと跳ね、自身の乳首が俺の指に吸い付くように硬直する。
親友が感じている箇所を、親友が感じているタイミングで、自分も同じように感じてしまっている。
自分は愛里を救うためにここにいるはずなのに、その愛里の淫らな姿に当てられて、身体が熱を帯びていく。
その事実が、彼女を底なしの絶望の淵へと突き落としているのだ。
「乳首、パンパンに張ってるぞ。……ほら、こんなに大きくなって」
俺は彼女の耳元で実況する。
人差指と中指で乳首を挟み、ハサミのように根元を締め付ける。
鬱血してさらに大きく膨れ上がった先端を、親指の腹でゆっくりと圧迫し、弾く。
「いッ、あぁッ!? んんっ……ふぅ……ッ!♡」
「痛いか? それとも、痺れるか?」
「へん、なの……っ、先っぽ、じんじんする……ぅ……ッ♡」
「そうか。じゃあ、もっとジンジンさせてやるよ。愛里もそうして欲しがってるぞ」
本来、憎むべき相手である俺の言葉に素直に彼女は答えた。
恐らく、ここまで胸で感じたことがなかったのだろう。
未知の感覚に翻弄され、そんなことを意識することもできずに振り回されている。
俺は左手も使い、両方の乳首を同時に攻め始めた。
右は摘んで優しくねじり、左は掌全体で押し潰しながら、円を描くように擦る。
異なる刺激の同時に叩き込む。
「あひっ、うぁっ、んっ、んああっ! だ、め……なんで……私……ッ!♡」
長谷部は首を横に振り、自分自身の反応に怯えるように震えた。
こんなに悲しいのに。
親友を思って、胸が張り裂けそうなほど心配していたはずなのに。
乳首の先から走る電流のような感覚に、脳の奥を甘く痺れさせていく。
その乖離が、彼女を精神的に追い詰める。
肉体が発する純粋な性感の信号を、彼女は無視できなくなっていた。
「いい声だ。画面の中の愛里に負けてないぞ?」
俺は彼女の身体を揺すり、胸を揺らしながら指を動かし続けた。
制服のスカートが捲れ上がり、俺のズボンに彼女の太腿が擦れる。
涙を流す彼女の身体が、俺の愛撫に合わせて不本意な熱を帯びていく様は、酷く背徳的で――最高に興奮を誘う。
うん、俺って実にクズだ。
映像は佳境に入っていた。
画面の中の俺が、佐倉の胸を激しく揉みしだき、クライマックスへと追い詰めているシーンだ。
佐倉の目はトロンと蕩け、口からは涎が垂れている。
『いくっ、いくぅっ! 乳首でイッちゃうぅぅぅっ!』
その絶叫が鼓膜を叩いた瞬間、長谷部の瞳孔がキュッと収縮した。
まるで自分が言われたかのように、彼女の呼吸が止まる。
画面の中の佐倉が感じている「それ」が、今まさに自分の乳首にも注ぎ込まれていることを、彼女は否応なしに理解させられているのだ。
俺は焦らず、しかし確実に長谷部を追い詰めていく。
手加減も、乱暴な扱いもしない。
ただひたすらに、神経を研ぎ澄ませた指先で、彼女の乳首に蓄積された快感を練り上げていく。
右へ左へ、転がし、圧し、震わせる。
「あ、あ、あ……っ、な、なに、これ……!?♡」
長谷部が身をよじり、俺の腕の中で溺れた魚のように跳ねる。
だが、その抵抗すらも弱い。
拒絶したいのに、身体の芯がとろとろに溶かされ、力がうまく入らないのだ。
画面の中の佐倉の表情が崩れるたび、長谷部の背中が弓なりに反り、俺の胸に押し付けられる。
「ほら、愛里もイキそうだぞ! お前も一緒にイケよ!」
「む、無理ぃっ! そんなの、おかしい……っ!♡ おかしいのに……愛里、ごめんね……ッ!♡」
長谷部は泣き叫んでいた。
快楽の喘ぎではない。罪悪感と絶望の叫びだ。
親友に謝りながら、その親友と同じように乳首を弄られて感じてしまっている自分への嫌悪。
だが、その拒絶の意思とは裏腹に、身体は限界まで張り詰め、決壊の時を待っていた。
じわり、じわりと水位を増していく快楽の濁流。
堰き止めようとする理性のダムは、もう亀裂だらけだ。
「あ、あ、くる……っ、なにか、きちゃう……ッ!♡ やだ、やだぁ……ッ!♡♡」
「我慢しなくていい。愛里と一緒に、その身を快感に委ねてしまえ」
俺は最後に、両方の乳首を包み込むように深く摘み、ゆっくりと、しかしこれ以上ないほどの圧をかけて引き絞った。
痛みなど必要ない。
与えるのは脳髄を白く染め上げるほどの濃密な甘露だけ。
長谷部の張り詰めていた糸が、ぷつりと切れる音が聞こえた気がした。
『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛んッッ!!!!♡♡』
画面の中の佐倉が絶叫し、全身を痙攣させて絶頂した。
その瞬間。
「ひ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁッッ…………!!!!♡♡」
俺の膝の上で、長谷部波瑠加は声にならない悲鳴を上げ、大きく仰け反った。
身体が弓なりに反り返り、一瞬硬直した後、ガクガクと深い震えが全身を走り抜ける。
足の指が丸まり、空気を掴むように手が虚空を掻く。
弾けるような爆発ではない。
身体の奥底からマグマが溢れ出し、全てを飲み込んで溶かしてしまうような、深く、重く、逃れられない絶頂。
「あ゛……ぁ……あ、ぁぁぁ……っ♡♡」
ビクン、ビクン、と彼女の身体が波打つように痙攣を続ける。
俺はぐったりと俺に寄りかかっている長谷部の髪を、優しく撫でてやった。
「……いいザマだったぞ、長谷部」
俺は彼女の耳元で、甘く囁いた。
「見たか? 愛里とイくタイミングがぴったり同じだったな。……泣きながらイくなんて、最高にエロかったぞー?」
その言葉に、長谷部がビクリと反応した。
彼女は虚ろだった瞳に僅かな理性の光を取り戻し、首を横に振った。
「……ちが……う……」
掠れた声。だが、そこには明確な拒絶があった。
「違わないだろ。あんなに派手に声を上げて、身体を震わせて」
「違う……! イッて、ない……!」
長谷部が声を絞り出し、俺の腕の中で身じろぎした。
彼女は涙に濡れた目で俺を睨みつける。その瞳には、砕け散りそうなプライドの欠片が必死にしがみついていた。
「あんなの……ただの、痙攣よ……! あんたが強くつねったりするから……痛くて、身体が勝手に跳ねただけ……!」
「へー」
「そうよ……! あんなことで……私が感じるわけない。絶対に、認めない……!」
強がりだ。
誰がどう見ても、あれは絶頂の反応だった。
そんなことは長谷部だってわかっているだろう、それでも必死に嘘に逃げ込もうとしている。
「そうか。勘違いだったのか。それは悪かったな、長谷部」
俺は殊勝な態度で謝罪し、彼女の身体を拘束していた腕の力を少し緩めた。
長谷部がホッとしたように息を吐く。
だが、俺の手は彼女の胸から離れなかった。
「なら、続きとこうか」
「え……?」
「イッてないんだろう? 俺もほら……経験豊富だっていうプライドもあるしさ? ……優しく、丁寧に――イカせてやるよ。長谷部がハッキリと認めるまで」
俺は彼女の耳元で囁き、右手を彼女の左胸へと這わせた。
羽毛で撫でるような、極限までソフトなタッチ。
充血してパンパンに張り詰めた乳房の表面を、指の腹でそっと這った。
「ひぅ……っ!?♡」
長谷部の身体が、先ほどよりも大きく跳ねた。
一度絶頂を迎え、神経が昂ぶっている状態だ。
そこへの微弱な刺激は、なかなかに効くはずだ。
「なんだ? 触れただけだぞ」
「っ、く……! さわ、らないで……! 気持ち悪い、だけ……で」
「そうか、気持ち悪いだけか」
長谷部の強がりを否定せずに聞き流しながら、俺は左手の指先で、もう片方の乳首の根元を、円を描くようにゆっくりと愛撫し始めた。
触れるか触れないかのギリギリの距離感。
産毛が逆立つような焦れったさが、彼女の神経を逆撫でする。
「ん……っ、うぅ……!♡」
長谷部が唇を噛み締め、声を殺す。
だが、その胸は激しく上下し、俺の指先に自ら吸い付くように反応している。
『ヤリチン』によって長谷部の乳首の感度が、手に取るように把握できる。
こり……くにゅ……。
乳首の先端を、本当に優しく、押す。
そして、指の指紋の溝を使って、敏感な粘膜を擦り合わせる。
「あ、っ……んく、ぅ……!♡」
「どうだ? 痛くないだろ?」
「う、うるさ……い……っ! なんとも、ない……!」
「痛くないならいい」
俺は彼女の乳房全体を掌で包み込み、体温を伝えるようにじんわりと温めた。
そして、親指と人差指で、勃起した乳首の根元を輪を作るように囲み、じわじわと圧迫していく。
逃げ場のない、粘着質な刺激。
血液の流れをコントロールし、先端に感覚を集中させる。
「ほーら、また硬くなってきた」
「ちが……っ、ひぅ、あ……!♡」
否定の言葉を紡ごうとした口から、甘い吐息が漏れる。
俺は攻め手を変えた。
右手の指先で乳首を弾き、左手では乳輪の周りを優しく掻く。
強弱ではなく、種類の違う快感の波状攻撃。
「んぁ、っ、ふぁ……ぁ、あ……!♡」
長谷部の膝の力が抜け、ズルズルと俺の太腿の上に崩れ落ちそうになる。
俺は彼女の腰を支え直し、さらに密着した。
背中越しに伝わる彼女の心臓の鼓動が、早鐘のように激しく打っているのを感じる。
「愛里は素直だったぞ。気持ちいい時は、気持ちいいって泣いて喜んでた」
「うるさい……ッ! そんなこと、いちいち……ん、くぅ……!」
「そうだな。相手をしているときに別の女のことを言うのはマナー違反だったな」
「ちが、っ……そういう話じゃ、んぁっ♡」
憎い敵である俺の言葉など、聞き流していればいいのにそれをする余裕が今の長谷部には内容だ。
指先の動きをさらに繊細にする。
乳首の先端にある、ごく小さな孔。
そこを爪の先でチョン、チョン、とノックする。
針の穴を通すような精密な刺激。
それに長谷部がのけぞる。
「ひ、あッ!? な、なに……そこ、やぁ……っ!」
「ここが弱いのか?」
「うそ……やだ、変……なんか、変なのぉ……ッ!」
彼女の目から、再び涙が溢れ出した。
どうしようもない快感に、理性が溶かされていくことへの恐怖と、生理的な涙だ。
俺は彼女の耳朶を甘噛みし、囁いた。
「認めろよ、長谷部。……『気持ちいい』って言えば、楽になれるぞ」
「い、言わな……い……ッ!♡ 絶対、に……ッ!♡」
「そうか。なら、言いたくなるまで続けるだけだ」
俺は両手の動きをシンクロさせた。
右と左、同時に乳首を摘み、ゆっくりと、ねっとりと回す。
ダイヤルを合わせるように。
快感の周波数を、彼女が耐えきれない領域へとチューニングしていく。
じわり♡
真綿で首を絞められるような、あるいは温かい沼に沈んでいくような、逃れられない快感を与えていく。
長谷部の下腹部に熱い塊が溜まり、それが渦を巻いて彼女の身体中を駆け巡っていくのをスキルの力が正確に捉えた。
「あ、ぅ、ぁ……あ、あ……♡」
長谷部の口が半開きになり、涎が糸を引く。
焦点が定まらなくなり、首がカクカクと揺れる。
抵抗の言葉すら紡げない。
ただ、喉の奥から漏れる獣のような唸り声だけが、彼女がまだ快楽と戦っていることを示していた。
「気持ちよさそうに見えるけどな……お前の身体。俺の指に犯されて」
「ちが、う……ちがうの……ッ! こんなの、おかしい……ッ!」
長谷部は首を振って否定するが、その動きに合わせて胸が揺れ、乳首が空気に触れてさらに敏感になる。
俺はその隙を見逃さず、指で乳首を弾いた。
ぴんっ!♡
「ひィッ!?♡ あ、あ、んあぁっ!?♡♡」
「いい声だ。蕩けそうな甘い声じゃないか」
俺はペースを上げた。
優しさはそのままに、速度だけを上げる。
撫でる、擦る、摘む、転がす。
経験とスキルの力を存分に活かした性技。
彼女の乳首は、もはや俺の一部になったかのように支配下に置かれ、意のままに長谷部に快楽を与えていく。
「あ、あ、あ、あ……ッ! まって、まってぇ……ッ!♡ おかしくなる、おかしくなっちゃうぅ……ッ!♡♡」
「もうおかしいんだろ? ほら、認めろ。イキたいんだろ?」
「ちが、う……いきたく、ない……ッ!」
「嘘つきめ」
俺は彼女の乳房を強く押し潰し、乳首を限界まで突出させた。
そして、そこに唇を寄せ、熱い息を吹きかけながら、舌先でチロチロと舐め上げる。
「ひゃうぅッ!?♡ し、した……だめぇッ!♡」
「指だけじゃ足りないみたいだからな。特別サービスだ」
俺は乳首を口に含まず、舌の表面でザラザラと擦り続けた。
濡れた感触と、生温かい舌の動き。
それが視覚情報として彼女の脳に焼き付き、羞恥心を煽る。
同時に、空いた手でもう片方の乳首を、今までで一番優しく、甘く摘み上げた。
限界。
長谷部の身体が弓なりに反り、ガタガタと震え始めた。
舌と指で快感を上乗せし、一気に限界点を超えさせる。
「あ、あ、くる……っ、きちゃう……ッ!♡ やだ、やだぁ……ッ!♡」
「そーら、イッちまえ」
俺は舌で乳首を強く弾き、指で根元を抉るように刺激した。
「ひ、あ、あひィィィィィィッッ!!!!♡♡」
二度目の絶頂。
長谷部の身体が跳ね上がり、俺の腕の中で痙攣する。
白目を剥き、口から泡を吹きそうなほどの強烈なオーガズム。
彼女は脱力し、ハアハアと荒い息をつく。
「……はぁ……はぁ……ぅ……♡♡」
これで終わりだと思ったのだろう。
ぐったりと長谷部は身体から力を抜こうとしている。
だが、俺の手は休まない。
余韻に浸る隙すら与えず、感度が最高潮に達している絶頂直後の乳首を、即座に弄り始めた。
「ひぃッ!? な、なに……!?♡」
「まだだ。まだお前の口からちゃんと聞いてないからな。あとで「イッてない」なんて言われても困るしさー」
「む、無理……もう、無理ぃ……ッ!♡」
「無理じゃないって。ほら、まだこんなにピンと立ってる」
グリグリ、と容赦なく刺激を加える。
「あ、あ、あああ……ッ!♡ やめ、やめてぇ……ッ!♡ おかしくなるぅ……ッ!♡♡」
「なら、ちゃんと認めろ長谷部」
俺は休むことなく、三度目の波を作り出した。
波状攻撃。
寄せては返す快感の波ではなく、常に津波が押し寄せ続けるような暴力的な快楽。
「い、く……!♡ また、イっちゃう……!♡ たすけ、て……!♡」
「ハッキリと自分の口で宣言しろ。……「イキました」ってな」
俺は両方の乳首をギリギリと甘く捻り上げた。
脳髄が白く弾ける寸前で、さらに強く擦る。
こり、こりこりっ!♡ くりぃっ!♡♡
「あ、あ、あぁぁぁぁッッ!!♡♡」
長谷部の目が白黒し、口がパクパクと動く。
連続絶頂によって思考能力は消し飛び、残ったのは本能だけ。
彼女の目から、決壊したように涙が溢れ出した。
そして、ついにその唇が、敗北の言葉を紡いだ。
「い、う……!♡ いう、から……っ!♡ みとめる、からぁ……ッ!♡」
「何を?」
「イッ、たぁ……ッ!♡ イッたの……っ!♡♡」
「何をされて? 誰に?」
「わ、私は……っ♡ おっぱいを、いじめられて……♡ く、九頭の……て、手で……ぇ、っ!♡♡」
「親友を苦しめている男の手でおっぱいを可愛がられて無様にイッた――そうだな」
「そ、それは――♡ ふぅ、ぎぃいいい……っ!!♡♡」
「言わないなら、しょうがない。何時間でも続けて――」
「み、みとめる……からぁ!♡ わ、私は……親友を苦しめている男におっぱいを可愛がられて……ぶ、無様にイキました。だ、だから……もうっ!♡」
「よくできました」
俺はニヤリと笑い、蓄積された全ての快感を解放するように、両方の乳首を強く、鋭く弾く。
「ラストだ。思う存分、無様にイけ!」
「あ、あ、あひィィィィィィィィッッ!!!!!!♡♡」
長谷部の身体が、バネ仕掛けの人形のように跳ね上がった。
背骨が折れんばかりに海老反りになり、全身の筋肉が硬直する。
足の指が丸まり、空気を掴む手が俺の服を引き裂かんばかりに強く握りしめながら、愛液を溢れさせた。
それは、もはや言い訳の余地のない、完全なる敗北の証だった。
「あ゛……あ゛ぁ……っ、ぁぁぁ……ああぁ……ッ♡♡」
ビクン、ビクン、と痙攣が収まらない。
白目を剥きかけ、口からは大量の涎が垂れ落ち、胸元を汚していく。
乳首は真っ赤に充血し、これ以上ないほど勃起している。
その姿は、この上なく敗北した雌のそれだった。
俺は痙攣する彼女の身体を抱きしめ、耳元で囁いた。
「言っちゃったなー、ちゃんと覚えておけよ? あれだけ息巻いていた癖に胸だけ弄られてイッたエロ女」
「……あ、ぅ……」
長谷部は虚ろな目で俺を見上げ、そしてガクンと脱力した。
自らの言葉で肯定してしまった事実は、きっと呪いのように彼女の心に刻み込まれた。
(とりあえず、これで楔は問題ない)