ようこそクズカスのヤリチン至上主義の教室へ 作:ホメロス
「というわけでAクラスには負けて欲しいんだけど」
「無茶苦茶なことを言ってくるなー」
放課後。
俺は一之瀬を呼び出して事情を説明し、そしてストレートに頼んでいた。
特別試験に負けろ、という一見すると無茶苦茶な内容、だけど一之瀬は問答無用に蹴ることはしなかった。
俺の説明した未来予測――つまりは龍園が失脚することで、Dクラスのコントロールが崩壊し、統率者がいなくなり無敵の人となった生徒が発生するという危惧は、彼女としてもあまり捨て置けない事態だったからだ。
「でも、確かにそういった危険性はある……か」
「あそこのクラスは龍園に毒されているからな、多少の汚いことぐらいなら平然とやれる無敵の人ができてしまうってのは面倒だぞ。無秩序の集団ほど厄介なモノはない。そして、その矛先を向けられやすいのは――」
「現状トップの私たちのクラス……か」
「うちのクラスも相応に嫌われているだろうけどな」
龍園のクラスとはそれなりにやり合っているので、うちのクラスも標的にはされるだろうが優先順位としてはやはり今のトップである一之瀬のクラスの方が高い。
落ちこぼれ確定。
今後、卒業するまで最下位クラスとしてプライベートポイントをやりくりしつつ過ごさなくてはならないDクラス、反してAクラスとして毎月豊富なプライベートポイントが得られて充実した生活が送れることが確定している現Aクラス……まあ、理由としては十分だ。
「……んー、一理あるのは認めるよ。でも、具体的にわざと負ける方法なんて」
「情報を流してやればいい。ちょうどこっちにはDクラスと繋がっているクラスメイトがいるようでな。体育祭の時も出走表を流されていた」
「ええ……」
「だから、そいつをうまく使う。Aクラスとは仲がいいからな。その関係でAクラスのテストの内容を入手、それを裏切り者に偶然を装って流す。そいつはDクラスに流すだろうな」
「偶然を装って情報を流すってわけか……っていうか裏切り者って」
「まず、間違いない。今回のはそれの最終確認でもある」
「Cクラスも色々あるんだねー。……ん、やり方に関してはわかった。でも、将来的なデメリットを低下させるっていう理由だけだと、貴重な特別試験の機会を捨てるのとちょっと釣り合わないかなー」
「対価……ってわけじゃないけど、今回うちのクラスもBのクラスに負けるつもりだ。うまく調整してな」
「えっ、Bクラスに勝たれるとCPの差が縮まっちゃうんだけど……」
「まあ、聞けって。勝たせると言ってもやり方の問題だ。今回、真澄を通してうちのクラスのテスト内容を流出させる」
「真澄……神室さん?」
ぴくりっと一之瀬の眉が動いた気がしたが、俺は気づいていないふりをして話を進めた。
「Bクラスには二つの派閥があるのは知ってるだろ?」
「うん、葛城くんと坂柳さんの派閥だよね。とはいっても葛城くんはともかく坂柳さんについてはよく知らないんだけど」
「その認識で問題ない。そして、真澄は坂柳の派閥の人間だ」
あくまで建前上でしかなく、本人にその気はさらさらないが。
「現クラスリーダーは葛城だが、葛城の指揮のもとでやっていた元Aクラスは首位陥落。葛城派閥はきつい状態だろうな」
「坂柳さん待望論は出ているだろうね」
「そこで坂柳側の人間である真澄が勝利に大きく貢献する手土産を持ち込み、そしてBクラスが勝ったらどうなると思う?」
「それは……難しいことになるだろうね」
一之瀬の言うとおり、確実にBクラスは面倒なことになる。
葛城派と坂柳派の派閥争いで、だ。
この問題ややこしいのが今のところ、まだBクラスの政権は葛城が握っていることだ。
体育祭で大敗してしまったのでその責任を取って、リーダーを交代――というのはやや難しかったからだ。
坂柳自体はくその役にも立ってないし、ぶっちゃけ体育祭ではクラス全体的にあまり活躍できていない。
葛城だけの責任だと押しつけるには負けたとはいえ、やや足りなかったのだ。
そのため、坂柳的にはもう一度負けてもらって、それから交代してクラスの掌握を行うつもりらしい――神室から聞いた。
つまりはこのペーパーシャッフルはまだ葛城の指揮権においてBクラスは戦うということ。
そこに神室がクラスを勝利に導く、材料を持ち込む。
それを坂柳に渡しつつ、同時に葛城側にも神室が試験に勝てる何かを手に入れたらしい、という情報を流す。
当然、葛城側は坂柳側を問い詰めるだろう。
そうすると坂柳側も折角手に入れたものを吐くしかなくなる。
試験に勝てる情報を手に入れておいて、派閥争いのために隠して負けました――じゃ、クラスの支持なんて集められるわけがない。
そして、共有された情報を使ってクラスは勝利すればどうなるか。
今回の功績で坂柳側の支持は多少は増えるだろうが、現リーダーは葛城である以上、その評価が殊更に下がることはない。
坂柳からすれば腹立たしいだろう。
彼女的にはクラスが負けてくれた方が都合がよかったのに、勝ってしまっては葛城の首の皮が繋がってしまう。
Bクラスの勝利によって、Bクラス内の派閥抗争は終わりが見えなくなる。
それは他クラスにとっては都合のいい話ではあった。
「それは……確かに私たちAクラスにとってメリットのある話かも」
「だろ?」
一之瀬がそう返答してくれたことに俺はホッと息をついた。
彼女は博愛主義ではあるが自分のクラスを大事にしているし、とくに今の吹っ切れている今の一之瀬ならそう判断するだろうとは思っていたが……。
最悪、抱き潰して言うことを聞かせる手段もあったがそういった手段はあまり取りたくはなかったので幸いだった。
「でも、いいの? 確かにメリットがあるとはいえ、Cクラスにとって結構な痛手になるんじゃ」
「桔梗には許可は取った。代わりに色々とおねだりされたけど」
細かいクラス内の調整は櫛田に放り投げている、そこら辺を対価に強請られてしまった。
とはいえ、可愛いものだ。
最近、他の女に少し構いすぎ、もっと自分に構えというものだ。
家デートとイチャラブセックスを約束させられた。
(それを聞いた真澄にも強請られたな……)
面倒な派閥抗争に関わらせるのだからしょうがない。
というか、可愛らしい俺の女のおねだりだ。
それぐらいはちゃんと受け止めてやるのが男の度量というもので――
ピロリン、っとそんな音が不意に響いた。
無言で自身の端末を開くとそこには5万プライベートポイントの入金があった。
入金先はもちろん――
「どういうつもりだ?」
「べっつにー? もう話は終わったでしょ? 春日くんの言うことも一理あるし、クラスのためになると思うからその策には乗ろうかなって」
「それとこれ……どう繋がる?」
「……話が終わったんなら、少しぐらい時間あるよね?」
「だから?」
「……み、貢がせてください。春日君の時間……足りないならもっと♡」
どうやら、櫛田や神室の話題を出したせいで一之瀬の嫉妬を煽ってしまったらしい。
別に「今日はそんな気分じゃない」と切って捨ててもいいが――
「そうだな……おい、帆波。今日、この後は暇なんだ。付き合え」
「は、はい♡」
「ああ、当然延長する場合は追加料金を貰うがいいよな? 桔梗たちのデート代もあるからさ」
「つ、使ってください♡」
――――――――――――――――
俺たちはそのまま、俺の部屋へと向かった。
Aクラスのリーダーであり、誰もが認める才色兼備の優等生。
それが一之瀬帆波の表の顔。
だが、その裏側で彼女は、俺という一人のヤリチンに骨の髄まで依存し、自分のプライベートポイントを湯水のように貢ぐ「貢ぎメス」へと成り下がっている。
成り下がったというか、俺がそういう風にしたのだが……それはともかくとして。
一之瀬は部屋に入ると奥へと向かい、そしてゴソゴソとしたかと思ったら、メイド服を着て登場した。
そして俺の前に三指をついてひれ伏した。
「……春日くん。今日は、私のためだけに時間を作ってくれて……ありがとうございます♡」
「え、そのメイド服……なに?」
「その……服飾に詳しい友達に聞いて、用意して……に、似合わない……かな?」
「いや、似合うか似合わないかで言えば似合っているけどさ」
問題はそこではない。
なんでメイド服を用意しているのか……という点だったが、あまり気にしない方が良さそうだ。
恐らく、色々と気分が高まって用意してしまったのだろう。
俺は気にしないことにした。
「……まあ、まあともかく。ポイントを払われた以上、時間は作ってやるが……俺は一切、動く気はないからな。お前が勝手に動け」
「はい♡ 私に支払わせてくれた春日君の時間、満足できるように頑張るからね?♡」
ポイントを支払った一之瀬の方がへりくだっている。
傍目から見れば異様な関係性だが、少なくとも俺達二人の間では正常だった。
俺が上で、一之瀬は下。
うっとりとした表情で俺の脚にすり寄ってくる一之瀬。
「春日くんは何もしなくていいからね? いっぱい、ご奉仕します……っ♡」
今回、一之瀬が5万プライベートポイントを支払って頼んできたのはご奉仕セックスだ。
俺がやるのではなく、彼女が主体となって動きたいとのこと。
金を支払ってサービスを受けるのではなく、サービスをしたいというのはどういうことか。
櫛田たちへの対抗意識か、金を支払ってまでサービスをする行為に被虐的な悦びを感じているのか。
まあ、どっちもだろう。
あの一之瀬から性的なサービスをしてもらうなんて、他の男子生徒なら全財産なげうってでも受けたいサービス。
それをポイントまで受け取って堪能できるのだから、バレたら刺されてもおかしくないな。
そんなことを頭の片隅で考えながら、俺はソファーに体重を預け、両脚を軽く開いた。
その両脚の間に、一之瀬は跪いた。
「し、失礼するね……っ♡」
そして、一之瀬は俺のズボンのジッパーを下ろし、昂りきったペニスを取り出した。
「わっ……相変わらず、大きい……♡」
彼女はまるでご馳走を前にしたように瞳を輝かせながら、俺の股間へと顔を近づけた。
そして、両手で俺のモノを大事そうに包み込み、先端の亀頭に薄紅色の唇を押し当てる。
ちゅっ♡
何かの儀式のようにしっかりとキスを落としてから、一之瀬の奉仕は始まった。
ちゅむっ、れろぉ……っ、じゅぽっ♡
「んっ、んむ……っ!♡ はぁっ、これっ♡ 春日くんのおちんぽの匂い♡ 熱さ♡ これなのぉ……っ♡」
「Aクラスのアイドルとは思えない顔をしているな。帆波がこんな顔をしてちんぽを咥えている姿、男子たちが見たら腰を抜かすぞ。いや、前屈みになるか……」
「ちゅ、れろっ♡ も、もう♡ やめてよ、春日くん♡ いじわるぅ……♡」
「誰も知らない帆波を俺だけが独占できて、幸福だって話さ」
じゅるるっ♡ じゅぽっ、れろっ♡ ちゅるっ♡
一之瀬は言葉こそ返さなかったが、喜んでいるのは伝わってきた。
より喉の奥まで俺のモノを咥え込み、熱心に奉仕を行う。
俺は一切腰を動かさない。
ただソファーに座り、一之瀬が俺の股間で必死に頭を振る様を、見下ろして楽しみながら、時折彼女の気分を盛り上げるような言葉を囁く。
じゅるるるっ!♡ ごぽっ、ちゅぱぁっ!♡
「んぐっ、んぅぅ……ッ!♡ あぁっ、春日、くんっ……!♡ どう、かな……っ!♡ んちゅっ、れろっ♡ 私、うまく……できてる?♡」
「ああ、いい感じだぞ帆波」
「んむっ、ぐっ……!♡ ぷ、はぁ……よかった♡ ん、じゅるるっ♡」
一之瀬は両手で俺の太腿を掴み、自分から俺のペニスを喉の最深部へと押し込み始めた。
「んおっ、お゛ぇ……っ!♡ んぐっ、んぐぅぅっ……!!♡♡」
「はは、いいぞ。帆波の喉の感触……悪くない締め付けだ」
「んぐっ!♡ んぐっ!♡ んぅぅぅっ……!!♡」
じゅぼっ!♡ ずぽぽぽっ!♡ ごぽっ……!♡♡♡
涙目で咽せながらも、彼女は決して口を離そうとしない。
息継ぎも忘れたかのように、ただひたすらに俺の雄をしゃぶり尽くすことだけに全精力を傾けていた。
「っ……そろそろ出るぞ。しっかり飲めよ」
「んっ! んむぅっ……!!♡」
俺の合図と共に、一之瀬はさらに強く俺の根元まで吸い付いた。
限界まで高まった快感が、彼女の狭い喉の奥へと解き放たれる。
びゅくっ!♡ どくどくっ!♡ びゅるるっ!♡
「んぐっ!♡ んぐっ……ごくんっ、んむ……ッ!!♡♡」
一之瀬は喉仏を何度も上下させ、俺が放った濃密な精液を、一滴も逃すまいと必死に飲み下していった。
そして、ゆっくりと口を離すと、唇の端から白い唾液を糸のように引かせながら、恍惚とした笑顔を向けた。
「ぷはっ……はぁ、はぁっ……♡ えへへ……っ、春日くんのせーえき、全部飲んじゃったぁっ……♡」
「いい子だ。……けど、まさかこれで終わりじゃないよな?」
そう俺が言うと当然だと言わんばかりに一之瀬は頷いた。
彼女に促されるまま、俺はソファーに寝転がった。
そんな俺の身体を跨ぐように、彼女は上に乗り――
「春日くん、入れる……ねっ?♡」
彼女は片手で俺の既に硬さを取り戻していたペニスを握ると、すでに愛液でぐしょぐしょに濡れた自身の秘所へと先端を当てがった。
そして、自らの体重をかけて、ゆっくりと、しかし確実に俺の太いモノを飲み込んでいく。
「あ゛っ、んんっ……!♡♡ はいるぅっ……春日くんの、おっきいの……私の奥までっ……!♡」
ずちゅっ!♡ ぐちゅっ!♡ ぱんっ!♡
一之瀬は俺の上に跨がったまま、自ら激しく腰を上下させ始めた。
豊満な胸が、彼女の動きに合わせてメイド服越しにブルンブルンと動いているのがよく見える。
「あ゛あ゛ッ!♡ すごいっ、すごいよぉっ!♡ 私のお腹の奥、春日くんでぐちゃぐちゃになって……!♡」
「もっと腰を振れ、帆波。自分だけ楽しんでいるのはご奉仕とは言わないだろ?」
「はいっ、はいぃっ!♡」
パンッ!♡ パンッ!♡ パンッ!♡
肉と肉がぶつかり合う、激しい破裂音が部屋に響き渡る。
一之瀬は髪を振り乱し、だらしない声で喘ぎ続けながら、俺の上に何度も自らの秘所を打ち付けてくる。
クラスの皆から慕われる『完璧な一之瀬帆波』の姿はここにはない。
いるのはただ、男にポイントを貢いで腰を振り、いかに気持ちよくなってもらえるかしか頭にない雌だけだ。
「いいぞ、帆波っ。そろそろ二度目が出そうだ」
「あ、あっ……!♡ い、いくっ!♡ 私も、いっちゃうぅぅッ!♡ 春日くんの、全部、中に出してぇっ!!♡」
一之瀬は俺の腹に手をつき、極限まで腰を深く沈め込んだ。
彼女の膣壁が狂ったように収縮し、俺のペニスをぎゅうぎゅうと搾り上げてくる。
びゅくっ!♡ どくどくっ!♡ どびゅるるるるっ!♡♡
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛んッッ!!!♡♡♡」
俺は彼女の子宮の最深部へと、二度目の熱い欲望をぶちまけた。
一之瀬は背中を弓なりに反らせ、長い長い絶頂の痙攣に身を委ねた。
ビクン、ビクンと彼女の身体が波打ち、俺のペニスを愛おしそうに締め付けてくる。
「……はぁ、はぁ……っ、あぁ……♡ あったかい……っ、春日くんの精子で、お腹の中、いっぱい……っ♡」
脱力し、俺の胸元に崩れ落ちた一之瀬の頭を、俺は気怠げに撫でた。
「……おい、まだ終わってないぞ。俺のモノ、ちゃんと綺麗に掃除しろよ」
「あっ……は、はいっ……♡」
疲れ切っている相手に対し、鞭を打つような言動。
だけど、一之瀬はそれに嬉しそうに声を上げ、ふらつく身体をなんとか起こし、俺のペニスからゆっくりと腰を浮かせた。
結合が解かれると、彼女の秘所からは俺が注ぎ込んだばかりの精液と、彼女の愛液が混ざり合った白濁の蜜が、とろとろと溢れ出した。
一之瀬は俺の股間に再度、顔を埋めた。
「れろっ、ちゅぱっ……んちゅぅっ……♡」
「いいぞ。一滴も残すなよ」
「んっ……じゅるるっ……♡ はい♡ 春日くんのモノ……私が全部、綺麗にします……っ♡」
彼女は舌を巧みに使い、俺のペニスにまとわりついた精液を丁寧に舐め取っていく。
カリ首の裏側、筋の部分、そして根本まで。
まるで汚れを拭き取るというよりは、ご褒美の蜜を舐め集めるような、うっとりとした手つき――いや、舌つきだ。
「えへへ……綺麗に、なったよ……♡」
すべてを舐め尽くし、口元を手の甲で拭った一之瀬が潤んだ瞳で俺を見つめてくる。
「ああ、最高だったぜ。けど、一度で満足なのか?」
「それは……その♡」
モジモジと溢れた精液で汚れた太腿を擦り合わせる一之瀬。
「俺としては……もう少しメイド帆波のご奉仕を受けたいところだな」
「あぁっ……♡ うん、頑張るね!♡ 私、もっと……嬉しい……っ♡」
幸せそうに微笑み、俺の胸にすり寄ってくる一之瀬。
この後、二回戦、三回戦と続いたのは言うまでもない。