ようこそクズカスのヤリチン至上主義の教室へ 作:ホメロス
――あ、ぁ……っ。
朦朧とする意識の中で、ひどく甘ったるい水音が耳に届いた。
ぐちゅっ、ずちゅっ、ぱんっ、ぱんっ……♡
肉と肉がぶつかり合う激しい音と、聞いたこともないような甲高い、女の嬌声。
「あ゛っ、ああっ!♡ んあぁっ!♡ すごいっ、春日くん、すごいっ……!♡」
ゆっくりと重い目を開けると、視界の先、ベッドの上では信じられない光景が、いや信じたくない光景が広がっていた。
私の大切な友達の愛里。
いつも大人しくて、男の人の視線に怯えるように俯いていたはずの彼女が男の――九頭の身体の上で顔をだらしなく蕩けさせながら、腰を振りたくっていた。
彼女が腰を打ち付ける度に淫らな水音が部屋に響く。
「もっと、もっと激しくっ……! 私を、春日くんでいっぱいに、してぇっ!!♡」
「出すぞ、愛里っ! お前の綺麗なナカに、俺の全部をぶち撒けてやるっ!」
「はいっ、はいぃっ!!♡ 全部、私に、ちょうだぁいっ!!♡ 中に出してぇっ!!♡」
九頭がそう言って腰を動かして突き上げた瞬間、愛里の身体が弓なりに反り、ビクンビクンと激しく痙攣した。
甘い、蕩けるように甘い嬌声が響いた。
処女を失ったばかりだとは思えないほど、気持ちよさそうな声と共に絶頂を迎えている。
私は、自分が置かれている状況をゆっくりと思い出していた。
守れなかった。
ただ耐えるだけの……いいや、負けを認めることさえしなければ勝てるゲーム。
それに私は負けた。
限界まで開発され尽くした私の身体はもう私のものじゃなくて、彼の与える快楽に抗うことなんてできず、無様に何度も何度も果ててしまった。
それでも頑張ったのだ。
何度も何度もイカされても、必死に耐えて、耐え抜こうとして。
だって、私が負けを認めたから私の大切な友達の、大切なものを奪われてしまうから――だから。
でも……。
目の前で、事後特有の甘い空気を漂わせながら九頭と深く口づけを交わす愛里の顔には、微塵も「無理やり奪われた」ような悲壮感なんてなかった。
むしろ、ずっと欲しかったものをようやく手に入れたような、心からの幸福感に満ち溢れている。
九頭に身体を預け、愛おしそうに彼にすり寄る親友の姿。
ガラガラと。
私の中で、何かが音を立てて崩れ落ちていくのが分かった。
九頭のことを憎んでいた。
愛里を脅し、私をオモチャにして弄ぶ最低のクズ。絶対に許せない怨敵。
だから私は、大切な親友を守るために、自分の身体を身代わりとして捧げる決意をした。
そのはずだったのに。
最初は本当にそう思っていた……はず、なのに。
ふと、走馬灯のようにこれまでの記憶が蘇ってきた。
愛里を盾にして私の身体を弄んできた最低のクズ。
でも、いつからだろうか。
彼との行為を重ねるにつれて、触られる前から……呼び出されてアイツのところに向かうまでの間に、私のあそこが濡れるようになったのは。
九頭はきっとうまいのだろう。
そうでなければ私が憎い相手に触られてもあれだけ乱れてしまう淫乱になってしまう。
だから、私が悪いんじゃない。
アイツが悪いんだ。
クズの癖に、女を啼かせるのは上手いから。
いつしか、期待するようになっていた。
「愛里の身代わりになっているから仕方ない」、そんな大義名分を盾にして、私は彼からの愛撫を受け入れるようになっていた。
決して口には出さなかったけど、「仕方ないんだ」「愛里のためなんだ」と心の中で呟くのは楽だった。
だから、彼の手で弄られ、吸われるたびに、頭が真っ白になるほどの快楽に酔いしれてもそれは仕方ないことなんだって。
本当はだいぶ前から気付いていた。
私の身体は、もう彼が与えてくれる快楽なしでは……。
憎い相手のはずなのに、彼の顔を思い浮かべるだけで、徹底的に嬲られて調教され尽くした胸の先端が、ジンジンと熱を持って疼いてしまう。
そんな自分をなんとか見ないようにしていたのに。
友達のために耐えている悲劇のヒロイン、という建前があれば目を逸らすことができていたのに。
けれど、その建前は、跡形もなく消え去ってしまった。
愛里は九頭との関係を望んでいた。
彼女を苦しめていた怨敵という設定は、最初から存在しなかったのだ。
私のやってきた自己犠牲なんて、ただの独りよがりなピエロの滑稽な一人芝居。
守るべきものも、憎むべき理由も失った。
いや、それでも自らを弄んだ相手だと敵愾心を燃やそうとするも――ああ、ダメだ。
だって、目の前で甘々セックスをする彼と愛里の姿に見て、「羨ましい」なんて思ってしまった。
「はぁっ……っ、ぁ……」
どうしようもなく自分の雌の部分が疼く。
下腹部の奥がきゅんきゅんと締め付けられ、愛液がツツーッと太腿を伝うのが分かった。
さっきまで限界まで責められ、何度も絶頂して気絶していたはずなのに。
身体の芯に残った熱が、二人の交尾の匂いと音に当てられて再び燃え上がり始めている。
たまらなくなって、私は無意識のうちに自分の胸へと手を伸ばしていた。
彼の歯形が残る、赤黒く腫れた乳首。
それを指先でそっとつまみ、こりこりと転がす。
「んっ……ぁ……っ♡」
自分で触っているだけなのに、アイツの指先を思い出して、脳髄が痺れるような快感が走った。
空いているもう片方の手を、濡れそぼった自分の秘所へと這わせる。
愛里があんなに気持ちよさそうに鳴いていた。
あんなに熱く彼に満たされていた。
その想像だけで、クリトリスははち切れんばかりに勃起し、指先が触れただけでビクンッと腰が跳ねた。
「ふぁっ……ぁ、きもち……いぃっ……♡」
私は、自分がどれだけ惨めなことをしているかも忘れ、ただ下半身の疼きを鎮めるために、シーツの陰でこっそりと自分の身体を慰め始めた。
ぐちゅっ、ちゅぷっ、と卑猥な水音が、私の指先から微かに漏れる。
でも、足りない。
気持ちいいけど、届かない。
こうじゃない。
アイツの手なら、指ならもっと――
「……何をしてるんだ、長谷部?」
「ひあっ!?」
頭上から降ってきた声に、私はビクッと肩を震わせ、慌てて手を止めた。
視線を上げると、愛里との行為を終えたばかりの九頭が、いつの間にかベッドから降りて私の目の前に立っていた。
見とがめられた。
私が隠れてオナニーをして発情しているところを。
「ち、ちがうの……っ! これは、その……さっきの余韻が、勝手に……っ」
必死に取り繕って言い訳をしようとした私の顔の前に、九頭はぬっとソレを突きつけてきた。
「ひっ!?」
息を呑んだ。
圧倒的な迫力。
さっきまで愛里を狂わせていた雄の象徴。
愛里の透明な愛液と、彼女の中に注ぎ込みきれなかった白い精液が混ざり合い、生々しい匂いを放っている。
「……ごくり」
思わず、喉が鳴った。
憎い相手のもの。
私を苦しめて、弄んだ男のもの。
それなのに、この逞しく脈打つ肉棒で、もし自分が貫かれたら。
愛里のように処女を奪われたばかりだというのに、あんなに気持ちよさそうにイキ狂ってしまうのだろうか。
そんな淫らな妄想で頭がいっぱいになった。
目を逸らすことができない。
「言い訳はいい。そろそろ、お前の方も食ってやる。期待通りにな?」
「っ……! だれが、期待なんて……きゃあっ!?」
九頭は私の言葉を無視し、強引に手首を掴んで無理矢理立たせると私をベッドの上に。
そして、手慣れた手つきで私の服を脱がせると、私の開かれた股の間に陣取り、覆い被さるようにして組み敷いてきた。
「な、なに……っ! や、やめて……っ!」
正常位の体勢。
彼の硬い亀頭が、私の濡れそぼった秘所の入り口にピタリと当てがわれる。
「やめろ? 自分で指を入れてぐちょぐちょに濡らしてた癖に、何言ってんだ」
「ちがっ……! それは……」
処女を奪われる恐怖と、それを上回る圧倒的な快楽の予感。
「だめ……っ、やだ……っ」
私は必死に腰をよじり、彼の胸板を両手で押し返そうと足掻く。
けれど、すっかり快楽に毒された腕にはまるで力が入らず、弱々しく彼の身体を押し留めることしかできない。
頭では逃げようと強張りながらも、下半身は彼を受け入れるためにヒクヒクと卑猥な開閉を繰り返しているのがわかってしまう。
「いやっ、だめぇっ……痛っ!? あ゛あ゛あ゛ッ!!♡♡」
それでも何とか抵抗しようとする私の胸に九頭の手が伸びて、ピンと硬くなっていた乳首を容赦なく強く捻り上げた。
脳髄を突き抜ける強烈な快感の電撃。
さっきまで自分で触っていたときとはまるで別物の快楽に、私の声は甘い嬌声へと変換されて口から飛び出した。
口をパクパクとさせ、声にならない悲鳴を上げながら私は背中を反らせて快感を逃そうとすることしかできない。
「おいおい、誰のせいで愛里は処女を奪われたと思っているんだ?」
九頭の冷酷な言葉が、私の耳元に突き刺さった。
「お前がイッたことを認めなかったら、それで話は済んだのにどこの誰が負けを認めたんだっけ? 口に出して認めなければ負けようがないゲームに負けたのは誰だ?」
「あ……うぅ……っ」
「それなのに自分は処女を奪われたくないって言うのか? それは筋が通らないんじゃないか?」
言葉の刃が、私の心を滅多刺しにしていく。
そうだ。
私が負けて、快楽に屈したから、愛里を守れなくて、でも愛里は別に嫌じゃなくて、でも、それなら、だって――
もうわけがわからない。
「お前が負けたせいで愛里は処女を奪われたんだ。なら、お前も処女を差し出すのが友達ってもんだろうが……よ!」
ずぷっ、ずぶぶぶぶっ……!!♡
「い゛ッ!!? あ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!!!♡♡」
問答無用。
一切の容赦のない力任せの一突きが、私の純潔の証をあっさりと引き裂き、一番奥の子宮口まで一気に突き刺さった。
裂けるような痛み。
そして、それを一瞬で飲み込んでしまうほどの、狂おしいほどの圧倒的な異物感と充実感。
「あぁっ、ひぐっ……! は、いっちゃった……っ、私の奥に……っ♡」
「きっついな。愛里のナカも最高だったが、お前の処女マンコも俺を千切らんばかりに締め付けてきやがる。……たまんねぇな」
パンッ!♡ パンッ!♡ パンッ!♡
処女を貫いた余韻に浸る暇すら与えず、九頭はすぐさま激しいピストンを開始した。
「ひぎぃっ!♡ ああっ!♡ まって、はやいっ、痛いぃっ!♡」
「痛い? 嘘つけ。本当は気持ちいいんだろう? ほら、こことか」
「あ゛っ!?♡ そこ、だめっ! あっ、ああっ、こすれるっ!♡」
私の中で一番敏感な場所を、彼の太い肉棒が正確に、そして暴力的にゴリゴリと抉り上げていく。
それだけで痛覚は麻痺し、ただただ頭の芯が真っ白に飛んでいくような快楽の奔流に全身が支配される。
「おいおい、どうした? あれだけ憎まれ口を叩いていた相手に、無理矢理処女を奪われてそれで気持ちよく喘いで……愛里に悪いと思わないのか?」
「ち、がっ……! あぁっ!♡ わ、わたしは……そんなつもりじゃ……ひあっ!♡」
私は必死に首を振って否定しようとしたけど、その言い訳を許さないようにひときわ深く、最奥を小突かれる。
どちゅんっ!!♡
「あ゛あ゛ッ!♡ ひぎぃッ!♡」
それだけで否定の言葉を紡ごうとした私の口からは、その代わりに甘ったるい絶叫が飛び出した。
快感のあまり白目を剥きかけ、だらしなく舌を出して全身をガクガクと震わせることしかできない。
「嘘つけ。証拠に、お前のナカ、さっきからギュウギュウ俺のモノを締め付けてるぞ? おい、気持ちいいんだろ? え?」
「あ゛あ゛ッ!♡ ちがう、ちがうの……あひぃっ!♡ い、いやぁっ!♡」
「違う? じゃあなんでこんなに締め付けているんだ? なんでこんなに俺のペニスを欲しがって奥まで飲み込もうとしてるんだ? 処女を破ったばかりなのにそんなに甘ったるい声を上げている理由は?」
「ひぐっ、あ゛あ゛あ゛ッ!♡ ちがっ、そんな、こと……っ!♡」
どちゅっどちゅっ!♡ どちゅん!♡ ずちゅっ!♡
「あーあ、こんなにダラダラと愛液を出して……わかってる? お前、レイプされてるんだぜ長谷部。それなのにこんなに気持ちよさそうに濡らして」
「ちがう♡ ちが……うっ♡ だって、こんなの……♡ へん、へんだから♡」
「そうだよなー、俺は憎い相手だもんな。お前を脅して身体を弄んで、愛里の処女も奪ってさ。そんなやつ相手に気持ちよくなるなんて……間違ってる」
「そ……そう!♡ だ、だから……これは違って♡ 全然、気持ちよくなんかぁ……♡」
そんなことはない。
そんなの一番私がわかっている。
それでもなんとか目を逸らして、見ないようにして。
否定をしようとした私に――アイツは無慈悲に囁いた。
「――でも、それが気持ちいいんだろ?」
「……あ♡」
だめ、やめて。
そう心の中で叫んだけど、当然のことながらそんな心の声なんて伝わるはずもない。
いや、もしかしたらわかってて言ったのかもしれないけど。
「胸を弄られていた時もそうだっただろう? 友達のために身代わりになったヒロインが、憎い相手に気持ちよくされるなんて間違ってる。――だから、気持ちいい。相手を喜ばせないように感じてないフリをしようとしたのに、努力空しく絶頂してしまう。――だから、気持ちいい」
「ひあっ!?♡ あ゛あ゛っ!♡」
「愛里を守るための絶対に負けてはいけないゲームで、無様にイッて負けを認めたあの瞬間。本当は、あの絶対にやってはいけない敗北に――極上の快感を感じてたんじゃないか?」
「ち、が……そんな……っ!♡」
「親友の処女を賭けていた大事なゲームに負けた罪悪感も、絶対に許してはいけない男にめちゃくちゃに犯されて喘がされているこの状況も、全部お前にとっては最高のスパイスなんだ。わかるだろう? お前はダメなこと、許されない行為をすればするほど、お前の子宮は喜んで発情している。違うか?」
「あ゛あ゛ッ!♡ ひぎぃッ!♡ や、やめて……それ以上、言わな、いでぇっ!♡」
九頭の言葉が、私の心の一番深く、無自覚に蓋をしていた部分を鋭く抉っていく。
違う、そんなことない。
そう否定したいのに、アイツの言葉に納得していく自分がいる。
見ようとしていなかった、目を逸らそうとしていた本当の自分。
それを露わにされていくようで――それはあってはならないこと、だからこそ。
「――教えてやるよ。お前は間違っていることほど気持ちよく感じる、救いようのないド変態女だ。「堕落願望」、それがお前の性癖だ」
カチリ、と音がした気がした。
どうしようもない変態女、そんなレッテルを貼られたというのに、子宮がキュンキュンと疼いてたまらなく気持ちよくなった。
思い出すのは負けてはいけないゲームで絶頂してしまったあの瞬間。
そして、愛里が犯されているのを見てオナニーをしてしまった時のこと。
絶対に許してはいけない間違っている男にこうして犯されて、無様に喘ぎ声を上げさせられている自分。
自覚してしまう。
そんな自分を客観視して――だからこそ、興奮している私の存在を。
ダメなことほど気持ちいい。
許されない行為ほど興奮する。
自分でも気づいていなかったドロドロとした性癖を、彼の手によって完全に掘り起こされてしまった。
ああ、そうだ。
例えば……例えば、だ。
こんな女を何とも思わない、セックスだけは上手いヤリチン男。
九頭春日に心の底から屈服して、堕落してしまったら?
女を食い物にするなんて許せないなんて敵視し、刃向かったのに暴力じゃなくてただのセックスの上手さだけで躾けられて、従属してしまったら?
それはなんて、それはなんて――
ああ、ダメだ。
考えてはいけない、いけないのに……!
私の理性は、彼の激しいピストンのリズムと、脳髄を犯す言葉責めによって、ドロドロに溶けて完全に形を失っていった。
「あ……あぁ……っ、わたし、最低だ……っ♡」
情けない。
どうしようもない情けなくて、無様で、死にたいほど無力で。
でも、どうしようもなくて。
九頭のチンポで気持ちよくなる私。
最悪で、最低で、私は大粒の涙をこぼして泣き出した。
友人を守れず裏切り、憎い男に犯されて喜んでいる自分。
そんな惨めな状況を嘆いているはずなのに。
子供のように泣きじゃくりながら、私の子宮はこれ以上ないほどに激しく興奮し、歓喜の蜜を溢れさせていた。
救いようのない自分の本性に気付かされ、私の中で辛うじて形を保っていた理性と自尊心は、ポッキリと完全に折れ、ドロドロに溶けて形を失った気がした。
「あ、あ、あああっ!♡ ごめっ、ごめんなさいぃっ!♡」
「何がごめんなさいなんだ? 憎い相手にちんぽを突っ込まれて喘いでいることか? 本当にどうしようもない変態女だ」
「ひぐっ、うわぁぁぁんっ!♡ そう……です♡ きもちよくなっちゃだめ、なのに……そう思えば思うほど、どんどんときもちよくなって!♡ 私、わたし……っ!♡ うぁああああっ!♡♡」
顔をくしゃくしゃにして、子供のように大声で泣きじゃくって声を上げた。
自分が情けなくて、どうしようもなくて。
でも、当然のように彼はそんなことで許してはくれなくて。
私をただの雌だと教え込むようにストロークを叩き込む。
それにただ喘ぎ声を上げさせられる。
無様で、情けなくて――だからこそ、とても気持ちいい。
私は九頭が言ったとおり、最低のド変態女だった。
「いくぞ、波瑠加っ! お前が愛里を守れなかった罰として、俺の精子をたっぷりと子宮に注ぎ込んでやる!」
「あ゛っ、あ゛あ゛っ!!♡ い、いくっ! 私、いっちゃうっ!♡ いっぱぁいっ、出してぇっ!!♡」
もう、建前もプライドもない。
私は自ら両足を彼の腰に絡みつけ、一番奥まで彼を受け入れるために背中を反らせて絶叫した。
どびゅるるるるっ!♡♡ びゅくっ!♡ どくどくっ♡ どくんっ!!♡
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛んッッ!!!♡♡♡」
子宮の最深部に、焼け付くような熱い精液が勢いよく叩きつけられた。
私は白目を剥きながら、人生で初めての精液が子宮の奥を叩く快感を体験しながら、極限の絶頂を迎え、身体をガクガクと激しく痙攣させた。
「はぁ、はぁっ……あ……っ♡ あぁ……っ♡」
力が抜け、シーツに沈み込む私。
繋がった部分からは、彼が注ぎ込んでくれた熱い精液と、私の処女血、そして大量の愛液が混ざり合った白濁の蜜が、トクトクと脈打ちながら溢れ出している。
終わってしまった。
私のすべてが。
彼に蹂躙され、完全に屈服させられた。
私の最低な願望も白日の下にさらされてしまった。
「あ……あぁ……っ、わたしは、なんて……っ」
圧倒的な快楽の余韻の中で、私は再び激しい自己嫌悪に襲われていた。
友達を守れず、絶対の怨敵に犯され、無様に喘がされて、おねだりをして、イカされて……どうしようもなく哀れ、情けなくて、死ぬほど気持ちよくて、だからこそ恥ずかしくて、悔しくて、惨めで――
「いいんだよ、波瑠加ちゃん」
「……あい、り……?」
ふと気がつけば、いつの間にか愛里が私のすぐ傍に寄り添っていた。
彼女は事後の火照った身体を私にすり寄せ、私を安心させるように、その豊かな胸で私の頭を優しく抱きしめてくれた。
「私ね、ずっと見てたの。波瑠加ちゃんが春日くんにいっぱいいじめられて、すっごく気持ちよさそうにしてるところ♡」
「あ……うぅ……っ、ごめ、ごめんね、愛里……わたし……ッ」
「いいんだよ、嬉しかったのそのこと自体は。波瑠加ちゃんが自分を身代わりにしてまで、私を守ってくれようとしてくれたこと本当に嬉しかったんだ。でも、だからといって苦しんでる姿を見るのは嫌だったんだ。私、春日くんとその……スルこと嫌じゃないし……」
「あい……り……」
「だから、その身代わりになって波瑠加ちゃんが嫌な思いをするのは嫌だったんだ。でも、波瑠加ちゃんったら春日くんにいじめられてすっごく気持ちよさそうで……安心しちゃった♡」
「やめて、言わないで……わ、わたし……」
「もう、頑張らなくていいんだよ。意地を張る必要もない。波瑠加ちゃんも、私と同じなんだよ。春日くんにメチャクチャにされるの、最高に気持ちよかったんだよね?♡」
「あ……っ……♡」
愛里の言葉は、酷く優しく、そして底なしの沼のように甘かった。
私をすべて肯定して受け入れてくれている。
天使のような安らかで、そして毒のように甘かった。
「もう頑張らなくていいの。これからは二人一緒、春日くんに気持ちよくさせてもらおう?♡ 何も我慢しなくていいんだよ?♡」
「あ、ぅ……あっ……」
「……一緒に堕ちよう、波瑠加ちゃん♡」
「……あい、り……うん……っ、うん……ッ♡」
その優しい肯定に、私の中で辛うじて残っていた理性す、完全に溶けて消え去っていく。
守りたかった友達と一緒に堕ちる。
それは最高の堕落だ。
「さあ、波瑠加ちゃん。春日くんのモノ、波瑠加ちゃんの中をいっぱいにして、汚れちゃってるでしょ? 二人で綺麗にお掃除してあげよっか♡」
「お掃除……うん、わかった……私、やる……っ♡」
愛里に促されるまま、私は這いつくばって九頭の股間へと顔を近づけた。
愛里と二人で顔を並べ、先ほどまで私の処女を散らし、子宮に白濁を注ぎ込んだ凶悪な肉棒を、愛おしそうに見つめる。
私の血と愛液、そして彼の精液でドロドロに汚れたそれに、ためらいなど一切なかった。
「れろっ……ちゅぱぁっ……んちゅぅっ……♡」
「んっ……じゅるるっ……おいしいね、波瑠加ちゃん……っ♡」
私たちは示し合わせたように、左右から同時にペニスに舌を這わせた。
私と愛里、二人分の処女を奪ったどうしようもないクズな男のペニスをしゃぶり、汚れを舐め取り合う。
そんな倒錯した光景に、私の子宮はまたしても歓喜に震え、熱い蜜を溢れさせたのだった。