ようこそクズカスのヤリチン至上主義の教室へ 作:ホメロス
「ねえ、本当に大丈夫なんでしょうね」
「大丈夫だって。ここは……前にも言っただろう?」
「「エローズ」……だっけ? そんなクソみたいな組織があるなんてね。ここって高育ってほんと最低」
「それは否定しないがな。その高育に入学したおかげで俺と出会えたんだぜ?」
「偉そうに……クズの癖に。……ちゅっ、んちゅ♡」
「そのクズのチンポを学校の中でしゃぶっているお前はなんだ? 真澄」
「ばか、知らない。あむっ、ちゅっ……れろっ♡」
神室真澄を堕としてから少し経った。
あの日以来、神室はなんというか――可愛いやつだ。
口ではこんな風に反抗してくるのに、愛情を込めたフェラはやめない。
ここが学校の中なのに、だ。
昼休みの時間、人気のない校舎の隅で膝をついてフェラチオをやる――なんて前の神室だったら絶対にやらない行為だ。
それをしながら憎まれ口を叩くのだから、そりゃ可愛いとしか言いようがない。
「前も言ったとおり、「エローズ」が作った意図的な死角がある場所とかカメラがあるけど記録されない場所ってのがあるんだよ」
「ほんと意味がわからないわね」
「「エローズ」はそれぐらい学校のシステム、その根幹に関わっているってことさ」
あくまでゲーム上はそうだった。
気にしたことはなかったが冷静に考えて現実に、長年にわたって活動してきたエロ組織なんてものがあったら、下手すると高育の教師陣より権力がありそうだな。
これまでやってきたこと全部、ぶっ放せば高育たぶん吹き飛ぶし。
「それでやることがヤリ場を作ることか、その……エッチな動画とか録音とか買い取ったりだなんて」
「真澄」
「なによ」
「お前との処女喪失セックス。限定配信にしたら500万稼げたわ。お前の分もちゃんとあとで送っておくから」
「死ね」
「あと、あの時のパンツも100万ぐらいで買い取ってくれたから600万の稼ぎだな。あとは音声のみってのも結構需要があるみたいで、かなり稼げそうで――って、あいだ」
「ふん、クズ野郎……。ちゅぷっ、れろっ……れちゅっ♡♡」
さすがに揶揄いすぎたらしく、チンポを強く握って神室は抗議をしてきた。
とはいえ、本気で怒っているというわけでもない。
なにせ神室のエロ動画や音声を売ることに関して許可は取っているからな、普通に嫌そうな顔こそしていたがそれで収入としてプライベートポイントを設けていることを感謝すると、彼女は満更でもなさそうな態度になった。
ほんと、可愛いわ。
俺に金を貢いでいる感覚なのかもしれない。
「本当に……んちゅっ♡♡ 身バレとか……大丈夫なんでしょうね♡」
「問題ないってちゃんと編集もしてるし、「エローズ」がどれだけの期間活動していた組織だと思ってるんだ。誰かが情報漏洩してしまえば、それでおじゃんになるような組織だからな。隠蔽とか情報統制に関しては信じていい。決して足はつかない」
「なら、いいけどさ……。れろっ♡」
「それに買い取りサービスでいい物を売ると次第にお得意様になってサービスも増えるんだ。取り扱いできるアイテムの種類が増えたり、あとはサービスが増えたり」
「サービスって?」
「まあ、色々だ。プレイのためのサポートだったり、売春の斡旋とか」
「ば、売春の斡旋? そこまでやってるの?」
冷静に考えて国家の税金が入ったエリート校の裏で売春の斡旋をやっているのはヤバいな、でもまあここはエロゲー世界だからそういうものなのだ。
売春の斡旋というの正しくその言葉通りの意味合いのシステムだ。
「エローズ」に依頼すればデリバリーで女の子を買うことも売ることもできる。
罠にはめて契約で借金漬けにして売春婦に登録して、買うプレイを楽しむことができたり、逆に堕とした女を売春婦にして稼がせるというやり方もあるわけだ。
とはいえ、弱みを握ってレイプしたり調教は別に「エローズ」を挟まなくてもできるため、一端売春婦に堕としてから購入するプレイはなかなかに通な遊び方だ。
プレイヤーとしてはやはり後者の使い方、堕とした女を売春婦デビューさせて稼ぎまくるのがスタンダードな使い方だ。
俺も何度も世話になった。
これが稼げるのだ。
「売春の斡旋って……買うのも売るのもってこと?」
「ん? まあ、そうだけど」
「……私に売らせる気? どうしてもって言うなら――」
「待て待て、早とちりをするな。お前みたいないい女、そんなことするかよ勿体ねぇ」
これは本音だった。
ゲーム的な効率を目指すなら神室は堕としたので、さっさと売春婦堕ちさせて稼がせつつ次に移った方がいいんだろうが……それはさすがにできそうにない。
こんないい女、そうそう味わえるものじゃない。
ゲームと違って自分のものにしたという感覚が強いので独占欲もわいてくるしな。
「そっ……ちゅっ、ちゅるっ、れろ♡♡」
「真澄のエロ動画とかで結構収入はあるからな。とはいえ、もう少し収入が欲しいところだけど」
「600万もあってなんで足りないのよ」
「たけーんだよ、いろいろと。生出ししまくりセックスの強い味方のピルも結構な値段がするんだ。それに他にも色々と購入すると結構かかるし」
そう「エローズ」は金払いはいいが同時に商品やサービスが割高だ。
だが、今後もっと女を堕とすことを考えるとうまく使う必要がある。
「悪い顔……している」
「そう思うか?」
「サイトを覗きながらニヤニヤしていれば誰だってわかるわよ。んっ♡ ちゅうっ♡ れろれろっ♡」
「色々試しておきたいこともあるしな」
今後のことを考えれば如何に効率よく進められるかが鍵になる。
エロアイテムは有効に活用していきたいが、実際の効果に関しては試さないとわからないだろう。
エロアイテムと一口に言ってもその種類は多種多様だ。
その中でも俺が注目しているのは淫具――ローターやバイブなどのエロアイテムだ。
開発や調教、プレイにも使える便利なアイテムなのだが、これらの効果もゲーム同様に準拠しているのか。
それが気になるところだ。
単純に開発するだけなら淫技のステータス極振りで、なおかつ「ヤリチン」である俺が直接やった方が効率がいい。
対してバイブやローターは調教やプレイでの有用性は一端脇に置くとして、身体の開発という点ではそれほど効率は良くない。
ただ、自動や遠隔で行えるというのが便利なところだ。
どれだけ俺の性技が巧みでも俺の身体は一つしかないので、うまく使えば効率を上げることができるかもしれない。
やはり、実証実験は必要だろう。
だが、それをするにしても誰でするべきか。
「んっ、ちゅるっ♡ ……んむっ♡ ……なに?♡」
「いや、なんでも」
神室はダメだ。
既に色々と身体を開発しきっているので効果を試すには不適当だ。
未開発な相手に対してどれぐらい効果があるのかを知りたい。
となると――
「誰か獲物が欲しいな」
「……なによ。他の女のこと考えてる?」
「そう怒るなって」
「別に……怒ってないけどさ」
「仕方ないだろ、俺はヤリチンなんだからさ。どうしてもなー」
正直、こんな状況じゃなければ神室を手に入れた時点で満足していただろう。
顔も身体も最高な女、ちょっと気が強くて口が悪いのもチャームポイントの一つで、ドロドロに蕩けさせるようにセックスすると可愛らしく甘えてくるというギャップ萌え。
卒業まで神室とセックスしてダラダラと退廃的な生活を送りたいという思いがないわけではない、とはいえこのゲームの世界に来てしまったという現状が俺に停滞を許してくれないのだ。
「なにそれ」
「「ヤリチン」の力を発揮するためには、より多くの女を堕とす必要があるんだよ。それに安心しろって。真澄は愛人だけど今考えているのはセフレだからさ」
「……ふん、どっちにしても最低クズ野郎じゃない。……ちゅっ、れろっれろっ♡」
「そんなこと言いながら献身的に舐めてくれる真澄って最高」
俺がそんなことを言いながら頭を撫でる神室は嬉しそうに目を細めた。
その様子眺めながら俺は考える。
問題は新しい標的に誰を狙うかということだ。
神室を自身の女にしたことで「ヤリチン」によるバフがかかっている状態だ。
その効果に関しては検証済みだ。
多少なりともこれで動きやすくなった。
それに十分な資金もある。
これで「エローズ」から色々と購入することもできる。
神室を相手にしたときよりは手段も多く取りやすくなっているので、ハードルは下がっていると言えば下がっているのだが……。
(それでもAランクは面倒だし、Bランクもちょっと手間はかかるか……)
AIレベルというのが存在する。
あくまでゲーム上の話だがキャラ個人個人にAIレベルが設定されており、それが高ければ高いほど複雑な判定やらなにやらが発生するので難易度の高いキャラとなる。
例を挙げるとすればDクラスだとAランクは堀北や櫛田などでBランクだと軽井沢、長谷部あたりだ。
こいつらを攻略するとなると今の手札だとできないとはいわないが……かなりの労力がかかる。
そこまでの手間をかけたいとは思わない。
となるとやはり狙いはCランクだろう。
「となると……よし決めた」
「狙いを決めたんだ。この凶悪なチンポで啼かせる女の子……♡ ほんと、最低♡ 硬くなってるんだけど?♡」
「まあ、な。いろいろと準備は必要だけど、その間の世話は頼む」
「他の女を堕とす計画を練ってチンポ硬くして♡ それを別の女に処理させるなんて……ちゅるっ、れろっ♡ ほんと、クズ……んっ、ビクビクしてきた♡ 出していいわよ♡ じゅるるっ♡♡」
「じゃあ、遠慮なく……っ!」
どびゅるるるっ♡♡
「んっ、ちゅっ、んぐっ♡ っ、はぁ……♡ 本当にどれだけ出せば気が済むのよ♡」
「へへっ、神室のフェラが気持ちよすぎてな。かなり上達したんじゃないか?」
「何度もやらされれば覚えるわよ。勘違いしないで」
「そんなことを言って咥えるの好きになっているんだろう? それから精液を飲むのもさ」
「そ、そんなこと……」
「誤魔化すなよ。もうわかってるだろ? 俺にはその手の隠し事が通用しないって。別に俺の精液を美味しく飲んだって変なことじゃねーよ」
「………♡」
俺の言葉に憮然とした表情をしながらそっぽを向く神室。
「そ、それよりもさ。あんたに言われたとおりに坂柳の前で万引きしたら脅されて面倒なことになったんだけど」
「ああ、それか。うまくいったか?」
「そのせいで目をつけられてこき使われる羽目になったんだけど?」
「あれはちゃんと伝えたんだろうな?」
「学校の制度のやつ? 五月以降のクラス間の抗争云々の」
「それを真嶋に伝えてポイントをゲットしていただろう?」
「あんたに言われたとおりにね」
「それを坂柳に伝えれば役に立つ駒扱いになって、それなりに自由は与えられるようになっただろ?」
「まあ、たしかにそうね。プライベートなことに関しては融通を利かせて貰える話にはなった。だからこうやって時間も作れたんだけど、私を坂柳の下につかせて何をしようっていうのよ」
「それはまあ……いろいろだ。坂柳はAクラスの中心人物になるだろうからな。そいつの下にお前がいればAクラスに何かをするときに楽になるだろう?」
「そんなことだろうとは思ったけどさ。あいつとは馬が合わないのよね。偉そうに命令してくるし……。さっさとあいつヤらないの?」
「おいおい」
若干、据わった目でそんなことを言う神室。
原作ではそれなりの関係を築いていたが「承認願望」を満たす俺の存在があるからか、彼女にとって坂柳は俺との時間を削る邪魔な存在としか認識していないようだった。
「まあ、そこら辺はおいおいな。ともかく今はAクラスで影響力を作ることに専念しておいてくれ」
「それで女を見繕う手伝いもしろって?」
「そういうことになるかもなー」
「はあ、本当にクズなんだから……」
「頼りにしてるぜ、真澄」
そういうと照れたように神室は顔を俯かせた。
不本意ではあるのだろうが、頼られると嬉しそうにする彼女はとても可愛く――そして、俺はすがすがしいほどのクズだった。
さて、準備を進めるとするか。