ようこそクズカスのヤリチン至上主義の教室へ 作:ホメロス
小野寺かや乃は自由が好きだった。
そして、彼女にとって自由を満喫できるのは身体を思いっきり動かすときだ。
その時、自分は誰よりも自由になれる。
そう感じることができた。
水泳にはまったのは水の中を泳ぐときの開放感が好みにあったからだ。
水中はとても静かで私だけの世界になったような気分になる。
面倒な勉強とか人付き合いとか、そんなことを一時でも忘れられる大好きな時間。
そのはず、だった。
水泳をしている自由な時間こそ、彼女が一番好きな――気持ちよくなれる時間、そのはずだのに。
ヴヴヴヴッ!♡♡ ヴ、ヴヴヴヴッ!♡♡ バッチン!♡ ブルルルッ!!♡
「い、ぐぅうううううっ!!♡ ま、またイクぅううっ!♡ イク、イッちゃうぅううっ!♡♡ く、クズぅうううっ♡♡」
「おいおい罵倒してくるなよ。いや、俺を呼んでるだけか? ははっ、ややこしいな。まあ、そんな名字にした俺が悪いんだけど……ほら、イケ」
なにも見えない真っ暗な視界の中、私が自らの絶頂を宣言するとそんな笑い声と共にダイヤルを弄る音が聞こえた。
その瞬間に与えられる振動が一気に強くなった。
乳首にクリトリス、お腹に張られたパット、あるいはお尻の中か……それともその全部か。
至るところから同時に振動が与えられるため、彼女には個別の判断ができない。
そんなことを冷静に判別できる思考能力は既に今の私にはない。
わかるのはただ自らに与えられている刺激が強くなった――その事実だけだ。
「ひィ、あぁああああああ~~~っ!!♡♡♡♡ ぁ、ぐぅっ♡ あっ、またイグぅううっ!!♡♡」
ビクンビクンッと身体を絶頂に震わせるも、全身を何かの器具で拘束されているため快楽を上手く逃がすこともできない。
気持ちいいのに苦しい。
私にある自由はボールギャグを取り外され、自由になった口だけだ。
それもただ嬌声を上げるためだけに自由にされているだけ、その声で――九頭春日を楽しませるためだけに自由を許されている。
いったいなんでこんなことになったのか。
私はまとまらない思考の中、思い馳せた。
九頭春日のことはクラスの中でも有名だった。
色黒の焼けた肌に染めた金髪という見た目からしてチャラい男。
容姿自体は悪くはない、体格もそれなりにがっしりしていて身嗜みに気をつけてきっちりすればモテそうな男なのに――どうにも軽薄さしか感じない男。
それがDクラスの女子の評価だった。
どことなく女の敵っぽい雰囲気がするとかそんな感じ。
池や山内のような問題行動を起こしたわけではなく、ただ雰囲気的に警戒心を持ってしまうようなそんな男だった。
風向きが変わったのはいつの頃か、Aクラスの女子と付き合っているのではないかという噂が立ったときだ。
その日を境に少しだけ周囲の見る目が変わったような気がする。
私もその一人で勇気を出して話しかけてみると九頭は結構話しやすい男だった。
風貌が風貌だから人によってはまだまだ警戒している女子も多かったが、彼女はあまりそういったことは気にしないたちで、話しやすいかどうかが個人的には重要だった。
そう言った意味では九頭は十分に話せるタイプで、変に思春期で女子相手には口数が減るような男子とは違い、女慣れしているせいかどこか落ち着きさえ感じて会話ができる彼に対し、私いつしか警戒心を持たなくなるようになった。
それが失敗だったと気づいた頃には全て遅かった。
恋愛相談に乗って欲しいという言葉に無警戒で部屋へと上がり込み、そして出された飲み物を飲んだあと――しばらくの記憶は曖昧だ。
ヴヴヴヴッ!♡♡ ヴヴヴヴッ!♡♡ バリッ!♡♡ ヴッ、ヴヴヴッ!♡♡
「あぁんっ、あっ!♡ ああっ、やめっ!♡ と、とめへ……!♡ とめへ、くずぅ♡♡ これやだ♡ あっ、またイクっ!♡ イっちゃうから!♡」
「泣いて頼むから弱めてやったんだ。これ以上はダメだ、わがままを言うとまた強にするぞ?」
「やだやだやだ♡♡ あれ、ダメっ!♡ 絶対ダメ♡ 壊れちゃうから♡ ああんっ
♡ っ、ィグぅっ!!♡♡」
「疲れたらまた精力剤を飲ませてやるから……一度強いのをやるぞ。そろそろだからな。お腹を意識しろよ」
何かを操作する音と共に――
バチュンッ!!♡♡♡
「やめへ、ゆるし――ぉあっ!?♡♡ イグぅううっううっ!!♡♡♡」
強い衝撃、電流が私のお腹の奥を貫いた。
その瞬間にガクガクと身体を大きく揺らし、強制的な絶頂へと至った。
「あ、へぇぇ……っ♡♡♡」
「おー、凄い跳ねたな。それにまた失禁……いや、愛液か? わかんねーな」
真っ白になる意識の中でそんな九頭の声が響く。
私が気づいた時にはこの様だった。
服は脱がされ全裸にされ、視界は封じられ、全身を何かで拘束されている。
その上でいろいろな器具が彼女の身体には装着されていた。
視界が封じられているため、どんなものが装着されているのかはわからない。
ただ、中学の時に同級生とちょっとした好奇心でみたアダルトグッズサイトを見たことがあり、いわゆるローターという道具は知っているのでそれではないかと察することはできたが――予想がつかないものも多い。
ただ、わかっていることがあるとすれば、これらが私の身体に気持ちのいい刺激を与えてくるものだということぐらいだ。
意識を取り戻して以降、彼女はその器具に何度となく絶頂させられた。
何度も何度も何度も。
機械的な、自動的な刺激で何度も。
きっとこれまでやってきた自慰で至った回数を一日で更新してしまったはずだ。
それもあくまで私が認識している回数だけで。
実際はどれほどの快楽を覚え込まされたのか。
私にはさっぱりわからなかった。
「よーし、引っこ抜くぞー」
「や、めぇ……っ♡」
「よいしょっと」
ずるんっと音を立てて私のアナルから引き抜かれたのは何個もの玉が数珠のように繋がった器具が、微細に振動を続け彼女の後ろの中を苛んでいたものが一気に引き抜かれる。
「いっ、ぐぅうううううっ!♡♡♡ あっ、えへ……ぁっ、ああっ♡」
「よしよし、これでこっちも開発完了っと」
アブノーマルな行為であるとわかっているのに彼女が感じていたのはたしかに性感だった。
後ろの穴で感じた事なんてないというのにこの日、私は一日で覚えさせられてしまった。
性器がまるで一つ増えてしまったような感覚。
きっと怒るべきはずなのだ。
悲しむべき事のはず、屈辱を覚えるべき事のはず。
騙して部屋へと連れ込んで身体を拘束して、こんな風にいいように弄ばれる。
そんなものは自由が好きな私にとって決して好ましいものであるはずがない――
はずなのに。
「ぁ、へぇ……♡ あっ、はっ……♡♡」
「おー、ヘトヘトだな。そら精力剤だ」
「やっ、め……♡ うぁっ、んぐっ♡」
嫌がる私に無理矢理飲ませながら九頭は囁いてきた。
「さて、後ろの開発が済んだことでようやく小野寺の「性的嗜好」もわかった。案外、なんとかなるもんだな。まっ、体力のある小野寺相手にこれだけ精力剤を使う必要があったって事はなかなか他のやつだと難しそうだけど……まあ、今はいいや」
まるで魔法のように体力を回復させてくる精力剤を飲み、次第に意識がハッキリしてきた私に対して彼は続けた。
私の……自身でさえ、ハッキリとわかっていなかった願望を暴露するように。
「お前の性的嗜好は「支配願望」だ。支配されることに喜びと充足を感じる……そういう性癖だ。他人に支配され、他人に自らの全てを委ねたい。それがお前の欲求だ」
違う、と否定しようと思ったが九頭の言葉に彼女の心は自然と納得してしまった。
歯車がかみ合うように、パズルのピースがピッタリとはまるような感覚。
縛られないことが自由だと思っていた。
だが、誰かに全てを支配されて自らの全てを委ねることができるのであればそれは――真の自由ではないか。
「状況と上手くかみ合ったな。最悪、塗りつぶす作業が必要だと思っていたけどこれなら問題はなさそうだ。……なあ、かや乃?」
「あっ、うっ♡」
「言われたことで自覚できたようだな。こうやって拘束されて、自分ではろくに動くこともできず、玩具の刺激でイカせられる。……どんな気持ちだ?」
「はっ、はっ……♡ き、気持ち……いい♡ ……です♡」
「そうだ、お前はその状況そのものに興奮しているんだ。お前の意思ではどうしようもない、自分の全てが俺次第のこの状況に興奮を覚えている……違うか」
ぶしゅっ♡♡
自覚を促すような九頭の言葉に、私の身体は正しく答えた。
言葉で答えるよりも早く、軽い絶頂へと至ってしまう――それが答え。
私は今の状況にどうしようもなく興奮していた。
どうしようもない不自由、その中に自由を感じていた。
「あっ、はい♡ そ、そう……です♡」
「かや乃、お前を飼ってやる。愛人なんて高尚なんじゃない……まあ、セフレだな。あるいはペットか? なんでもいいがお前の全てを支配してやる。嬉しいか?」
「そ、そんな……♡ あっ、はァ……そんなこと……♡」
「これは提案じゃない。命令だ」
九頭の言葉にゾクゾクした快感が私の背筋を走った。
これはダメだ、という頭の片隅で思うも彼の命令に従った自分の姿を想像し、ダラダラと秘所から愛液が溢れ出るのを察した。
「とりあえず、普段は俺の指示通りに玩具をつけて生活をさせる。チェックのために毎日、俺にエロ画像を送ってくるのも日課だ。ああ、エロ画像やらなにやらで金稼ぎもするぞ。それからムラッときたらいつでも使うのは当然だな。あとはそうだな――」
つらつらと語られる未来予想図。
小野寺かや乃という個人が徹底的に支配される将来。
それはなんて――
「はっ、はっ、はっ……♡」
「さて、そんな感じにかや乃を扱うつもりなんだが……。さて、その前に俺に捧げるべきものがあるだろ?」
顔は見えないが恐らくニヤニヤ笑っているのだろう、そんなことがわかる九頭の声色に私は無言でこたえた。
回復した体力を使って私は足を大きく開いた。
全身を使って彼へと自らの処女穴をアピールするように突き出す。
「しょ、処女を……捧げます♡ わ、私を女に……してください♡」
「捧げる?」
「さ、捧げさせてください……っ!♡ 私を……ぜんぶ♡ 私の身体は全部九頭のものに……胸もおまんこも、お尻の穴も全部♡ 捧げさせてください♡ だ、だから――」
ふりふりと振ってアピールする私の姿に普段の快活で明るいスポーツ系少女の姿はなかっただろう、きっとそれはただただ浅ましく淫らなことねだる雌の姿があるだけで。
その様子を見ながら、九頭は私の口上の途中で自らのチンポを挿入した。
言葉で説明するよりも態度で示してやると言わんばかりに。
どちゅんっ!♡♡
「おうっ?!♡♡ あ、あ………っ♡」
突然の挿入に私がガクガクと身体を震わせた。
ただの一突きで絶頂したからだ。
度重なる刺激のせいだろうか、処女を破った痛みよりも遙かに大きな快楽が私の脳を焼いた。
「よくできました。そして、これで二人目の処女喰い……。やっぱチンポで破るに限るな。実績開放まであと一人か……まあ、それはともかく。かや乃、壊れてくれるなよ?」
「あ、い……♡」
「ハードにいくぞ」
それからのことは私はよく覚えていない。
ヴヴヴヴッ!♡ ヴヴヴヴッ!♡ バリッ、バリッ!♡
「おっ、おっ、んぉおおおおっ!!♡ これ、らめっ!♡ 全部動かすにょ……あっ、イグぅううっ!♡♡」
「おっ、すげっ! これはなかなか……っ! 折角つけてるんだから使わない手はないだろ! おら、イケ!」
どちゅんっ!♡ どちゅっ、じゅぶっ!♡ ずちゅずちゅっ!♡
たとえば大きな九頭の逸物で抉られながら、容赦なく使われていた器具を使用されただとか。
「私、小野寺かや乃はっ!♡ く、九頭っ♡ 九頭春日のっ、んぅっ! 所有物です!♡ セフレとしてっ、あんっ♡ 自らを提供することをっ!!♡♡ せ、宣言っ、んァっ! し、しますぅっ!♡」
大声でそんなことを宣言させられただとか。
「あっ、熱い……っ♡ ああこんなに……い、イキますっ!♡♡ イカせていただきますっ!♡ またキタっ♡ あっ、イクイクイグぅううっ!!♡♡」
マーキングするように顔に浴びせられた精液の匂いでイクように躾けられたとか。
「あ、アナル処女も……捧げさせてくださいっ♡ これから排泄の時にいつも思い出せるように徹底的に……んっ、あああっ♡ ふ、ふと……あんっ、ああああっ!♡♡」
開発されたお尻の穴を捧げて、精液を受け止める快楽を刻んでもらったとか。
そんな断片的な記憶しかない。
それでも小野寺かや乃にとってそれはこれまで得たことない――不自由の中のとっておきの自由の快楽だった。