ようこそクズカスのヤリチン至上主義の教室へ 作:ホメロス
「……お前たちは本当に愚かだな」
そんな茶柱の言葉を聞き流しながら、俺は考え込んでいる。
神室真澄と小野寺かや乃という女を手に入れ、順調に進んでいた俺の学校生活。
女二人を手に入れている間にも時は進み、いつの間にやら五月に。
よう実の世界、Dクラス、五月といえば茶柱先生の大演説だ。
特にプレイヤーが介入しなければ、Dクラスルートは確定で0CPになってイベントが発生する。
俺は基本的に腰を振るぐらいしかやってなかったので当然、発生したのだった。
ゲームで何度も聞いたことがあるので俺は当然それを無視しながら状況を整理している。
このイベント事態は別に重要ではないが、問題なのはこれでいよいよ本編が始まるということだ。
いや、一応これまでの期間も本編と言えば本編だったのだが、四月の段階というのはゲーム的にはいわゆるチュートリアルみたいな期間なのだ。
そして、フリータイムでもある。
このゲームの面白いところは四月時点では人間関係ができていないことだ。
例題をあげれば神室の件だ。
本来なら坂柳と関係ができるはずのところを俺が横取りできた。
まあ、そのあとでまた送り込んだわけだが……重要なのはそこではなくて原作の人間関係に入り込むことができるという点だ。
基本的に原作同様の人間関係になろうとするのだが、そこにプレイヤーの動き次第で混じることができる感じといえばわかりやすいか。
Dクラスだと平田の親友枠に入り込んだり、綾小路と関係性を深めたり、両者の間を取り持って関係性を深めることも可能。
プレイヤーが介入することで変化した人間関係で五月からの様々なイベントに挑むことができるわけだ。
これがなかなか奥が深く、通常プレイでも何度もいろいろな関係性を作ったものだ。
まあ、そこら辺は今はいい。
重要なのはそうやって割り込んで関係性を作っても、基本的に原作の人間関係になるという……修正力みたいなものが働くことだ。
例えば四月に何のアクションもしなければ平田と軽井沢は付き合う、そういうことになる。
あくまでプレイヤーが干渉できた範囲内だけ関係性は変化し、他はそのままということだ。
これがどういうことかというと、これからちょっと攻略が面倒になってくると言うことだ。
どういう意味かというと五月に入った時点で原作補正で人間関係が固まる。
それはどういうことかというとキャラ同士の繋がりもたしかになるのだ。
さっき例に出した神室だが、彼女を五月以降に攻略しようとすると途端に難易度が上がる。
何故なら神室の人間関係にAIランクがAランクの坂柳有栖がいるからだ。
彼女に下手なちょっかいを出すと途端に嗅ぎつけてくる。
そして、これは坂柳だけに限った話ではない。
軽井沢やら櫛田などの交友関係がそれなりに広いタイプのキャラは、別にそいつ自身に手を出さなくても妨害してくる可能性がでてくるのだ。
無論、やり方次第でどうとでもなるが……。
(四月の頃のように強引に進めるのは難しくなるな)
AIランクがCランクの相手でもあまり無理はできない。
手っ取り早く、AIランクが低いキャラを堕としまくって能力を上げるのが早いのだが……。
(まあ、これからは少し忙しくもなる。それに面倒になるのは連むタイプのキャラで孤立するタイプ……つまりは長谷部とか佐倉みたいなキャラは特に問題はない。特に佐倉は固定イベントあるし)
長谷部に関しても同じクラスなのだから機会はまだある。
(問題はここからどうやって立場を作っていくか――だな)
五月以降はようやく本編が始まる。
クラス間のイベントや特別試験なども増えてくるわけで、そこで重要になってくるのがクラス内のヒエラルキーだ。
これはクラスに対する貢献度によって算出される。
貢献度が高ければ高いほど、高いヒエラルキーにいくことができる。
ヒエラルキーが高ければクラスの方針や試験でのクラスの動きなどに干渉できるほか、活躍すればするほど好感度も得やすくなるという利点がある。
(要するにリーダーの位置に近ければ近いほど、有能な人物として信頼度補正がかかるんだよな。これは欲しい)
クラス内ヒエラルキーはできるだけ高く維持しておきたい。
基本的に高くて損になることはないのだ、むしろヒエラルキーを低い状態で維持しつついろいろと動く方が縛りプレイで難易度が高い。
(俺の今のクラス内のヒエラルキーはそこまで高くはない。授業を真面目に受けていたぐらいで、それ以外は特にアクションは起こしてないからな。ヤってばっかだったし)
二人堕としたことで魅了度も上がっているので多少は「ヤリチン」のデメリットは軽減できてはいるとはいえ、特に動きも見せていない以上評価が上がるわけがない。
(池や山内みたいな女子評価最低の存在がいるから、最下位ではないとはいえ下から数えた方がいいだろうな今のところ。だけど、今の評価が低いってことはここからひっくり返せるってことだ。どっかの偉い人もいっていた。マイナスのイメージはプラスのイメージに変換可能だってな)
五月が始まって一番最初に訪れる固定イベントは「中間テスト」だ。
このイベントはうまいイベントとして有名だ。
なにせ攻略法が存在している。
それは「過去問」を手に入れることだ。
原作通り、「過去問」さえ手に入れることができれば「中間テスト」は簡単にクリアできる。
その「過去問」の入手方法も特別に難しくもなく、上級生と交渉すればポイントと引き換えに購入できるというお手軽なもの。
だからこそ、ゲームを進める上で重要になってくるのは「過去問」の使い方だ。
(「過去問」の使い方は色々あるが……手っ取り早いのはやっぱりクラスに共有しての「中間テスト」を突破する方法だな。お手軽にクラスへの貢献度も得られるから、そのおかげでヒエラルキーもあげることができる)
安定択のルートだ。
そして、このルートを選択するなら大きく分けてルートは二つある。
(自身でそれを発表するか、あるいは誰かに渡して発表するか)
前者は自らクラスのリーダーを目指すルート、後者はリーダーとなる人物への有能アピールをして腹心になるルートだ。
(……まあ、自分でリーダーになるのは無いな。他のチャートならともかく、「ヤリチン」チャートだとどうにもな。メリットが無いわけじゃないが……)
リーダーとしての活動に時間を割かれると折角の「ヤリチン」の強みが無くなってしまう。
だから、まずそのルートは考慮外だ。
つまり、リーダーとなる人物へ媚を売るために利用するルートになるのだが……。
(悩みどころだな……Bなら一之瀬、Cなら龍園。Aだったら坂柳か葛城、どっちの派閥でやりたいかを考えれば答えが簡単に出るんだが――)
Dクラスだと結構悩みどころなのだ。
なにせDクラスには絶対的なリーダーがこの時点では存在していない。
だからこそ、面白いというかプレイヤーの動き方一つでDクラスのリーダー争いは左右されがちだ。
他のクラスでも他のキャラをリーダーに擁立したり、プレイヤーがリーダーになるのは不可能ではないが偉く労力がかかる。
だが、Dクラスはリーダーの座は空位のまま、動き方一つでどうとでもなってしまう。
現状の大まかな候補は三つ。
(堀北、櫛田、平田の三人だよな渡すとしたら……)
「過去問」を渡した相手は「中間テスト」で大きくクラス貢献度を稼ぐことができる。
それはつまり渡した相手のクラスでの影響力が増加することに繋がる。
(つまりは今後のリーダー争いにも大きく影響を与えるわけだ。まっ、正直誰が最終的なリーダーの座につくのかは今のところどうでもいい。真っ当なDクラス勝利ルートを今のところ目指しているわけでもないし。重要なのは「過去問」を手に入れて渡すことで俺はクラス貢献度を手に入れつつ、リーダー候補の信頼度を稼げること。ナンバースリーぐらいの座が都合がいい)
俺は悩む。
悩んだ末に――
「すまん、ちょっとトイレ……」
そういって席を立ちながら俺はポケットに入れていた器具のスイッチを入れ、流されるままに付き合っていた勉強会を後にしたのだった。
―――
ヴ……ヴヴヴッ! ヴヴッ! ヴヴヴッ!
「こ、こんなの入れて……♡ 学校に来いとか……んっ♡」
「全部、支配してやるって言っただろ? お前の全ては俺のものだ。それに楽しんでいたようじゃないか」
「そ、そんなこと……っ♡」
「無いのか?」
男子トイレの中、その個室の一室で俺はやってきた小野寺相手に尋ねた。
彼女のスカートの中からはくぐもった振動音が響いていた。
音の元は遠隔バイヴだ。
俺のポケットに入っているスイッチと連動して動く、エローズ特製の代物だ。
冷静に考えてこんな音が鳴っていたら周囲にバレるような気がするが、なぜかバレないという優れものだ。
最初は俺も小とかで試していたのだが、最大にしても誰も気づかなかったので今は好き勝手に使っている。
さすがはエロゲー世界だ。
支配願望のある小野寺はこうやってバイヴやローターをつけさせて、弄ぶのが日常となってきた。
「あるけど……さ♡」
「だろうな、あんなもの欲しそうな顔をしていればわかる」
「それは春日が――」
「学校では九頭って呼ぶようにって言っておいたはずだろ?」
「わ、わかってるって。けど、今はいいじゃない?」
「うまくやれているんだろうな?」
「う、うん。上手くできてるはず、だから……♡」
「はいはい、ご褒美をあげてやるよ――かや乃」
「あっ♡」
堕として以降、小野寺にはある役目を俺は与えていた。
端的にいってしまえばクラス内の女子グループのスパイのような役目だ。
彼女は櫛田や軽井沢ほど交友関係が広いわけでは無いが、それでも長谷部や佐倉ほど孤立していることもないヒエラルキー的には普通の女子生徒だ。
だからこそ、ある程度のDクラス内の女子の動きを把握することは可能だ。
ここら辺の動きは男である俺にはよくわからない、だからこそ彼女には逐一報告するように伝えていた。
別段、難しい動きではない。
あとはせいぜい、俺の評判を上げるような話を流すようにさせているぐらいだ。
「春日とは友達になった、みたいな感じで伝えてある。それほど疑われている感じじゃないみたい……んぁっ♡ ちょっとスポーツして仲良くなった……感じ♡」
「ああ、そのぐらいの距離感でいい。異性の友達ぐらいの距離感で、時々でいいから俺の評判を上げるような話題をしておけ。無理はしなくていい、櫛田あたりが気づきかねないからな」
「自分の評判を良くするように話せって……やっぱ、誰か狙ってる――んんっ♡」
「俺はヤリチンだからな。仕方ないだろ?」
「さ、いてー♡ あっ、んぅっ♡」
「最低なのはそんな相手にしたがっているお前もだろうが。ほら、戻らなきゃいけないんだからさっさとやるぞ」
俺はそう言うと適当に揉んでいた小野寺の胸や弄っていた秘所に入れられたバイヴから手を離し、彼女を便器に座らせた。
そして、無言で携帯端末を取りだし録画モードにして小野寺へと向けた。
そんな俺の様子を見ながら便器に座った状態で小野寺は大きく足を広げると、恐る恐るスカートをたくし上げた。
スカートの下には音を立てるバイヴがあり、下着は――なかった。
「ほら、説明をしろ。かや乃」
「ほ、本当にこれ……♡ ちゃんと編集するんだよね?♡」
「何度もやってるだろ。お前から送られてきたエロ画像だってもう何枚売ったと思ってるんだ」
「あれは春日がやれって……♡」
「そうだな、学校の休憩時間とか昼休みとか。時間を見つけてスカートの中やブラをずらしたエロ自撮りとか、オナニー動画を送ってこいって素直に従ったんだよな」
「あぅ……♡」
「結構、稼がせて貰ったなー。……で、今は何をやってる?」
俺の言葉にいつもの快活そうな顔を蕩けさせながら、彼女は片手で自らの視線を遮るポーズを取った。
恥ずかしいからやったのではない。
こういう構図の方が受けがいいとわかってのポーズだ。
「え、えへへ……♡ 今日は部活でもないのにずっと水着を下に来てましたー♡ 命令されて……っ、それで……おまんこにはバイブを入れたまま♡」
言葉の通り、小野寺は俺に命じられたまま今日一日を制服の下に水着を着たまま過ごしていたのだ。
そして、さらにはバイヴまで入れっぱなしという状態。
何かの拍子にバレてしまえば、ド変態女扱い間違いなしの格好だ。
だが、それでも俺の命令ならばやったのだ。
そのことを告白する動画を撮られる姿の彼女の様子は、どうみても不服そうな様子はない。
「何回イッた?」
「じゅ、授業中に三回……♡ 休み時間に二回♡ あっ、んぅううっ!!♡♡」
ずるるるっ♡ じゅぶんっ♡
小野寺が話している中、俺は撮影を続けながらバイヴを引き抜いた。
不意に引き抜かれてせいで彼女は身体をビクンっと跳ねさせたが知ったことではない。
「おー、おー。愛液でドロドロだ。こんなに濡らしててよく気づかれなかったな――っと」
じゅっぶんっ!!♡♡♡
「あ、はぁああぁあああっ!♡♡ い、いきなり……おくぅっ♡♡」
「時間もないからな、ほらさっさとやるぞ」
「も、もうちょっと待っ――あっ♡ ああっ、んっ♡ はぁああっ♡♡」
小野寺の言葉に耳を貸さずに俺は動き始めた。
時間が無いというのも理由の一つだが、彼女はこういった扱いを受けるのが好きだとわかっているからだ。
小野寺が堕ちてからというものの手頃に使えるオナホとして重宝していた。
神室はやはりクラスが別のせいでいろいろと機会を作りづらい。
(最近は性欲も強くなってきたからな。やっぱり二人も女を堕としたからか、女の身体の味を覚えてしまったからか……)
定期的に発散したくなるのが困ったところだ。
「ヤリチン」のスキルの影響もあるのかもしれない。
スキルとしての力が強くなっているからこそ、ヤリチンとしての本能も強くなっている――あり得ない話ではない。
(常に次の獲物のことを考えるのは必要だからな。この学校では停滞とは後退を意味する。次は誰を堕とすべきか……)
さしあたって考えるべきなのは「中間テスト」の立ち回り、「過去問」を誰に渡すかだろう。
(直接的に「過去問」を渡せば信頼度を高められる。つまりは仲を深める切っ掛けにはなるはず。選択肢は堀北、櫛田、平田――とついでに軽井沢か)
軽井沢は直接的には関係ないが、あいつはユニークスキルとして「寄生願望」を持っている。
要するに頼りがいがあるところを見せるとすり寄ってくる性質がある。
他に攻略対象が居るとき、トラブルを起こしてくる結構面倒な存在だが軽井沢を攻略したいときには便利な性質だ。
クラス貢献度を稼いでいると勝手に評価を上げてくるからな。
平田と軽井沢の偽装カップル関係が続いている間、平田相手に稼いだ信頼度は基本的に軽井沢の好感度にも連動する。
次の寄生先としてマークされる感じだ。
だからこそ、隙も出てくるようになる。
(となると実質――堀北、櫛田、軽井沢の三択か。さて、どうするかな)
俺はそんなことを考えながら腰の動きを早めた。
セックスしながら別の女のことを考える――俺は正しくクズだった。
どちゅんっ!♡ じゅぶじゅぶっ、ずちゅっ!♡ どちゅうん!♡♡
「あっ、あっあっ!♡ はやっ♡ はっ、はぁっ!♡ あっ、ああっ!♡ あんっ♡」
「くっ、出るぞ」
どびゅるるるっ♡♡ どびゅっ、どびゅびゅっ♡♡
精液をまるで吐き捨てるように俺は小野寺の子宮の中へと流し込んだ。
彼女のしなやかで部活で鍛えられた足が痙攣するように震えている。
「あっ、へっ♡ あっ、あっ♡ ……んぁああっ!!♡」
「ほら、しっかりしろ。これから戻らないといけないんだから」
俺は栓をするようにバイヴを押し込み、彼女の意識を呼び覚ましながら結論を出すことにした。
(―――「過去問」はあいつに渡すとしよう)