何故こんな風にしているのかと言うと、さっさとアンリエッタやルイズの姉であるカトレアさんとかを書きたいからです。
まぁそのうちにシエスタも入れようかなと思っています
次の日の朝、俺・ルイズ・ギーシュの三人は学園の外に出て行き、アルビオンへと行こうとしていた。
そしてギーシュが自分の使い魔を同行させたいと言うのでどんなのかと思ったら、人の大きさほどもある巨大なモグラだった。
名前は『ヴェルダンデ』でと言うのだが、俺としてはギーシュのを見ていなかったので、早くも後悔していた。
そして事もあろうにルイズに覆いかぶさろうとしていたので、ルイズから放そうとしたのだがヴェルダンデのほうが大きいためルイズが押しつぶされそうになっていた。
これを見て俺は放そうとしたら、ギーシュはそれを冷静に観察し、このモグラはルイズがアンリエッタ王女から貰った王家の秘宝とも言える『水のルビー』に反応しているらしい。
だがそのヴェルダンデが急に吹っ飛ばされたので驚いていたら、グリフォンに乗った羽帽子と口髭が凛々しい長髪の少々老けている感じの男性がいたのだ。
流石の俺とギーシュは警戒したのだが、ルイズに駆け寄って『可愛いルイズ』と言って俺達を更に困惑させた後、自分の名前『ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド』と名乗った子爵で、そして何と『ルイズの婚約者』だと言ったのだ。
まぁ序に言えばトリステインの中でも軍の中で結構お偉いさんらしいので俺達は彼も入れて一緒に旅に出た。
ちなみにだが、ギーシュのヴェルダンデに関しては何かの役にはたつかもと言う事で同行を許可しておいた。
だがしかしだ、アルビオンに行く道中ギーシュから何度もルイズがどうなっているか聞かされるのだが、俺としてはそんなのはどうでもよかったりした。
ギーシュは俺に『気にならないのかい?』と言ったので、俺は『故郷に大切な人が帰りを待っているし、ルイズは完全に対象外』と言っておいた。
実際問題俺からすればルイズは完全に言って悪いがそういった恋愛的な対象にはしていない。
ルイズの立ち居地に関してで言えばだが、ルイズはたまに遊びに使う程度の存在であり、この世界で生きていくのに利用する程度の存在でしかない上にだ、婚約者がいるのであればまぁ少しは俺の思っていたのと違ったので安泰だろうと思った。
序に言えば乗馬の経験がほとんど無い俺に取ってはケツが痛いのでギーシュとのこの会話は気が紛れて少しはマシだったりする。
しかも空を飛んでいるあいつ等は俺達の事を無視してオーバーワークとも言える状態で急いでいるので、俺としては内心面倒だけど隠しているシリーズの一つであるバイクか車を出そうと思ったが、ギーシュやワルドといった他人がいる以上仕方ないと割り切ってもいる。
何しろこういったのは『情報が命』である為、下手に出してばれれば相手に対しての有利性が無くなるうえに、アルビオン以外にレコン・キスタというテロ組織の目が無いとも限らないので、控えておく事にしておいたのだ。
咲夜に関しては俺の中でいるが、学園にいるキュルケとタバサ、そして別行動しているマチルダと連絡を取り、キュルケとタバサはこちらと合流するようにしてもらった。
一応アルビオンの事は知っているが、どうなるか分からないからだ。
序に言えば、数日前にマチルダはレコン・キスタに入っていると言う連絡を貰っていたので、そこの当主に気に入ってもらえるようにしておき、内側からの情報を仕入れてもらっている。
それともう一つ、俺が隠しているシリーズを使用しないのは、この場に来たワルドを信用も信頼もしていないのだ。
何しろルイズを見ていた目を見た時、少しだが違和感を感じたからでもある。
実は彼がルイズを見ている時の目に関して俺の主観なのだが、婚約者としてルイズを心配している目ではなく、ルイズを何か別の物のような感じで見ていた感じがするからだ。
とは言ってもだ、これは俺の主観が入っている上に、そこまで人生経験がある訳でもない俺に取って、そんな感じの違和感だったのだ。
現状としてはレコン・キスタの方面が7割で、ワルドへの違和感は今のところ2割ほどだが、残りの1割は隠しシリーズを使うと後々面倒な事になりそうだなと思っており、それに基本俺の持っているのはこの世界の人間達に取ってオーパーツ以上の危険物だし、悪ければ命を平気で狙われる可能性が高いので、仕方ないとして諦めておいた。
そして俺達はアルビオンの玄関とも言える町の近くまでやって来ていたのだが、俺は山の方向に行っているので最初から不思議に思っていたら、ギーシュは当初は不思議そうな顔をしていた。
何しろこの旅に参加する中でギーシュが一番口が軽い存在なので、催眠を使って俺のことを『ルイズの使い魔である平民』としか思わないようにしておいたのだ。
まぁ後で解除も出来るようにしておいたが、今回のようなテロリストが相手の時に俺の持っている秘密をばらされたら後々面倒事になりかねないので、当然の処置と言えた。
ルイズに関しては俺の所有物になった時に俺の不利益になりえる事は言えないし行動でも示せないようにしてあるので、ルイズに関してはそういう意味で信用はあるのだ。
そしてワルド子爵のグリフォンを使っての強行軍で、普通なら2日の日程で行くアルビオンの玄関とも言える港町『ラ・ロシェール』に半日で着いた。
だがしかし、地上で馬を使っていた俺とギーシュは完全に馬に身体を預けている状態と言う誰がどう見ても分かるほどヘトヘトな状態だった。
何しろあの子爵、事態が緊急をようするとはいってもだ、ほぼ休憩無しで馬が無理なようになったら交換し、自分とルイズはグリフォンで空の旅をしているのに対し、俺達は馬の震動とグリフォンに乗ったワルド子爵を追いかけなければいけないので、俺達は結構ハードだったのだ。
まぁ元々軍人な上に使用しているのもグリフォンと言う軍が躾けている幻獣相手に、元々一般人だったが魔導書のおかげで魔神になったとはいえ、乗馬なんて今まで一度もした事の無い俺と、学生であるギーシュにとって、この強行軍は身体・精神面的にもハードだったのだ。
そのためこのラ・ロシュールで一番上等な宿『女神の杵』亭のベットでグタ~としていたいほどだ。
それと同時に、俺はワルド子爵に対しての違和感は更に強まり、最悪の想定として『レコン・キスタの一員』というほどの存在になっていた。
何故そう思うようになったのかと言うと、ここに来るまでに夜盗に襲われたのだが、その時にキュルケとタバサの2人がタバサの使い魔であるシルフィードを使ってやって来た。
俺は2人にこのことは言っていないのだが、キュルケが偶然俺達を見つけ、そしてついて来たらしい。
俺としては戦力が増強されたので言いかと思ったのだが、ギーシュが相手を尋問して調べたらただの『夜盗』らしく、そしてそれを聞いたワルドは彼等夜盗をなんと『放置』したのだ。
これが俺が彼への警戒心を高めた最大の理由だ。
確かに、姫様の王命からすれば小事とも言える事態なのだが、だがしかし、どう考えてもおかしいのだ。
何しろ夜盗であるこいつ等が相手をしたのは、『アルビオンから来た存在』ではなく、『外から来た存在』だからだ。
しかもだ、相手は松明を投げて襲って来たにしてはあまりにもおかしすぎるからだ。
何しろ俺達は何か特別な服(豪華絢爛な服装)をしているわけでも、宝石や金の入った袋を持っていたわけではない。
ほぼ着の身着のままでこの場所まで来ている俺達を襲ったところでだ、夜盗である彼等が欲しがるような物は何一つ持っていない。
またさらにだ、俺達はただ『馬に乗って』来たのだ。『馬車のような物』に乗ってきたわけではない。
それらを考えると、襲ったところで松明などの燃料や武器を使用するだけで、相手は金も無い・宝石も無い、さらに金になりそうな品物は一切持っていない存在を襲ってもだ、彼らに取ってのメリットが無さ過ぎるのだ。
だがしかし、もしも彼等が傭兵のような存在だった場合、話は変わるのだ。
何しろ傭兵であった場合、金の支払いさえちゃんとしていれば、どんな条件でも簡単に引き受けてくれる。
とは言っても、今回襲撃してきた夜盗に関しては今頃『殺されている』だろう。何しろ相手がどこかの酒屋なので、酒が入っての話で情報をばらしたら終わりなのだ。なので今頃は生きてはいないだろう。
まぁ夜盗を放置して移動する際に俺は一度時間を止め、夜盗の一人にちょっとした魔力シールを貼っておいたのだが、今のところは俺の思いと違っているが、どうなるかはわからないので咲夜に頼んでおいた。
まぁどうでもいいと思いつつも、同室になったギーシュがぎゃあぎゃあルイズ関係で煩いのだが、俺としてルイズがどうなろうと知った事ではないし、今日の強行軍で結構疲れていたのもあり、ぐっすりと眠った。
そして次の日の朝、起きた時にワルド子爵に会い、そして手合わせをしたいと言ってきた。
流石に昨日の夜盗事件で警戒心が上がっている俺だが、それを顔などに出さないで彼の話を受けた。
まぁその後ワルド子爵がこの町で過去に起こっていた貴族同士の決闘の理由をほざき、そしてルイズが立会人としてこの場に来た後、彼の言う手合わせが開始された。
結果としては俺の負けなのだが、俺はルイズの前で負けて悔しいと言う感じでいて置いた。
その後捨て台詞を吐いてワルドが消え、そしてワルドを追いかけてルイズも消えた後、俺は少しの間その状態でいた。
「おい、相棒。もういいんじゃねぇか?」
「悪いなデルフ。それにしてもあのロリコン子爵、俺の予想道理になってきたぞ。しかも最悪な方面よりで」
「お怪我はありませんか?ご主人様」
咲夜が俺の中から出てきてそう言ってきた。
というかだ、ダメージに関しては薄い魔力の膜のような物で防いでいたので、実際のダメージは『0』でしかない。
おまけに言えばだ、ロリコン子爵は俺と言う存在の前でボロを出しただけでしかないのだ。
「無いよ。それよりも咲夜、デルフ。気付いたか?」
「確かにな。相棒が思いきり手を抜いて戦っているのに気がついていねぇ。しかもあの捨て台詞はいた時点で相棒の思う通りかもな」
「昨日の夜盗ですが、ご主人様が眠って少ししてからですが殺されたようです。魔力シールの反応が消えましたので」
「だろうな。あれは『対象が生きている間は検知魔力を出す』って設定の品物だが、死ねば終わりだからな。しかも付けられた本人も、その後そいつを見た奴等も気づかない品物だが、俺の予想道理になってきたな」
俺はその場から起き上がって服についた埃を払い、ワルドに対しての警戒を最大にしておいた。
同時にワルドの目的の一つが『ルイズを得る』と言うことも分かったのだが、これ以上は分からないのだ。
何しろ王命である『手紙』に関しては、相手であるウェールズ王子が大丈夫かどうかが問題であるし、アルビオン王家そのものがもう滅んでいる可能性もある。
つまりだ、ワルドの狙いがルイズが最優先な品物かも知れないと思いつつ、俺は宿に帰って行った。
そして事態は俺の予想をはるかに超える急展開になっていったので、俺としてはこんなのは完全に物語みたいだなとしか思わなかったが。
今回出た魔力シールですが、名探偵コナンでコナンが持っている追跡シールみたいなものです。
効能は付けた対象が生きている限り、魔力を出し続けて居場所を知らせると言うものです。
対象が死んだ場合は効能は終わりと言う、死ぬまで主人公に今自分がいる居場所が知られるとある意味最低な品物です