※この作品はR-18です。

静水は青く濁る   作:beatrice

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プロローグ
①


大学で専攻している授業が休講となり予定が空き、今日は仕事も入っていないので同じ大学に通っている恋人と落ち合う事になった。

大学に通いながらモデル業も行なっているので交際相手がいると知られるのはイメージダウンに繋がるため、級友はもとより事務所や同居人であるいろは達にも伝えていなかった。

その事によりデートと言っても大っぴらに街中を歩く訳にもいかず、相手の部屋にお邪魔する事が多かった。

しかし、この日はお互いに急に会える事になり気持ちが昂っていたためかお茶をした後にホテルに入る流れになった。

交代でシャワーを浴びることすらもどかしく、浴室でシャワーを浴びながら激しいキスを交わす。

熱り勃つ男根、丁寧な愛撫に濡れる秘所。壁に手を突き尻を突き出すやちよに部屋から持ってきたゴムを被せて力強く挿入する。

浴室内にはやちよの喘ぎ声と肌がぶつかり合う音が響く。

膣の最奥で射精しているのをゴム越しに感じる。

2人で湯船に浸かりながら他愛もない話をしているだけでも幸せだったが、再び熱り勃つ男根に舌を這わせているだけで自分もまた濡れてきている事が分かった。

 

モデルの仕事は順調な筈だった。

それまでも雑誌の表紙を飾る事はあったがインターネットテレビに出演した際に「神浜市の未来を作る学生会議」について触れたことで更に脚光を浴びるようになった。

しかし、次第に関心が薄れてきたのか神浜市の復興についても取材を受けることが減り、どういう訳かモデル業のオファーも目に見えて少なくなり、他の事務所に取られてしまう事も増えてきていた。

事務所やマネージャーも熱心に売り込みに行ってくれているのだが、反応が良くないらしい。

『参ったなぁ。今までと態度が全然違くてまともに話も聞いてくれない』

今日も外回りをしていた5つ年上の同性マネージャーの顔からは疲労の色が濃く見える。

「どうしてなんでしょう?心当たりは全くないんですが…」

私としても収入が得られないのは困ってしまうし、みかづき荘で一緒に暮らしているいろはたちには心配をかけたくなかった。

『それが最近妙な噂を聞くようになってね。事務所ぐるみで性接待を行なっているところがあるらしいの』

「えっ…」

枕営業という言葉はもちろん知っていたが、現実に行われているとは夢にも思わなかった。

『もちろん、うちの事務所はそういった事は絶対にしないけど、変に近付いてくる人がいたらすぐに教えてね』

「分かりました」

幸いにも私が所属している事務所はクリーンなイメージを売りにしている。だからこそ私も小学生の頃から安心して活動を行う事が出来た。

 

それがまさか、このような事になるなどとは夢にも思っていなかった。

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