今日は鳥羽が帰ってくる日だった。鷹野に昼頃に戻ると連絡が入った。
またあの男の相手をしなければいけないのかと思うと憂鬱な気分になった。追伸として私の腸内洗浄を行っておくよう指示があり、午前中はその事に時間を費やしてしまった。
『皆元気そうでなによりだ』
戻ってきた鳥羽は上機嫌な様子だった。既に入浴を終えてバスローブに着替えていた。リビングに4人を集めて留守にしていた時の事を聞いている。
『さて、木原くん。指示通りにやってくれたかな?』
『…はい。お尻でもイく事が出来るようになったようです』
『それは楽しみだ。確かめさせてもらおうか。七海くん、こっちに来なさい』
鳥羽の隣に座ると馴れ馴れしく肩に腕を回された。
(ち、近い…)
不快感が顔に出ないよう努める。
『私のいない2日間は何をしていたか教えてくれるかな?』
「…一昨日は秋穂さんと鷹野さんに手伝ってもらってお尻でのやり方を学んでいました」
『指示通りやってくれたようだね。感想も聞かせてくれ』
「腸内洗浄は苦しかったですが、肛門を舐められたり指を挿れられるのは気持ち良くて…1人でもしてしまいました」
『そうか。私が舐めた時も反応が良かったから、もしやと思ったがその様子なら楽しめそうだ。昨日は何をしていた?』
「昨日は朝から温泉に入りにいったのですが、途中で服を脱いでから行きました。それから、その…そこでオナニーや放尿もしてしまいました」
自分でも顔が赤くなってくるのが分かる。
『七海くんは野外露出が好きだからな。午後は何をしていた?』
「学校の課題が終わった後、阿見さんと一緒に温泉に行きました。この時も服を脱いでから出発して、2人とも裸で話しながら歩いていました。そこではお互いの性器を舐め合ったり、貝合わせも経験しました。最後に2人で放尿の見せ合いもしました」
『退屈しなかったようで何よりだ。それでは私も楽しませてもらうとしよう。さあ、服を脱いでお尻をこちらに向けなさい』
全裸になり、ソファの上で四つん這いとなる。
『もう濡れているじゃないか。私が不在の間の事を思い出して興奮したのかな?』
「…そんなこと、ありません」
『相変わらず君は分かりやすいな。さて、成果を確かめさせてもらおうか』
鳥羽がお尻に顔を埋めて肛門を舐めてきた。
舌先で突かれたかと思うと舌全体でねっとりと舐め上げてくる。
秋穂さんに舐められたのも気持ち良かったが技術の差は歴然としている。
『やちよさん気持ち良さそうね』
『そうですね。もう目が蕩けてきてますね』
ギャラリーに見られながら肛門の愛撫を受け入れる。性行為を見られる事にも快楽を得られるようになってしまった。
『いい具合になったじゃないか。鷹野、あれを取ってくれ』
『はい、社長』
鷹野が手渡したのは球体が連なった道具と潤滑ゼリーだ。
「何ですか、それ…」
『これは拡張するための道具でな。私のものを挿れるなら使っておいた方がいいぞ』
潤滑ゼリーを塗りこんだ直腸内に球体が入ってきた。
『最初は小さいからまだ大丈夫だろう?どんどん入れていくぞ』
四つめまで入ったところで圧迫感を感じるようになった。
「あと、幾つあるんですか?」
『10個だな。頑張りたまえ』
「やちよ、身体の力を抜いてゆっくり深呼吸するの。そうすれば楽になるわ」
秋穂さんがくれたアドバイスに従うと確かに楽になった気がする。
『その調子だ。再開するぞ』
私が息を吸うのに合わせて球体が次々と押し込まれ、腸内が押し広げられていく。
『さあ、全部入ったぞ』
感覚としては、押し広げられている事よりも奥まで詰め込まれた事の異物感の方が苦しく感じる。
「これ、どこまで入ってるんですか?」
『そうだな。臍のところぐらいまではあるんじゃないか?』
鳥羽に臍の辺りを摩られると汗が額に浮かんできた。
『さて、一度抜いてみるとするか。さっきみたいに深呼吸を続けるんだ』
「はい…」
等間隔の深呼吸を続けると今度は息を吐くのに合わせて抜いてくる。
その瞬間に甘い快感が走った。
「な、何…これ」
『圧迫感が減る事もあって気持ちいいだろう?最初は強がっていてもこれをされると大体は堕ちるんだ。木原くんもそうだったな』
入れる時とは違って焦らすようにして引き抜いてくる。指を出し入れするのとはまた違った快楽に愛液が溢れて太腿を伝っているのが分かった。
『七海くんもすっかりこっちが気に入ったようだな。それではまた入れるとしよう』
先程よりも精神的に余裕が出来た気がして圧迫感も心地良いように思えてきた。
「は、早く抜いて…」
『君も抜かれる方が好みか』
また一つずつ抜くのだと思い身構えていると、勢いよく一気に引き抜かれた。
思わぬ行為にイってしまいそうだった。
『ほう、よく耐えたな。木原くんはこれでイってしまったんだがね』
頭の中に沢山の感情が渦巻いて言葉が出てこない。
『さて、そろそろ七海くんのアナルバージンを頂こうと思うのだがね。七海くん、自分で挿れてみてくれるか?』
「えっ?」
『その方が自分のペースで出来るから楽だと思うぞ』
「…分かりました」
あの太さのものを相手のペースで挿れられるのは少し怖い。
屈辱的だと思いながらも早く終わらせたいと思い、肉棒に手を伸ばす。
先端から溢れた先走りの液を気持ち悪いと思いながら鬼頭を肛門に押し当てる。
肉棒に体重を預けると少しずつ入ってきたのが分かった。
深呼吸をしながらそれを続けると全部入ったのか、鳥羽に身体を預ける体勢になった。
腸内に男性器を受け入れたという事実に、彼に処女を捧げた時の幸福を上書きされてその時の事が思い出せなくなってくる。
鳥羽はその体勢のまま、乳首やクリトリスを弄ってくる。
そこから得られる快感とお腹の中の圧迫感が合わさって思考が追いつかない。
誰かが何か言っている気がするが、それが言葉として理解出来ない。肉棒を引き抜かれる快楽と差し込まれた時の圧迫感が交互に襲ってくる。
自分が絶頂を迎えたのかどうかすら分からない。鳥羽が身体を震わせている事から、お尻の中に射精されている事を僅かに残った理性で感じ取った。
『ふう、七海くんはお尻も一級品だったな』
やちよのアナルバージンを奪い、腸内射精までした鳥羽は満足そうにしているが肉棒は変わらず屹立している。
『さて、七海くんはダウンしてしまったようだ。今日は肛門の味比べがしたい気分だ。次は木原くん、頼めるね?』
『…はい、お相手いたします』
『えーっ、次は私だと思っていたのに』
『阿見くんは次だから少し待っていてくれ』
『木原さん、早く鳥羽さんをイカせてくださいね』
「…ん」
ボヤけた意識が鮮明になってきた。
(そうだ。私はお尻でセックスしたんだっけ…)
記憶を必死で手繰り寄せていると、誰かのよがり声が聞こえてくる。
重い体を持ち上げて見てみると秋穂さんが鳥羽と交わっていた。
「秋穂さん、何してるの?」
『やちよ、起きたのね。貴女がなかなか起きないから心配していたのよ』
秋穂さんは鳥羽に跨り、性器に肉棒を受け入れていた。
『木原くんたちのお尻の味比べをしていたんだが、鷹野や阿見くんも2回ぐらいでダウンしてしまってね。もう一度七海くんでしようと思っていたら、木原くんがまたしたいと言ってくれてね』
『ごめんね、やちよ。貴女となら抗えると思っていたけど、鳥羽さんとのセックスじゃないと満足出来なくなっちゃったみたい』
「…そんな」
『あっ、でもやちよの肛門を舐めたりしたのが嫌だった訳じゃないよ。むしろ、また舐めたり指入れたりしたいなって、鳥羽さんとしてるところを見てて思っちゃったんだ』
ずっと姉と慕っていた人が快楽に屈して腰を振っている姿を見て、私は絶望しながらも再び愛液が滲んできているのを自覚していた。