市長から手渡された袋にはマイクロビキニが入っていた。
着用して鏡を見てみると、乳輪や性器が布地からはみ出している。
こんな姿で男たちの劣情を誘わなければいけないのは屈辱だった。
「お待たせいたしました」
部屋に戻り、声をかけるとテレビを観ていた男たちが一斉に振り向いた。
『ほお、よく似合っているじゃないか。用意させた甲斐があったな』
『立っていても疲れるだろう。ここに座りなさい』
市長と岩倉の間に座るよう命じられる。
ほぼ丸出しの臀部で冷たい革張りの感触を感じた。
「何をご覧になっていたのですか?」
『君のイメージビデオだよ』
「どうして、それを知っているのですか?」
忌まわしい映像の事を知られているのは、良い気分ではない。
『鳥羽さんが教えてくれてね。せっかくだから本人と一緒に観ようと思って取り寄せたのさ』
区長がリモコンの再生ボタンを押すとテレビの中に裸の私が映っている。
『まさかオーストラリアでこんな映像を撮っていたとは思わなかったよ』
『撮影スタッフは役得だったろうな』
『この乗馬のシーンは良いな。馬と獣姦したりしなかったのかね?』
「そんな可哀想なこと、わたしはしていません』
『鳥羽さんとはどんなプレイをしたんだ?』
「見られながらオナニーやオシッコをしました」
『そうか。それは是非とも我々にも見せてほしいものだ』
両脇にいる市長と岩倉にお尻や太腿を撫でられながら、鳥羽との交わりについて答える。秘め事を口にする事も嫌だったが、断りを入れることもなくイヤラしい手つきで触られる事の不快感に鳥肌が立ってくる。
『モデルをしているだけのことはあるな。肌触りも滑らかだ』
「…ありがとうございます」
『区長、あれを取ってくれるか?』
『早速あれですか。どこまで耐えられますかね?』
『早く達してしまっても構わんだろう。我々が早く楽しめるだけだからな』
「あれとは何ですか?」
『ローションです。身体に垂らすから動かないでください』
人肌ほどの温度のそれを全身にかけられていく。
市長たちは待ちわびていたように胸を揉んでくる。
『小ぶりではあるが、ハリがあって中々いいじゃないか』
『大きければ良いというものでもないですからね』
『市長、私の分も残しておいてくださいよ』
『済まん済まん。君は太腿を頼むよ』
好き勝手に触る態度から見ても、3人の中で私は愛玩動物と同じ扱いなのかもしれなかった。
区長は足元にしゃがんで太腿を撫でまわし、足の指を舐めたりもしてくる。他の2人には首筋や脇の下を舐められ、こそばゆさに身体を捩る。
「い、いや…」
くすぐったさに思わず声が出てしまったが、区長は止めるそぶりを見せず、足の裏は唾液に塗れていた。
『さて、匂いでも確かめさせてもらおうか』
胸を弄っていた2人が髪や首筋に顔を埋めて匂いを嗅いでくる。事前のシャワーは許されなかったので汗や体臭が気になったが、2人は何度も深呼吸を繰り返している。
『お二人ともズルいですね。私にも嗅がせてくださいよ』
『誰がどこを占有出来るかは決めてあるじゃないか』
『区長は性器を占有出来るんだから贅沢言うなよ』
3人とも冗談めかしながら触ったり、嗅ぐことを続けている。
『それじゃあ、立ってくれるかな。下の具合を確かめたい』
半ば強引に立たされると、区長が股に顔を入れて深呼吸をしてくる。
『はあ、これは極上の匂いですねぇ。微かなアンモニア臭と愛液の甘い匂いが混ざり合ってますよ』
「変な事、言わないで…」
性器の匂いを嗅がれるだけでも恥ずかしいのに、感想を言われると顔を伏せて耐えるしかない。
『恥ずかしがっている姿にも唆るものがあるな』
立たされたまま本格的な愛撫が始まり、胸を揉まれ、クリトリスと肛門を舐められている。
久しぶりに男に身体を許したが、快楽を刻み込まれた肉体はすぐに順応して愛液を垂らし始める。
『どんどん愛液が出てきてますね』
『匂いだけで分かるよ。かなりの好き物なようだね』
『お尻の方はどうなんだ?』
『確かめてみますか』
唾液で濡れた指が肛門内に差し込まれる。
『中に入ってそうな感じはなさそうですね。自分で綺麗にしたんですか?」
「…はい」
『残念だ。君が排泄している姿も見たかったのだがね』
『まあまあ。すぐに使えるから良いじゃないですか』
『そうだな。既に濡れているようだし、早く済ませてくれ』
自分を犯す事だけを考えているケモノたちの肉棒が勃起していることが、スーツを着ていてもすぐに分かった。
『七海さん、挿れさせてもらうんで窓に手を突いてください』
言われるまま窓に手を突くと区長の性器が入ってくる。当然ながらゴムは装着されていない。
恐らくはこういった事もやり慣れているのだろう、巧みな腰使いに身体の奥が切なくなる。
『これは中々の締め付けですね。鳥羽さんのものを挿れていたとは思えませんよ』
『彼女の中はそんなに良いのか?』
『ええ、まるで処女のように締め付けてきます』
『それは楽しみだ』
『まだお二人がいるのでね、一度出させてもらいますよ』
自分でも腰をくねらせて膣内射精をアシストする。膣の一番奥に出される感覚を久しぶりに堪能する。自分勝手な射精でも受け止めきった事に精神な充足感を覚える。窓に映った自分の顔を見ると、そこに映っているのはふしだらな女そのものだった。
『では次は私の番だ。久々の上物だから楽しませてもらうよ』
『私も待ちきれないのでね。お尻を使わせてもらおう』
「はい、お好きにお使いください」
2人分の男性器を同時に受け入れたのは初めてだが、圧迫感が気持ち良い。抜き差しが交互に行われ、体内で擦れ合う時のも快楽だった。
無遠慮に精液が注がれていく度に心が満たされていくようで、絶頂も何度迎えたか分からない。
鳥羽と同じぐらい3人とも性豪だが、身体の疼きを鎮めるのには都合が良かった。愛情を確かめ合うようなセックスよりも、快楽を貪るようなセックスこそ私が求めていたものだと気付かされる。
それを認めてからは更に快楽を得られるようになり、3人の男性器の太さや長さの違いを楽しめるようになってきた。
『中々上手いじゃないか。鳥羽くんに仕込まれたのかな?』
市長に跨り、自分の気持ちいい場所に当たるように腰を振る。
「良いから早くイって…」
何度絶頂に達したか分からないが、それでも欲求を満たすことが出来ずに男たちの精液を受け入れ続けている。既に子宮や腸内は許容量を超えて精液が逆流しているが、下卑た男たちに身体を穢される事が快楽だった。
みかづき荘を守る事が目的だったことも忘れ、精液を注がれる事だけを望む淫らな女に堕ちてしまった事を自覚すると身体は更に疼いてくる。
(ごめんね、みんな…。私、これ無しでは生きられない)
どのぐらい時間が過ぎたのかは分からないが、3人の精魂尽きるまで身体を重ね続けた。
ベッドの上で四肢を投げ出したまま休んでいると、身なりを整えた市長が話しかけてくる。
『今日は満足させてもらったよ。この部屋は明日の昼まで押さえてあるから泊まっていくといい』
「…区画整理の件は」
『楽しませてもらったからね、約束しようじゃないか』
「ありがとうございます」
(これで良かったのよ。みかづき荘を守れたんだから)
身体には心地良い気怠さが残っていて、満足に動けるようになるには時間がかかりそうだと思った。