昨日の激しい情事の後、只管眠る事で体力は回復していた。最後の手段としてグリーフシードを使う事も考えたが、そこまでの消耗ではなかったらしい。
気になるのは秋穂さんの体調だった。適当に服を選び、秋穂さんの部屋を訪ねる。
ノックをすると程なくして秋穂さんが出てきた。
『やちよ?どうかした?』
「昨日の事で疲れていないかなと思いまして…」
『そうね。流石に昨日のは疲れたわ。だけど一晩寝たから大丈夫よ』
「良かったです。朝食は食べられそうですか?」
『平気よ。残りの日を頑張る為にもちゃんと食べないとね』
心配していたほど疲労が残っていたようでは無さそうだったので、話ながら一階に降りていく。
『やあ、2人とも起きてきたね。体調は崩していないかな?』
鳥羽たちは既に朝食を取っていた。遅れてきた私たちに機嫌を悪くする事もなく朗らかに話しかけてきた。
「はい、大丈夫です」
『私もです』
快楽に屈して鳥羽を求めてしまったからか、態度が少し軟化してしまった気がする。
『今日もするんですか?』
『残念だが予定が入ってしまったね。2日ほど出なきゃいけなくなってしまったんだ』
『そうですか』
『鷹野は残していくから困った事があったら頼ると良い。ああ、それと木原くん』
『何でしょうか』
『君に頼みたい事があってね。内容はこの紙に書いておいたから後で確認しておいてくれ』
『畏まりました』
朝食を食べ終えた鳥羽はスーツに着替え、迎えにきた車に乗って出かけていった。
秋穂さんの部屋で渡された紙の内容を確認する。
「その紙、何が書いてあるんですか?」
『何だろう?出来る事なら良いんだけど』
秋穂さんは紙を開き内容を確認する。
そこに書かれていたのは以下の内容だった。
・木原くんには七海くんの肛門調教を行ってほしい。自分の経験を基にしても構わないし、不安があるなら鷹野に協力を仰いでも構わない。必要な道具は全て鷹野に預けてあるから自由に使って良い。
「肛門調教…。秋穂さんもされたんですか?」
『まあ、オーストラリアに行ってる時にね…。大変だよ?』
「実際、お尻でするのってどうなんですか?想像出来ないのですが」
『準備が一番大変かな。その後はまあ…、うん』
昨日の自慰行為の時に秋穂さんが自分の肛門も弄っていた事を思い出し、興味が湧いてくる。
『それでどうしようか。道具は借りるとして、あの人に手伝ってもらう?』
「いえ、2人がいいです」
『うん、分かった。どうしても駄目だったら頼む事にしようか』
「はい」
鷹野の個室を訪ねると入室するよう言われた。
『如何されましたか?』
鳥羽がいないからか、いつものスーツ姿ではなく、ラフな部屋着を着ている。
『鳥羽さんからの指示で、その…。この紙を見ていただけますか』
『ああ、なるほど。すぐにご用意いたします』
鷹野は鞄から様々な道具に取り出している。
『どうぞ。お使いください』
『ありがとうございます』
『よろしかったら腸内洗浄までは手伝いましょうか?』
『やちよ、どうする?恥ずかしいかもしれないけど、私はお願いした方がいいと思う』
「秋穂さんがそう言うなら。鷹野さん、お願いしていいですか?」
『もちろんです。場所はどうされますか?私はこの部屋を使っていただいても構わないのですが』
自分の部屋が汚れるよりかは良いと思い、この部屋でさせてもらう事にした。
『では準備をしておきますので、七海さんはこれを使ってください』
鷹野から渡されたのは浣腸だった。当然使うのは初めてだ。
部屋に備え付けのトイレを借りて使ってみる。
効き目はすぐに現れ、鈍い腹痛がやってきた。便意に逆らわず出してしまうと心なしかお腹の中がスッキリした気がする。
「お待たせしました」
室内では鷹野さんが秋穂さんに道具の使い方をレクチャーしている。
『全部出た感じはありますか?』
「はい。大丈夫だと思います」
『では次は腸内洗浄を行います。下半身だけでいいので脱いでいただけますか?』
「…はい」
下半身だけと言われてもこの日着ていたのはワンピースだったのでブラジャーだけを着けている格好となってしまった。
『それでは木原さん、これで洗浄液を吸い取ってください』
鷹野が持っているのはガラス製のシリンジだ。
秋穂さんがそれを受け取り用意されていた洗浄液を吸い取る。
『七海さん、四つん這いになってお尻をこちらに向けてください』
「はい」
同性に肛門を晒すのは恥ずかしい筈なのに剃毛されてしまった事もあり、羞恥心は薄れていた。
『木原さんはシリンジの先端を肛門の中に入れてください。ガラスで出来ているので七海さんは動かないでくださいね』
『やちよ、入れるからね』
秋穂さんが先端を差し込み、洗浄液を少しずつ入れてくる。
体験した事のない感覚に身体が震えそうになった。
『お腹が痛くなるかもしれないけど5分我慢してください』
『やちよ、頑張って』
強烈な便意はすぐに現れた。
漏れそうになるのを必死に耐えること5分、鷹野がセットしておいたタイマーが鳴る。
「は、早くトイレに…」
しかし四つん這いの体勢から立ちあがろうとするだけで漏れそうになり、動く事ができない。
『仕方がないですね。少し待っていてください』
鷹野が部屋を出ていったかと思うとすぐに戻ってきた。
『七海さん。トイレに行けないのであれば、ここに出してください』
持ってきたのは金盥だった。
「えっ、ここに…ですか?」
『阿見さんも木原さんも経験した事ですから恥ずかしくないですよ』
「…鷹野さんもですか?」
『させられましたよ。この部屋で』
「…ここでします」
2人に身体を支えられ、床に置いた金盥に跨る。
これ以上は耐えられないと思い、その中に洗浄液を排出した。
その後もまだ洗浄が必要との判断から3回注入が行われた。
『やちよ。続き、出来そう?』
体力回復の為にベッドで横になっている間、秋穂さんが頭を撫でてくれていた。
「はい、大丈夫です」
私にも秋穂さんにも中断するという選択肢が浮かんでこない時点で2人とも快楽に屈していたのだと今では思う。
「この後は何をするんですか?」
『いきなり道具は大変だったから、最初は舐めてあげる』
ここに来て2日目の夜。鳥羽に肛門を舐められたことを思い出し、脚を胸に抱えて舐めやすい体勢をとる。
『やちよ、何してるの?』
「2日目の夜にあの人に舐められたので、こうすれば舐めやすいかな…と」
自分で言って急に恥ずかしくなってくる。
「あっ、四つん這いの方がいいですか?」
慌てて姿勢を変えようとすると、秋穂さんが静止してくる。
『やちよ、落ち着いて。やちよが楽な体勢でいいから、ね?」
「…はい」
『それじゃあ、始めるね』
秋穂さんの頭が脚の間に入り、肛門を唾液で濡らし始める。
舌が動く度に鳴る水音とこそばゆい感覚に早くも快楽を感じるようになったが、その最たる理由は姉のように慕ってきた人と性行為をしている事だった。
(あの秋穂さんが私の肛門を舐めてる…)
懸命に舌を動かしている秋穂さんを見ていると何故か秘所が潤み始める。
『やちよ、気持ちいい?』
「うん、気持ちいいよ」
気が緩んでしまったのか、出会ったばかりの頃の幼い話し方に戻ってしまう。
『やちよから甘い匂いがしてくるよ』
「秋穂さんが気持ちよくしてくれるから。ねえ、もっとして?」
『分かった。鷹野さん、潤滑ゼリー貸していただけますか?』
『はい、どうぞ』
『ありがとうございます。やちよ、ちょっと冷たいかもしれないけど大丈夫だからね』
秋穂さんがそう言うと肛門にヌルヌルした感触を感じる。
『指、挿れるね』
「う、うん」
秋穂さんの指が自分の肛門に入っていくのをまじまじと見てしまう。
「本当に入ってる…」
『痛くない?』
「うん、大丈夫だから…。もっと、して」
『ゆっくりするね』
秋穂さんの長く、しなやかな指が何度も往復を繰り返している。何とも表現出来ないその快楽に、秋穂さんが自慰行為でそこも使っていた理由が分かってきた気がする。
「それ、気持ちいい…」
お腹の中を指で押し広げられるのも、引き抜くときの感触も全てが気持ちいい。
お尻しか弄られていないのに愛液が溢れてきている。もうイッてしまいそうだった。
「秋穂さん、もうイっちゃうかも」
『えっ、もう?まだ早い気もするけどイかせてほしいの?』
「うん、イかせて」
『分かった。じゃあこっちも舐めてあげるからイっていいよ』
クリトリスに舌を伸ばして「ピチャピチャ」と音を立てて舐められる。
2箇所から与えられる快感に声が止まらなくなる。
「あっ…イく」
頭の中が一気に真っ白になり身体がガクガクと大きく震える。
(女同士でもこんなに気持ち良いんだ)
『やちよ、大丈夫?』
「え、ええ。お尻でするのってこんな感じなのね」
絶頂の余韻が収まり、思考も戻ってきた感じがする。
『んー、ペニスを挿れられるともっと凄いかな?』
「そ、そうなのね」
『興味がお有りでしたらアナルビーズなどお貸ししますが』
「いえ、今日はここまでにしておきます」
『畏まりました。では後の清掃は行っておきますので、今日はお休みください』
「あ、その金盥は私が綺麗にしておきます!」
自分の排泄したものを他人に洗わせるのはさすがに申し訳ないし、恥ずかしい。
それを持って自室に戻ったがお腹の中が綺麗なうちにと思い、お尻を使っての自慰行為に耽ってしまった。