※この作品はR-18です。

東北き○たんに亀頭責めされるだけ   作:誰某

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小説のエロ描写の勝手がわからず。ご意見あればお気軽にどうぞ


①

 

 東北のとある県、とある市に属するドの付く田舎。それがあなたの故郷である。もちろんそこ(・・)にもきちんと名はあるのだが、名を有する事と有名である事は異なる。

 よって些細な諦観の元、あなたは自らの出身地を訪ねられたならば、単に「東北」とのみ答えるだろう。奇しくも、あなたの名字もまた「東北」であるから。

 

 ──もっとも、そんな機会が本当に訪れるのかは定かでないが。

 

「こんなところにいたんですか。兄さま」

 

 歳の割に落ち着いた、しかし可憐な声。世に出せば広く愛されるであろうその少女の声を耳にして、あなたの体は怯えたように強ばる。

 

「ここは隙間風も酷いですし、風邪でも引いたら大変です。早く母屋に戻りましょう」

 

 あなたが生まれたのは、財力と権力と歴史を併せ持つ、世が世なら貴族と呼ばれるような裕福な家系である。

 そんな尊き血を引く、男児。それも唯一の。

 

 旧時代的な生活を維持するこの田舎において、その価値は非常に重い。あなたはおよそ軟禁と言えるほどの厳重な保護を受けていた。

 

 あなたが寂れた納屋(こんなところ)で本を読んでいたのは、その過保護からの逃避だった。

 あなたを呼びに来た少女──"きりたん"という名の末の妹に手を引かれ、母屋へと連行(・・)される。

 手を振り払って駆け出す事はしない。東北家の女子は異様に力が強く、反対に男子は力が弱い。歴代の男子と違い病弱という事はないあなたであっても、きりたんには力が敵わないのである。

 

 仮に可能だったとしても、愛する妹にそんな真似はしなかっただろうが。

 

「……あの、兄さまが私たちを邪魔に思う気持ちはわかります。ですが、東北は危険な土地です。家の敷地内に猪が出るような環境で、長男を放っておくわけにはいかないんです」

「それがなくても、兄さまは力が弱いんですから──へ?」

 

 あなたはきりたんの言葉を遮った。そもそもインドア派であるあなたにとって、彼女らの過保護はそこまで気にするような事ではなかった。

 もちろん構われ続ければ気疲れする事もあったが、家の中で過ごす限りにおいて、そう口煩くされる事はあまりない。

 

 よって、あなたが珍しく母屋の外に逃げ出したのは、最近になって始まったある"日課"が理由だった。

 

「えっと……私たちの事を嫌いになった訳じゃないんですね?ならよかった」

「でも『アレ』ってなんですか?兄さまが嫌がる事をしたつもりは──いや、まあ外出制限以外で、ですけど──ないんですが」

 

 あなたはきりたんの問いに逡巡し、しかし意を決してぼそぼそとその言葉(・・・・)を口にした。

 目下あなたの悩みの種である、口にする事すら憚られるほど屈辱的で、恥ずかしく、辛い日課。

 

 勇気を振り絞った発言に、しかしきりたんは冷淡だった。呆れを隠さずため息を一つ。諭すような口調で返答する。

 

「ダメですよ。流石に。いくら兄さまの頼みでも、やめる訳にはいきません」

「頻度を減らすのもダメです。最初に説明しめしたよね?毎日やらないとだって」

「兄さまも大人なんですから──」

 

 大人。なんと嫌な言葉だろうか。あなたを苦しめる日課も、あなたが大人になったから始まったのだ。

 元服の歳を越え、しかしいつまでも背丈の小さいままだったあなたが、大人になったと証すそれ──精通(・・)を期に始まった日課。

 

 先ほどよりも強くあなたの手を握るきりたんは、躊躇いなくその恐ろしい行為の名を口にした。

 

「おちんちん洗いぐらい我慢して下さい」

 

 

∇∇

 

 

 母屋に帰った後、普段通りに過ごし、普段通りに夕食を食べる。しかしその間ずっと元気のないあなたを、きりたんはせめてもの情けと言わんばかりに放っておいてくれた。

 卑怯なあなたはその隙をついて一人で風呂場に走った。そして首尾よく入浴を済ませ────浴室から出るときりたんが待ち構えていた。

 

「捕まえました」

 

 きりたんは片腕であなたをがっしりと掴んだ。もちろんあなたは全力で抵抗したが、それを意にも介さず浴室へと押し込んでくる。

 

「もう、あんまり暴れると姉さまも呼びますからね」

 

 その脅しにあなたが屈するのを見たきりたんは、小脇に抱えた道具入りの桶をそばに置き、湯船にあなたを放り込んだ。

 そしてなお些細な抵抗を続けるあなたを無理やりに座らせ、お湯を抜く。

 きりたんはあなたの手を背後に回させると、それを巻き込むようにあなたの背にぴったりと沿って座り、足を絡めて股を開かせた。

 

 あっさりと四肢を封じ込まれ、弱点をさらけ出す格好となったあなたは恐怖に身を固める。

 

「ほら、これ噛んで下さい」

 

 あなたの心中は恐怖と諦観に満ちている。きりたんの差し出した猿轡を大人しく咥え、目を瞑り、歯を食い縛って責め苦に耐える覚悟を固める事しかできない。

 

「よしよし。すぐに済ませますからあんまり怯えないで下さい」

「それに──ほら、今日は道具を変えてみるので、そんなに辛くないかもですよ」

 

 優しげな言葉にそっと目蓋を開く。きりたんの手にはイボ付きの手袋が嵌められていた。イボといってもなだらかなそれらは、決してあなたに痛みを与える事はないだろう。

 その表面が柔軟なブラシに覆われている事も併せて考えれば、むしろ極上の触り心地に違いない。

 

 だからこそ、あなたの恐怖は増した。

 

「ローションもたっぷり垂らして──ね?」

 

 握っては開き、握っては開き。ねっとりとしたローションに塗れるイボ手袋を見せつけるような仕草に、あなたの鼓動が激しくなる。

 

「よかった。おちんちんはちゃんと、これが気持ちいい事だって覚えててくれたみたいですね」

 

 我知らず屹立した陰茎に、きりたんの掌から溢れたローションが滴る。その温度に、粘性に、あなたは昨晩のガーゼによる責め苦を思い出し、喉から悲鳴にも似た息を漏らす。

 

「こら、いやいやしないで。腰も引かない」

 

 手も、足も。一人の少女によるものとは思えぬほどがっちりと拘束され──あなたに許された抵抗と言えば、必死で首を横に振り、情けなく体をびくつかせる事ぐらい。

 そしてそれすらも、いつのまにやら高圧的な色を見せるようになった囁きによって、あっさりと制止される。

 

「えっと、まずはおちんちん全体にもローションを塗って……」

 

 ローションまみれの手袋で陰茎を鷲掴みにされる。まったくの無遠慮に。

 ずりゅずりゅ、と竿をしごかれ、金玉を揉み込まれる。快感から逃れようと思わず腰を動かせば──

 

「こら、腰引いちゃダメですって」

 

 ──強引に阻まれた。そればかりか陰茎を握る手により力を込められ固定(・・)される。

 それがたっぷり(ほんの)十数秒続いた後、ようやく陰茎を解放された。

 

 もちろん、本番はここからだ。

 

「よし。じゃあ始めていきますね」

「まずはたまたまを空っぽにします」

 

 手袋にローションを追加したきりたんが、どこか楽しげに言う。

 先ほどの焼き直しであるかのように、またあなたの竿を鷲掴み、金玉を揉んで、陰茎全体を撫で──しかし先ほどと違ってそれは直ぐに終わらず、手は次第に竿をしごく動きに集中し始める。

 

「出したい時に出して大丈夫ですよ」

 

 容赦なく陰茎を責め立てる動き。つまり射精を促す動き。

 手コキと言うらしいそれを通して、あなたはこの"イボ手袋"の恐ろしさを理解しつつあった。

 

「あっ、だから腰引かないで下さい。しょうがない兄さまですね……」

 

 窘める言葉に苛立ちの色はない。そこにあるのはただ──

 

「どうせ逃げられないのに」

 

 ──慈愛。無知な子供に向けるような、憐れみとも呆れとも付かぬ優しげな色。それ故に、躊躇ってもくれない。

 

「ほら、おちんちんを見習って下さい。掴み易いようにガチガチに硬くなってピンと立ってるじゃないですか」

「兄さまもこれぐらい素直に、協力的になるべきですよ」

 

 形と大きさの様々なイボが、ローションの助けを借りて、陰茎の表面をなんの抵抗なく撫で上げる。イボによって、単調なはずの上下運動が、慣れる事を許さない多様な刺激を産み出す。

 そして表面を覆う細く柔らかなブラシが、イボの粗さを補う。特にきりたんがカリと呼ぶ一番の弱所にきっちりと寄り添い、撫で上げる。けっして逃がしてはくれない。

 

「ぐじゅぐじゅでぬるぬるで、気持ちいですね」

 

 ろくに動かせもしないのに、腰を跳ねさせて必死に逃げようとする。

 

「両手でぎゅ~っとみっちり隙間なくおちんちんを握って……」

「ゆ~っくり、ずりゅ~って擦るのはどうです?」

 

 耐えたところで終わりはないのに、射精するまいと歯を食いしばり、猿轡の隙間から唾液を垂らす。

 

「もう少し強く握ってもよさそうですね」

「はい、ぎゅ~~……こら、いくらおちんちんビクビクさせたって放しませんからね」

 

 そんなあなたの様子に痺れを切らしたきりたんが、耳元で深くため息を吐いた。

 

「もう……このままじゃいつまで経ってもおちんちん洗い終われませんよ?我慢しないでちゃんと出して下さい」

 

 あなたは必死で首を横に振った──つもりである。実のところ痙攣とさして違わないその動作を、しかしきりたんはきちんと理解したらしい。

 

「……じゃあ、こうしましょう」

「私が十秒数え終わるまでに、ちゃんとお射精してください」

「できなかったら姉さま二人も呼びます。明日からのおちんちん洗いも、兄さまが協力的になるまでずっとそれでやります」

「いやいやしても聞きません。何言ってるかわかりませんし、じゃあいきますよ、じゅー」

 

 あなたは一度射精してからが地獄である事を知っていた。だからこそ必死に射精を耐えていたのだ。

 

「きゅー」

 

 しかし込み上げる射精欲に煮えきった頭でも「三人がかり」がどれだけ恐ろしい事態を生むかは直感できる。

 

「はーち」

 

 恐怖と恐怖の板挟み。カウントダウン中も止まらない手コキの快感。混乱を極めた頭が冴えたアイデアを閃く事もなく。

 

「なーあっ」

 

 あなたはあっさりと射精してしまった。決断の末ではなく、我慢の限界を迎えて。

 

「数えきる前にお漏らし……じゃなかった。ちゃんとお射精出来ましたね。えらいえらい」

 

 恥ずかしいやら恐ろしいやら悔しいやら気持ちいいやら。ぐちゃぐちゃになった感情が限界を迎え、涙が溢れる。

 情けなく鼻を啜るあなたを慰めるべく、きりたんは優しく穏やかに囁く。

 

「もう、どうして泣くんですか。上手にお射精出来たのに」

「ほら、立派にびゅーって出来て偉いですね。よしよし……」

 

 すりすりと──いや、ずりゅずりゅと。あなたの陰茎の頭を撫でる。

 

「頑張りましたね……えらいえらい」

「だから、ね?もう少しだけ頑張りましょう?」

 

 ずりゅずりゅ。手は止まらない。

 

「もうちょっとだけきりたんに立派なところ見せて下さい」

「ちゃんとたまたまの中空っぽになるまでびゅーってして、おちんちん綺麗にしましょう?」

 

 優しい声とは裏腹に、射精直後の敏感な陰茎を撫でる手は次第に激しさを増す。

 亀頭を撫でられてあなたの陰茎が元気を取り戻すのを見て──あるいはあなたがより鮮明な恐怖を抱くのを見て、きりたんは一先ず亀頭から手を離した。

 

「落ち着いたみたいですね」

「……じゃあ二回目も頑張りましょう」

 

 そして、再び竿をしごき始める。

 

「あ、先に言っておきます」

「次また我慢したら、カウントダウンなしで姉さまたちを呼びますからね」

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