※この作品はR-18です。

東北き○たんに亀頭責めされるだけ   作:誰某

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②(おわり)

 

 絶頂の度に体全体を跳ねさせいたのが、いつの間にか陰茎のみが反応するようになり。

 ビクビクと痙攣する陰茎が、ほんの僅かな精液をも吐き出さなくなり。

 

 それから数度確かめるように絶頂を促し、金玉が精液を枯らした事をようやく信じてくれたきりたんは、竿をしごく手を止め、陰茎から手を離した。

 

「……はい、お疲れ様でした」

「ちゃんとたまたまの中空っぽになりましたね」

「よく頑張りました。よしよ……」

 

 ぴくりとも体を動かせなくなったあなたが、そらでも懸命に拒絶の意思を表したのを見て、きりたんは亀頭を撫でようと伸ばした手を止めた。

 

「ごめんなさい。流石にちょっと疲れましたよね」

「ちょっと休憩にしましょう。今お水飲ませてあげますね」

 

 きりたんは手袋を脱いだ後蛇口で軽く灌ぎ、脇に退けてあったペットボトルを取り出す。

 幸いにして精液で汚れている事もなく、温くなっただけのそれを拘束された姿勢のまま飲ませてもら──おうとして、猿轡のままだった事を思い出す。

 

「あっ、すみません。今取ります」

「……よし。はい、どうぞ」

 

 二人で水を分け合い、しばらくの間倦怠感に浸る。拷問染みた連続射精は、する側はもちろん、させる側にも相応の疲労があるらしい。

 

「……」

 

 互いに動かず、声も出さない。

 もっともあなたは、喋る気力も、動く自由もないだけなのだが。

 

 そのまま数分。あるいはほんの一分にも満たない時間をまったりと過ごし──

 

「──よし。再開しましょうか」

 

 きりたんの言葉がそれを打ち切った。

 

 あなたは思い出したように動きだそうとし、拘束は一切緩んでいなかったのに気づく。

 そして唯一自由を取り戻していた口からなにか絞り出すよりも速く、きりたんは猿轡を締め直してしまった。

 

「もう少しですからね。頑張りましょう」

 

 座ったまま器用にシャワーを手繰り、水を出してお互いから精液を洗い流す。手袋もきちんと洗う。

 暫くぶりにすっきりとしたあなただったが、これから先になにがあるのかを知っているので、その顔色は良くない。

 

「じゃあ本格的におちんちん洗いに移ります」

 

 両手にイボ手袋を嵌め、それにローションを馴染ませ、陰茎にもローションを塗りたくる。

 一度乗り越えた行為は、しかし最初よりも鋭い刺激をもってあなたを襲う。そしてこれは、というよりこれまで(・・・・)は準備に過ぎない。

 

「おちんちんはしっかり固定……」

 

 左手で、がっちりと竿を捕まれる。それだけで生じる快感に腰を引く事は──やはり許されない。

 

「右手は亀頭をきっちり掴んで……」

 

 言葉通りに、イボ手袋があなたの亀頭を一部の隙無く刺激する。

 

「手を開く」

 

 その刺激が僅かながら緩んだ事に、あなたが微かな安心を見せたところで──

 

「あとはガーゼと同じ要領で……しっかり磨く」

 

 ──全力の亀頭責めが始まった。

 既に経験した撫でるような生易しいものではなく、いっそ削がれているかのような強烈な刺激。それでも痛みではなく快感に属するその刺激は、あなたを容易く絶頂させた。

 

「うわっ──もうイっちゃったんですか」

「ていうかもう全然抵抗なくお漏らししちゃってますね……」

 

 言いながらも、ぞりぞりぞりぞりぞりぞり──と。亀頭を擦る動きは止まる様子がない。

 今なお潮を吹くあなたの亀頭を、情け容赦なく責め続ける。

 

「もうたまたまが空っぽなのは確認できたので、イかなくてもいいんですよ?」

「というかお潮吹かれちゃうと洗い直しになるので、今は我慢してもらわないと……」

 

 あなたも望んで絶頂している訳ではない。土台無理な要求である。

 もっともきりたんの声に耳を傾ける余裕のないあなたは、その理不尽な言葉に憤りを覚える事もなかった。

 

「うーん。お漏らし止まらないですね」

「じゃあ一旦お潮吹き切っちゃいましょうか」

 

 防衛本能とでも言うべきか。混濁し切迫した思考の中でも、その発言だけはあなたにも理解できた。

 あなたは拘束され切ったこの状況で、なんとか反対の意思を示そうとしたが、当然そんな手段は存在しない。

 

 唯一拘束を受けていない腰を──首は途中で枷を付けられた──動かして必死に、少しでも快感から逃れようとするも叶わず。

 もはや「腰を引くな」と言われる事もなく、呆れたように苦笑したきりたんが、ほんの少し手の位置を調整するだけで対処されてしまう。

 

「ほら、ずーりずりずりずりずりずり……」

 

 全身を使ってもがく。脳が焼き切れそうなほどの快感へのその抵抗は、ほぼ不随意で、故に全力だったのだが──あまりにもか弱い。

 

「ずりずり……ふふ。最初と違ってすっごく素直に感じてくれてますね」

「全身びくびく~って跳ねさせて。そうです。きりたんがちゃんと抑えてますから、我慢しなくていいですよ」

 

 「やっとわかってくれたんですね」なんて言いながら、きりたんは亀頭を責め続ける。

 疲弊しきったあなたの抵抗は、抵抗として見なされる事すらない。痙攣がただ快感ゆえである事を正確に把握され、責めの手はむしろ楽しげになる。

 

「あ、なんだかお潮の勢いが弱くなってきましたね。手もちょっとゆっくりめにします?」

 

 朦朧とする意識ではその問いすら理解できなかったが、きりたんにはあなたの痙攣に首肯が混じっているように見えたらしい。

 

「じゃあはい。ずり~~~~~っと……」

 

 手首の辺りに亀頭をあてがい、指先まで徐々に移動させる。ゆっくりと長い一撫で。刺激に過敏な亀頭はそれでも容易く絶頂した。

 

「流石にこれじゃイきませんか」

 

 しかしきりたんは気づいていない。またゆっっくりと亀頭を撫で、手を往復させる。

 

「……あれ?」

 

 きりたんは首を傾げると、先ほどよりも強く手を押し付けて、同じペースで撫でる。ゆっっくりと手を往復させながら、あなたを絶頂させようと躍起になっている。

 その実あなたは絶頂しっぱなしなのだが、潮が伴わないそれに気づいていないらしい。出せるものがなく健気に震えるしかない陰茎は、しかし全身の痙攣と馴染んで絶頂がわかりづらいのだ。

 

 絶頂に気づかないゆえに、先ほどよりずっと容赦のない亀頭責めをたっぷり何度も繰り返した後、きりたんはようやく事実に思い至った。

 

「あ、もしかしてお潮吹き切っちゃいました?」

 

 確かめるように激しく撫で、やはり潮を吹かないのを見ててよくやく納得する。

 

「それじゃあ本当に最後ですね。仕上げをしましょう」

「まずはおちんちん全体を洗ってあげる。たまたまはしっかり揉んで……竿はゴシゴシ……」

 

 ねちっこく射精を促すのと同じ動き。もちろんあなたに精液は一滴も残っていないが、絶頂は止められない。

 

「次に亀頭全体を、パクっと手で覆って……」

「グリグリ……うわ、もう何してもイっちゃいますね」

 

 手のひらを擦り付けるのとは違う、亀頭を揉むような動き。磨かれきった亀頭が激しく絶頂する。しばらくきりたんの手がトラウマになりそうだ。

 

「そしたらカリに指輪っかを通して」

「ちゅこ、ちゅこ、ちゅこ……」

 

 指でつくった小さな輪をカリ首に嵌められ、小刻みに上下される。手コキと亀頭責めの合の子のような刺激は、本当に"出すもの"がないのか厳しく尋問しているかのようである。

 そして間違いなく、一滴でも精液か潮を出せばやり直しだった。

 

「あ、兄さま動かないで。仕上げは大事なんですから」

「あとちょっとだけ。ちゅこちゅこ……」

 

 そしてあなたはそのチェックをクリアした。本当に搾られ切ったので当然だが。

 

「それじゃあ……よし、はい」

 

 きりたんはあなたの陰茎をじっくりと眺め回すと、笑顔で言った。

 

「これでおちんちん洗いは終了です。頑張りましたね」

 

 疲れきった体で大きなリアクションを取る事は出来なかったが、それでもあなたが深い安堵に包まれた事をきりたんは理解したらしい。

 

「あとで沢山甘えていいですから。取り敢えず今は上がっちゃいましょうか」

 

 動けないあなたをそっと横たえると立ち上がり、シャワーヘッドを取った。そしてあなたの視線に気付き苦笑する。

 

「そんなに必死な目で見なくても……大丈夫です。直接おちんちんにシャワー掛けたりしませんよ。まだ辛いでしょう?」

 

 その宣言通り、自分の手を経由して弱めた水流で、丁寧にあなたの体を洗い流してくれる。

 

「はい。おちんちん綺麗になりました」

「じゃあ私は今からお風呂入るので、兄さまは先に……って、動けませんよね」

 

 猿轡を含めた全身の拘束を解かれ──それでも姿勢を変える事すらできないあなたは、無言で頷く。

 

「……じゃあ一緒にお風呂入りましょうか」

「兄さまも入り直した方がいいと思ってましたし……体洗ってあげます」

「あの、大丈夫。大丈夫ですから。もうおちんちん洗いは終わりました」

 

 すっかり妹が恐怖の対象となってしまったが、ひとまずあなたは日課を乗り切った。今はそれがすべてだ。

 きりたんに抱き抱えられ、あなたはしばらくの裸の付き合いに興じる事にした。

 

 迫る明日を忘れるべく。




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