1. 新たなる標的、雲隠れのクールビューティ――サムイ:
カゲマロの尽きぬ渇望、次なる「逸品」への物色:
綱手という「伝説の女傑」を、その肉体も精神も完全に自分の色――白濁した精液の色――に染め上げ、意のままに操る「白濁姫」として完成させたカゲマロ。さらに、日向ヒナタという「純真な蕾」も手に入れ、その清らかさを陵辱の限りを尽くして汚し、自分だけの愛らしい「玩具」へと作り変えつつあった。彼の広大な閨には、今や二人の、かつてはそれぞれの里で誇り高く、そして多くの者から敬愛されていたはずのくノ一たちが、虚ろな瞳で、ただ彼の次の命令を待つだけの存在として侍っていた。綱手の豊満な、神々しいとさえ言われた「106cmの至宝」と称される乳房は、もはや彼の唾液と指の跡、そして乾いてカピカピになったおびただしい量の精液の痕で常に薄汚れ、その先端の乳首は彼の執拗な吸啜によって赤黒く腫れ上がり、常に硬く尖っている。ヒナタの雪のように白い肌には、彼の支配の証である無数の愛の痕跡――噛み跡、吸い跡、時には彼の嗜虐心を満たすための鞭の痕さえも――が、まるで呪いの紋様のように、禍々しく刻み込まれ始めていた。
しかし、カゲマロの歪んだ支配欲と、獲物を屈服させ、その魂までも弄ぶことへのサディスティックな愉悦は、それで満たされることはなかった。一体の「完璧な玩具」を手に入れれば、すぐに新たな、そしてより倒錯した刺激を求める渇望へと姿を変える。彼は常に新しい「味」、新しい「征服」を求めていた。それは、まるで底なし沼のように、際限がない。
そんな彼の目に留まったのが、雲隠れの里の上忍、サムイだった。陽光を反射してきらめく、美しいプラチナブロンドの髪。常に冷静沈着な思考を宿す、切れ長の、そしてどこか挑戦的な光を湛えた青い瞳。そして何よりも、感情を滅多に表に出さない、まるで氷の人形のようなクールな美貌。その鍛え上げられた、しかし女性的な丸みを帯びた、しなやかな肢体は、くノ一としての高い能力と、厳しい修練の日々を物語っていた。特に、彼女の、くノ一装束の上からでもはっきりと分かるほど豊満でありながら、決してだらしなく垂れることなく、重力に逆らうかのように引き締まった乳房は、カゲマロの歪んだ蒐集癖を強く、そして抗いがたく刺激した。
綱手のような、かつて気性が荒く、誇り高く、そして里の頂点に君臨していた女傑を屈服させ、その豊満な肉体を快楽に堕とし、その鋼のような精神を破壊し尽くすこととはまた違う種類の、新たな興奮。ヒナタのような、内気で、純真無垢で、おそらくはまだ男の熱を知らぬであろう清らかな少女を汚し、その穢れを知らない心を絶望の色に染め上げ、そしてその特別な、全てを見透かすという白眼に、恐怖と屈辱、そしていずれは自分への、抗いがたい渇望の色を映し出させることとも、また異なる種類の愉悦。
理知的で、プライドが高く、そして何よりも「クール」を装う女。彼女を屈服させ、その冷静沈着な氷の仮面を剥ぎ取り、恐怖と屈辱に歪む顔を見たい。そして最終的には、欲望に濡れた、これまで誰も聞いたことのないような、甘く、そして淫らな喘ぎ声を上げさせることができれば、どれほどの達成感が得られるだろうか。そして、雲隠れの里という、木の葉隠れとは長年のライバル関係にあり、その武力を誇る大国の有力なくノ一を手に入れることは、火の国の大名としての彼の権威を、さらに、そして絶対的なものへと高めることにも繋がる、と彼は歪んだ計算を働かせた。
「雲隠れのサムイ…か。あの、氷のような仮面を被った女が、ワシの下でどれほど乱れ、そして啼くか…想像するだけで、この身が、このワシの『雷槍』が、熱く疼いてくるわ…ククク…」
彼の私室の薄暗い、淫靡な香りが充満する照明の下、カゲマロは、既に彼の命令で裸にされ、四つん這いの姿勢で床を、その豊かな乳房を揺らしながら拭かされている綱手(あるいは、同じように調教されつつあるヒナタ)の、無様に揺れる、しかし肉感的な尻を見下ろしながら、そんな独り言を、愉悦に満ちた、そしてどこか粘つくような声で呟いた。その声には、新たな獲物への、抑えきれない期待と、そしてそれを必ず手に入れるという、絶対的な自信が込められていた。
偽りの外交任務、周到なる罠――『白濁姫』綱手の、最後の利用価値:
カゲマロは、サムイを自らの閨に、そして絶望の淵へと引きずり込むため、巧妙かつ悪辣極まりない罠を仕掛ける。火の国と雲隠れの里との間で、長年懸案となっていた、国境付近の小さな、しかし戦略的には無視できない紛争地域に関する「和平交渉」という、もっともらしい名目をでっち上げるのだ。そして、その交渉の雲隠れ側の使者として、雲隠れの長である四代目雷影エーに対し、「冷静沈着かつ高い交渉能力を持ち、さらに火の国との折衝経験も豊富であると聞き及んでいる、貴里が誇る上忍・サムイ殿を、是非ともご派遣願いたい。彼女のその知性と美貌は、必ずや両国の強固な絆を築く礎となるであろう」と、名指しで、そして巧妙におだて上げながら、派遣を要請する書状を送る。表向きは両国の平和と友好を深めるための極めて重要な任務であり、雲隠れの里としても、これを無下に断ることは難しい状況を、彼は巧みに作り出した。
さらにカゲマロは、この罠をより確実なものとするため、既に完全に手駒と化し、その魂までもが彼の白濁した色に染め上げられた「白濁姫」綱手を利用することを思いついた。彼女のかつての地位(元五代目火影)と、他里の忍たちからの(今となっては過去のものでしかないが)絶大な信頼性を逆手に取り、この偽りの「和平交渉」の「仲介役」として、サムイを大名屋敷に安心して招き入れるための、甘く、そして抗いがたい毒のような役割を担わせるのだ。綱手が、かつての五代目火影として、この交渉の重要性を、そして火の国大名の誠意を真摯に説き、サムイを安心させる言葉を並べれば、いくら冷静沈着で疑り深いサムイとて、その警戒心を完全に解かざるを得ないだろう、と彼は踏んでいた。これは、綱手にとっても、かつての同盟国の、そして個人的にも面識のある忍を、自らの手でこの凌辱の地獄へといざなうという、新たな、そして終わりのない屈辱の強要でもあった。彼女の心が、まだ完全に壊れていないのならば、それは耐え難い苦痛となるはずだ。そして、もし完全に壊れているのならば、それはそれで、彼の「作品」の完成度を愉しむことができる。どちらに転んでも、彼にとっては愉悦でしかなかった。
彼は、虚ろな目で、ただ彼の次の命令を待つだけの綱手の前に音もなく立ち、その汗で湿り、彼の精液の匂いが微かに残る、かつては気品に満ちていた顎を、無造作に、しかし有無を言わせぬ力で掴んで、無理やり自分の方を向かせると、ねっとりとした、しかし抗うことを決して許さぬ威圧感を込めた声で囁いた。
「綱手よ、ワシのために、もう一つ、重要な『仕事』をしてもらおうか。お前の、かつての『戦友』とも言える、あの雲隠れのクールビューティ、サムイという女を、このワシの閨に、お前のその、かつては多くの者を救ったであろうその手で、恭しく連れてくるのだ。お前が、その身をもって体験し、そして今やワシなしでは生きられぬほど渇望するようになったこの筆舌に尽くしがたい『悦び』を、あの氷のような仮面を被った女にも、たっぷりと、そして懇切丁寧に教えてやらねばなるまい? お前が、彼女の最初の『師』となるのだ」
その言葉に、綱手の、虚ろで焦点の合わない琥珀色の瞳の奥で、一瞬、ほんの一瞬だけ、何か人間的な感情の残滓――それは、かつての仲間を裏切り、地獄へと突き落とすことへの、もはや意味をなさない苦痛か、それとも抗えない運命への深い、深い悲哀か、あるいは、ごく微かな、しかし消せない、かつての自分への哀れみの光か――が、まるで風前の灯火のように、儚く揺らめいたように見えた。しかし、それもすぐに、深い虚無の奥へと、まるで水面に落ちた小石が作る波紋が、その存在を消し去るかのように、静かに消えていく。今の彼女には、もはやカゲマロの命令に逆らうという選択肢は、その思考の片隅にさえ存在しない。彼の言葉は、彼女にとって絶対の法則であり、彼女の行動を支配する唯一の、そして抗いがたい指針だった。
偽りの召集命令――甘く、そして猛毒を孕んだ罠の準備:
カゲマロは、綱手に上質な巻物と、滑らかな毛先を持つ筆、そして深みのある黒の墨を用意させると、サムイ個人に対し、火の国の大名からの「極秘かつ最重要任務」という名目の召集状を、綱手の名で書かせるよう命じた。その任務内容とは、「近隣諸国との緊張緩和、及び将来的な同盟締結のための、大名直属の親善使節団への参加、及びその護衛。特に、雲隠れのサムイ殿が持つ冷静な判断力と、高度な交渉術、そしてその高潔にして清廉なる人柄を、火の国として強く必要とする。これは、両国の未来にとって、極めて重要な任務である。綱手としても、旧知のサムイ殿の協力を得られることを、心より願っている」といった、一見すると非常に名誉な、そしてサムイの能力と人柄を高く評価しているかのような、巧妙な嘘で塗り固められたものだった。その文面には、彼女のこれまでの功績を称えるような、そして彼女の協力が両国の平和に不可欠であるという、熱意に満ちた、そしてどこか切実ささえ感じさせる温かい言葉さえも、カゲマロの指示通りに巧みに散りばめられていた。
しかし、その美しい言葉と、信頼のおけるはずの元火影の署名の裏には、サムイを大名屋敷に誘い込み、綱手やヒナタに続く、第三の、そしてまた異なるタイプの「白濁姫」へと堕とすための、周到で、そして悪辣極まりない罠が、緻密に仕掛けられていた。カゲマロは、綱手の、今はもう彼の精液と屈辱の記憶で汚れた、しかしそれでもなお美しい、震える手を、まるで慈愛に満ちた師が、大切な弟子に奥義を伝授するかのように優しく握り、その筆運びを、肩越しに覗き込みながら指導するかのように、一字一句、ねっとりとした、しかし有無を言わせぬ声で命令を口述する。その際、わざと彼女の、今はもう何の抵抗も示さない、しかし依然として重たげなほど豊満な、その柔らかな乳房に自分の硬くなった体を押し付けたり、その白い首筋や、乱れた金髪の隙間から覗く耳元に、「お前も、こうしてワシのものになったのだ…あの氷のような女も、すぐにお前と同じ、この筆舌に尽くしがたい悦びを知ることになる…三人でワシに仕えるのだ、さぞかし壮観であろうな? お前たちのその美しい体が、ワシの閨で乱れ咲く様を想像するだけで、ワシはもう…」などと、卑猥な言葉を、熱い吐息と共に囁いたりしながら、彼女の、もはや壊れかけの精神から漏れ出る、微かな、しかし確実な、恐怖と、そしてどこか期待にも似た反応を、愉しんでいるかのようだった。
綱手は、虚ろな瞳で、ただカゲマロの口述するままに、震える手で筆を走らせる。その、かつては力強く、そして美しいと称賛された、彼女の確固たる意志を宿したはずの文字は、今やその力強さを微かに残しながらも、どこか弱々しく、そして頼りなげで、ただ主人の命令を忠実に写すだけの、魂の抜け落ちた記号の羅列と化している。彼女の心には、もはや罪悪感のかけらも残っていないのか、それとも、あまりにも深い絶望の底で、何も感じなくなってしまったのか…。あるいは、その心の、さらに奥深く、まだ完全に破壊されきっていない、ほんの僅かな領域で、自分と同じ、いや、それ以上の地獄へと引きずり込まれるであろう、まだ何も知らぬ誇り高きくノ一への、歪んだ憐憫と、そしてそれを、今まさに自分の手で実行しようとしている自分自身への、言葉にならない、しかし激しい憎悪が、黒い炎のように渦巻いているのか…。
やがて、完成した召集状には、彼女の、無意識のうちに流れ落ちた、熱い涙の染みが、一つ、また一つと、まるで血の痕のように、乾いた墨の上に落ちていく。しかし、カゲマロは、それを気にも留めず、むしろその光景を、征服者の悦びをもって愉しむかのように、ただただ満足げに頷き、その召集状を、まるで貴重な戦利品でも手に入れたかのように、ゆっくりと手に取るのだった。
「これで、また一つ、ワシの愛らしいコレクションが増える…ククク…次はどんな『遊び』を教えてやろうかのう…あの氷のような仮面が、快楽に歪み、涙と涎でぐしゃぐしゃになる様は、さぞかし見ものであろうな…ああ、待ち遠しいわい…」
彼の低い、そしてどこまでも歪んだ、粘つくような笑い声が、静まり返った、甘く淫靡な香りの漂う部屋に、不気味に響き渡った。
2. クールビューティの来訪、そして最初の違和感:
サムイの到着と、カゲマロの猫を被った歓迎:
数日後、火の国大名からの正式な、そして綱手の署名が添えられた召集状を受け取ったサムイは、雲隠れの里の厳戒な警戒態勢の中、弟分であり、信頼できる部下でもあるアツイと、そして同じく上忍のカルイを伴い、火の国の大名屋敷へと到着した。彼女は、道中も、そして屋敷の門をくぐってからも、終始冷静沈着な態度を崩さず、その鋭い、氷のように冷たい輝きを放つ青い瞳で、屋敷の隅々まで、そしてそこにいる人間たちの微細な表情や動きまでをも、注意深く、そして分析的に観察している。
彼女の、陽光を浴びてプラチナのようにきらめくブロンドの髪は、きっちりと、しかしどこか無造作な色気を漂わせるように結い上げられ、その白い、しかし日焼けを知らぬ陶器のような肌は、雲隠れの厳しい環境で鍛え上げられたことを物語るように、健康的で、そして驚くほど引き締まっている。くノ一特有の、体のラインを強調するような戦闘装束の上からでも分かる、その豊満な、しかし決してだらしなく垂れることのない、重力に逆らうかのような張りのある乳房と、そこから続く、きゅっと引き締まったくびれ、そして力強く、しなやかに伸びる脚線美は、彼女が優れた戦士であると同時に、抗いがたいほど魅力的な女性であることを、雄弁に物語っていた。カゲマロのねっとりとした、品定めするような視線は、彼女が謁見の間に足を踏み入れた瞬間から、その完璧なプロポーションに釘付けになっていた。特に、その豊かな乳房の、装束の上からでも分かるその圧倒的な存在感は、彼の股間の疼きをさらに増幅させた。
カゲマロは、サムイに対し、これ以上ないほど丁重な、そしてまるで純粋な好意と尊敬を抱いているかのような、完璧なまでに紳士的な態度で接する。和平交渉への並々ならぬ熱意と、彼女の優れた能力、そして雲隠れの里とその長である雷影への深い敬意を、淀みない、そして誠実さを巧みに装った口調で惜しみなく口にし、彼女の、そして同行者たちの警戒心を解きほぐそうと、細心の注意を払って努める。しかし、その言葉の端々や、時折見せる瞳の奥に、一瞬だけきらめく、粘つくような、そして獲物を見つけた獣のような欲望の光を、鋭敏な、そして多くの修羅場を潜り抜けてきたサムイは、決して見逃さなかった。彼女は、内心で警鐘を鳴らしながらも、表向きは冷静さを保ち、彼の言葉に耳を傾ける。
変わり果てた綱手の姿、そしてヒナタの不在――深まる疑念と不穏な予感:
サムイは、正式な交渉の席で、あるいはその後の、表向きは和やかな歓迎の宴の席で、かつて五影会談などでその威厳ある姿と、圧倒的な指導力を見知っていた綱手と再会する。しかし、そこにいたのは、彼女の記憶にある、あの覇気に満ち、里を背負う指導者としての、太陽のようなオーラを放っていた五代目火影ではなかった。
やつれ果て、その美しい琥珀色の瞳は虚ろで、どこか焦点が合わず、まるで魂が抜けてしまったかのように、カゲマロの傍らに、ただ美しい、しかし生気のない置物のように侍っている綱手。その、かつては健康的な色艶をしていた白い肌には、隠しきれない無数の、新しいものから古いものまで混じった、紫がかった痣や、まるで何かに強く吸われたかのような、生々しい赤い鬱血痕が、薄絹の着物の上からでも痛々しく見て取れた。そして、彼女の白い、しかし今はどこか力なく垂れたように見える豊満な乳房は、不自然なまでに膨らんでいるように見え、その形は、まるで常に誰かの手によって弄ばれているかのようだった。さらに、彼女の白い首筋には、まるで細い、しかし食い込むような首輪でも長期間嵌められていたかのような、うっすらとした、しかし決して消えることのない赤い線が、生々しく残っていた。
サムイは、その綱手の、あまりにも異様な、そして痛々しい姿に、強い衝撃と、そして言い知れぬ不安、さらには、雲隠れの忍としての誇りをかけた、強い怒りさえも覚えた。かつての同盟国の長が、なぜこのような、まるで性奴隷のような無残な姿になっているのか。彼女の白眼ならぬ青い瞳が、鋭くカゲマロに向けられる。
さらに、木の葉の名門、日向家の姫であるはずの日向ヒナタの姿が、この重要な外交の場に、そして綱手の傍らにさえも見えないことにも、彼女は強い疑問と、そして拭いきれない警戒心を抱く。(もし、ここでヒナタが、同じように虚ろな目で、あるいは恐怖に怯えた表情で、その純真な体に陵辱の痕跡を刻まれた姿で同席させられていれば、その変わり果てた純真な少女の姿は、サムイにとって、この大名屋敷がどれほど危険で、そして背徳的な場所であるかを示す、より直接的で、そして絶望的な警告となっただろう。)
巧妙に仕組まれた『宴』と、抗いがたい薬物の罠――クールビューティの警戒と陥穽:
カゲマロは、表向きは「交渉の成功を祈願し、両国の友好をさらに深めるため」と称し、その夜、サムイを(そしておそらくは、見せしめ、あるいは新たな役割を与えるために、既に彼の意のままに動く人形と化した綱手も同席させ)自身の私室で開かれる「内密の、そして極めて重要な宴」へと招いた。アツイやカルイといった、彼女にとって信頼できる護衛たちは、「別室にて、雲隠れの勇者たちにふさわしい、盛大なもてなしを」という、断りきれない名目で、巧みに引き離されてしまう。
通された部屋は、昼間の謁見の間とは打って変わって、薄暗い、まるで血の色を思わせるような紅蓮色の間接照明に照らされた、どこか淫靡で、そして息が詰まるほど閉鎖的な空間だった。壁には、露骨な春画こそないものの、男女が妖しく、そして苦悶に満ちた、あるいは恍惚とした表情で、様々な体位で絡み合う姿を描いたような、背徳的で扇情的な絵画が何枚も飾られている。そして、部屋全体には、既にあの、嗅いだだけで人の理性を麻痺させ、本能を剥き出しにし、そして抗いがたい性的興奮を呼び覚ます特殊なお香の香りが、まるで粘りつくように、そして脳髄に直接染み込むかのように、濃厚に満ち満ちていた。その香りは、嗅いだだけで頭がぼんやりとし、体の芯からじわりと火照ってくるような、危険な、そして抗いがたい誘惑の匂いだった。サムイは、本能的にその香りを吸い込むまいと、浅く、そして速く呼吸をするが、無意識のうちに、その甘い毒は彼女の肺を満たし、そして血流に乗って全身へと巡り始めていた。
カゲマロは、サムイに、高価そうな、しかし見るからに度数の高そうな、まるで凝固した血のように赤い、あるいは熟成された琥珀色の、妖しい輝きを放つ液体が満たされた、美しい切子の酒盃を、執拗に、そして有無を言わせぬ態度で勧める。
「さあ、サムイ殿。これは、我が国秘蔵の、特別な酒だ。緊張を解きほぐし、そして心と体を、真に解放させる効果がある。今宵は無礼講だ、遠慮なく、存分に飲みたまえ。これは、ワシからの、貴女への、そして偉大なる雲隠れの里への、偽りなき友情の証だ」
サムイは、その場の異様な雰囲気と、綱手の虚ろな、まるで魂を抜かれたかのような、そして時折カゲマロの体に媚びるように擦り寄る様子から、明確な、そして致命的な危険を察知し、酒や料理には一切手を付けまいと固く決意する。彼女の青い瞳は、氷のように冷静に、カゲマロの一挙手一投足を見据えている。
しかし、カゲマロは、その若々しい顔に、有無を言わせぬ、そして獲物を見据えるような冷たい笑みを浮かべ、「雲隠れの誇り高き使者が、この火の国大名の、友情の酒を受けぬとは、それは両国の友好を疑い、そしてワシの顔に泥を塗るものと見なすが、よろしいかな? それとも、あの勇猛果敢なる雷影殿は、そのような無礼で、そして臆病な部下をお持ちであると、ワシは理解すればよいのか?」などと、外交的な立場と、彼女の里への忠誠心を巧みに利用した、巧妙な、そして拒絶し難い圧力をかけ、彼女に酒を強要する。
あるいは、傍らに、まるで美しい屍蝋人形のように侍る綱手が、虚ろな表情のまま、しかしどこか苦痛に歪み、そして抗えない力に操られているかのような、絶望的な表情で、サムイに酒盃を差し出し、そして囁くように言うかもしれない。「…サムイ殿…これも…任務のためです…木の葉と…そして、雲隠れの…未来のために…どうか…この杯を…受けてください…飲めば…きっと…全てが…楽に…なれますから…」その言葉と、彼女の、かつては力強く輝いていた琥珀色の瞳の奥に、一瞬だけ宿った、深い苦痛と絶望の色、そして「逃げて」とでも言いたげな、助けを求めるかのような微かな光は、サムイの、氷のように冷静だったはずの心を、激しく揺さぶった。
サムイは、その場の異様な雰囲気と、カゲマロの隠しようもない威圧感、そして何よりも、変わり果てた、しかしそれでもなお、かつての同盟国の指導者として尊敬の念を抱かずにはいられない綱手の、そのあまりにも痛ましい姿とその言葉に、ついに抗うことができず、差し出された酒盃を、微かに震える手で受け取り、その中身を、一息に、そしてまた一口と、その誇り高き、しかし今は乾ききった喉へと、まるで猛毒でも呷るかのように、流し込んでしまう。その酒は、まるで炎のように彼女の喉を焼き、そして胃の腑へと、重く落ちていく。そして、それはすぐに、彼女の体の中から、彼女の冷静な心を、その強靭な精神を、そして純粋ではなかったとしても、まだ誰にも本格的には汚されてはいなかったその肉体を、ゆっくりと、しかし確実に溶かし始めていく、甘く、そして抗いがたい毒へと変わっていった。彼女の白い、しかし健康的な小麦色にも見える肌が、徐々に、そして妖しいまでに赤く染まっていくのを、カゲマロは満足げに、そして舌なめずりをしながら、その獰猛な獣のような瞳で見つめていた。雲隠れのクールビューティ、誇り高きサムイが、彼の周到に仕掛けた甘い罠に、今まさに、その身も心も、堕ちようとしていた。その、普段は氷のように冷静沈着な青い瞳が、薬物の効果で潤み始め、そして焦点が定まらず、とろんとした、どこか誘うような色を帯びていく。彼女の、くノ一装束の上からでも分かる、その豊満な、そして見事に引き締まった乳房が、浅く、そして次第に速くなる呼吸に合わせて、大きく、そして扇情的に、まるでそれ自体が意思を持ったかのように揺れ始めていた。その先端の、まだ硬くはないが、しかし存在を主張する乳首の形が、薄い装束越しに、くっきりと浮かび上がっていた。