さて、この方は誰でしょうか。
旅立ちというのは早いものだと常々感じながら、我が子が向かった先を眺めている女性が一人。
何時かはこの時が来ることは分かっていた。
その為にわざわざこのパルデアに引っ越してきたのだ。
密やかに海が見える近くで家を建て、家庭菜園をやっていくという彼女の夢が叶った。無論、娘が学園の寮に行き暫くは一人になる。が、文字通りの一人孤独と言うわけではない。
「まったく」
大きな家を見て思わず母親であるサラは少し困った表情を浮かべてしまう。
女手一人で娘を育ててきた、所謂シングルマザーだが彼女は元々それなりの凄腕トレーナー。ブリーダーとして、或いは同姓トレーナーの指南などをしてきた経歴もある。稼ぎも十分あるが、この家はある人物からの贈り物。
「(気にしなくて良いのに)」
その人物とは、娘であるアオイの父親である。
事実上、アオイには父親がいない。つまりサラの旦那もいないことになるのだ。この世界では珍しくもない話。だが彼女の場合はその中でも少し特殊で、彼女自ら結婚を断りアオイを一人で育てることを決めたのだ。が、その父親は真面目だったらしくサラと娘のアオイが生活に困らない様に援助し始めたのだ。更にはサラが少し夢抱いていた生活とアオイの為に私立学園の入学手続きまでしてしまう行動ぶりだ。最初は悪いと思い断るつもりだったが、父親から『これを受け取るか。或いは結婚するか』の二択を迫られてしまい、多少の口論はあったもののサラが渋々折れた結果である。
「行っちゃいましたね」
「!」
突然、ふらりと現れたのは彼女よりも若い青年であった。
彼の肩書きは幾つかある。
“ポケモンリーグ職員:カロス地方支部・チャンピオン”、“バトルシャトー:グランドデューク”、“カロス地方ポケモン研究所 助教授”。
この単語だけなら、カロス地方以外でもそれなりの実力者であれば知る人ぞ知る有名人。
「カルム!」
「サラさん」
彼こそがアオイの父親だ。
アオイを出産した後、出会ってから更に綺麗に凛々しく大人びている。身長もまた少し伸びたのだろうか。お隣さんで、弟のような彼は愛らしくちっちゃかったが今では少し見上げなければならない。
「…………家に入って」
「いや、顔を見に来ただけで─────」
「いいから」
半ば強引に彼を家に上げる。本来ならこの家は彼のもの同然であるのだが、カルムは滅多に上がろうとしない。彼は優しくはあるが、あまり強引な方ではない。どちらかと言えば受け身なのだろう。それが良いところであり、一方で悪くもあるのだ。
「さ、サラさん?」
「……」
子供が暫く戻らないからという言い訳をしながらカルムをソファーに座らせ、寄り添い合う様に横へ座るサラ。もう何度も身体を重ねているにも関わらず彼は初々しい反応をするからこそ余計にそそられてしまう。
彼女は揺っていた髪を解き、彼の膝上に跨がって向かい合う。恐らく待ちわびていたのだろうか。そのまま唇を重ねようと顔を近付けたが、その前にカルムが待ったをかける様に彼片手で相手の口許を覆ってしまう。
「?」
「サラさん。続けるならオレと結婚してください」
それは三度目のプロポーズ。一度目は婚約指輪を。二度目は真珠のイヤリング。
一度目二度目も断っていたが、他の男を寄らせない為に左手の薬指には欠かさず彼から貰った指輪を付けっぱなしにしている。イヤリングも同様だ。プロポーズを断るのは何も彼をそういう対象と見ていない訳でもない。嬉しくない訳でもない。
ただ、
「なら、他の女との関係を切ってくれるかしら」
「!」
何故知っている!?という顔を見せたカルム。それもその筈だ。普段異性の気配を感じさせないのが世間的、周りの印象である。だがそれも一瞬だ。
「はい。わかりまし─────」
「ダメよ」
カルムは彼女の言葉が真実だと肯定した上で、他の女性との関係を切るとそう告げようとした。が、その前にサラが却下してしまう。
またフラれたかと己の不純さが原因だと理解していた彼にサラは悪戯な笑みを浮かべ、手を退かして口を塞いだのだ。
「───んっ。そんなことしたら、私恨まれるわ」
「そんなこと」
「ふふっ。貴方のその優しさとその身体でどれ程の女の子が魔の手にかかったのかしらね」
「ま、魔の手って」
「あら、そうでしょ?それとあまり侮らないことよ。女のネットワークを。一応、貴方と関係のある人は半分くらいは顔見知りだし」
「!?!?」
女手一人で育てていればそれなりの苦労もあるが、やはり女性同士の情報共有は恐ろしい。今この瞬間、最も敵に回しては行けない相手が目の前のサラなのは間違いないと判断したカルムであった。
「安心して。別に貴方を脅そうとか考えてないわ」
それが本心かどうかは分からない。
しかし、今の彼女はただ飢えた獣みたく彼の唇を情熱的に貪るのだ。一方的な愛情表現。或いは求愛行動だろうか。
ぷはっ、と唇を離すが互いの垂涎が滴り落ちるとサラは悪戯っぽく微笑みながら首に回していた方とは逆の手で彼の大事なところへと手を伸ばす。そしてそのまま愛撫しながら囁くのだ。
「私、てっきり若い【ジョーイ】か【ジュンサー】と結婚するかと思っていたわ。」
「!」
「何故知っているのかって?珍しい話じゃないわよ。各地方のチャンピオンになった男性……しかも身体能力が極めて高い貴方の遺伝子を取り入れることは【ジョーイ】と【ジュンサー】達にとってはメリットでしかない。特にジョーイなら自然と関わり合うことが必然的に多くなるから───私みたいなおばさんよりも若い子がいいでしょ?」
「そんなことはない─────」
「あらま。じゃあジョーイやジュンサーさんの子達とは何もないのかしら?いいえ、もう楽しんじゃったんでしょう?さてさて、何人のジョーイさんジュンサーさんと関係を持ったの?」
「う゛っ」
何を何処まで知っているのかと恐怖を感じてしまうのだが、身体は恐怖如きでは興奮を抑えられる訳がない。いつの間にかベルトとチャックを外され、脈動打つモノを愛おしく撫でるのだ。何度も身体を重ねている為か、あまりにも手慣れたその手捌きは彼の身体を知り尽くしているようだ。先を弄りながらサラは、大人気なく何人のジョーイ・ジュンサーと身体の関係を持ったのかを訪ねる。それは彼女が、無意識に嫉妬しているのだと知るのは立場が逆転する数分後のことだろう。
この時、言葉を濁せばいいものをカルムは目を剃らしながら素直に答えてしまう。濁したとしても彼女なら既に知ってしまっているのだと悟っていたからだ。
「……よ、4人」
「まあっ!6人とも孕ませたのね!」
「ん゛っ!?!?」
チャンピオン就任後、ポケモンセンターとポケモンポリスのお偉いさん達がリーグではなく一人暮らしであった彼の家に訪問されたのだ。その際に連れられてきたのは私服姿の10代ジョーイとジュンサーの4人であった。唐突にチャンピオンの専属のジョーイと護衛の為のジュンサーであったが、お偉いさん達はカルムに彼女らを強引に押し付けてしまったのである。要するに、期間限定だがチャンピオンであるカルムの遺伝子を迎えて彼女らの一族の繁栄の為でもあった。
無論、カルムはそれを察して断っていたが彼女からすれば一族の未来を背負っていた為に必死にアプローチを仕掛けていた。耐えていた彼であったが、最後は彼女らが泣き落としによることで一夜の過ちとして抱いたのだ。
その結果、4人とも懐妊していたのは言うまでもない。更には抱いた若きジョーイとジュンサーの母親二人とも抱いた結果、避妊していたのにも関わらず懐妊していたのである。彼女らはあくまでカルムとの子を欲していただけであり、結婚することまでは逆に断られてしまったのだ。
「あの二人とは昔からの親友なの」
サラがその内容を知り得ていたのは仕方がなかったかもしれない。恐らく情事についても筒抜けなのだろう。母娘共に孕ませたことはサラ以外にも他にも関係を持つ女性陣にも拡散されているかもしれないと悪寒を感じたカルムは己の弱さを恥じるしかない。
「二人とも子供を連れてね……ちょっと妬いちゃった」
エプロンを外し、服を脱いだサラはそのままカルムに跨がってしまう。同時に酷く鼓動する立派な彼のモノを迎える様に沈む瞬間、ぬぷっと音を立てていた。彼の顔には似合わない程のサイズをこうも抵抗もなく受け入れられるのは何度も行為を重ねた結果なのだろう。しかしそれでも中には余裕無いほど隙間無く埋め尽くされている。メリメリと抉じ開けられながらも数ヶ月ぶりの彼のモノを受け入れ、酔しれるサラは腰をうねるように回すのだ。そしてそのまま腰を上げたかと思うと打ち付ける様に彼女は行為を始めてしまう。
「ちょっ、ゴム……っ!」
「大丈夫っ!今日っ、
親友二人が赤ん坊を連れてきたのは数年前。今では5才程になっているだろうか。あの時はカルムからの支援があったとは言え、子育てが大変だったこともある。が、それよりもその二人の子供が彼の子だということ。頭では理解していたが、やはりカルムが自分以外にも身体を重ね孕ませていることに少々嫉妬したのだ。だからこそ、もう一人彼との子供が欲しくなったという動機としては些か不純ではある。けれども本能が求めてしまったのだ。
彼女はアオイがアカデミーに入学し、寮生活で暫く過ごすことになるだろう。その時にカルムを呼び、二人目の子作りを営もうと計画していたのである。
「サラ、ならオレと────んっ!」
無責任なことはしなくない。それなら結婚してくれ、と言うことを察していたのか、サラは彼の唇を再び塞いで行為を進めていく。徐々に彼の理性が薄れていくのを狙って彼女は彼の言葉を悉く流すつもりだ。もう彼女に理性は一切ない。ただ、カルムという男として優秀な遺伝子を持つ雄の精液を喰らい尽くそうとする猛獣である。
「ねぇ、私を可愛がって?」
「─────っ!」
景色が逆転する。
カルムに逆に押し倒されたのだ。
サラは知っている。
彼は真面目で、心身共に強い人間だと。
そして、一度性欲を抑えられていた理性が解かれてしまったら逞しい雄として受け入れようとする雌を骨の髄までしゃぶりつくされることを。
限界が来ても彼の性欲が理性によって
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「んん~~~っ♡はぁんっ♡は────っ、イッグッ♡」
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「あ゛─────っ!あ゛─────っ!?!?う゛ぁ゛ぁ゛─────ぁぁっ!ふぁぁっ♡あ゛っ!いっ、いっっっグぅッ♡♡♡」
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「あ゛っ!? あ~~~っっ!んぎひゅっ!?!?」
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「も゛ぅっ、イ゛ギだぐなぃ゛っ!!!イギッ!?!?う゛ぁ゛っ!?あ゛あ゛───────っ」
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「ふぁぁぁーっ♡あっ、うぅぅぅぅ~~~っ♡んっ♡あっ♡あ゛っ♡」
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どれ程の時間が経っただろうか。
そして知らない内にまた彼の体力が上がっており、もうこれ以上は身体がもたないと理解したサラ。彼女はベッドの上で大の字で、荒々しく息を切らしながら空気を吸う。
少しお腹に力を入れるだけで、股から『ごぼごぼっ♡』と彼の精液が溢れ、下へ滴るのが分かる。お腹や胸などは彼の体液でベトベトになっているのを理解しつつ、今はそれを無視するのだ。
「んっ」
彼女がするのは、未だに萎えることのない反り立つカルムのモノの奉仕だ。横から出されたモノを綺麗にしつつ、労るサラは妖艶ではありつつ、ストレスから解放され清々しくもある。
「んーっ♡ねぇカルム、何日経ってた?」
「三日、ですね」
「ホント、元気ね。けどまだまだ足りない?……もう少し、いるの?」
「リーグから呼び出しがあって」
「そう」
自身の体力的な問題か、彼が満足できているか不安になってしまう。彼女自身、途中から思考回路を放棄して獣の様に喘ぎヨガり狂っていた。小さな悩みとかストレスなどはこの長い行為で解消はしている。けれど、彼も一緒に満足出来なければ……。
「(満足、してないわね……これ以上、私自身身体がもたないし)」
結婚すれば、彼を我慢させてしまうだろうと改めて理解したサラはお腹を撫でながら内心本気で考えていた彼との結婚を諦める。恐らく他に関係を持っている女性も同じことを考えている子もいるだろう。
「サラ」
「あっ……はい♡」
名前を呼ばれるだけで彼女は従順になる雌となり、彼がぶつける性欲の受け皿となる。口で奉仕していたサラは彼にお尻を向けて四つん這いになるのだ。そして発情している雌は強い雄の種を貰おうと積極的にアピールをする。早く種付けをして、と言わんばかりにわざとらしく喘ぐのだ。が、それを鬱陶しく思ったのか、既に赤く腫れ上がった紅葉を埋め尽くさんとカルムは高い音を立てて彼女のお尻を叩く。
「あぅっ!?」
躾される獣の様に鳴くサラの経産婦とは思えない括れのある細い腰を両手で掴み、そのまま深く挿入する。じゅぶぶぶ!と沈んでいくが、彼女は更に悲鳴の様に鳴きながら揺れていく。張りがあり、垂れていない形綺麗な群れはゆさゆさと揺れる姿はあまりにも刺激的だ。彼女は快楽に満ちた喘ぎをしているが、その音は激しいもの。身体と身体が、というより肉と肉が打ち合う音。失神しかけてきたサラの身体を抱き締め、性欲を発散させる様子は相手の雌の身体のことを一切遠慮していない。酷使し、性処理道具の様に扱われている筈なのにも関わらず、彼女は拒絶しようとはしないのだ。
「─────っ」
何度目かも分からない中出しで四つん這いになっていた体勢から崩れ落ちてしまう。気絶してしまったのだろう。意識の無い彼女のお尻や背中に未だに色が濃い、白濁の液をマーキングする様に掛けていた。まるで獣の様な行いだが、ただただ目の前にいる女が己のモノであると証明するかの様に、カルムは己の性欲を満たすだけであった。
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「リーグから呼び出しがあるんじゃなかったの?」
「う゛」
水滴が溢れ落ちる音が響く室内。
そこでサラは湯船に浸かっていた。勿論一人ではなく後ろにいるカルムに凭れたまま、ただこの時を過ごしていた。
理性を蒸発させ、性欲のまま及んでいたカルムは実に苦々しい表情をしている。何せ避妊など一切せず、恐らく元気な精子達は彼女の卵子へ確実に狙い撃ちしていくだろう。そうなれば、また無責任な事をしたのである。
のんびり寛ぐサラはカルムの上から退く様子はなく、ただ今この時間を噛み締めていた。
「サラさ────」
「余計なことは不要よ。貴方のお陰でちゃんと貯蓄はしてるの。変な考えは止して……迷惑はかけないから」
「迷惑とか、そういうのじゃなくて」
「ねぇカルム。もしもう一人出来たら……男の子なら【ハルト】。女の子なら【ハル】にしようと思ってるの。どうかしら、
「……」
彼女の目は「もし」ではなかった。
確実に産むという意志と、そしてもう孕んでいる確信がある目をしていたのだ。してしまったことは仕方がないが、彼女から番のオスに対して投げ掛けられる瞬間、カルムのモノは不意に反応してしまう。
「っ♡ダメよ……身体がもたないわ」
背中に感じる勇ましく憤るカルムのモノが当てられ、サラは番のメスとして再び反応してしまう。しかし言葉の通り、ただでさえ三日三晩行為をしてヘトヘトなのだ。が、もしそれでもカルムに迫られたら喜んで使い潰されることを選ぶだろう。疲れた様な表情を浮かべながらも、彼女の瞳にはそれを受け入れる覚悟のハートを浮かべていた。
「っ!い、いえ………これ以上は俺も」
「(嘘つき♡まだまだシ足りないのバレバレよ。只でさえ叫び過ぎて声が枯れちゃってるのに……身体だけじゃなくて、声も潰す気かしら?)」
明らかに欲求不満だと臀部に当たる長く大きなモノと、彼の瞳には泥々と納まらない性欲に満ちた瞳はサラでなくてもわかるだろう。本来ならまたサラを骨の髄まで犯し尽くしたいのだろうが、彼は煩悩を払うように顔を左右に振って難を逃れる。少しそれが残念に思うサラは彼と共に湯船から上がるのだ。
……そのままでは大変な為、彼女は何度も口で彼のモノを沈めることになるのは言うまでもない。
「では、また」
着替えを終えたカルムはリーグの仕事がある為、少し急いだ様子で出ていこうとする。が、その時にサラに止められ、夫婦の様な口付けをした後、見送るのだ。
「アオイに会うの?」
「まあ、はい。ダメなら言って下さい。あと、その………もし、他の人と結婚を考えているなら、この関係はもう────」
彼は少し、というより考え過ぎてバカになっているのだろう。彼の子を産み、二人目も計画している最中、他の男と結婚など考えるなどあり得ない。恐らく彼は、結婚出来ず、夫になれないのは自分の不誠実さが原因だと理解している。今でこそ身体の関係だが、それはあくまでそれのみの関係。それ以上は無いと勝手に思い込んでいるだろう。
もし彼と近い年齢、或いは年下なら考えるまでもなく結婚の申し出を受けていただろう。そもそも子供の彼を誘惑し、種付けをさせたのは彼女自身だ。子供を産み、愛しているが、それは自己満足。この自己満足に彼を巻き込みたくはなかった。
「心配しなくても、そんな気はないわ。それよりもアナタ────カルムの方よ。私より、アナタも若い子と結婚は考えないの?」
それよりも、カルムのセフレ達から彼を共有財産として彼女らの関係は今まで通り過ごすという何とも馬鹿げた協定によって今が保たれているという現実がある。
彼のセフレの中には、ポケウッドの大人気若手女優や各地方のジムリーダー、ホウエン地方のボックス管理人にフロンティアブレーン、コンテストアイドル、コガネシティのラジオ塔のDJ、パルデアアカデミーの教員、ポケモンレンジャー等々、サラが知っているのがそれぐらいだ。まだ彼女が知らないだけでまだまだ多くいるだろう。ジュンサーとジョーイに関しては組織的にカルムの子種をまだ狙っている話も聞く。
ビックネームの中には既に彼の子を秘密裏に産んで育てている話も聞く。彼女らのネットワーク内で、最近誕生したガラル地方の新チャンピオンがカルムの子供だということ。その子とカルムの年齢を計算すると、サラが誘惑する前に既に彼は他の女性と関係を持っていたということになる。恐らくその女性がカルムの童貞を頂戴したのだろう。
「有り得ませんよ。只でさえ自分は────」
「まあいいじゃない。私は祝福するわ。けど……時々でいいから私を可愛がってもらうことが条件だけど♡」
「不倫容認する方なんていないでしょ、流石に」
「(いるわよ~、いっぱい♡)」
セフレの中にはカルムの正妻になるかを水面下で話し合われてたりする。過激ではあるが、その辺りは別れるという考えは無いのだろう。外堀を埋めて、今のセフレ達が彼のハーレムを形成しており、それを止めるのはもう手遅れなのは彼はまだ知らない。
「若いからって、アオイには手を出さないでね」
「それこそあり得ないですよ」
「……そうよね」
目を逸らしているサラには気付かず、カルムは空からやってきた数十匹のチルタリス達の群れ、その中に一際大きい群れのリーダーの背に乗って行ってしまう。恐らくアオイを見つければ空からダイブをして着地でもするのだろうか。
アオイにはアカデミーから戻ってきた時には話さなければならないかもしれない。カルムが実の父親だということと、戻ってきた時にはもう一人弟か妹が授かっている頃だろう。
若干、不安に感じつつもサラはポケモン達を呼んで三日間手付かずの仕事を行う為、戻るのであった。
「ど、どうしたの」
彼女の手持ちであるポケモン達や近くにするポケモン達が終始微笑んでいたのは言うまでもない。
【サラ(SVのママ)】
カロスのアサメタウン出身のトレーナー。
10歳だったカルムに筆下ろしを相手。その時はまだ彼女も18歳だったが、何度か関係を持ってしまう(引っ越す前の思い出作りとして)。ガラルに旅に出てしまったが、その際に妊娠が発覚しそこで定住することになる。子供(アオイ※女の子)を出産した後、元々凄腕トレーナー(カロスでバッジ8個取得済)だった為、ブリーダーとして活躍。子育てが落ち着いた後、パルデアに引っ越した。
若い頃のビジュアルはXYのおとなのおねえさん。
《手持ち》
ガルーラ♀
カイリュー♂
ギルガルド♂
ヒードラン♀
ロトム
アシレーヌ♀
【カルム】
カロスのチャンピオン(リーグ職員)であり、ポケモン研究所職員(プラターヌ博士の助手※修士)でもある。更にはグランデューク(※バトルシャトー)。
しかも特殊なポケモンを有している為、戦力は未知数。元々お隣だったサラとは姉の様な存在であった。しかし、筆下ろしする流れになったが、ゴムが破けてしまう程の性欲で何度もその欲望をぶつけてしまう。その後、彼女は引っ越してしまったのが……。
11歳という最年少でチャンピオンになった後、サラがいるガラルへ会いに行った。が、そこで彼女の腕に眠る赤子に妙な胸騒ぎを覚えてしまう。何せ、未婚であり恋人が居ないのだ。そしてその赤子(アオイ)が自分の子だと発覚する。
責任を取る為に結婚を申し込んだが、サラに断られる。だが、定期的に会いに行き彼女と交流している為かアオイからは非常に良く懐かれている。
【アオイ】
サラの娘で10歳。
カルムのことは定期的に会いに来てくれるお兄さんであり、一目惚れの相手。彼に抱き付いて匂いを嗅ぐのが大好物。彼は気付いてないが、抱き付いて座っている時に少々……。容姿は母親譲りで将来は大変美人になるだろうが、身体能力は父親譲りで日頃母親のポケモンと遊んでいる。余談ではあるが、生命エネルギーが凄まじい為かゴーストタイプが寄ってこない体質。母親と共にワイルドエリアでサバイバル訓練をこなす程には弱くない。