善良魔導士の【ハーレム孤児院】運営計画 ~行き場のない命を救うために作った孤児院が、気付いたら訳あり美少女ばかりの俺専用オナホ養護施設になっていた件~ 作:ダザリアン
「おいクロエ、昨日はどこへ行っていた!? アイツに聞いたぞ、仕事をサボったそうじゃないか!」
「……半休なら取ったけど」
「まず俺に報告するのが筋だろうがッ! 誰のおかげで働けていると思っている? エェッ!? お前を口利きしたのは……!」
この日も娼館から朝帰りをキメた父は、寝起きのクロエを見掛けるや否や強い口調で一喝。
孤児院へ向かったのは仕事をキチンと終わらせてからだし、同僚たちからも了承は得ている。
だがヘルマンは聞く耳を持とうとしない。
「そ、そういうお父さんは……? まさかこれから寝るなんて言わないよね? ねえ、ちょっと!?」
休みの日に二度寝をして何が悪い、そう言い残し大欠伸を噛ましながら寝室へ向かう。これにはクロエも憮然とした態度を隠せなかった。
(アイツに聞いた、って……興味の無い職員の名前は覚えもしないわけ? そりゃアンジュはお父さんのこと嫌ってるけど……はぁぁ)
こんな奴を一部の冒険者は父親のように慕っているというのだから俄かに信じ難い。
他所行きの『人情深い豪快な男』をキッチリ演じているわけだ。尤も、その威光は女性冒険者たちや肝心の娘にまるで通用していないが。
「……もう良いや。休んじゃお」
ため息と共に抜け落ちる活力。
一応ギルドに顔だけ出して、通院予定を忘れていたとか、適当な理由を付けて孤児院へ行こう。院に通う、という意味では間違ってもいない。
クロエは準備していた支度を全部置いて、早足で自宅を離れる。持ち出したメルの住民票だけ気心知れた同僚のアンジュにさっさと渡したかった。
「大変ですよねぇクロエさんも。やりたくもない仕事やらされて、どうでも良いことで怒られて……あっ、嫌味じゃないよ!?」
「あははっ。分かってますよ……まぁ、今となってはやり甲斐も感じてますけどね。ただやっぱり、学校くらいは通いたかったなぁって」
休みの理由や書類を持ち出した件も誤魔化してくれるようで、クロエはホッと胸を下ろした。踵を返し、そのまままっすぐ孤児院へ向かう。
(あ~。でもちょっとくらい、メルちゃんのこと調べてからにすれば良かったかも……)
環境は決して悪くない。が、ヘルマンに『成人したら仕事を手伝わせる』とゴリ押しコネ入職を強いられ、流されるまま今日へと至っている。
本当は冒険者か王国の魔導師団を目指したかったのに、学歴コンプを拗らせる父に魔術学院への入学を阻まれたのが悲劇の始まり。
ヘルマンは『俺が教えてやる』と言いつつ事務関連のテキストを渡すだけで、勉強しないと血管が切れる勢いで怒鳴り散らかした。
すっかり委縮してしまい、おかげでクロエは机に向かってばかりで遊びも色恋もまったく縁が無い、地獄みたいな思春期を送る羽目に。
「本当に辞めちゃおっかな、仕事……でもなぁ。昨日の今日で押し掛けて来るなんて、流石にカリオンさんも思ってないですよねぇ~」
徒歩で向かうと小一時間は掛かる。比例して愚痴とため息も増えるが、あと少しの辛抱だ。
可愛い妹たちと想い人が待っている。
楽しいことだけを考えよう。
毒親の汚い髭面なんて忘れて……。
『ここに住んだって良いんですよ? 部屋なら沢山あるし、メルもレミナもきっと喜びますっ!』
彼のギルド登録を担当したのは、就職ホヤホヤのまだ十代だったクロエ。カリオンにとってもノイヴァルトでできた最初の知り合いである。
レールを敷かれるまま始めさせられた仕事がまったく身に入らず、毎晩泣いてばかり。
そんな日々に現れたのが彼だった。
「……喜んで、くれるのかな。カリオンさんも」
少し年上ではあるが、初めてできた気兼ねなく接していられる冒険者の知り合い。いつか家を出て誰かと添い遂げるなら、こんな人と……。
最初は単なる憧れだった。ソフィに頼んでパーティーの討伐打ち上げに参加させて貰ったり、気を惹くために薄着で誘惑してみたり。
不慣れながらも知恵を凝らして、少しでも意識してくれるよう神に願う日々。
これが本気の恋なのだと気付いたのは、一体いつだったか。キッカケは覚えていない。でも、彼と過ごした時間すべてが確固たる証明だ。
(そうよ……今までだってずっと、向こうの気持ちなんて考えないでアピールして来たじゃない! 躊躇う理由なんて一つも……っ!)
想い人と可愛い妹に囲まれた平和で幸せな生活が、すぐ手の届くところにある。
問題は一にも二にもヘルマンだ。
娘をコレクションのように都合良く扱う男が、彼との仲を知ったらどれだけ怒り狂うことか。
邪魔して来る前に先手を打たなければ。
(今日が運命の日なのかも……ううん、わたし自身が手繰り寄せるんだ、運命を! ちゃんと言おう。好きです、一緒に暮らしたいですって……!)
遂に到着した孤児院。
一世一代の覚悟を拵え門を潜り抜けた。
カリオンの声が聞こえる――。
「――だめだめっ!? レミナ、外は不味いよ! 今日もクロエさんが来るかもしれないのに……!? 嗚呼もうっ、身体も濡れっぱなしで!」
「えぇ~? じゃあ早く捕まえてよぉ~♡」
一足先に現れたレミナ。
巻いていたバスタオルを取っ払い、生まれたままの姿で庭中を駆け回る。髪が艶やかに湿っており、どうやら直前まで入浴していたらしい。
(えっ、え……!? ななっ、なんで裸!?)
当然クロエは驚きを隠せず。
慌てて門の陰に身を隠し、様子を窺った。
いくら孤児院の敷地内だからって、年頃の女の子がお外に全裸で飛び出すとは。カリオンのような若い男に見られて恥ずかしくないのだろうか?
「パパぁ~! こっちこっち!」
(ゆ、揺れすぎ……っ)
バスタオルをひらひら宙に舞わせ手招き。
天女の降臨が如き美しい様に、クロエも思わず唾を呑んだ。無防備なお乳から目が離せない。
彼女もサイズには自信を持っていたが、アレは凄い。しかもまだ成長の余地がある年齢なのに。
いや待て。それはそれとして。
今、レミナはなんと言った?
「……パパ?」
聞き慣れない呼称に首を捻る。
その時だ。
開けっぴろげの扉から彼が現れた。
「無茶言うなよ……! メルが離れてくれないんだって!? なっ、メル? そろそろおチンポ飽きただろ? もう気持ち良くなったね!?」
「っ……もっとパンパン、ほしいっ♡ きのう全然えっちできなかったから、今日は……ずっとおチンポ入れるっ♡ たねづけみるく飲むぅ……!♡」
胸板にスリスリと乳首を寄せ当てると、メルは唇を尖らせキスをせがむ。切ない表情で見つめられ、カリオンは呆気なくノックアウト。
「……あ、朝だけだぞ? クロエさんにこんな姿、絶対に見られちゃいけないんだから。終わりって言ったら終わりだからな……!?」
「わかってる……んっ、むちゅっ、ひちゅ♡」
唾液たっぷりのベロチューを交わすと、そのままメルを抱えつつ階段を降り庭を歩き出す。
抱える、と言うかメルがしがみ付いて腰を振っているのだが、どちらにせよ
お互い全裸なので結合部が丸見え。
駅弁だ。所謂。
紛うことなきセックス。
(――――めちゃくちゃ手ぇ出してるぅぅぅぅ!?)
お庭に広がる異様な光景。
クロエは口をあんぐり開け、硬直。
近くに大木があり辛うじて姿は隠せていたが、当人としてはそんなところまで気が回っていない。現実を受け入れるのに必死だった。
そう。現実だ。
三人にとっては日常の延長線上。メルが朝勃ちチンポを勝手に貪り、カリオンが起きても釘打ちを止めず、ずっと挿入しっぱなしというだけ。
レミナが全裸で飛び出して来たのも、一生イチャイチャしている二人の気を惹こうと悪戯のつもりで湯室を離れたに過ぎない。
「へへへっ。お外で交尾、楽しいなぁメル……! そんなにえっちしたいのなら、クロエさんが来るまでに孕ませてあげるぞ~!」
(……えっ、わたし待ち!?)
早々に陥落した理性なきカリオン。
下品極まる腰付きと種付け宣言が交差する。
クロエが屋敷へ到着しているなんて思ってもいない。来るまで、ということはつまり、誰かが止めなければセックスも終わらないわけだ。
その台詞と共に、クロエは孤児院の内情をおおよそ悟ってしまった。確かにソフィとも『あの二人と暮らすのは大変そうだ』みたいな話はしていたが、まさか本当に肉体関係があったなんて……。
「いいよっ、はらませて♡ メル、ママになるっ♡ にぃにの赤ちゃんいっぱいうむぅ……!♡ ぉ♡ あっ♡ ふぁっひぎぃぃっ!?♡」
ばちゅっばちゅばちゅっぱちゅん!♡
ぐちっぐちゅ♡ ズちゅんッ!!♡
「もぉ~またほったらかし! パパ、あと五十回ピストンしたら交代! あたしもそれやりたいっ! 抱っこされながら、お尻掴まれてパンパンってされたいのぉ……!♡ ねぇねぇパパったらぁ~!」
カリオンの足元にしゃがみ、指先でスジマンをしゅこしゅこ滑らせお待ちかね。これでレミナも侍らせていることは確定。
好きな人が他人とセックスを楽しんでいる悲しみ、未成年に手を出している彼への複雑な思い……頭も心もクロエはグチャグチャだ。
(なにあれっ……お、おっきい……ッ)
ところが。
彼女を真っ先を襲ったのは、それとはまた違う類の非常に強いショックだった。
お腹の奥からキュンっ♡ と溢れる衝動。
初めて目の当たりにした彼の性器。
愛し合う者たちの官能的なセックス……。
無意識のうちに脚が動く。クロエは三人にバレないよう、木々の間を移動し距離を縮めた。荒い息遣いと下腹部の熱を、必死に抑えながら。