pixivにも同じタイトルで投稿してるハズです
やっぱヒアンシーえっちだよねって話
「もう!グレーたんはまた無茶して!」
夏の夕日の差し込む保健室。穹の頬と腕の擦り傷を消毒しながらぷりぷりと説教をする保健委員、ヒアンシー。
夏休み、サッカー部の練習相手を急遽引き受け、やや無茶なシュートをブロックして傷を作り、今こうして手当てされている。
養護教諭の霊砂先生からは「ヒアンシーさんなら軽めの手当てなら使っても良いですよ」と信頼されている。
「さて、終わりました。今日はもう終わりですよね?」
ああ、と短い返答。隣家で幼馴染、優秀な後輩とは、それだけで含まれた言葉も通じ合う。
--今日もゴハン作りに行きますから。
穹の両親、ヒアンシーの両親とも、出張で開けることが非常に多い。
いつの間にか、隣家のヒアンシーと一緒に食事を取ることが当たり前となった。ある日はヒアンシーの家で、ある日は自分の家で。
昔からずっといっしょにいた、いっこ年下の幼馴染。
やがて中学に上がり、お互いオトナのオトコとオンナに身体も心も成長していき、やがてヒアンシーの事は友人、隣人、幼馴染ではなく、異性として淡い思いを抱くようになった。
しかし、誰にでも明るく優しい彼女に、只の幼馴染がそのような思いを抱くことは宜しくないと考えた。
薄っすらと聞いた、女子は男のそのような思いは気持ち悪がるという話も、その考えを補強したのだろう。
思春期男子の性欲を表に出さず、昔からの関係を維持するよう努め、それは実を結んでいるように見えた。
幼馴染とのこの心地良い関係を変える、場合によっては壊れることを恐れた。
「グレーたん、ご飯できましたよ」
ありがとう、と礼を言い、綺麗に盛られた皿をテーブルに運ぶ。
ふたりで合わせて、いただきます。
とりとめのない話をしながら、夕食を食べる。このゆったりとした時間が、たまらなく好きだった。
食器の片付けは、穹の担当。
いつもその間にシャワーを浴びるヒアンシー。その後にシャワーを浴びる時、いつも風呂場に仄かに甘い香りが漂っている気がして、考えないようにしていてもドキドキしっぱなしだったし、風呂上がりの髪を下ろした姿にも毎日ドキリとして勃起しないように努力していた。
夜。
穹もすっかり寝静まった丑三つ時。
かちゃり、きい。静かな夜の空気にドアを開ける音が響く。
「グレーたん、起きてますか…?」
隙間から覗いたのは、寝間着姿のヒアンシー。
ゆっくりと穹が寝ているベッドに近づく。
「起きてない…です…よね?」
静かに、震える声。
「グレーたん、すき」
「すき、すき、だいすき、です」
投げ出されている手をぎゅっと握りしめて、胸元に抱きながら、好意を告げる。
「すき、だいすき、ずっとすき…」
「でも、今の関係が壊れるのも、いやなんです」
「だから、いっそ…このままで…」
「でも、すき、だいすきなんです…!」
「ん…ひあんしー…?」
いつもより長い、独りの告白の時間。
冷房の効いた部屋で、手の温かさを感じたのか、穹が目を覚ます。
「ふえ、ぐ、グレーたん…?!」
「ゆめかな…ひあんしーがおれのへやにいまいるわけないしな…」
「……ゆめなら、いいかな」
「ひあんしー、すき」
「へ?」
突然の告白に、ヒアンシーは固まる。
「ひあんしー、すき、あいしてる」
「」
告白は続き、ヒアンシーもフリーズしたまま。
「つきあいたい、けっこんしたい……」
「へぅ…」
手は握ったまま、ぺたりとへたり込むヒアンシー。瞳にグルグルの模様が浮かんでいるようにも見えた。
「…あれ、夢じゃない…?」
握ったままの手が大きく動かされた為か、覚醒し始める穹。
「ひ、ヒアンシー…?」
へたり込んでグルグル目と化したヒアンシーを心配して、声を掛ける。
「ぐ、グレーたん!」
「は、はい!」
突然動き出し、何かを決意したような強い視線に射抜かれ、強い声で呼ばれ、穹は背筋を伸ばして固まる。
「私も、貴方の事が好きです。大好きです。ずっと好きです」
「……ああ、俺もだ」
「わたしも、あなたが言った通り、付き合いたい、結婚したい、です」
「……ああ」
「ね、付き合いませんか、わたし達」
「いいのか?その、俺なんぐっ」
細い人差し指で、言いかけた穹の唇を塞ぐ。
「俺なんか、なんて言わないでください。わたしは、あなたが良いし、あなたしか考えられないんです。
仮に、あなたより良い人がいる、なんて言われたって、今のわたしはあなたしか見えないんですから」
「……ごめん、でもさ、こんな奇行だらけの変人なんか…」
「それは、ちょっとって思う時もありますけど、でもなんだかんだでそこも含めて好きになっちゃったんですから、今更です」
「……ありがとうな。じゃあ、よろしくお願いします……?」
「ふふ、これからも、よろしくお願いしますね、グレーたん………ちゅっ」
夜の月が、優しく二人を照らしていた。
「ひ、ヒアンシー……?」
キスをはじめて数分。いつの間にかベッドに押し倒され、優しいバードキスから舌を絡め取られるディープキスに変わり、手を絡ませたまま抑え込まれるような体勢となった穹の、キスの息継ぎの間に発された困惑の声。
「ふーっ、ふーっ、ふーっ!んっ!」
「ちょ、ヒアンシー、まっ、ん"っ!」
荒い息のまま、再びキス。ヒアンシーの瞳の光が、まるでこちらを獲物と見た肉食獣のものに変わっていた。
「ぷはっ、ふふ、グレーたん、かわいいですね…♡
ところで……わたしのお尻にあたっているこれは、なんでしょうか……?♡」
ぐりぐりと、押し付けるかのように、ヒアンシーの腰が揺らめく。
「だって、ヒアンシーはかわいいし……む、胸があたって…」
「気づいてくれていたんですね♡もちろん、意図して当てていました♡じゃあ……脱ぎましょうか?」
「えっ」
そう言うなり、抵抗の間もなく穹の寝間着のズボンとパンツが下ろされる。ぶるん、と固く勃ち上がったそれが、夜の空気に曝される。ヒアンシーの尻により近く当てられ、ドギマギしている間にいつの間にか穹は全裸にさせられていた。
「ふふ、グレーたんのこれは元気ですね♡じゃあ私も……」
そう言ってヒアンシーも寝間着を脱ぎ始める。月明かりに照らされ、露わになってゆく白い肌。黒を基調とした、高校生が付けるにはやや大人びた下着に、穹の喉がごくりとなる。
「ふふ、グレーたんもやっぱりオトコノコなんですね♡こういうの、好きですか?」
ぐにっ、ぐりぐり。ぐちゅり。
ヒアンシーの熱く蕩け始めた女性器が、下着越しに硬くなった肉棒に押し付けられて捏ねられる。
「あっ、それ、やば、ヒアンシー……!」
「んっ……♡これ、わたしも……!」
ぐりぐり。ぐちゅぐちゅ。びくん。
既に下着の役を放棄した濡れた黒越しに、肉棒に愛液が塗りたくられる。
「ん……このままでも良いですけど、やっぱり、少し物足りないですね……♡」
「ひ、ヒアンシー……?」
唐突に動きが止められ、快楽に溺れていたヒアンシーの目に、再び肉食獣の光が灯り始めた。
下の黒がずらされ、熱く蕩けたピンクの肉が穹の目に曝される。
再びごくりと鳴らされる穹の喉。
「じゃあ、グレーたん、挿入れますね……?」
「……っ、待って、ヒアンシー……!ナマは……!」
「大丈夫ですよ、今日は大丈夫な日ですから。それに……」
耳元に唇が寄せられ、荒れた熱い息と共に一言
「ハジメテは、お互いに邪魔がない方が、いいですよね……♡」
くちゅり。いつの間にか先端に当てられた媚肉が、最後通告とばかりに粘ついた水音を鳴らす。
「……んっ♡」
ぐにゅっ、ずりずり。
「あっつ……!やわらか……!」
ゆっくりと、ヒアンシーの中に侵入していく。蕩けた肉壺の受け入れるような柔らかさと抱き締めるような締め付けが、肉棒の焼けるような熱さと押し広げられる圧迫感が、互いに隠れてしていた自慰なぞを遥かに超える快楽を互いに齎す。
ぐにゅぐにゅ……ぶつり。
「いっ……!」
一瞬の苦悶の声をあげ、ヒアンシーの顔が痛みに歪む。眦からつう…と一筋涙が流れた。
「だ、大丈夫か?一回抜こうか?」
「い、いえ、大丈夫、というか少し動かさないでください……」
流石にハジメテの痛みは我慢ならないのか、辛そうな声。
「ふーっ、ふーっ、ちゅ、んぇ」
気を紛らわせるためか、唇を重ねて舌を絡める。
しばらく続けると、痛みに驚いたのか硬く締まった肉壺が、再び柔らかく蕩けてきた。
「ふー、ふぅ……、だいぶ、落ち着いてきました……、というか、あつくて、きもちいい、です……♡グレーたん、うごきます、ね?」
恐る恐る、といったペースで、ヒアンシーの腰が揺らめき始める。快感を得始めたためか、水音が大きく響く。
「あぅっ、グレーたん、すき、すき♡もっと、もっと♡」
「うぅ、ヒアンシー、俺も……!」
いつの間にかぱちゅん、ぱちゅんと弾けるような音を立て、ヒアンシーの腰が振り下ろされる。
「やぁっ!おく、きもちいい、です♡」
最奥と思われる硬い部位に肉棒の先が押し付けられると同時、ヒアンシーから一際艶のある嬌声が上がる。肉棒を擦り上げるような動きから、快感を得るために押し付けるような動きへと変化してゆく。
「ヒアンシー、出そう、せめて外に……!」
互いのピークが近くなることを感じ、せめて外にと穹にかけられた正論は、ヒアンシーの囁きにかき消された。
「大丈夫、です♡今日は、体験版な日、ですし♡」
耳元に唇を寄せて。
「ハジメテは、何にも邪魔されたくないですから、ね?」
「だから、わたしのなかに、いーっぱいください、
普段と同じような明るい声に、普段は絶対に乗せないであろう色を乗せて、いつもとは違う呼び方をされたことが最後の一押しだったのだろうか。
「うあっ、射精る、射精る、ヒアンシー……!」
「あう、わたしも、イきます…♡」
びくん、びくん、ぎゅうっ。
お互い抱きしめ合いながら、穹の熱をヒアンシーの中に吐き出す。どくん、どくんと、ヒアンシーの中で何度も跳ねる。
「あつい、きもちいい♡あっ♡せーえきのあつさでまたイきます……♡んんんんんん♡」
ヒアンシーの膣内が、絶頂によって再び肉棒をぎゅうっと締め付ける。
「うあっ、ヒアンシー、ヤバいそれ……!」
びくん、びくん、どくどくどく。
穹は絶頂にこそ至らなかったものの、残りの熱を吐き出し、尿道に残る精液すら搾り取るような締め付けに、声を上げる。
1分か、2分か……しばらく経って、2人の呼吸がやや収まりを見せる。
「ふぅ、ふぅ……えへへ、やっちゃいましたね……」
「あぁ……なし崩しだったけど、すごく幸せだった」
2人で静か笑い合う。お互いの気持ちが通じ合った情交は、幸せに溢れていた。
「ところでグレーたん」
「ん?」
「わたしのなかで、まだグレーたんが硬いままなんですけども……」
「ああ、それはな……それっ」
ぐりん、ぐるん、ばさっ。
「ひゃあん!♡あ、あのグレーたん、わたし寝る前に一度シャワー浴びたいなって……」
「寝る?何言ってるんだ?夜はまだ長いぞ?俺も今まで溜め込んでたからな、男子高校生が可愛い子と一緒にいることで溜め込まれた性欲を舐めないほうがいいぞ」
「……あ、あの、お手柔らかに、ね?きゃあん♡」
夜さえ越えて、次の日の昼過ぎまで続いた情交。ヒアンシーの嬌声を聞いたのは、昼食のお誘いに来たサフェル先輩とクラスメイトのキャストリストだけだったと言う。