【完結】転生者が権力とかでFF8とFF10のヒロインを食い散らかした挙句、最終的にスピラを救う話。 作:速射弾
バラムガーデンで教鞭を奮っていた青春時代も今は昔。
教師という職務において適正では無いと判断された私は資格を剥奪され、SeeDとしての立場に戻った。
その後の任務は敗北によって終わりを迎え、これまでのキャリアとこれからの人生も終わりを迎える……。
それがこの私、キスティス・トゥリープ。18歳の結末だった。
私はSeeDで無くなった時、目的も見失ってしまった……。
自分に出来るのは、この男に抱かれながら裏で少しづつ隙を伺う事ぐらいだ。
D地区収容所に入っているスコール達を出してあげられる日が来るまで、転がり込んできた秘書という地位は手放せない。
せめて私は過去の教え子であり、パーティメンバーだった彼等の助けになりたい。
それを心の支えにしながらガルバディアでの日常を繰り返す。
その為にあえて『みんなの話題について行きたいから』何て見え透いた嘘を吐いてまで抱かれたのだ。
幾らセルフィ達が毎日気持ちよさそうにしてる姿を見てるとはいえ、あんな最低な男に進んで抱かれたい訳が無かった。
セクハラの為だけに私を重要なポストに置いてしまった事実を、この男は何時か後悔する日がやってくる。
今はせいぜい私に好かれた気になって、気持ちよく性器を膨らませながら踏ん反り返っていればいい。
「レロッ……チャプ、ジュポポッ……ジュルル……ちゅぱちゅぱ……」
「おひぃっ! おっ……おっ……良いぞ、そこをもっと舐めろ! おふぅっ……」
男性器を上から下まで丹念に舐めしゃぶる。
陰嚢の匂いを嗅がされ、口でその皺を丁寧にほぐせという日頃のルーチンを守り、
毎日何度もする行為の後、風呂に入っている筈なのになんで此処は夢中になるほど匂うのか……。
それが男のフェロモンというやつなのではないか?と気づいたのはつい最近だった。
女に性行為をさせる為だけに必要以上に広く作られたであろう、デスク下のスペースで、彼の股座に顔を埋めペニスを舐めさせられる日々。
親のコネで元帥という地位に座る彼は、大した実務をしていない。
そんな男が仕事は疲れるよ〜等と言いながら職務中に尻を触って来る。
セクハラに耐えるのも上司を癒す大切な仕事だ、とかなんとか詭弁を弄して、仕事時間の3割以上を性交に費やす。
底なしの精力。そこだけは認めざるを得ない。
ある意味後継ぎを残すというのは彼の仕事。
性行為を仕事だと認識しているのなら、それが疲れると言うのも分かるぐらいに乱れた毎日だった。
「閣下、本日のご予定は軍事訓練の視察が入っております。お急ぎになられた方がよろしいかと……んっ」
「僕を誘惑して行かせないようにしているのは誰だい?」
誘惑していないにもかかわらず冤罪をでっちあげられる。
「申し訳ございません……でも、貴方のおちんぽが逞しいのが悪いのよ?」
公の場で無い時は敬語を使わない事を許されている。
下品な呼び方でも男への媚びた態度でも、なんでもやってやろうではないか。
おちんぽ……男性器をわざわざ丁寧に呼ばせるふざけた言い回し。
おまけに最近ではリノアに、おちんぽに“様”まで付けろなんて言い始める始末。
彼が女性という存在を男性器より下だと思っているのは明らかだった。
そんな屈辱に耐える職場でも癒しはあった。
彼との性行為である。
先程までの意見と相反しているみたいだが、彼とのセックスが気持ち良いのは確かだったというオチだ。
セルフィがハマる理由も分かってしまった、他の女性達が付き従っている理由も……だ。
最低な男には変わりない。
しかしペニスでデリケートゾーンを掻き回されるのが良すぎる。
彼はこれを「人身掌握術ならぬ、ちんちん掌握術だ!」などと馬鹿みたいな事をいっていたが、強ち馬鹿に出来ない効力があると思う。
女として求められる快感。性感帯を刺激される快感。肌を重ね合わせる心地良さ。
抱かれている時は彼を支配できているという愉悦。
愛は無い。
しかし不思議な物で、愛がなくても男に抱かれるのを楽しみ、許容できる女もいる。
私はそんな数ある女の内の一人だったというだけだ。
高級なデスクチェアに腰掛けてズボンのチャックをはだけさせた彼。
その上に跨る私は、腰をくねらせペニスをヴァギナで咥え込む。
快楽を享受しているその表情を見ると清々する。
(ほら私のお股は気持ち良い? もう冗談でも二度とおばさんなんて言わせないわよ。徹底的に搾りとってあげるから堪能しなさい!)
彼が精液を吐き出すと同時に私も絶頂を迎える。
気持ち良くさせている気になっていると、いつのまにか自分も気持ち良くさせられているのが常だ。
皮肉にも、この男との絶頂タイミングはほぼ毎回同じ。
セルフィとリノアとも、彼と長年関係を持っているジュリアさんでも、こうはいかない。
これは私だけ。
自慢にもならないけど、それが女として魅力的な彼女達より自信を持てる唯一の部分だった。
仕事に戻った私は、精液を膣内に蓄えたまま素知らぬ顔で部下と接する。
垂れて来るそれを受け止めてくれるナプキンの優しさがありがたい。
こんな……さっきまで犯されていた小娘が言う命令を、わざわざ敬礼してまで受け取ってくれるガルバディア兵士達には感謝している。
私のような18歳の女が、いきなり元帥の秘書として抜擢されるなんて明らかに不自然だ。
どれだけ優秀だったとしても有り得ない。
おそらく、私が情婦としてこの地位に居るというのは、公然の秘密になってしまっている。
直接自分の耳に入ってきた事は無いし、彼との関係も表になった訳ではないが、そう邪推されていても仕方が無い。
部下達は気を遣ってくれているのか、何も聞かずに職務をこなしてくれるし、
ベテランの将校だとしても私の出す命令に逆らう気配も無い。
なんなら最近では職場の部下達と親しくなって、分からない事があった時に雑談混じりに教えてくれる様なフランクな関係性も出来上がって来た。
数ヶ月前までSeeDだった頃は、ガ軍の兵士達の事を少し見下して、馬鹿にした目線で見ている部分があった。
今は違う。
一般兵もエリート兵もパラ・トルーパーも、少しお馬鹿ではあるけども……みんな私の大切な仲間達だ。
慕ってくれる部下ができた。
身を粉にして働いている兵士達がいた。
現場ではキツい労働を強いられて、時に兵士は命を散らしていく。
軍を辞めるという選択を取れるのは、家族の居ない者だけ。
そもそも彼等は教育によって、国のために命をかけてこそのガルバディア魂だと繰り返し刷り込まれている。
軍に入隊する事が名誉であり、軍事活動を拒否する軟弱者は情けない男だ。という意識が文化の根底に存在していた。
そんな世界で上司は部下を、使い捨てのパーツぐらいにしか見ていない事が多い。
階級差による上下関係を徹底的に教え込まれ、理不尽な虐げられ方をしてきた者達が昇格して理不尽に振る舞う様になるという悪循環。
それでも健気に動き回る一般の兵士達。
辛い現実を感じさせないように明るく振る舞おうとする彼等は、視察で私が少し手を振ると大袈裟に喜んでくれる。
エスタが20年攻めてきていない事だけが、徴兵された者達の救いだった。
そんなガルバディアの現実を見て、内側からこの国の歪さが認識できた私は思った。
彼等に報いてあげたい。
秘書として活動している内に、いつの間にかそれが私の目標になっていた。
かつての仲間達の事がどうでも良くなった訳では無い。
でも、前程SeeDだった頃に戻りたいとも思わない。
スコール達を助け出したとしても、その後は彼らと一緒に行動する事はないだろうと思う。
ガーデンは魔女暗殺についての関与を否定している。
助けは来ないし、望む望まないに関わらず、既にバラムガーデンは私の帰るべき家じゃなくなった。
だから……此処から逃げるのはやめた。
いずれ私はデリングJr.の子供を孕むだろう。
その時こそ、ガルバディアの政治と軍の組織体制が変わる時だ。
彼の血を引く子供を足掛かりとして、この国の労働環境を少しでも良くしていく。
それが、今の目標だ。
新たな夢を持った私は、今日も仕事場で彼に抱かれる。
膣内に出された直後、エスナをかけると嘘を吐いてケアルの光で誤魔化した。
私とする時は、もう避妊なんて許さない。
防弾ガラスの窓枠の向こうでは兵士達が小規模な訓練を行なっている様子が見える。
「っ閣下……おやめください……」
小声で拒絶を示すが、その手が私のタイトスカートから離れる事は無かった。
軍内部の抜き打ち視察という名の暇つぶしで彼と一緒に散歩する最中、隙があったら尻や胸を触って来る。
嫌がる素振りをすれば益々ヒートアップしていくから分かりやすい。
……何時もの事だ。
「ほら見て、キスティスが見ているからか彼等も張り切っているよ」
そういうこの男は、壁のお陰で訓練中の兵士達から見えないのを良い事に、スカートをたくし上げて私の太ももを撫でてくる。
身を粉にして肉体を虐めている彼等の横で、この様な行為に及んでいるのは冒涜そのものだ。
しかしそんな申し訳なさとは裏腹に私の膣は濡れて来る。
先程注がれた精子も相まって下着の中はドロドロだった。
「キスティスが秘書になってから、明らかに兵士達のやる気が上がってるんだよねぇ。
ファンクラブなんて物もできたみたいだ、またガーデンに居た頃みたいにオカズにされてるだろうね。
軍は女っ気も少ないし、君みたいな部下を大切にしてくれる人格者も少ないから大人気……。
わかってると思うが、迫られても絶対身体を許すなよ?」
「っ!……分かってるわ……。私は……閣下の秘書ですから」
「よろしい」
一言そう言ってモゾモゾと私のパンティに指を入れて来る。
澄ました顔で訓練を見ながら、セクハラに耐えなければならない。
これはそういうプレイなのだ。
事前にこの部屋の人払いをしていたお陰で、これを目撃できる範囲に誰も居ない事が救いだった。
「兵士は全員お前とヤりたいと思っているぞ、窓の向こうに居る全員がそうだ。彼等は……」
「お願い……私の前では、あの人達に対する侮辱はそれぐらいにして……」
「ん〜男の情欲を持て遊び、馬鹿にしているのは君の方だろう。なんだねこの尻と太ももは? フリフリと男の劣情を煽りながら歩きおって。既に我がガルバディアの軍人は私を含めお前の身体に夢中だ。全く……ムラムラして仕事が手につかんではないか」
ネチョネチョとナプキンに溜まった精子をこねくり回して、私の尻穴に中指を入れて来る。
発言も行動も、本当に最低な男だ。
私のアヌスに執拗に精液を塗り込んだ彼は、アナルジュエリーと呼ばれている道具を私の下着の中に潜り込ませて来る。
最近この男は、尻穴開発という意味のわからない行為を私の体でやり出した。
ペニスを入れられるようになるまで穴を広げる事が目的の様だ。
何のためにそんな事をするのか理解に苦しむが、連日ローションや粘液を潤滑油にして弄られた結果、私のアヌスはアダルトグッズの挿入を受け入れるまでに伸縮性を増していた。
「んっ、んふぅ……。すぅ〜……はぁ〜……ほんと、これの何が良いんだか分からないわ」
前立腺が存在する男性と違って、人体の構造的に女性がお尻の穴で感じる事は無い。
それなのにこんな物を入れさせるのは、無様な姿を見たいから以外の何物でも無いだろう。
そうしてアナルジュエリーを入れたまま視察を続け業務も終わる。
既に日が落ちていた。
兵士たちは自宅や寮に帰宅し、施設内に人が少なくなっていたその時、急にブレーカーが落ちる。
「そういえば……今日は計画停電の日……だったかしら」
夜間に少しの間だけ停電がある日だった筈だ……。
辺りが暗闇に包まれる中で私の隣に居た彼が言う。
「いやーごめんごめん、今日は一時的に夜間の停電があるんだった、ついうっかり忘れてたよ。
あれ? 丁度良くライト持ってるじゃないか。それで道を照らして送迎車を停めている所まで案内してよ」
ライト……? そんな物持ち歩いて居ただろうか。
身体を探ろうとすると、スカートの中から光が漏れているのが見える。
(まさか……嘘でしょ!?)
それは先程この男に入れられたアナルジュエリーから出ている光だった。
どうやら光る機能がついていたらしい。遠隔操作によってスイッチをオンされた宝石はその大きさからは想像も出来ないほどの光量を放っている。
何をやらせたいのか、薄々気付いて来た。
彼は私に下半身を出しながら、後ろ向きで道案内をしろと言っているのである。
良くこんな最低な発想が出てくるのだと感心すら覚えるが、そんな事を考えている場合じゃない。
少ないとはいえ、施設内にはまだ人が居る。
見回りの警備兵だって居るだろう。
絶対に見られてはダメだ。
「ねぇ……どうしてもやらなきゃダメなの……? 他の事ならなんでもするからこれだけは勘弁して欲しいわ……」
「ダメダメ、ってか何やらせようとしてるのかわかるなんて、流石優秀な僕の秘書だね」
「はぁ、そうよね……」
当然お願いが聞き入れられる筈も無い。
むしろ、言わずともやりたい事を正確に理解していると褒められてしまった。
全くもって嬉しくない。
ハイヒールを履いたままバックで移動するのは、転けてしまいそうで中々怖い。
ガニ股になり、股の間から前を見て慎重に一歩づつコツコツと歩く。
最悪な気分。
裾が降りてこないようにスカートを持ち上げながら一歩一歩進んで行く。
「た、確か……駐車場はこっちで合ってるわよね……?」
私の問いかけに返事が返って来ない……!
すぐさま辺りを見回すと、少し後ろの方で彼はこちらをニヤニヤしながら見ていた。
「ちょっと何してるの!? 早く来てよ!」
「あはは、何時バレるかなって見てたけど思ったより早くて残念」
あのまま話しかけずに進んでいた未来を思うとゾッとする。
こんな事をさせて何が楽しいのか。
恐怖心しか感じなくてエッチな気分には微塵もなれなかった。
しかし、彼は違った様だ。
「ごめんもう良いや、スケベなデスマシーンみたいで見た目は面白かったけど、
思ってたより進みが遅くて面倒臭いし、情けない姿見てたらムラムラして来ちゃった。
とりあえず停電が終わるまで、ここでエッチしよう。ほらそのまま仰向けになって」
助かったのか助かってないのかわからないが、この男がとんでもない提案をして来たのは間違いない。
幸い現在地は人通りが少ない場所である。今の時間帯だとよほどの事がなければここに人がくる事は無い筈だ……。
停電は終わるまでの時間がどれだけ続くかかわからない。
その間に人通りが無い事を祈るしか無いのだ。
「お尻のこれ……電気消してよ……」
「やだ、入れる場所が分かりにくいじゃん」
いっそのこと引き抜いて普通にライトとして使った方がわかりやすいのに、絶対にそれを許してくれない事ぐらいは想像がつく。
消してと言ったのも、どういう答えが返ってくるのか想像出来てはいたけど……案の定だった。
暗闇でのしかかられて挿入される私のお尻は、今も光を発している。
性行為の揺れに合わせて光も揺れるのがわかる。
(……まるで獣に襲われているみたい)
お互いに声を発さないまま時間が過ぎていく中で、今私にのしかかっているのが本当に彼なのかすらもわからなくなってきた。
先程までの心拍数の上昇が興奮のドキドキへと成り代り、私の女性器を敏感にする。
床の冷たさは火照った体温により人肌に温められて、すぐに気にならなくなった。
全然落ち着かない空間の中で、男にしがみつきながら相手の動きに合わせて身体を揺らす。
体験したことの無い刺激的な状況。
良くこんな状況でこの男は性器が立つのだと感心する。
勿論それは、バルトリン腺液が多量に分泌された私の女性器にも言える事だった。
中が擦られるたびにジリジリと込み上げてくる快楽を落ち着けようと鼻息が荒くなるが、そのおかげで血液に送られた酸素が血の巡りを良くして、整った体調が全身の感度と集中力を底上げしてしまう。
発汗してくる彼の匂いを感じ取った。
頭皮や皮脂の香り、この男の体臭を嗅いでいると何故だか夢中にさせられる。
今まで唾もペニスも尻穴も体の隅々まで何度も嗅がされた。しかしそんな下劣な匂いですら嫌いでは無い。
これがこの男に対する誤算の一つだ。
私と相性の良すぎる体臭がセックスへの抵抗感をぐんと減らし、嫌がる意識とは関係無く性行為に没頭させられる。
お互いの荒い鼻息が繰り返されるそれは、聞き手の受け取り方によっては泣いている様にも聞こえる。
2人が鼻息でスンスンと泣き合う中で、私の首筋にしゃぶりつきながら体を揺らすケダモノが、ブルブルと震えて吐精した。
それに合わせて噛みつかれている獲物の私もエクスタシーを迎える。
今までで一番最低な夜だ。
「今度は上に乗って動け」
少しの余韻を経た後、上司からの命令で体位を変えて身体をグラインドさせる。
今度は私が獣になってお前を犯す番だと積極的に首筋を吸い、腰を動かす。
身体が熱くなって来たので、二人とも上着を脱いでシャツのボタンを外して全開にした。
肌を密着させるのに邪魔なので、結局上は裸になってしまう
ブラジャーを脱ぎ捨てた挙句、のしかかって密着したまま肉棒を膣で扱き上げる自分。
その姿は客観的に見たなら、まさに貪り喰らうという表現が正しいだろう。
舌を絡めてキスをすると、脳内麻薬が出て意識がぶっ飛ぶ。
(私ってこんなに性欲強かったんだ……)
上司を肉布団にしながら身体を預けて、ガニ股で脚を絡めながら精を受け取る。
暗闇の中で二人だけの世界。
どんな恥ずかしい体勢でも闇に紛れて彼に見えないという状況が、更なる解放感を与えてくれる。
よだれを垂らしながら快楽に浸る彼の首筋に顔を埋めて、耳を舐めながら囁いた。
「まだ、やれるわ……おちんちん準備して……?」
返事は聞かずともわかる。
何故なら私の中で萎れていたおちんぽが、再び硬さを取り戻し始めていたから。
(もう元気になるなんて……)
驚愕と喜びに身体が打ち震え、手を握り合って腰を上下に叩きつける。
仰け反りながら剛直に貫かれる感覚を幾度と無く繰り返す。
胸が揺れ、汗が飛び散り、息が漏れる。
お互い快楽を求める事に夢中で、パンパンと音が出ている事に頓着する配慮は介在できない。
────それが間違いだった。
「おいっ……誰かそこに居るのか!」
足音と共に兵士の声。巡回していた警備兵に音が聞こえたのだ!
私は性行為に夢中になっていた状態から、一気に意識が現実に戻され血の気が引く。
急いで交尾を止め、服を直して何も無い状態へと戻さなければならない。
しかし、恋人繋ぎで指を絡めあっている男の手が離れない。この男っ……離そうとしていない……!
『ちょっと! 正気!?』
小声で必死に訴えかける私の言葉は虚しく、手は離されないまま、警備兵のライトが私達の交尾風景を照らし出した。
私の人生を終わらせる眩しい明かりを手で遮る。
そんな抵抗も虚しく私達の犯行現場が露わになった。
この状況にも関わらず、中に入っているペニスは果てて中に精を出し、下の男は勝手に満足してしている。
イキそびれたと現実逃避して放心している私に、目撃者が目を合わせた。
「き、きききっキスティスさん!? こここ、これは失礼致しました! おおおお邪魔して申し訳ありませんっ! そそそれでは私は緊急の仕事を思い出したので、これで失礼致します! ごゆっくりどうぞっ!」
警備兵はこれ以上無い程に狼狽えてそう言うと、こちらの返事も聞かず急いで立ち去っていく。
私の事を知っていた……。最悪だ。
「ふぅふぅ……兵士達もちゃんと真面目に警備してくれているねぇ、感心感心」
「何呑気な事言ってるのよ……。明日から絶対に噂広がっちゃう……どうしよう……」
「心配しないで良い。ガルバディアは上司に逆らう様な事をすると物理的に首が飛ぶし、さっきの彼だって言いふらしたりはしない。それに……彼は明日から君の部下に配置換えさせるから口封じも自由自在だよ……」
この国は本当に腐ってる。
「揉み消しって最高だよね、モミモミ」
私の胸を揉みながらおちゃらけて話すデリングJr.の言葉は現実になった。
翌日、急遽配置変更されて来た元警備兵はやっぱり私の部下に移動させられたらしい。
異例の出世人事だったが、文句が出る事は無い。
緊張しながら挨拶をする兵士は、昨晩の私の痴態を目撃した男性なのだと思うと、此方もぎこちなくなってしまう。
デスクワークをしている他の隊員達へと挨拶をしに行った新入兵士の表情は、その目の下まで覆うガ軍のヘルメットによって覆い隠されて正確には読み取れなかった。
しかし、気まずい表情をしている気がするのは私の思い違いでは無いだろう……。
この状況はもしかして、私が部下に対するセクハラをした事になってしまうのだろうか……?
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