多元世界ヒロインズ 作:ころろこ
評価、コメント、お気に入り登録、誤字脱字修正ありがとうございます。
特にコメントありがたいです。
最後の本屋の下りを修正いたしました。
「と言う訳でどうにか出来る?」
「んー……どうかな~?」
あの後、叶馬達をダンジョン内に戻し時間経過で外に出る。
夜になるまでにはまだ時間もあり、学生街にて軽く買い物を済ませると部屋へと戻って、カリオストロに問題である武具を見て貰う。
特殊な効果が付く武具を無効化出来るかの相談だ。
幾つかの武具を渡すと興味深げに見て、カリオストロは調べていく。
錬金術による性質の変化が出来ないかと思ったのだ。
「出来る物と出来ない物の両方があるかな~☆」
「やっぱり厳しいか」
「そうだな。簡単な物はいいが、神話級の物は知識が足りねー。こっちの世界のことすら知らねー事だらけだしな。もう少し時間が欲しい。本とかあるか?」
「調べるならネットかな」
「ねっと?」
調査の為に知識が必要となり、調べる環境をカリオストロは求めた。
それに対して、京之助がネットで調べる方が早いと教えた。
「これで調べる事が?」
「出来る」
本来であれば、この学園内ではネットの類は使えなくなっている。
外との連絡を出来ない様にして、学園の情報を外に流出させない為の処置として隔離されていた。
しかし、この『どこでもラブホ』内だと何処からともなくWi-Fiが飛び、テレビも普通に見られるようになっている。
異次元にある筈なのに理由は知らないが、便利であるので特に気にしなかった。
「なるほど……」
「使い方が分からなくなったら、言ってくれれば……」
「……」
「カリオストロ?」
前使っていたスマホを渡し、使い方を教えるとカリオストロはあっと言う間に覚え、没頭していく。
様々な情報が詰め込まれた小さな板は、知識を追い求めるカリオストロを夢中にさせた。
既に声は届かず、スマホをじっと見つめ、ふらふらと自分の部屋に戻ってしまう。
それを京之助は、黙って見送った。
彼女にとってそれほどまでに衝撃的だったのだろうと。
………
……
…
「ふぁ……」
夜となり、京之助はホシノ部屋へと赴いていた。
京之助は私室を持たず、夜となるとエヴァの部屋で眠りに就く。
まぁ、搾り取られてるので眠る暇もないのだが、そういうことになっている。
今日もそうなるかと思われたが、ホシノの部屋にいる。
エヴァとホシノの間で密約があり、今後は人が増えない限りは交互に寝て貰おうとなったのだ。
「うへへ……」
「んー」
と言っても、今日はホシノとするつもりはなかった。
ホシノは今日初めてを捧げたばかりであり、彼女の体を気遣った結果、そうなったのだ。
その筈だったのだ。
「んぁ、あっ……あっ」
結果的に言えば、いつの間にか二人ともに裸となっており、求めあっていた。
正常位の体勢で、ホシノに覆い被さり、腰を動かしていく。
最初は、遊び半分と言う名のイチャイチャの前座を長い時間かけてしていたお陰か、中は既にとろとろの状態となっていた。
それでも、まだ受け入れるのは二回目であり、中は初々しい。
与えられる快感を上手く受け止めきれず、頬を真っ赤に染めて恥ずかしそうに喘ぐ。
そんなホシノを見ながら、ゆっくりと出し入れを楽しんだ。
まったりとした行為であるが、これはこれで興奮する。
悶えてる顔が可愛く、ぎゅっと抱きしめていたくなるのだ。
「んひぃっ!?」
そんなホシノであるが、入口を軽く擦り、その後に奥に一気に突っ込むと大きな快感を得る事が出来ると京之助は発見した。
何度もやっていると、恥ずかしがっている余裕もなくなり、大きめの声で喘ぎだす。
こっこっと子宮口を叩くようにすれば更に鳴いた。
「お゛っ……おくぅ、だぁ……めぇ、おっ」
「でも気持ちよさそうだし」
「お゛っ~~~っ♡」
刺激が強すぎたのか、ホシノが少しでも弱めようと藻掻くも、それを京之助が止めた。
小さな体をぎゅっと抱きしめて固定すると、こつこつと亀頭で奥を叩いていく。
それだけでホシノは、すぐに絶頂を迎えてしまう。
頭が真っ白になり、脳に収まる事のない波のような快楽が押し寄せる。
じんわりと染みわたる様に、何度も打ち寄せるそれにホシノは呆気なく堕ちた。
「あへ!?あっーーーーっ♡」
堕ちるもそこは終わりではない、むしろ始まりであり、京之助の腰は止まる事を知らないとばかりに動き続ける。
絶頂している最中だというのに、次の絶頂へとの準備が始まっており、敏感となっている秘部は呆気なく二回目の連続絶頂を受け入れた。
そこに合わせて、京之助も我慢していた射精を遠慮なしに注ぎ込む。
子宮を満たす熱い液体を受けて、ホシノは全力で背を仰け反り、潮を噴く。
「あっ……あっ……っぁ」
既に息絶え絶えとなったホシノから一物を抜くと、愛液と共に精液もどっぷりと溢れ出す。
それを見て一物が元気を取り戻すも、ホシノの事を考えればここで終わった方がいいかと止まる。
時計を見れば既に深夜の半分を過ぎており、何時もの就寝時間が迫っていた。
「うへへ……」
「寝ようか」
「うん」
結局、時間も時間なので丁度いいかとホシノと京之助は軽く片づけをしてから、眠りにつく事にした。
………
……
…
「ここいいか?」
「んー」
次の日の昼、京之助が食堂で蕎麦を食べていると叶馬達がやって来て、相席となった。
京之助からしたらお好きにどうぞである。
お昼時であるが、京之助の周りは空席だらけなのだ。
「どうした?」
「いや、いろいろと昨日の事で聞きたいことが……ってそれ酒か?」
「おぅ」
やって来た叶馬達に疑問を投げかけると、代表して誠一が答えてくれた。
その誠一が京之助の傍に置かれているコップに入っている透明な液体に気付く。
中身は普通の水でなく、誠一の言う通りお酒である。
高校生の身分でお酒を飲むなんてと思うかも知れないが、この学園では黙認されている。
むしろ、お酒自体も普通に売っており、買う事も出来るのだ。
「GPの回復にな」
「やっぱり斉天大聖も叶馬と同じくGPがあるのか」
「ある」
スキルを使用する際は、SPと呼ばれるものを使用して行われる。
それに対してGPとは、GRと呼ばれる
京之助の使用している身外身などもこのGPを消費して行われている。
そのGPであるが、消費に対して回復が全然追いつかないのだ。
SPであれば数時間ほどで回復するのだが、GPの場合はかなり遅い。
その為、回復を自ら行わなければいけないのだが、その方法がお酒を飲むことである。
あとは、生米を食べたり性交したりと、つまりは神様らしい事をすると回復しやすくなるのだ。
「それで聞きたい事って?」
「私の魔法の訓練って何時からやるの?」
「あーそれね。今エヴァが修行場所を作ってるから、それを作り終えてから」
質問をしてきたのは麻衣であった。
どことなく興奮しており、目がキラキラと輝いている。
「えー……他の所だと駄目なの?」
「外ですると目立つし、ダンジョン内だと集まるのが面倒だ。天敵者の事もあるし集中出来ないだろう」
「確かにな」
直ぐにも魔法の習得が出来ると期待していただけに、ショックが大きいのか麻衣は机に頭を乗せて不貞腐れた。
「それでは……昨日の協力といったが、京之助達もパーティーに加わるのか?」
「や、それは出来ない。事情があってね」
「むぅ」
麻衣の話が終わった途端に叶馬が話しかけて来た。
内容と言えば、一緒に組むのかという事であるが、これにもNoと答える。
残念であるが、京之助の場合はドロップアイテムをどうにかしないと他人と組む事すら出来ない。
「エヴァの作ってる場所が出来たら相手はしてやるから」
「……そうか、楽しみにしている」
「まーじで戦う気でいるのか」
「まぁね、ご馳走様。先行くけどいい?」
「そうだな。取り敢えずは……聞きたいこと聞けたし」
会話をしていると京之助が先に食べ終わり、手を合わせる。
念の為に誠一達に他の用事はあるかと聞いてみるも、首を横に振られた。
「……調べても?」
「うん?……あぁ、いいよ。むしろ、最初に会った時に気付いた可能性もあるしな。じゃ」
「うむ、ではな」
椅子から立ち上がり、去ろうとした時に叶馬が短く京之助に問うてきた。
それを聞いて最初こそ何のことだと思ったが、叶馬を見つめていると不思議と何が言いたいかが分かる。
内容が分かった後に律儀な奴だなと苦笑しつつ、京之助は頷いて去った。
「……いや、お前らだけで通じんな」
「ぶふっ……目と目で」
「姉様、落ち着いて」
周りからしたら何の事やらで、クエスチョンマークだらけとなる。
唯一違う反応をしたのは腐っている静香ぐらいだ。
「誠一」
「おうよ」
「付き合って欲しい」
「待て、俺は京之助じゃねーんだ!主語を入れろ!主語を!」
「むぅ……エヴァンジェリンを何処かで見た記憶がある。調べるのを付き合って欲しい」
「最初からそう言えばいいんだよ。それで、まじ?あれだけ可愛いしモデルとか?」
「いや……吸血鬼のモデルって」
「普通に考えれば……古い本など神話関係の……と言うと図書館でしょうか?」
叶馬の言葉に誠一達は驚き戸惑う。
そして、どこで見たのか等、何処で調べるのかと憶測が飛び交う。
そんな中で視線が叶馬へと向けられた。
「何かの漫画に似たようなキャラクターが載っていたと記憶している」
「「「「はっ?」」」」
「まじで言ってんの?」
「本気?」
「その漫画を読んだ覚えはないが……ネットで上がった画像やらそういったもので見た覚えが」
まさかのまさかの場所に誠一達は、嘘だよねと叶馬を見るも彼自身は本気であった。
記憶の底を探るとそっくりさんの画像を見た覚えがあったのだ。
「だって……吸血鬼で魔女でしょ?」
「普通ならありえねーよな」
「でも叶馬さんが嘘をつく訳ないですし」
「旦那様を信じましょう」
「可能性はあり、ます」
「お主様の仰る通り、です」
最初こそ半信半疑であるが、叶馬は天然を発揮して騒動を起こすも嘘は付かない。
その事を良く知っている面々は、最終的に信じる事にした。
「漫画のキャラクターか……少し時間をくれ調べる」
「調べる方法なんてあるの?この学園ネットも通じてないのに」
「漫画のキャラなら一人ぐらい知っている奴が居てもおかしくないだろ。一学年千人も居るんだ聞いて回ってみるよ」
「ならば……俺も」
「やめろ……まじで待て、待ってください。お願いします!」
誠一の言葉に早速とばかりに立ち上がろうとする叶馬を全力で止める。
彼が聞いて回れば、それは新たな騒動となること請け合いなのだ。