多元世界ヒロインズ 作:ころろこ
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ナルメアを召喚してから暫く経ち、ようやく四月四週目に突入を果たした。
その間に起きた出来事で大きなことは、ナルメアを召喚した際にスキルポイントを貰えた事だろうか。
ナルメアを迎え入れた際に【ミッション達成:ヒロイン五人を迎え入れる】の文字が脳裏に浮かび、スキルポイントを貰う。
今回は、特に悩む必要性もなく『どこでもラブホ』の強化に使用した。
その間のダンジョン探索含めて現状のステータスは以下となった。
名称:須王京之助
階位:10+20+10
種族:『
属性:?
職業:『上位者』GR『
能力:『
スキルポイント:0
能力の強化
Level:2『多元世界ヒロインズ《あなたを犯したい》』
→Level3
Level:3『どこでもラブホ』
→Level4部屋の増築or設備追加、一か所扉位置記憶
名称:エヴァンジェリン・A・K・マグダウェル
階位:10+20+5
種族:『真祖の吸血鬼』
属性:闇
職業:『吸血鬼』UNIQUE『
能力:『吸血』『魔女』『不老不死』『人形作成』『合気柔術』『合気鉄扇術』
名称:小鳥遊ホシノ
階位:10+20+1
種族:『キヴォトス人』
属性:空
職業:UNIQUE『☆☆☆』UNIQUE『☆☆☆☆』UNIQUE『☆☆☆☆☆』
能力:『飛び道具無効』『鎮圧のベテラン』『
名称:岩永琴子
階位:10+18
種族:『現人神』
属性:天
職業:GR『一つ目一本足』UNIQUE『妖達の相談役』
能力:『百鬼夜行ー序ー』『慧眼』『
名称:カリオストロ
階位:???
種族:『ヒューマン』
属性:地
職業:『
能力:『錬金』『研究』『複製』『天才』『
名称:ナルメア
階位:10+18
種族:『ドラフ』
属性:風
職業:『剣豪』UNIQUE『斬姫』
能力:『ストイック』『剣術修練』『胡蝶刃』『鏡花水月』『残影』
ちなみに『どこでもラブホ』の三段階目の強化は、部屋の増設と
ナルメアが入った事で個人部屋が満室となり、それの解消を行った。
ついでに『合鍵』の作製により、京之助以外の人も自由に『どこでもラブホ』を開けるようになる。
と言っても、入る際はどこでもいいのだが、京之助の出た位置にしか外に出る事は出来ない。
それでも便利になったので文句はなかった。
そんな京之助達だが、拾層目で早速躓いた。
「おかしくねー!?何でこいつがここに居るの!」
「知るかっ!」
「うへ~……面倒な敵だな~」
「駄目っ!追いつかれる……!京之助ちゃん!もう一度合わせて!」
「了解!」
現在、京之助達の居る場所は拾階層目の『
最初に足を踏み入れると、聞いていた通りの密林が目の前に現れた。
今まで居た石造りの通路から一変し外に出たような感覚に陥るも、実際には潜っているので逆である。
そんな場所で、京之助達は敵に追われていた。
『伸びろ!』
『舞い散りなさい!胡蝶刃・源氏舞!』
逃走していた京之助達であるが、敵がすぐ後ろまで迫って来ており、それを見たナルメアが攻撃を与えようと呼びかけた。
その呼びかけに対して京之助は、すぐに踵を返して相手の顎下に入ると如意棒を伸ばして敵の顎を打ち上げた。
そこでナルメアが刀を双刃刀に変化させ喉元を二度切り裂き、最後の一刀は刀に戻しての一撃の三連撃を与える。
「うげ……やっぱりダメージが通りにくい!」
「うわ~んっ!ごめんね……!お姉さん弱くて、刀を振る才能もなくて、存在してる価値がないよね。トカゲ一匹も切れないなんて、剣士として駄目だよね。どうして私はいつもこうなのかしら?やっぱり、向いてなかったのかな?今だって判断ミスで危機に陥ってるし、一番柔らかい所を狙ってこれなんて……剣を置くべきよね。家事専門になって……それも駄目よね。この間なんていらないって言われちゃったし、家事も出来ないなんて私の価値は石ころ以下……いえ、石ころだって投げれば痛いし、温めれば暖房器具としての役目になるし、それ以下よーー」
「京之助!ナルメアが
「げぇ……」
「あっ……馬鹿!」
「げぇって言われた……そうよね。お荷物よね。いらないわよねーー」
「あほーー!」
「ご、ごめん!」
玖階層目までの敵であれば、今の一撃でと言うよりも京之助の顎を打ち上げる攻撃だけで終わっていた。
ナルメアの攻撃でも切り裂けない敵はいなかった。
しかし、拾階層目であったこの敵には一切合切ダメージにならない。
『GAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!』
その敵は、京之助達よりも大きく飛竜と呼ばれる存在であった。
緑色の外殻と全身に生えた硬く鋭い毒々しい赤い棘、鼻先にはサイの角のような一層大きな赤い棘が特徴的だ。
何しろ、このモンスターを狩った事が何度もあるのだ……ゲームの中であるが。
この敵の名は『エスピナス』ゲーム『モンスターハンター』内に登場する飛竜である。
そんなゲームの中に登場するエスピナスであるが、何故かこの拾階層目で遭遇し追われていると言うのが京之助達の現状である。
『何か……どっかで見た事あるような?』『取り敢えず敵の強さを確認したい』と寝ていたエスピナスに攻撃をしたのが運の尽きであった。
京之助とナルメアの一撃はガンッ!と音と共に弾かれ、エヴァの魔法は敵を凍らすもすぐに砕け散り、
そんな四人で攻撃を続けていると、眠りから起こされて怒ったエスピナスは、京之助達を敵と認識して反撃してきたのだ。
「て、てったーい!」
「本当にお荷物になっちゃった……しゅん」
「言ってる場合かー!」
ナルメアが落ち込み、動かなくなってしまい、京之助はそんな彼女をお姫様だっこで運び逃げ出す。
エヴァが舌打ちをして、胸元から鍵を取り出して捻るとそこに扉が出現する。
「大混乱だね~ていっ!」
そんなエヴァと京之助達の撤退をする時間を稼ぐべく、ホシノが前に出て左手で持っていた大きな盾で敵の攻撃を防いでいく。
何度も敵の棘による突きを上手く捌き、右手に持っていた武器で反撃をする。
ホシノの持っていた武器は本来の装備であるショットガンではなく、大きな槍と銃を合体させたような武器で、敵の突くと同時にトリガーを引いて先端から銃撃を行う。
『GYAOO!?』
「とっておき~……『竜撃砲』!」
最初にナルメアを抱っこしている京之助が扉の中に飛び込み、次に扉を開けたまま待っているエヴァを見て、ホシノは武器の最大の攻撃である砲撃をエスピナスに当てた。
どっかんと大きな音と共に、槍の先端から大きな爆発が起き、顔に喰らったエスピナスは大きく仰け反る。
「てった~い、じゃねー!」
「閉めるぞ!」
その隙をついてホシノもエヴァと一緒に扉の中に入ると、内側から閉めた。
………
……
…
「……よし、おひいさま達にも撤退するように伝えた」
「そうか……」
「うへ~……疲れた~」
「うぅ……」
部屋の中に戻ると、京之助は別行動を取っていた琴子とカリオストロと共に居る自分の分身と記憶を結合し撤退を指示する。
カリオストロと琴子は玖階層入口付近で辺りを探索し、素材などを確保をしており、連絡役と護衛役として身外身の分身を付けていたのだ。
「それじゃ……俺は慰めてくる」
「そうしろ」
「おじさんはシャワーかなー」
それがすむと京之助の腕の中で落ち込むナルメアを抱っこしたまま、個人部屋の中に入って行った。
問題なさそうであったナルメアであるが、数日を共にして彼女の問題点を京之助達は理解する。
と言うのも原作において世話好きである彼女は、団員達のお世話を焼くのだが、それが過剰であり、拒否される事があると落ち込むという描写があった。
今回京之助の元に来てくれたナルメアの場合は、戦闘中においてもそれが発生してしまう。
更に言えば、落ち込み度もパワーアップしており、一度落ち込み放ってしまうと何処までも沈んでいくのだ。
『ただいま……俺は?』
「ナルメアが落ち込んだから慰めてる最中だ」
『なるほど……がんばれ、俺』
「そっちは問題なかったか?」
「えぇ、至って平和でした」
「そうか……入口付近がベースキャンプの扱いか?」
暫くすれば扉から三人、
必死に逃げたエヴァ達と比べて、琴子達の方はモンスターは居れど大人しいものが大半であり、のんびりとした探索であると報告がされる。
「と言う事だ」
「なるほど……そんな事が」
「エスピナス……この子~?」
「それだな」
『……完全にモンスターハンターだよな』
記憶が結合し知っている既に
そうすれば、琴子は考え始め、カリオストロはポケットから取り出したスマホでエスピナスを検索して、エヴァに確認を取った。
「今の所考えられるのは……京之助さんの影響力でしょうか?」
「そうなるね。問題は
「えぇ……今の所、京之助さんが倒した敵からだけ創作に登場する武具やアイテムがドロップします。しかし、今回はエリアそのものが浸食を受けているみたいですし」
「
「既知領域もだと大変な事に……」
そこまで話をするとエヴァ達はため息をついた。
そして、琴子は京之助の学園手帳である電子手帳を取り出して、学園のスレッドを確認していく。
この電子手帳であるが、カメラや学園専用の掲示板を使用するなどが出来、こうして学園内での噂を集めたりも出来る仕様となっている。
「今の所は……目立ったものがありませんね」
「徐々に浸食かな……それともここだけかな~?」
『そこら辺調べるなら叶馬達が拾階層に辿り着かないと無理かな』
「そうなるな。取り敢えず……この件は置いておこう。次だ」
「敵に攻撃が通らなかった話ですか」
どうして、この様な事になったのか、今考えた所で情報が足り無い為に次の話へと移る。
次の話は、モンスターに対して有効的な攻撃がなかったことだ。
「正確にはホシノの攻撃だけは怯んだりしていただな」
「ふむ……となるとこの前の『レイドクエスト』のように特別な何かがあると」
『だとすると……あれだろ』
そこまで話すと壁に置かれているホシノの使用していた武器『ガンランス』をエヴァ達は見た。
大きな盾と大きな槍と銃を合体させた武器で、モンスターハンター内で使える武器である。
ホシノの武器であるショットガンは、弾が無い為に使用が不可能となっていた。
その為の代用品と言う事で似ている武器であるドロップ品を使用していたのである。
「つまりは……拾階層目の敵にはモンスターハンター内で登場する武器」
「もしくは~倒した敵で作った武器が必要ってことかな☆」
「そうなりますと……武器を作成出来る『
三人で出した結論がそうなり、三人の視線が武器から
向けられた
――穿界迷宮『YGGDRASILL』、接続枝界『黄泉比良坂』――
――第『
――『