多元世界ヒロインズ 作:ころろこ
何でダヴィンチじゃなくてエヴァがやってるのだろう。
「起きろ。時間だ」
「んぁ……?」
朝となり、京之助は聞き覚えのある声で目が覚めた。
脳内に響く声と共に、下半身から脳に快楽という名の目覚ましが響く。
これにより、寝惚けている暇もなく、瞬く間に脳が活性化する。
「……おはよう、エヴァ」
「んっ……はぁ、おはよう」
京之助の寝ていた場所は、エヴァの寝室であり、ベッドの上である。
そんな彼の上にエヴァはまたがって、好き勝手に腰を振るっていた。
昨日の夜、泊まりに来てそれ以降ずっと繋がり続けている。
このダンジョンでレベルが上がると性欲が上昇するが、男性のみならず女性もまた性欲が上がっている。
普通の女子であれば、一晩まるまる動く体力も気力もないのだが、エヴァともなればまるまる一夜やり続けても問題ないほどに体が丈夫であった。
そのせいもあり、相手となると京之助が寝た後も朝まで行為し寝るという生活リズムをしている。
「んっ……♡」
「ん~」
京之助は起き上がると、エヴァを抱きしめて射精を行う。
それをエヴァは気持ち良さげに受け止めると、同じように抱きしめる。
射精が続く間、ずっと抱き合い続けた。
「はぁ……あっ……寝起きで元気だな」
「いや……一晩中やってたエヴァほどではないけど」
「ふん……しょうがないだろう。今日はホシノの日だから出来ないんだ。その分、しっかりとしておかないとな」
射精が終わった後も、エヴァはそのまま腰を動かして更に搾り取って行く。
そんなエヴァを見て京之助は『吸血鬼じゃなくてサキュバスなのでは?』と疑問を抱くも、ぐちゅぐちゅと音を立てながら好き勝手動く彼女を抱きしめていると、催してくるものがある。
「んっ……お゛…くっ、な、ぁっ」
エヴァを抱きしめたまま体を反転させて、エヴァをベッドの上に押し倒すとそのまま体を固定して動けなくする。
そして、種付けプレスの体勢で欲しければくれてやると、子宮内に全ての精子を吐き出すように動いた。
「お゛っお゛っあっ、ま、まて…あぁぁ♡」
たんたんたんたんと同じリズムで上から下へと、エヴァの膣内を蹂躙していく。
これには強がっていたエヴァも、たまらず声を出してしまう。
好き勝手に動いて快楽を得たのにも関わらず、今ではそれが逆転し好き勝手にされるほうなのだ。
その興奮と自分では調整できない快楽の波に、エヴァは呆気なく沈んだ。
「っ♡いっいってる♡あっあっ……ひうっ♡」
暫くすれば、エヴァの膣内がぎゅうぎゅうと締め付けだし、一往復する毎にエヴァが絶頂しだす。
ぷしぷしと吹き出す潮と共に、エヴァは涙目で伝えるも京之助は止まらない。
彼とて気持ちいいのを通り越して、一物の感覚も無くなってきている。
あとは、このまま流れるように吐き出すだけであり、そこまで止める事は出来なかった。
「あっ♡おぉ………♡」
「っ……はぁ」
そして何度目かのエヴァの絶頂により、遂にその時が訪れた。
一物がぎゅっと収縮する膣内部で、更に大きく膨らむと待ってましたとばかりに二回目の射精を行う。
それを受けたエヴァは、何時もの強気な態度がなくなり、小さな体をびくんびくんと痙攣させて暫くの間惚けた。
「はぁ……はぁ……朝から……頑張ったな」
「はぁ……まーね。それじゃ……シャワー浴びて準備するから、時間やべー」
「ふぁ……あぁ……私はひと眠りしよう」
事を終えて、最後の一滴まで子宮で飲み干し、お腹いっぱいになったエヴァは満足気にお腹を擦り先ほどの絶頂の余韻もあり、その場で寝始める。
そんな彼女を見送りつつも、京之助もシャワー浴びるかと歩き出す。
ふと気付いたのは、そんな時である。
「……何だろうか。何か忘れてるような?」
何か長い夢を見ていたようなと、ふとそんな事を思ったのだ。
少し考え込むも、思い出す事は出来ず、時計の針に気付き学校へと向かう準備を始めた。
………
……
…
「おっ……」
「カードか」
「うへ~運がいいね~」
放課後となり、玖階層目で最初のモンスターを倒した時であった。
そのモンスターが居なくなると、そこには一枚のカードが落ちており、それを拾った京之助はそのカードの人物に対する親しみが湧きだす。
会った事もないのに、なぜか知り合いだったような気がするのだ。
相手は創作の人物であるのにも関わらず、不思議な経験である。
「誰のカードだ?」
「レオナルド・ダ・ヴィンチ……ちゃん」
「ほぉ……前に話していた奴だったか」
「前に?」
「
引けたカードの名を読み上げるとエヴァが、この間『この子だったらいいかも』と話していた人物であることに気付き、その話を知らないホシノへと説明を行っていた。
そんな彼女を横目に京之助は、何か思い出せそうな気もするが、思い出せない。
「部屋もあるし、召喚してもいいかな?」
「好きにしろ。必要な人材だしな」
「おじさんも賛成かな〜。流石に銃を使いたいし、作ってくれるかな?」
「ありがとう」
流石にダンジョン内部で初召喚を行う訳も出来ず、二人の承諾を得ると早めに部屋へと戻る事にした。
戻った後は、他の三人とも話、しっかりと承諾を貰った上で召喚を行う。
『召喚《サモン》!レオナルド・ダ・ヴィンチ……ちゃん!』
名を呼べば、京之助の目の前に魔法陣が描かれて、一人の少女が姿を現す。
その少女は、茶髪の長い髪の毛を後ろで結び、おでこを広く見せた髪型。
服装は赤と白を基調とした魔術師とも、錬金術とも思えるような格好だ。
「……ふっふっふ、
「うん、約束通りに」
「「約束??」」
その子、少女姿の『レオナルド・ダ・ヴィンチ』は開口一番に、にっと笑いながら言った。
京之助もまた、にこっと笑い同じように言葉を紡ぐも、そこで二人同時に『はて、そんな約束などあっただろうか』と不思議そうに見つめ合ったまま、首を二人して傾げる。
「知り合いだったのか?」
「いや、そんな筈は……はて?」
「むむ……確かにマスター君とは初対面だったような。そうでもないような?」
「……記憶喪失とかでしょうか?」
二人揃って、首を傾げていれば、見守っていたエヴァ達も不思議そうに聞いて来た。
しかし、聞かれても
ただただ、初めての出会いではないと思っただけなのだ。
「わからん」
「むむむ……分からないね!」
「寝ている間に何かあったのでしょうか?」
「そうだね~☆欲しかった子を引けました☆ってこんな偶然ある訳ないしね?」
二人揃ってそう言えば、琴子とカリオストロが今回の出来事の裏に何かしらあったのではと推測する。
しかし、当の本人達が記憶になく、これ以上は分かる事も少なかった。
「取り敢えずは……ようこそ。ここについては?」
「うん、よろしく!知識についてはしっかりと」
「ダンジョンの性欲については、こっちのカリオストロが『抑える薬』を作っている。なので……」
「あぁ、その薬は必要ないかな」
「うん?」
京之助が先立って、このダンジョンの攻略を手伝う気はあるのか、この世界の知識は最低限でも備えているのかと聞いてみると、ダ・ヴィンチは笑顔でそれを全て受け入れた。
この反応は、今までに無かったことで最初から京之助とまぐわうのを拒まないのも珍しい。
少しの躊躇のなさに、性に関して奔放な性格なのかと勘違いしてしまいそうなぐらいだ。
「あぁ、誰でもいいってわけではないよ?マスター君なら大歓迎ということだけだね。……どうして初対面で、こんな気持ちになるのか分からないけどね」
「……はぁ」
「……うへー」
「ははは……」
そう言って、ダ・ヴィンチは京之助に向かってウィンクを飛ばした。
そんな様子を見て、体の関係を持っているエヴァとホシノはじとっと京之助を見る。
見られた京之助は、乾いた笑いしか出せなかった。
「三日っか……」
「三日っか~」
「……頑張ります」
週二、三かと呟くエヴァと眉をひそめるホシノに京之助はそう言うしかない。
「取り敢えず、今日は私の番と言う事でいいかな?」
「うへ~……今日はおじさんの番だし……順番的におじさんの番が終わってからじゃない?」
「むぅ……遅くないかい?新人でレベルも上がりやすいんだ。譲ってくれてもいいじゃないか、先輩方」
喧々囂々と、三人も集まり意見を出し合えば、こうなる訳であり、今日の分の京之助の取り分についての話し合いが始まる。
そんな三人の輪に入らないのは、未だにまぐわってもいない琴子とカリオストロ、話を聞いているだけで顔を真っ赤にさせているナルメアのみだ。
本人の京之助と言えば、これから叶馬達のやっていた夜以外のダンジョン攻略時にまぐわいながら休息を取る方法をしなければと思い、自分の体がどれだけ持つのかが不安になって来た。