多元世界ヒロインズ 作:ころろこ
豊葦原学園内にある一年
朝のホームルーム前の時間、教室内では幾つかのグループに分かれて生徒達が雑談をしていた。
その光景は別段普通の事であり、どこの学校でも見られる光景だ。
若干の違いがあるとすれば、誰も彼もが同じ話題で興奮気味に話し合っている事である。
隣の教室まで聞こえるような騒ぎぶりは、迷惑そのものだろう。
それでも隣の教室の生徒が乗り込んでこないのは、隣も似たような騒ぎだからだ。
しかし、それもしょうがない事である。
何しろ、一学年の全クラスが『ファーストダンジョンダイブ』を終えた事により、個人の気量を持ってダンジョンに赴くことが解禁されたのだ。
これに沸き立つなと言う方が無理である。
「なぁなぁ、今日どうするよ?午後から早速行っちゃう?」
「え~……でも昨日死に戻りを体験したばかりなのに、イケんの?うちら」
「先輩に聞いたけど、購買部に初心者用装備が売ってるからそれを買えばいいってさ」
「流石に棒とかじゃねーよな?」
「普通に短剣とか斧とか刃物系らしいし、それならゴブリンとか楽勝だろ」
「何で断言出来るのよ。覚えてない癖に……」
一つの男女交えたグループでは、早速とばかしにダンジョン攻略に乗り気であった。
特に男子のやる気は凄く、及び腰の女子を説得し続ける。
本物のダンジョン攻略と言う男子の心が燃えそうなイベントなのだ。
すぐさま、それこそ午前中から飛び込みたいと思うのはしょうがない事であった。
それならば及び腰の女子を置いて行きたい奴で行けばと思うかも知れない。
しかし、そうしないのにも事情があった。
と言うのも男子達は先輩から『レベルアップとかすると性欲が上がるんだよ。ダンジョン内で上がって一発ってのが普通だ』と下品な教えを貰っているのだ。
つまりは冒険心とエロを両立しようと言う魂胆である。
更に言えば、女子達を置いて行った結果『他のグループに取られるのでは?』と言う不安もあった。
教室内を見渡し、幾つかの分かれているグループを見ると大体が昨日一緒にダンジョンダイブをこなしたパーティーメンバーで固まっている。
その中には男子だけのパーティーなどもあり、油断も隙も作れない。
「ねみぃ」
そんな中で一人の男子生徒ーー京之助だけは我関せずと自分の机に噛り付いていた。
全力でだらけ朝日を浴びながら二度寝の姿勢へと入る。
初めて致してからここ数日ほど、ロリっ子吸血鬼により血も性も絞り取られ、午前中の授業は睡眠の時間となっていた。
………
……
…
――穿界迷宮『YGGDRASILL』接続枝界『黄泉比良坂』――
――第『
「ふふふ……ハーハッハッハ!!」
「……」
放課後のダンジョン内に魔王が降臨した。
魔王の名はーーエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル。
真祖の吸血鬼であり『
そんな彼女の惨劇の被害者は憐れにも遭遇してしまった、ゴブリンキングとそのお供のゴブリン軍団である。
『GAAAAAAAA!!』
「ふんっ……邪魔だっ!デカブツ!!『
第
その一撃は並みの生徒では抑える事も受ける事も出来そうにない。
しかし、そんな超越個体の攻撃は呆気なくエヴァの呪文によって弾かれてしまう。
『リク・ラク・ラ・ラック・ライラック!!来たれ氷精、闇の精。闇を従え吹けよ常夜の氷雪』
「えっ!?ちょ……エヴァ!?オーバーキル!SP勿体ない!」
大きな体であるゴブリンキングが吹き飛ばされた先には、お供のゴブリン達が右往左往しており、まとめて吹き飛ばされる。
致命的な隙が出来た瞬間、エヴァは己の全ての魔力を使用し最後の一撃を放つ。
そんなエヴァの後ろで見守っていた京之助は、聞き覚えのある詠唱を聞いてすぐに止めようとするも既に遅かった。
『
『GYAAAAAAAAAAAA!!!』
『『『『GOGYAAAAAA!!!』』』
エヴァが放った魔法により、闇をもたらす雪の嵐が吹き起こり、ゴブリン達を一匹残らず飲み込んだ。
本来であれば強敵だったであろうゴブリンキング達は、嵐が去った後には何もなかったかのように消え去る。
明らかにこの階層のこの敵に使うような
「ハーハッハッハ!!」
「……えぇ」
まさに魔王と呼ぶに相応しい高笑いを一つしてエヴァは勝利宣言を行った。
これを後ろで見ていた京之助は、何とも言えない表情している。
それもその筈、今回のこの戦闘に対して一度も参加していないのだ。
正確には参加しようとしてもエヴァの魔法の威力が高すぎて、何かする前に終わってしまう。
「クックック」
「えーと、おつかれ?」
「ふふ……どうだ、ぼーや。これは魔法だ。これが闇の力だ!」
「あ……ヤバい奴だ、これ」
ファーストダンジョンダイブの時、エヴァは最低限の魔法しか扱う事が出来なかった。
その事にエヴァが不満を抱いていた為、それを解消すべく
最初に追い込んだだけあってか、最初の転職だからか、すんなりと京之助とエヴァは職業に就く事が出来た。
その職業が『
どう見てもエヴァ専用の職業であり、伸び悩んでいたSPの消費の緩和とSP上限がこれによって大幅に改善。
使用できる魔法も数が多くなり、張り切ってダンジョンに向かった結果が今回の惨劇であった。
憐れ、ゴブリンはその犠牲になったのだ、犠牲にな。
「ふふふ……」
「あの……エヴァさん?」
そして犠牲者はまだここにいる。
正座をしながら見守っていた京之助にエヴァは怪しい瞳でゆらゆらと近づいて来る。
「ぼーや」
「はい、なんでしょう」
「先ほどの戦闘でSPが枯渇してしまった」
「そうだろうね……いや、そうですか。部屋に戻って休む?それとも血を吸って回復でも」
「それじゃ遅いだろ。それよりももっと早く回復する方法がある」
それだけ言うとエヴァは京之助に密着し、手で一物を撫で上げる。
あくまで優しく、京之助の耳元で囁くように甘く誘う。
この時点で京之助は心の中で両手を上げて降参した。
こうなったエヴァは止める事が出来ないのだ、止めると余計に酷い事になるのは体験済みだ。
「んっ……あぁ」
現在のエヴァの服装は最初の頃と大きく変化していた。
最初の召喚された時はこの学園の制服を着込んでいたのだが、職業に就くとネギと橋の上で戦った際の服装へと変化していた。
蝙蝠の翼のようなマントに下着丸出しのようなエロちっくな服装だ。
そんな下半身の露出が高い服装であれば、少しずらすだけで秘部が丸出しとなる。
京之助のズボンのジッバーを下ろせば元気な一物が顔を出し、エヴァは躊躇なく自分の中へと受け入れた。
既に秘部は濡れており、じゅぶっと言う音と共に一物が沈んでいく。
暫くすれば奥に辿り着き、それを感じたエヴァは頬を赤く染め、目は潤ませ、恍惚な表情となる。
「あっ……そこ、だ。はぁ……」
京之助の上に座り込むような恰好でエヴァは腰を振るう。
しかし、一物を全て飲み込むことが出来ないエヴァは、足で踏ん張り位置を調整しなければならない。
そんな彼女を見て京之助はため息を付くと、エヴァを抱きかかえ立ち上がり、自ら腰を振るった。
「んぁ……あぁ、いい、もっとぉ」
お尻に手を回して持ち上げると小さなエヴァは簡単に持ち上がる。
ある程度浮き上がったら、そのまま静かに下に卸す。
何度も何度もじゅぶじゅぶと秘部を犯せば、エヴァは脱力して京之助に縋りつく。
先ほどまで魔王をしていたエヴァは、既にこの快楽の虜となっていた。
「あっあっ……うぁ……おくにっ、もっと」
既に何度も行ってる行為で喘ぎ声を出す事に抵抗なくなっていた。
むしろ、積極的にだすようにすらなった。
何しろこうやって素直に受けいれると気持ちがいいのだ。
エヴァは京之助の胸に顔を擦りつけて懇願する。
「ぉ……あっ、くぁ、んぃ、あぁ……あ」
その願いを京之助はすぐに叶えてあげた。
腰を深めに差し込み、ぐりぐりと亀頭を回して刺激を与える。
暫くした後、ゆっくりと引き出しカリが引っかかるように刺激を与え、最後はズンと響く様な強めに奥に差し込む。
「っ……っぁ、んん~~っ」
子宮口を叩く様な強い一撃を受けてると、エヴァは目を見開き、口を大きく開けて悲鳴のような声を出す。
そして最初の絶頂を堪能する。
「はぁ……はぁ……ん、……ん」
「っ……おい、エヴァ」
「くくく……そう……だ。ん~~~っ、あぁ、ん、ふふふ、やっとやる気になった……か」
「てめー覚悟しろよ!」
「あっあっ、いぃ、あぁ」
1人だけ嬉しそうに楽しそうにしているエヴァを見て、ここに来てようやく京之助のタガが外れた。
エヴァを地面に優しく降ろすと覆いかぶさり、身動きの一つも出来ない様に拘束し腰を動かす。
それをエヴァは抵抗せずに受け入れた、むしろ望む所である。
足を京之助の腰に回し、大きく広げてより奥に一物が突き刺さる様に体勢を変えると、ずちゅずちゅと卑猥な音が響き、エヴァの幼い秘部からは愛液が噴き出す。
「んふふ」
身動き一つ出来ず、種付けをされながらもエヴァは幸せそうに微笑んだ。
………
……
…
「……初めてのカードがこんな、こんな」
「待て、初めては私だ」
「いや……ダンジョンでって意味で」
それから数十分後、三発ほどエヴァの中で果てるとようやく互いに落ち着き、直ぐに其処から離れるべく後にしようとした時だ。
一枚のカードが落ちている事に気付いたのだ。
「……セックスしてて気づかないとか、緩み過ぎか」
「そうだな。私も反省した。流石にあれは調子に乗り過ぎたと次からは部屋でするさ」
「いや……そうでは、いや、そうなのか?」
「それで、ぼーやが知ってる原作か?」
「まぁ……知ってるな。でもこの子はどうなんだろ。バトルは……できそうではあるが、いや……文官の適正がある可能性も」
カードを使用して召喚するべきか否か、初めてのカードを前に京之助は悩んだ。
そんな京之助を悩ませるカードには『岩永琴子』と書かれていた。