※この作品はR-18です。

Yの手記   作:のーーズ

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発想の幅を広げれば、有形無形問わず使い道が広がる。


世間知らずを自覚した事と、プライドを傷つけられた事は違う

梅頭鉱山旧大学院

折角此処まで来たので帰ったりはしません。落石事故が起こった際には、死体安置所にも使われたという一階講堂に来ております。因みに、二階は体育館。

防火扉付近では頻繫に怪異現象が……襲い掛かって来る霊は発見できました。では講堂へ車で乗り込み、車内で心動装置を発動させれば幽霊を運搬できるのではないかと……

やってみないと分からないなら、やってみましょう。

 

車で乗り込み起動前に周囲を観察します。壁や柱には風化し、薄汚れた落書き。角部屋には赤く下塗りした壁が特徴の部屋と酸化した血液の赤黒い部屋。

どちらからも室温に反比例した空気粘度の高さを感じます。これなら縄で縛り付ける事ができるかもしれませんね?

私は助手席に固定した心動装置を起動しました。例のサウナ室の扉を開けた風圧を感じる。実験開始です。

 

講堂には実体化した幽霊はいませんでしたが、興味深い事が起こりました。あの角部屋の扉から講堂への境界線(おそらく大小無関係に、一室が装置の適応範囲)を踏み越えたのでしょう。

急に実体化した存在が現れまして、此方を見つめてきます。それだけでなく、ドアの開閉音とともに複数人の足音が二階の体育館から聞こえてきましたね……

ピンチ!で・す・が・ね……まだまだ「間合い」という最強の鎧を身に纏っているのですよv

“酸素喫煙”で酸素を一服、細長く吐き出す。角部屋の霊と二階から来る霊の挟み撃ちにならない位置へ移動しつつ人数把握。ひい、ふう、みい……

二階から六人、角部屋一人の合計七人。“型に嵌める”まず一人に絞る(角部屋の霊)縄で縛れるかチェック、縛れれば車内に連れ込む。

現在地は、Lの字の曲がり角に自分、始点と終点に霊を大まかに配置される位置取りだ。

 

“崩し飛ばし”で一人“釣鐘崩し”で二人“絞り崩し”から“踏み蹴り”で三人“鼓”から踏み込み、鳩尾へ“縦肘打ち”で四人“鉄槌”の乱打で五人消滅させる。

“掌底”を人体急所に打ち込み“膝砕き”二階から来た霊は全滅させる。角部屋方向を見ると、まだ此方を見つめている。

静かに歩み寄りつつ、縄の先端を玉にしたロープで、カウボーイのように頭上で回し投げつける。実体化した霊の身体へ巻き付けられた。ビンゴである。

そのまま引っ張ると、抵抗せずに地面へ引き倒される。それでもなお、霊は私を見つめ続ける。「邪視」ですかな?

目線を外し捕獲を諦めて頭部に向けて“蹴り飛ばし”陸に打ち上げられた魚の如く、急にビタンビタンと跳ね回る。私は大急ぎで“蹴り飛ばし”“踏み蹴り”と頭部へ蹴りつける。

消滅していく様を見届けながら物思いに耽ってしまいます。次の機会にもう一度捕獲作戦を実行しますよ。警戒しますが、躊躇しません。

 

“鼓”(つづみ)鼓膜破り

“型に嵌める” 勝利条件を設定&執行




嘘は100楽しいを200楽しいにする
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