血艶・義 ~彼の血縁者を同じくらい愛してしまう女の話~ 作:大中小太郎
リアスの場合
数々の激闘を経て――兵藤一誠とリアス・グレモリーは、婚約者となった。
やがて肉体関係を結ぶようになり、二人は
同居している兵藤家の家族に知られないよう、部屋に魔術の結界を張りながら、リアスは一誠との情事で女の悦楽をたっぷり思い知った。
そんな
「おや? リアスちゃん、こんな時間にシャワーかい?」
「っっっ!?」
廊下を歩いていたリアスは、思わぬ人物に声を掛けられて飛び上がりそうになる。
「お……お父様?」
リアスの父ではない。
兵藤一誠の父――兵藤
「あ、あの、これは……」
リアスは大いに
まさか「さっきまであなたの息子とセックスしてました」とは言えない。
「少し、寝汗を
無理のある言い訳かと思ったが、押し通すことにした。
「ああ、
あっさり信じてくれた成一は、夜中にキッチンで水を飲みに来たようだ。
「そ、そうですか。熱中症には気をつけてくださいね?」
情事の直後であるリアスは、豊満すぎる
それも下着が透けるほど大胆なもの、一成以外の目には見せたことのない一品だ。
ブラをしていない爆乳の乳首が透けかけ、真っ赤なショーツが浮かぶ、あまりの
男性である成一の目がそこに向くのも当然だった。
「っ」
シュボッ! と、音を立てるように、リアスの顔が
「で、ではっ。お休みなさい……っ」
「あ、ああ」
リアスは逃げるように、成一もバツが悪そうに、廊下で道を別れる。
成一の視界から隠れたリアスは、階段の途中で脚を止めて、手で胸を押さえた。
ドッドッドッドッドッドッドッドッ!!
あまりに激しく、心臓が
一誠以外の男性に見られたから?
単に婦女として半裸を見られたのが恥ずかしいから?
否、これは――
(やっぱり、私……
心と体が、愛と欲情で、興奮していた。
愛する一誠に向けるものと同じくらい――その父親までも、愛してしまっていた。
――女にはそういうことがある。
性癖なのか、精神的な疾患なのか、まだ分類も名付けもされていない。
それでも、
リアスはそういう、許されざる恋わずらいに襲われていた。
(こんなの……誰にも言えない……っ)
誰にもだ。
一誠にも、成一にも。
リアス・グレモリーはこの想いを、決して成就させず墓まで持っていく。
しかし――想いを消すことはできない。
一誠を愛するほど、とうとう婚約者となって肉体的にも愛し合うほど、
――その気持ちが、彼の父親にまで向いてしまう。
一成を愛しているこの感情と同じように、彼の父への感情も消えないどころか昂ぶるばかり。
(でも……)
彼を愛している、
こんな浮気の言い訳にもならない暴論が、心のロジックとしてまかり通ってしまっている。
誰かを愛すれば愛するほど、それを裏切る別の愛へと走らされるのだ。
まるで呪い、恋の病というより病的な恋。
(これじゃ……心が、もたない……っ)
なにせ、彼の父に愛されないということは、彼に愛されないのと同じだから。
兵藤成一に「息子の恋人」としか見てもらえないのは、「彼は私を娘のようにしか思ってくれなかった」という
(幸せなのにっ。一誠に愛されて、こんなに満たされてるのに……同じくらい、寂しい)
愛する人と結ばれる喜びと、愛する人と結ばれなかった悲しみが、同時に訪れる。
恋愛成就と失恋の同時発生で、リアスの心は乱れていた。
そんなメンタルを抱えていれば――
(一度、だけ……)
いずれ、そう考えるのも道理だった。
(現実じゃ、だめ……そう、魔術で……夢の中で、なら……)
リアスは現実の幸福を守るため、悪魔の
主に夢魔と呼ばれる悪魔たちが使う、「人間の夢に入り込む魔術」を。
(浮気に、なるのかしら? 一誠を、裏切ることに……)
(でも……
かの赤龍帝はハーレム王。
自分を含めた複数の女たちを囲っている英雄。
だから、たとえリアスの隠した気持ちを知ることになっても、こう言えばいい。
『自分だって複数の女を抱いてるのだから、女だって他に男が居てもいいじゃない』
そういう意味では、まったくもってフェアな話だった。
言ってしまえば、この真実を一誠に隠し通すことこそ、優しさではないか。
(夢の中でくらい……いい、わよね……?)
かくして、リアスはたった一度と念じながら、その魔術を使う。
現実では何もせず、朝になれば忘れる夢の中での、人知れぬ
現世の幸福を壊さないよう最大限に配慮した、ほんのちょっと
――それでも、後になって振り返れば、分かりきった過ちだった。
婚約者と同じくらい愛している男と、不倫をする――
そんな体験に、女が溺れないはずがなかったのだ。
○
夢が始まる。
「おや? リアスちゃん、こんな時間にシャワーかい?」
それは、先ほどの出来事の再現だった。
水を飲みに部屋を出た彼と出くわしたときの状況が、夢で再現されている。
よく見れば背景は
「お、お父様……」
リアスの視界は、彼に……婚約者である一成の父、成一に焦点を寄せていた。
現実世界で見るときよりも、一段と魅力的に見える。
(あぁ……素敵♡ 一誠が、ダンディになったみたいで……)
愛する人と同じ血を持つ、別の男性。
愛する人と同じくらい愛してしまっている、大人の男。
それを前にした心の
(ちゃんと、夢、よね……彼の、夢の中に、私がいるってことは……この方も、私のことを、意識してくれてる……っ♡)
他者の夢に入る魔術には制約がある。
自分が相手の夢に登場できるなら、最低限、相手の心に自分が存在するということ。
(エッチな目で、見てくれてる……っ♡)
成一の視線を全身に感じる。
薄いネグリジェを着た豊満な
(気持ちいい♡ 見られてるだけで、体中、
そしてショーツの透けた下腹部。
彼がオスとして自分の体を求めてくれていることが、ダイレクトに伝わってくる。
(あぁ♡ 伝わる♡ お父様のお気持ち……胸、触りたいって♡ 抱きしめたいって♡ 私の体を
ここは夢の中、この体も肉体というより精神体。
肌が触れ合わずとも、相手の性欲を感じ取るだけで、魂が性感を覚える。
(嬉しい……っ♡)
気がつけば、リアスは成一の胸に飛び込んでいた。
「り、リアスちゃんっ!?」
驚きながらも、成一はリアスを抱きとめた。
その瞬間、お互いの全身に、相手の肉体の感触が電流の如く走る。
「ふあぁっ♡」
皮膚を焼かれたような過敏さで、服越しの接触が激しい性感を巻き起こす。
(胸、当たってる♡ 気持ちいいっ♡ お父様の胸板っ、気持ちいいっ♡ 腕がっ、背中に、優しくっ、抱きしめてる♡ どうしよう……幸せ♡ 幸せすぎる……っ♡)
夢の中で、心は偽れない。
心の求めることは、
リアスと成一は、どちらからともなく、互いの背中に腕を回して
「お父様ぁ……」
見上げながら、甘えた声で呼びかける。
あまりに
「っ」
こちらを見る彼の目に、驚きと情欲が表れた瞬間、リアスは強い達成感を覚えた。
愛する男の視線をこの身で独り占めして、雄としてのスイッチを押してしまった瞬間の、なんと甘美で刺激的なことか。
「なにも、考えないで……」
まだこの夢に戸惑っているのだろう成一の両頬を、リアスの手が包む。
いくら夢の中とはいえ、息子の恋人とこんなことを――という必死の自制心に、自分からトドメを刺そうとする。
それは例えるなら、風船を針で突くように――
お預けが長すぎて辛そうな飼い犬に「よし」と言ってあげるように――
「今夜は……私を……愛してくださいませ♡」
婚約者の父親を誘惑した。
「リアス、ちゃん……っ!」
成一が限界を迎えた。
腕の中に飛び込んできたリアスの、極上の女体に、我慢などできるはずがなかった。
「んんっ♡♡♡」
成一の唇に
――キスだけで、達してしまった。
唇や舌、熱い吐息に
それらが一斉に口から脳へ
(キスっ♡ わたしっ♡ お父様とっ♡ キスっ、しちゃってるっ♡ キスだけでっ♡ イっちゃってるっ♡♡♡)
触れ合わない状態ですら、お互いの性欲を感じて興奮していたのだ。
夢に作られたむき出しの精神体で抱き合い、オーラルセックスなど始めれば、快感は激増する。
現実の肉体とは異なるルールが、リアスの魂に未知の悦楽を刻み付けていく。
「んむっ♡ ちゅっ♡ ちゅるっ♡♡♡ んふぅっ♡♡♡」
(抱き合うだけで、キスだけでっ♡ もうセックスしてるみたいに気持ちいいっ♡
こんなこと……イッセーとだって……っ!?)
比べてしまったことに気付いて、リアスは
愛する婚約者と、その父親を、性的に比べてしまった。
それだけならいざ知らず――
(だめっ。
その罪悪感から、リアスは成一からのキスに身じろぎして抵抗する。
しかし成一もいまさら止まらない。
リアスの体を抱いて離さず、体を前進させて、唇を貪る。
「ぷあっ♡ お、お父様っ♡ 落ち着い、て……んむっ♡」
(ああ、無理……もう、逃げられない♡ お父様、こんなに、興奮して♡♡♡)
もはや手遅れ。情欲の火が点いた男性からは逃げられないのだ。
そう理解するなり、キスで生じていた快感は増幅し、小刻みだったキスイキが
(夢、だから♡ 夢だけ、だから……っ♡)
全ては夢の中の出来事なのだと、必死に自分に言い聞かせる。
それは罪悪感を解消するためのものに過ぎず、婚約者の父を拒むためのものではなかった。
「ぢゅっ♡ ぷあっ♡ お父、様ぁ♡ あむっ♡ んんっ♡ 待っ、むぅっ♡」
気がつけば、廊下からリビングに入っていた。
前進しながらキスを繰り返す成一、押されて後退しながら体を震わせるリアス。
リアスの脚がソファーの縁に触れると、そのまま押し倒されてしまう。
「あっ♡」
成一の熱い吐息が、リアスの顔にかかった。
自分に欲情しきった、一誠に似ている、より大人びた男の顔。
それを目の当たりにしてしまったリアスの子宮が、暴れるように収縮する。
(押し倒され、ちゃった♡ お父様にっ♡ これから、義理の父になる
体に覆いかぶさる男の重さに、歓喜と諦観を同時に覚える。
押し倒されてしまった、もうこうなっては男性に勝てない――
だから、このまま抵抗できなくても、仕方ないことなのだ――と。
「お父、様ぁ……♡」
それが、獣欲に駆られた男性に何を意味するのかは、よく理解していた。
「ごめん、ごめんよリアスちゃんっ。一度だけ、一度でいいんだっ!」
成一の両手が、リアスの豊満すぎる乳房へと襲い掛かる。
「きゃ……あ、ああぁ♡♡」
リアスはネグリジェ越しに胸を揉まれると、鮮烈な感触に歓喜の声を上げてしまう。
これは夢だと必死に言い聞かせていながら、それでも胸が高鳴る女の悦びが抑えられない。
(ああ♡ うそっ♡ お父様の手ぇ♡ 触れただけでっ♡ 全身っ♡ びりびりぃって♡♡♡)
手のぬくもりを感じる程度の接触ですら、電気ショックのような快感だった。
その手がより深く押し込まれ、圧力が増すほど、性感も濃密になる。
指が一ミリ食い込むほど、その指先が動くほど、悦楽の紫電が脳天を襲う。
成一の手がリアスの爆乳を握りこむ
「ふああぁぁっ♡♡ おとう、さまぁっ♡♡ やぁんっ♡ むねっ♡ ああぁぁっ♡ きもち、いっ♡ ひぁううっ♡♡♡」
胸を揉まれているだけとは思えない激しい快感に、リアスは激しく身をよじる。
十本の指からそれぞれ起こされる軽イキは、リアスの思考から瞬く間に正気を奪ってしまった。
「リアスちゃんのおっぱい……こんなに、熱くなって……♡」
成一は荒い息を吐きながら、ネグリジェに深い
「ひゃうぅっ♡♡ そんなっ♡ つよくぅ♡ したらぁっ♡ ふああぁぁんっ♡」
ぐにゅぅうっ♡ と胸の中で暴れ狂う指の快感に、リアスの背筋が反り返る。
(お父様っ♡ こんなにっ♡ 私の胸をっ♡ 欲しがって、くださってたなんてっ♡)
ネグリジェを破くように開かれ、生乳を
(これ、なら♡ もっと早く――触らせてあげれば、よかった♡)
リアスは無意識のうちに成一の頭を抱き寄せる。
導かれるように、成一の口が、息子の婚約者の乳首へと吸い付いた。
「はああぁあぁっ♡♡♡ お父様っ♡ 吸って、るぅ♡ んあああっ♡ 舌がっ♡ ああいいっ♡ ぺろぺろっ♡ だめっ♡ ちゅーちゅーしちゃっ♡ だめっ♡ ですぅっ♡♡♡」
口に含まれた乳首に、成一の舌が踊り、唇が吸い上げ、手が乳房を揉み回す。
雷撃のように鮮烈で、しかも多様な性感に、彼女は激しく
(これっ♡♡ やっぱり、だめっ♡ 夢だからって♡ こんなこと、したらっ♡)
これはダメだ――と、リアスの中に残る理性が訴える。
「ぢゅぅぅぅっ!」
「ひゃぁぁぁぅぅぅっ♡♡♡」
しかし成一が逆の乳首に吸い付くと、その罪悪感も消し飛んでしまう。
連続的なオーガズムに、思考も理性も何もかも飲み込まれてしまう。
「お父様っ♡ あひっ♡ お待ちに、なって♡♡ ふああっ♡ わたしっ♡ ひぁうっ♡ 胸ぇ♡ だめぇ♡ 乳首ぃ♡ 弱いのっ♡ 弱いんですぅ♡♡♡」
自らバラしてしまったのは
悪魔の力で容易に阻止できる行為を止めないのは何故なのか、考えもしなかった。
「ああ、リアスちゃん、なんておっぱいだ! こんな、こんなにエッチな体を、いつも私に見せつけてっ!」
成一の両手がリアスの双丘を
「んああぁぁんっ♡♡♡ ち、ちがうの♡ お父様をっ♡ 誘惑する気、なんてぇ♡♡♡」
リアスは首を左右に振り乱しながら弁解する。
意味の無い弁解であることは、お互いに分かっていた。
この夢の中で出会ったという時点で、合意は成立しているようなものなのだから。
「君はっ、君という子はっ! おっぱいだけじゃない! 尻も、足も、どこを見てもっ! エロすぎるんだよっ!」
成一が片手でリアスのネグリジェを掴み、引き落とすように破り捨てる。
「お、お父様っ♡ そんなっ」
リアスは羞恥に頬を染めながら、ぞくぞくと背筋を奮わせる。
「そんな風に――思って、
夢の中とはいえ、口に出してはいけないことを口走ってしまう。
乱暴に襲われることに興奮している――と、白状したも同然だった。
「見ないようにしていたのにっ! このっ! 君は、なんてっ、淫らな子なんだ!!」
ショーツを掴んで引き抜かれ、足を開かされる。
「息子だけではなく、私にまでっ、こんなに
怒りを込めるように女性器を指で責められ、
「ああぁっ♡♡♡ だめっ♡ いまっ♡ そこぉっ♡♡♡」
リアスが自覚している以上に、
胸を揉まれただけで連続軽イキしていたが、手淫はそれより格段に激しい。
がくがくと
婚約者の一成と暮らすこの家で、家族が
「はひっ♡♡♡ はぁぁ♡♡♡ あっ♡♡♡ ふぁぁぁっ♡♡♡」
しばらくイかされ続けたリアスは、成一の手から解放されると、放心状態で荒い呼吸を
その顔に、悔恨や罪悪感は見受けられず、ただ
「もう、許さないぞっ! ここで、君をっ、最後まで……っ!」
成一は肉棒を取り出していた。
その先端は先走りで
夢の中で過敏になっているのは性感だけではない。嗅覚もだ。
鋭敏な嗅覚で感じ取った彼の香りは、リアスの脳に対して、より鮮明に怒張を印象付ける。
(あ、あれが……お父様の……っ♡ イッセーのより……太い……だ、ダメッ! 考えちゃ!)
思わず口で手を
そんなリアスの様子も意に介さず、成一が己の分身をリアスの膣口にあてがうと――
「ひぅぅぅぅっ♡♡♡」
たったそれだけで、
「ま、待って! お父様っ、それっ♡ それはぁ……っ♡♡♡」
(だめっ♡ 当てられただけでイっちゃうのっ♡ 入れられたりしたら――)
自分がどうなってしまうか分からない。
分かるのは、間違いなく――イッセーとするときよりも乱れてしまうということだけだ。
「待たない! 君が悪いんだっ!」
成一はそのまま腰を沈め、リアスの中へと
「あっ♡ ひぁっ♡♡♡ はひゅっ♡♡♡」
(お父様のおちんぽがっ♡私の中に入って……っ♡)
膣壁を押し広げながら侵入する肉棒の感触に、リアスの脳が焼け付く。
「んあっ♡♡ あっ、あああぁぁぁっ♡♡♡」
(イってる♡ ゆっくり入れられる途中で♡ もうイってる♡♡♡ これっ、以上はっ♡ だめっ♡ こんなのが、奥に届いちゃったらっ♡ 私っ、きっとっ♡♡♡)
そんな心の叫びなど無視するように、成一のモノが侵入し、子宮口にキスをした。
「あ゙っ♡♡♡」
それは快感という名の剣だった。
子宮口に触れた瞬間、下腹部から脳天まで、暴力的なまでの性感に貫かれる。
「あ゙――あ゙――あ゙ぁぁぁぁぁっ♡♡♡ お父ぉっ、様ぁぁぁっ♡♡♡」
リアスの理性は一瞬で吹き飛び、
「このっ、入れただけでっ、なんてイキかたをするんだっ!」
成一は上下に踊るリアスの腰を掴むと、小動物でも捕らえるようにソファーへ押し込む。
「だって♡ おとうさまっ♡ これっ♡♡ しゅごいぃ♡♡ ああだめっ♡ 止まって♡ 腰っ♡ 止まんないっ♡ 動いちゃっ♡♡ あああうううぅぅぅっ♡♡♡」
絶頂で勝手に腰が動き、それで膣内と子宮口をペニスに擦られ、また達する。
その繰り返しで、リアスはペニスを挿入されただけで数回も連続絶頂を迎えていた。
(あぁ♡ わたし♡ お父様を受け入れちゃった♡ しかもこんな、すごいイキかたっ♡ してっ♡ ああ気持ちいい気持ちいいっ♡♡ お父様のが入ってるだけで幸せになっちゃってるっ♡♡♡)
一成よりも、婚約者よりも、その父親の男根により大きな悦楽を感じている。
不実な自分の体に
「動くぞっ、リアス!」
呼び捨てにされると同時に、男の腰付きが始まる。
子宮から鈴口が離れると、カリがスポットを擦り、摩擦で火が付いたように快感が燃える。
引いた腰を疲れれば、陰茎が抜けて収縮していた膣が再び拡張され、波のような性感が広がる。
前後運動のどちらにも生じる快感は、その加速によって一種の悦楽になっていき、女の心を狂わせる。
「んあぁあっ♡♡♡ あっあっあんっあんっあぁんっ♡ こっ♡ こんなのぉっ♡♡♡」
彼の腰が十往復もする頃には、リアスの心と体は征服されていた。
嬌声を押し殺すこともできず、子犬のように鳴き声を上げ、気が付けば達している。
(うそぉっ♡♡♡ 入れられただけでぇっ♡♡ イッてるのにぃっ♡♡♡ まだ来るっ♡♡♡
夢だからっ、体に、限界が無くてっ――無制限にっ、イっちゃうぅぅぅっ♡♡♡)
現実の肉体では味わえないだろう強度の絶頂が、リアスの脳を焼き切るように蹂躙する。
「ああだめっ♡♡ お父様だめぇっ♡ こんなすごいのっ♡♡ ずっとされたらぁっ♡♡ わたしっ♡ 戻れなくなるっ♡♡♡ お父様にっ♡ 奪われちゃうっ♡ わたしのからだぁ♡ お父様のものになっちゃうぅぅぅ♡♡♡」
昨日までの自分が、この快感に
そのことに恐怖を覚えながら、やめて欲しいとは一言も口にしていない。
そんなリアスの本心を見逃さず、成一は彼女に覆いかぶさり、腰のリズムを変えながら胸を掴んで唇を重ねた。
「んむぅっ♡ んっ、ちゅるっ♡♡♡ んんぐぅぅっ♡♡♡」
上の口も下の口も貪られながら、リアスは目を見開いていた。
(イッセー……許し、て……っ! 夢だからっ、今夜だけだからっ!)
頭の中に過ぎった、愛する婚約者に、涙を
「んんんあああぁぁぁっ♡♡♡」
次ぎの絶頂で、何を考えていたか忘れてしまった。
「すごいっ! すごいぞリアスっ! 突けば突くほどイってくれて、おまんこが
成一は、息子の恋人を犯す背徳と快感に狂いながら、爆乳を
「どれだけっ、エッチなっ、体なんだっ!」
大きく腰を引いて、角度とリズムを変えながら強く打ち付けること三連打。
「あぎゅっ♡ ひぎゅうっ♡♡ ふぎゅぅぅぅっ♡♡♡」
その度に、身を打ち砕くような絶頂を叩きつけられ、リアスは豚のような声を上げた。
髪を振り乱し、ピストンの度に乳房を揺らし、オーガズムで汗を散らす。
(無理♡ もう、なに――も♡♡ 考え――られ――ない♡♡♡ 考えたく――ない♡♡♡)
もはやリアスの意識は、終わらない絶頂の濁流に
ただ男のされるがままになり、その一突きごとに嬌声を上げて淫らに鳴くだけの生き物だった。
そうであることが、この世に生を受けた意味であるようにすら感じられた。
「ああ、イってる! リアスちゃんがっ、俺のセックスでっ、イキまくってる!
息子の恋人だぞっ、なにやってるんだっ、なんで抱き付いて離さないんだっ!?
ほらっ、ほらっ! こんな乱暴にずぼずぼ突かれてるのにっ、イキっぱなしじゃないか!!」
成一は責めるようなことを言いながら、一心不乱に腰を振り続ける。
「ゆる、してっ♡ あぎゅっ♡ おとっ、さまぁ♡ あひっ♡ いいのぉっ♡ あおっ♡ イクのぉっ♡ 好きっ♡ 好きなのっ♡ イッセーとっ、同じくらいっ♡ 愛しちゃってるのぉぉぉ♡♡♡ あああぁぁぁ許してぇ♡ こんな女でっ♡ ごめんなさいっ♡ いっぱいイクの許してぇぇぇ♡♡♡)
この性癖を自覚して以来の苦悩を解放しながら、リアスは両手両足で彼にしがみ付く。
「ああ、いいぞっ! 許してやる! 息子にも内緒にしてやるっ!
その代わりっ! 出すぞっ!
成一が言い切る前に、射精が起きる。
子宮口に密着した鈴口から、
「あ゙っ♡ あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っっっ♡♡♡」
(中、出しっ♡ 来てるっ♡ お父様のっ♡
飛びかけていた意識が引き戻され、リアスはどこか
それは同時に、彼女の性感が最高潮に達した瞬間でもあった。
「お゙っ♡ お゙お゙お゙お゙お゙っっっ♡♡♡」
成一のモノを食い千切らんばかりに締め付けながら、
(ああぁぁっ♡ 熱いっ♡♡ お父様のっ♡♡♡ 精液っ♡ 迎え入れちゃった♡♡ 中に、いっぱいにぃぃぃ♡♡♡)
越えてはならない最後の一線を越えてしまったとき、リアスの魂を染め上げたのは、天国に到達したかのような至上の悦楽だった。
(知っちゃったぁ♡ わたし♡ イッセー以外の、お精子っ♡ 知っちゃったぁぁぁ♡♡♡)
放心状態で目を虚ろにするリアスは、奇妙な達成感に薄く笑った。
まるで、新しいオスを獲得したかのようで――
女として新たなステップに進んだかのようで――
(――素敵♡)
意識は、そこで
○
「はぁっ……はぁっ……!」
すべては夢だった。
リアスが意識を保てなくなった時点で夢は終わり、飛び起きた彼女の隣には、愛しい一成の寝顔があった。
(夢……そう、大丈夫……全部、夢……)
それらを必死に押し隠しながら、リアスは婚約者の寝顔を見つめる。
(ごめんなさい……イッセー……っ)
夢の中とはいえ、彼を裏切るようなことをしてしまった。
しかし、事実としてリアスがしたのは、ただ眠って淫らな夢を見ただけだ。
その相手が一誠以外だったとして、いったい誰が夢の内容に責任を問えるだろう。
最初から言い分を準備した上で味わう罪悪感は――どこか美酒にも似ていた。
(お父様にだって、悪いことをしてしまったわ……)
いまごろ、同じ屋根の下で寝ているだろう、婚約者の父を思う。
――そう、居るのだ。
本物が、夢ではなく現実の肉体を持って。
顔を合わせると少なからず私の胸を見てくれる、あの人が。
(もし……もしも、現実でシたら、いったいどんな――)
「っ!!」
自分の脳内に生じかけた妄想に気付いて、リアスは凄まじい自己嫌悪に襲われる。
(愛してるのにっ! イッセーのことっ、こんなに愛してるのにっ!
顔を
(もっと……シたかった、なんて……思ってる……っ!)
終わってしまった夢が、惜しかった。
もっと色んな体位を試したかった、お口でしてあげたかった!
あの人が私にしたいこと、私があの人にしたいこと、まだまだ沢山あった!
それこそ、いまからもう一度、彼の
今日、その誘惑を耐えられたとして……明日は? 明後日は? 我慢できるだろうか?
(あぁ……無理……絶対無理……だって、私、いま……)
いま一度、一誠の寝顔を見て、再確認する。
(前よりも、イッセーのこと、好きになっちゃった……っ!)
――愛する人の血縁者を、同じくらい愛してしまう。
その血縁者である成一と、愛し合ったら?
決まっている――
単純計算、二倍。
二人の男性と、愛し愛される。
1+1が2になったら、一人一人に向かう愛情も倍になってしまった。
(どう、なるの? こんなことが、続いたら……私、どうなっちゃうの……っ?)
怖いくらいの幸福感に震えながら、リアスは頬に沿えた指を曲げて行く。
(ああ、そうだ……)
やがて――思いつく。
(この魔術、他にも必要としてる人がいるんじゃないかしら……)
自分が
実は、みんな誰にも相談できないだけで、同じ苦悩を抱えている人がいるのではないか。
(悪魔契約の産業を通じて、その人たちにも……)
それは、誰にも言えない苦悩を抱える人を減らしたいという、純粋な善意なのか。
あるいは、「私以外の女性もやってる」という、罪の意識を和らげる現実を求めてか。
もしくは自分以外のサンプルを増やすことで、「どうなるのか」に答えを得たいのか。
いずれにせよ――リアスはもう、それをすると決めてしまった。
「ふふっ」
機嫌よさそうな笑みを零して、リアスはベッドに横たわる。
眠っている一成の手を、愛する婚約者の手を、静かに握って。
眠る直前、思い浮かべた男が誰だったのかは――リアス自身にも分からなかった。
ご一読いただきありがとうございました
ただでさえ他連載の更新が遅いのにまた増やしてしまった、大中小太郎です
夢の中でヒロインが主人公の父親と!
よく似た話を『継母の連れ子が元カノだった』でやりましたが、
どうやら筆者の性癖らしく、他の原作でもまた作りたくなりました
更新不定期になるかと存じますが、お気に召しましたら登録などしていただき、
忌憚のない感想などいただけますと幸いです
今後の更新に関して、アンケートにご協力ください
-
同じヒロインで続きが見たい
-
同じ原作の別ヒロインで続きが見たい
-
主人公視点のNTRを忘れるな
-
竿役視点で寝取る話も欠かせない
-
これ男も同じ性癖になったらどうなるんだ?
-
別の原作で同じような話が見たい
-
挿絵はあればあるほどいい
-
挿絵は無い方がいい