血艶・義 ~彼の血縁者を同じくらい愛してしまう女の話~ 作:大中小太郎
アーシア・アルジェントは、かつて敬虔な修道女だった。
いまは、悪魔である。
○
アーシアに
「自分の家だと思っていいのよ?」
「そうそう、私たちのことだって、お父さんとお母さんって呼んでくれ」
だから、
息子の一誠と恋仲になり、婚約者となったいまでは、いずれ本当に家族となれる。
「はい。お父さん、お母さん」
清く正しい、愛と善意に満ちた話だ。
不幸せな身の上に最も適した、幸福の形だ。
(アーシアは、皆さんを愛しています)
一誠に恋人として愛されている、その両親に未来の娘として愛されている。
自分も一誠を女として愛している、その両親を未来の家族として愛している。
(イッセーさん……)
だから――間違っているのは、自分だけなのだ。
(……お父さん)
アーシア・アルジェントに父母はいない。
だから、間違いに気付くのが遅れてしまっていた。
(好き)
『彼ら』に向ける感情は、家族愛に
一誠は頼もしいお兄さんのようで、その父・成一は優しいお父さんのようで。
自分が抱く思慕の感情も、家族を知らない自分が、ようやく得たそれに夢中になっているのだと。
(愛してる)
修道女であった自分が、愛する男性と結ばれ、
性愛を知ってより
(
一誠に抱く感情を、その父・成一にも抱いている自分に、気付いてしまった。
――アーシア・アルジェントに父母はいない。
いればきっと、父母は娘を許さなかったことだろう。
(私に……愛される資格なんて……あるはずない……)
許されざる愛に
(神よ……どうかお許しください)
誰にも知られてはならない。
この『病』が、この幸福を壊すことだけは、あってはならない。
(イッセーさん……お父さん……お母さん……どうか、アーシアをお許しください……っ)
だからせめて、自分だけが罪に汚れるように。
願わくは、罰を受けるのも自分だけであるように。
――アーシア・アルジェントは、
○
住宅街に立つ平凡な家屋・兵藤家では――
父は兵藤成一、平凡な日本人。
娘はアーシア、欧州系の
母は居ない、兄弟姉妹も居ない。
異色の父娘を怪しむような近所の
アーシアという少女が、誰にも邪魔されずに、愛する父と暮らせる場所。
ここは、彼女の願いがそのような形で成就した、夢の中の小さな楽園だった。
「ただいまー」
「っ、お帰りなさい! お父さんっ」
アーシアが
意識が定かになるより前に、喜色満面で玄関へ走り、父・成一の姿を視界に収める。
瞬間、燃え上がる愛情――それに従い、アーシアは父の胸へ飛び込んだ。
「おっと、はは、ただいまアーシア」
「はい、お父さん♡ ん~」
アーシアはスーツ姿の父に抱き付き、ネクタイの上から胸に
無邪気な娘が父に甘えきっている――そのようにも見える光景だ。
「寂しかったかい? 待たせてすまなかったね」
「んっ……はぁ……っ♡」
父に髪と背を
自分を抱き返してくれる父の体は、アーシアの至福だった。
(お父さんの胸、腕の中……気持ちいい……っ♡)
慈父の包容力と、男としての
父に守られる娘の抱く家族愛と、現実で婚約者に抱くものと同じ異性愛――
本来なら一人の人間に対して両立してはならない想いを、アーシアは父に向ける。
(
私の胸、
人を愛する喜び――アーシアという少女には、それが豊富だ。
それが、父に対するものと、男に対するものとで二つある。
足し算というより掛け算、二倍ではなく二乗――化学反応を起こした愛が、アーシアの頭と胸を支配する。
「ほら、顔を上げて? お帰りのキスをしてくれるんだろう?」
「は、はいっ♡ んっ、ちゅ♡」
成一に求められるまま唇で触れ合う。
海外なら挨拶代わり、と言い張れないこともない深さで。
しかしアーシアの、
「はぁ♡ お父さん……私すごく寂しかったです♡ お父さんが、帰ってくるまで、ずっと♡」
嘘だ。
夢が始まった時点から一緒に居た。会えずに待っていた時間など無い。
それでも、この夢なら、
「ああ、ごめんよアーシア。なら、いい子に待っていたご褒美だ」
父はアーシアを強く抱き寄せて、先ほどよりも深いキスを始める。
「んんっ♡ ぢゅっ♡ ぷあっ♡ あっ♡ おとぉ、さん? あむぅ♡」
アーシアの口内を父の舌が
アーシアもまた舌を
(お父さんの、味っ♡ 舌ぁ♡
媚薬を飲まされたように、あっという間に
父に甘える少女という幼さは消え、男に発情した
「ぷぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡ お、お父さん……? い、いまの、キスは……」
アーシアは――何も知らないフリをした。
キスとは唇を合わせるもので、舌を絡めるなんて聞いた事も無い。
そんな、性に関して無知な、汚れの無い娘を装った。
自ら舌を絡めておいて何を白々しい――などという反応は、成一には無かった。
「大人のキスだよ。今日からはお父さんと大人のキスをするんだ」
「お、大人……えへへ♡ はい♡ アーシアはもう、大人です♡」
父は、何も知らない娘に、世間のルールとは異なることを言い含める。
無知な娘を、自分の女として振舞わせるための、邪悪な嘘――
それが、いまアーシアには甘美だった。
自分を毒牙に掛けるための下準備をされていることが、快感だった。
だから、そんな父の思惑に、無知な少女という演技で応じる。
「お父さん、他にも、ありますか? キス以外にも、大人の、すること……♡」
アーシアは父に身を詰め、最近すっかり大きくなった胸を、彼の胸板に押し当てる。
自分が一人前の女に育っていることを認識させながら、父にとって都合のいい物知らずを続ける。
「私、できます♡ お父さんが、教えてくれれば……大人の女、できますから♡」
「いい子だねアーシア。でも、焦らなくていいんだ。ちょっとずつ覚えていこうな」
なんと、父はこれ以上のことをしなかった。
(お父さん……優しい。私が、何も知らない娘だから……
それは、いま成一の中にあるのが、情欲だけではないという証左だった。
女としてだけではなく、娘としても愛されたいというアーシアの我侭な心を、無意識にでも理解している。
「さあ、ご飯にしよう。その後はいっぱいお喋りしような」
大人の女と言いながら、まだ手出ししない。
そんな『子供扱い』に不満足なものを覚えつつ、父性愛を心から甘受している自分もいる。
「……はぁい♡」
アーシアはいましばらく、彼の『娘』として振舞う。
どちらであっても――幸福感しかなかった。
○
リビングのソファーに腰掛けた父と、その膝にちょこんと座る娘。
それを
会話の内容は、実はアーシア自身もよく覚えていない。
昔このようなことがあったとか、父と二人で暮らす日々が幸せだとか、そんな内容だろう。
話の内容よりも、父と密着していることの方に夢中だった。
「でね、お父さん――」
父の両腕にお腹を抱かれ、首を振り返らせながら、ファザコンの娘のように話し続ける。
その最中にも――父の視線を、胸に感じていた。
(あっ♡)
寝間着の
父として抱擁してくれる一方で、男の欲望が混じった視線が、そこに突き刺さっている。
(見て、る♡ お父さん……胸、すっごく、見てくれてる♡)
視線を浴びて、アーシアも興奮してしまっていた。
(だめ……喜んだり、なんて……あぁ、でもぉ♡ 気持ちいい♡
お父さんの目が、熱くて、優しくて、包んでくれてるみたいで♡)
アーシアの
しかし、女としての大部分は、自分が父の欲情を
――だから、気付かないフリをする。
いいよ、と言ってしまえば不義だ。
やめて、と言ってしまえば止められてしまう。
しかし、気付かないふりをしていれば、ずっと父の熱視線を味わっていられる。
だからアーシアは、男性の性欲を知らない幼子のように、無防備な少女であり続けた。
(ああ、でも……見られてる、だけじゃ……やっ、だめ、そんなこと考えちゃ……っ!)
そんなアーシアの
「アーシア、大丈夫かい? 辛そうだよ?」
「っ♡」
辛そう、という表現には、アーシアが発情していることが含まれていた。
バレてしまった――そのことに羞恥を覚える一方で、『伝わっている』ということに、父との『繋がり』を感じもする。
父の口調に、娘の性欲を忌避する声音が無いことにも、嬉しさを覚えてしまった。
だから、正直に白状する。
「ごめんなさい……お、お父さんの……その、体に、触れていたら……っ♡」
いざ
息は真冬のように白くなり、体から匂い立つ色香がより濃密になっていく。
「腕が、なんだか、エッチで……視線も、熱くて……それに、その、お、お父さんの……お、お尻、に……っ♡」
身もだえするアーシアの、パジャマに包まれたヒップの下には、成一の股間部がある。
そこに生じた棒状の異物感が、アーシアの尻の割れ目に挟まれていた。
「ああ、ごめんよアーシア。父親だっていうのに、こんな――」
父が自分を責めるのは、当然と言えば当然に思えた。
しかしその口調には、自責の念がさほど感じられない。
その理由は――
「ち、違うんですっ……お父さんは、悪くないですっ。
わ、私が……あぅ♡ こんな、だから……淫らな、体に、なっちゃった、から……っ♡」
「お父さんだって、男の人、ですから♡ はぁ……仕方、ないんです……っ♡」
アーシアの身じろぎが増して、尻が父の陰部を
胸に劣らず柔肉が付いたヒップで、父親の陰茎を服越しに愛撫するように。
「私が、エッチ、だからぁ♡ お父さんを惑わせて♡ おかしく、しちゃったんですぅ♡
いけないのはアーシアなんです♡ お父さんは、何も悪くないですから♡」
そう、全ては――こんな『
本来なら居るはずの他の家族を、邪魔者として排除した場所。
父と自分だけが、世間からも誰からも
「だか、ら……お父さん……♡」
父に許されざる想いを抱く娘と、娘に欲情してしまう父――そんな環境を望んだのは、アーシアなのだから。
「我慢しないで♡ 私が、お父さんのこと……許して、あげますから♡」
神が与えた
或いは、人を不徳の道へ導く、悪魔のように。
アーシアの指が、自らの手で――父の両手を、自分の胸へと導いた。
○
アーシアは、父の手を自分の胸に押し当てる。
父の手は一瞬驚いたように固まったが、指に触れた乳房の感触に逆らえなかったように、手の平で包みこんだ。
(あっ♡ お父さんの、手がぁ……っ♡)
成一の
ブラは――最初からしていなかった。
「あ、ぅんっ♡ あ、はぁっ♡」
びくんっと体を震わせて、熱い吐息を
(おっきな、手ぇ♡ おっぱい、包んでくれてる♡ 指、逞しい……なのに、おっかなびっくり、触ってる♡ 頼もしいのに、可愛い♡)
胸で感じる父の手は、アーシアの上半身に優しい快感の波紋を広げていた。
その手付きからは、
(愛されて、るぅ……っ♡)
父の手に込められた全ての想いが、アーシアにとっては『愛』だった。
性愛に慈愛、許されざることを堪えようとするのもまた愛――
いまアーシアが嫌がっているのは、父が葛藤に苛まれていることだけだ。
「お、お父さん……っ♡」
「あ――す、すまないっ」
我に帰って離れようとした父の手に、アーシアは自分の手を重ねて引きとめた。
「いいん、です♡ お父さんが……触れたいって、思ってくれるなら♡ 嬉しい♡」
アーシアは父に『許し』を与える。
本来、女として生まれた者が、父にだけは与えてはならない『赦し』を口にする。
「お父さんは、特別です♡ 私を愛してくれてるの、お手々から、伝わってくるから♡」
罪悪感など、一度抱いてくれただけで十分。
そんな『正しい父』を『間違った父』にしてしまったのは、自分なのだから――
「アーシアの胸でよければ……お好きに、なさってください♡」
せめて父には、良心の
「っ、アーシア!」
「んあんっ♡」
もう父の手は
アーシアの胸を揉んで、その大きさを確かめるように掌で持ち上げる。
寝間着越しでも分かる手触り、手に吸い付く柔肉の感触に夢中になっているのが、指先の動きから伝わってくる。
「お父さんっ♡ あうんっ♡ お父さぁん♡ ふあぁんっ♡ いいっ♡ いいのぉ♡ 遠慮、なんか、しないでっ♡」
何もかも許すようなアーシアの言葉に従い、父の指使いは荒く強くなっていく。
「あぁっ♡ お父さんの手がぁ♡ あぁんっ♡ 求めて、ますぅ♡ 男の、方の、指でぇっ♡」
我が物にせんとするような愛撫に、アーシアは父の中の『オス』を感じ取る。
乳首はパジャマを押し上げながら自己主張していた。
その豆粒を、成一の指が押し潰すように刺激すると、アーシアの華奢な体が反り返る。
「ふああはうぅんっ♡」
「アーシア……ああ、なんてことだ。こんな……」
父が自分の敏感さに驚いていることに気付いて、アーシアは彼を振り返る。
「ごめん、なさい♡ エッチ、なんです♡ エッチなのは、私の方なんです……っ♡
お父さんのこと、いやらしい目で、見てしまうようになっちゃったんです……っ♡
お父さんが、エッチになっちゃったのも、私のせいなの……っ♡ だからぁ……」
涙を
成一はそんな愛娘に、激しい応えた。
「んむっ♡ ちゅっ♡ れるっ♡ ぷぁふっ♡ あむっ♡ ちゅっ♡」
無抵抗に父の唇と手を受け入れる。
(キスぅ♡ キスされながら、胸ぇ♡ すごい♡ ふわふわする♡ 胸だけ触られるのとは、気持ちよさ、変わってる♡ 好きっ♡ どっちも好きぃ♡)
逞しい腕に拘束され、口内と乳房を貪られる。
愛する人にそうされると、被虐趣味に目覚めたかのように、荒々しさが快感になる。
「ぷはっ♡ お父さん♡ あむっ♡ ちゅっ♡ んあっ♡ お父さぁん♡」
甘えた声で呼びかけ、胸の快感から生じる嬌声も隠さず、父に媚びる。
このまま気持ちよくして欲しいという意図は伝わり、キスと愛撫が激しさを増していく。
(嬉しい♡ 素敵♡ 私のこと、自分のものだと思ってるキス♡ 手付き♡ 私いま、お父さんのものにされてるんだぁ♡)
体が愛する男の所有物になっていく実感に、アーシアの顔は
(もっと……っ♡)
やがて、自分の浅ましい体が、前戯だけでは満足しなくなっていく。
「ぷはっ♡ お父さん♡ 今夜だけっ♡ 今夜だけでいいんですっ♡ はしたない私の体を……お父さんの手で……」
アーシアは自らパジャマのボタンを外し、ブラに包まれていない小柄巨乳を露にした。
欧州系の白い肌、見ているだけで柔らかさが伝わるマシュマロ肌の乳房に、薄いピンクの先端部。
それを父の視界に焼きつけながら、媚薬のような呼気と共に、
「――罰して、ください♡」
ぷつん――と、父の中で理性の糸が切れるのを、表情から感じた。
(あ――は――っ♡)
アーシアの、起きている間には決して見られない、
「あっ♡」
父の手はアーシアの肩を掴んで、膝の上で横向きにすると、片腕で背を抱いて支える。
姫抱っこのような姿勢にされたアーシアは胸をときめかせるが、次の瞬間、父の口が乳首にしゃぶりついた!
「ふあぁんっ♡ あはっ♡ お父さんっ♡ 吸って♡ るっ♡ あぁあああぁぁぁあっ♡」
父の舌が乳輪をなぞり、乳輪の輪郭をなぞる。
唇が乳首に吸い付くと、舌先を使って乳首を転がし、音を立てて吸い上げる。
「んあぁあっ♡ あふっ、やんっ♡ それっ、いいっ♡ お父さんにっ♡ あげ、ますっ♡ 私のおっぱいっ♡ あげ、ますぅっ♡」
もう片方の乳房も、父の手で揉みしだかれる。
掌全体でアーシアの胸の感触を堪能しながら、その頂点にある乳首を指の間で
「ああ、アーシアっ、なんておっぱいだっ。しかもこんなに敏感でっ! こんなにっ、エッチな子に、育っていたなんて!」
「あぁんっ♡ ごめんなさいっ♡ お父さんに、エッチなことされてっ♡ 感じちゃう娘でっ♡ ごめんなさいぃっ♡ してっ♡ お父さんのっ、好きなようにっ♡ んあぁんっ♡」
アーシアの乳首は父に吸われるごとに固くなり、乳輪もぷっくりと
身もだえする体は父の片腕に抱き寄せられ、逃げることを許さない。
猛獣に捕食されるような体験と快感が、アーシアの背筋に甘い震えを走らせる。
「ああ、なんていやらしくて、可愛いおっぱいなんだ! アーシア、アーシアっ!」
「やんっ♡ あふっ♡ あ、あはあぁっ♡ お、お父さん、そんなに強くっ♡ あああぁぁぁだめぇ♡ イっちゃうっ♡ お父さんにっ、おっぱい吸われてっ♡ すぐっ♡ イッちゃうぅぅぅっ♡」
成一の愛撫に、アーシアは軽度の絶頂を繰り返し味わい、そのたびに体を震わせる。
「いいんだよ、アーシア。何度でもイきなさい。お父さんが、イカせてあげるから」
「ふぁぁ♡ 違うんです♡ だめですぅ♡ 私が、気持ちよくなっちゃっ♡ 罰じゃなきゃっ、だめなんですっ♡ こんなっ、淫らな私っ♡ 可愛がっちゃ、だめぇっ♡ 慰みものに、されるくらいで、なきゃっ♡ んあああぁぁぁっ♡♡♡」
アーシアの自罰的な言葉を無視して、父はアーシアをソファーに押し倒す。
再び父の口がアーシアの乳首に吸い付き、逆の胸を激しく揉みしだいて、愛娘の乳房に快感の嵐を巻き起こす。
「いやぁああっ♡ お父さんっ、もう、もう許してぇっ♡ 私っ、またっ♡ ああぁっ♡」
「アーシア、アーシアっ! ああ、なんて可愛いんだ! アーシアの体は、どこもかしこもエッチで最高だ!」
「あふっ、はんっ♡ あぁんっ♡ だめっ、だめなのぉっ♡ 私っ、悪い子だからっ♡ エッチな子だからっ♡ こんなことっ、されたらっ♡ なっちゃうっ♡ 気持ちよくてっ♡ 幸せになっちゃうっ♡ 罰してって、言ったのにぃっ♡」
父の頭を掻き抱きながら、アーシアは
「そんなに、罰が欲しいなら……っ」
父はアーシアの乳房から離れると、ズボンを下ろして局部を開放した。
「っっっ♡」
ぼろんっと、長く反り返った逸物が、アーシアの視界に姿を表す。
「お、お父さん……おっき♡ おっきくして、くれて……っ♡」
「アーシアがあまりにエッチだから、こんなになってしまった。父親にあるまじきことだ」
凝視するアーシアにほくそ笑んで、成一はこう続けた。
「ここに、
○
――父娘の暮らす家のリビングに、娘のパジャマが床へと落ちる。
上も、下も。
少し子供っぽいパジャマが捨てられる様は、アーシアの精神状態の
「おぶっ♡ じゅぶっ♡ んおっ♡ あ゙あ゙むっ♡ んお゙っ♡」
父に頭を
その度に、アーシアの口内を成一の陰茎が出入りする。
喉奥まで侵入してくる異物にえずきながらも、舌を使ってその感触を必死に感じていた。
「いいぞ、頑張るんだアーシア。歯を立ててはいけないよ? もっと舌を使いなさい!」
成一の言葉に従って、アーシアの舌がぬるぬると絡みつくように動く。
およそ、処女の舌使いではない。
男に奉仕することを知っている女の口淫だった。
「ん゙っ♡ ん゙っ♡ ん゙っ♡ ん゙っ♡ おごっ♡ お゙ごぉっ♡」
じゅぶっ、じゅぶっ、と
陰茎を咥える唇からは泡立ったよだれが垂れて、細い顎を汚していく。
男の逸物を
(お父さんっ♡ 荒々しいっ♡ 自分が、気持ちよくなるためにっ♡ 私の口っ、使ってくれてるぅ♡ 私のお口をっ、太くて
自分の口を使って陰茎をしごく父に、アーシアは愛しさと達成感を覚えた。
これでいい、これでいいのだ――こういう形でなければ、
「んぐっ♡ お゙っ♡ ん゙っ♡ おごっ♡」
「アーシアっ! 気持ちいいぞ! 娘の口がっ、お父さんのモノに吸い付いてくる!」
「おごっ♡ ん゙っ♡ んぶぅっ♡」
父はアーシアの金髪ごと頭を掴み、ダッチワイフの頭部パーツでも扱うように前後させた。
ソファーに座りながらも軽く腰を浮かせ、アーシアの喉奥をオナホの如く突き続ける。
(お父さんの、おちんちんっ♡ おっきくて、固くてっ♡ わたしのお口っ、犯してるっ♡
すごいっ♡ 優しいお父さんのことっ♡ 私がっ、ケダモノにしちゃってるっ♡)
理性を失ったオスの振る舞いこそ、成果に思えた。
野蛮なくらいの男らしさに支配されることが、どうしても快感だった。
なにより、このくらいされなければ――『罰』にならないじゃないか。
「出すぞっ、アーシア! 全部、飲みなさいっ!」
「ん゙っ!? ん゙ーっ! お゙っ、ごぉっ♡ あ゙お゙ぉぉぉぉぉっ♡♡」
喉奥を突かれた直後。
どびゅるるるるるっ!! と、口の中に多量の精液が放出された。
「ん゙ーっ♡ お゙ぉっ♡ あ゙っ♡ あっ♡ ごほっ、ごほぉぉ……っ♡♡」
アーシアの喉奥に精液が吐き出され、注がれる。
アーシアはその間も口に陰茎を咥え、吐き出すことはしなかった。
それどころか、アーシアは両手まで使って父のモノをしごき、鈴口を吸い上げて、最後の一滴まで吐き出させる。
「はぁぁぁ♡ ふぁぁぁ♡ あはぁぁ♡」
ようやくまともな呼吸を許されたアーシアは、酸欠のせいか虚ろな瞳で父を見上げる。
「お父さぁん♡ アーシア、できましたぁ♡ お父さんのこと、気持ちよく、できたのぉ♡ えへ♡ でも……まだ、おっきい♡ ごめんなさい♡ アーシアのせいですよね♡ 私のご奉仕が、至らなかったから♡ お父さんのおちんぽ、まだおっきくて固いままなの♡」
父が生唾を飲む様子が、
自分の姿が、父を狂わせる淫らで可愛い娘として映っていることが、快感すぎた。
「ああ、困った子だ。まだ罰が足りないみたいだな」
「はい♡ もっと、お父さんに、お仕置きいてもらわないと♡ だめみたいです♡ お父さぁん♡ 許して♡ なんでもするから許してぇ♡」
これ見よがしに肉棒へ頬擦りすると、父の手が体に伸びてくる。
「ほら、来なさい。お部屋に行こうな?」
「あは♡ はぁい、お父さん……♡」
父に抱き上げられたアーシアは、彼の首に腕を回して、肩に頭を乗せる。
眠たくなった幼子を運ぶ父と、全幅の信頼を寄せる子供のように。
親子と男女の愛が矛盾なく融合した二人の夜は、まだ終わらない。
○
兵藤成一は、夢を見ている。
夢であると気付かないまま、目の前にある情景に対して率直な情緒を働かせる。
そういう、ごく普通の意味で、夢を見ている状態だ。
一人娘のアーシアと、平穏な生活を送っている――そんな夢に、夢中だった。
(一人、娘?)
ぼんやりとした思考が疑問を覚える。
はて、自分に娘なんて居ただろうか?
いや、居るじゃないか、「お父さん」と呼んでくれる可愛いアーシアが。
だが、息子は居なかっただろうか?
いないはずなのに、なぜか気になる。なにか、とても大事なことだった気がする。
妻は? 先立たれたのか?
この広い家に住んでいるのは、本当に自分とアーシアだけだったか?
そんな成一の疑問は――
「んあああぁぁぁっ♡ お父さんっ♡ 来てますっ♡ お父さんのおっきいのっ♡ 私の中に来てるぅぅぅっ♡♡♡」
アーシアの
「おお、すごいぞアーシア、こんなにあっさり根元まで……」
ベッドで四つん這いになったアーシアは、ショーツ一枚のほぼ全裸。
成一の視界には、アーシアの華奢な肩幅となだらかな背中、尻の丸みが映し出される。
豊満な胸が背に隠れたことで、急に幼げな印象だ。
そんな彼女の秘所は、ショーツを横にずらされ、成一のペニスを突き刺されている。
「ふあんっ♡ だって♡ だってぇ♡ お父さんのだからぁ♡ 親子だからぁ♡ きっと、相性がいいんですっ♡ 私のおまんこ、お父さんのおちんぽぴったりに育ってるんですっ♡」
父親と交わっていることにも、罪悪感より興奮しか表していない。
こちらを振り返る悩ましい表情には、男に突かれる衝撃にしおらしく震えながらも、更なる快感への期待が見て取れた。
「いいや、これは……男を知ってるおまんこだぞ!」
成一は逸物から感じ取るアーシアの膣内に、男への熟達を見出した。
妻がいる成一には分かる――妻がいる? どこに?――いやそれはいい。
問題は、自分の可愛いアーシアを女として育てたのは、どこの馬の骨かということだ。
「まさか、アーシアっ、お父さんの知らないところで、男を
父親としての激情が湧きあがり、思わずアーシアの腰を掴んで、奥へと突きいれる。
「んおあぁっ♡ そんなっ、そんなことぉ♡ お゙ぉっ♡ ありま、せんっ♡」
ずちゅん! どちゅん! と、尻を叩く変わりに子宮口を叩かれ、アーシアは背筋を反らす。
その瞳に、嘘を吐くことへの罪悪感が過ぎり、それはすぐに淫魔のような艶笑へ変わった。
「お父さん、ですよぉ♡ 私を、女にしてくれたのもっ♡ あれから何度も、抱いてくださったのもぉ♡」
「私、が……?」
そう、だっただろうか?
いや、実際いまこういう関係なのだから、その方が自然なのか?
「アーシアを、女の体になるまで育ててくれたのもっ♡ お父さんですっ♡
おっぱい大きくしてくれたのもっ♡ おまんこ柔らかくしてくれたのもっ♡
奥でイクのを教えてくれたのもっ♡ 他にもいっぱい、ぜんぶっ♡ お父さんですぅ♡」
動きを止めた成一に催促するように、アーシアが挿入を維持したまま尻を揺らす。
円を描くような動きで、膣壁が肉棒の包みながら回るように愛撫していき、成一の思考を蕩けさせた。
「ああ、そうだ、
自分は何を愚かなことを考えていたのだろう。
アーシアがそうだと言うなら、そうであるに違いない。
愛娘に男を教えたのは自分だ、どんな経緯だったかは思い出せないが、そうだったのだ。
「なにもかもっ♡ 私がいけなかったんですっ♡ 私が、お父さんに、許されない気持ちを抱いたからっ♡ お父さんは、そんな私を、それでも愛してくれただけっ♡ だからっ♡ お父さんは悪くないんですっ♡ いけないのは……アーシアだけ、ですからぁ♡♡♡」
自ら尻を上げていき、交尾を待ち望む雌犬のポーズで、アーシアは父を誘う。
「今夜も、こんな悪い子を、お父さんの愛情たっぷりなおちんぽで――罰してぇ♡♡♡」
――アーシアは、犯されることを望んでいた。
悪いのは全て自分であり、それを罰せられることでしか、快感を得られないのだ。
それ以外のプロセスでは、アーシアは自分を許せないのだろう。
「ああ……」
彼女がどんな経緯でそんな思考に至ったのかは分からない。
ただ、修道女である彼女らしい結論だと思った。
それが彼女にとって、最も望ましいことなら――
「任せなさい。お前みたいな淫らな娘は、お父さんが教育してやる!!」
成一はアーシアの丸い尻を
「んお゙ぉっ♡ あ、あ゙あ゙あ゙ぁぁぁっ♡ きてぇっ♡ お父さぁんっ♡ もっときてぇっ♡」
もう道理も何もかも忘れて、アーシアとのセックスに没頭する。
「気持ちいいか? お父さんのモノがっ!」
「はいっ♡ 気持ちいいっ♡ お゙ぉんっ♡ おちんぽっ♡ 気持ちいいですぅうっ♡♡」
「ここかっ! ここが気持ちいいんだなっ! 父親の勃起ちんぽで弱いとこ擦られて、こんなに簡単にイってしまうなんてっ! どうしてっ、こんなっ、エッチな子になってしまったんだ!!」
大きく腰を引いて、一気に最奥部まで肉棒を叩き付ける、その繰り返し。
「んおほっ♡ あ゙あ゙ぉっ♡ ごめんなさっ♡ ごめんにゃっ♡ さいっ♡ んお゙ぉっ♡ お゙っ♡ んお゙ぉっ♡」
アーシアは謝罪の言葉を繰り返しながら、成一に突かれる度に達している。
絶頂は女性の体に多大な負担をかけるはずだが、一度たりとも弱音を口にせず、待ち望んでいたように打ち震えている。
「ああ、本当にっ、悪い子だ! お父さんを、誘惑してっ! こうやって、犯させてっ! 何度も、何度も、イキまくるなんて!」
「あ゙あ゙あ゙っ♡ おちんぽぉ♡ 気持ちいいのぉ♡ んお゙ぉっ♡ ごめんなさいぃ♡ ごめんなさいっ♡ おちんぽ気持ちよすぎてっ♡ だめな娘でぇ、ごめんなさいぃっ♡♡♡」
アーシアが謝る度に、成一の興奮は高まり、腰の動きも激しくなる。
腕を引き、上半身をベッドから持ち上げ、結合の角度を変えて子宮口をごりごりと擦れば、アーシアを襲う快感も毛色が変わる。
「んお゙ぉっ♡ あ゙っ、あ゙っ♡ イクっ♡ またイきますぅっ♡」
アーシアの絶頂に合わせて、彼女の膣内が激しく
精を搾り取ろうとする膣の動きに、負けじと射精欲を堪えながら、成一は高速ピストンと言葉でアーシアを責め続けた。
「そうだっ! 何度イこうが休ませないぞっ! お父さんをケダモノにした責任はっ、お父さんが満足するまでおまんこ絶頂バイブさせて取るんだ!」
「んお゙ぉっ♡ お゙ぉんっ♡ はひぃぃぃ♡ ごめんにゃしゃいっ♡ しゅるっ♡ しましゅっ♡ お父さんのこと気持ちよくしゅるのぉぉぉっ♡」
ぱんぱんぱんぱん! と絶え間なく響く、女体と男体の衝突音。
それを奏でているのが父と娘であることが、互いの背徳感を猛らせ、肉欲を昂ぶらせる。
「おまんこだけじゃない! このおっぱいがいけないんだ! こんなに細いのに、たわわに実って! 父を雄に変える悪魔のおっぱいだ!」
腰を打ち付ける度、アーシアの豊満な乳房は淫らに弾んでいた。
成一はたまらずそれに手を伸ばすと、両手いっぱいに指を沈め、指先を目一杯押し込んで揉みしだいた。
「おほっ♡ ああぁっ♡ お、おっぱいも、いいれひゅぅっ♡ お父さんのぉ♡ 好きにぃ♡ していいのぉっ♡ 痛くてもいいっ♡ 乱暴でもいいのぉ♡ いまはっ♡ 犯してっ♡ こんなエッチなアーシアっ♡ 犯されなくちゃダメなんでしゅぅぅぅっ♡♡♡」
倫理観が高いが故のマゾヒズム。
父を女として愛した自分への罰と、愛する父からの情欲を、アーシアは同時に欲している。
「このっ、このっ! 聖歌隊みたいな声でっ、ドスケベなことばかり言いやがって! こうかっ!? こうやって突き上げられるのも好きだろうっ!?」
成一はアーシアの乳房を掴みながら体を引き上げ、背面座位の姿勢で子宮にアッパーを見舞う。
「お゙ぁっ♡ ひぁんっ♡ しゅごぉっ♡ おちんぽっ♡ お父さんのおちんぽすごいでしゅぅぅっ♡♡♡ イクのっ♡ イクのがぁっ♡ 突かれるほどっ♡ おっきくなってぇっ♡♡ 来ちゃうっ♡ 天国降りてきちゃうぅぅぅっ♡♡♡」
下から上へ、アーシアの体を押し上げるように腰を打つと、膣内もそれに連動して成一の肉棒を
凄まじいオーガズムに襲われているのか、アーシアは半狂乱になって手足をバタつかせ、修道女にあるまじき悦楽の極みに顔を歪ませる。
「ああ、こんなスケベな娘っ、表に出せないなっ! これからは外出禁止だ! ずっと、この家でっ、お父さんだけの女になるんだっ!!」
「はひっ♡ なりましゅっ♡♡ お父さんのぉ、女にぃぃぃ♡♡♡ 要らないのっ、お父さんが居ればっ♡ もう、なにもっ♡♡♡」
「この体でっ、お父さんをムラムラさせたらっ、責任取るんだ! いいなっ!?」
「はいっ♡ おっぱいもぉ、おしりもぉ♡ いつでもっ♡ 触ってもっ、叩いてもいいですっ♡ 父を誘惑した罪深い身体っ♡ お父さんの慰み物にっ、してくだしゃいっ♡♡♡」
「中出しだっ! 必ず中出しするぞっ! 早くいい子に戻らないとっ! お父さんの子供を妊娠させるからな!!」
「はいっ♡♡ お゙ぉっ♡ おほぉぉっ♡ はいっ♡ くらしゃいっ♡♡♡ お父さんの子っ、孕みましゅぅぅっ♡♡♡」
歪みきった父娘の誓いが、誰にも邪魔されない不徳の『
成一の肉棒が一層に硬度を増し、終わりが近いことを二人の脳に伝えた。
「あっ♡ あっ♡ だめっ♡ きちゃうっ♡ すごいの、キちゃいますぅっ♡♡」
「出すぞ! アーシアっ! お父さんの精子で、孕めっ!!」
成一は根元まで肉棒を突き上げると、そのまま子宮口へぐりぐりと押し付ける。
それが刺激が引き金になったかのように、アーシアは身体を大きく跳ねさせ、一際激しく父のペニスを膣壁で絞り上げた。
「ぐおっ!」
「お゙ぉんっ♡ 出て、りゅ♡ おちんぽっ♡ びゅーって♡ おまんこっ♡ 奥にっ♡ あ゙っ♡ あ゙あ゙っ♡ あ゙あ゙あ゙ぁ~~~~~っ♡♡♡」
成一が精を吐き出すと同時に、アーシアは今日一番の、極大のオーガズムに襲われた。
――どのくらい、その絶頂を味わい続けただろうか。
二人が我に帰ったのは、どちらからともなくキスをし始めたときだった。
「んふ♡ ちゅ、れろ……おとぅ、ひゃん……♡」
「アー、シア……」
結合を維持したまま、二人の体がベッドに倒れる。
アーシアは父の体をベッドにしながら、後ろ手に彼の首を抱いて、舌を絡ませた。
「お疲れ、ですか? ふふ♡ どうぞ、このままお休みになってください♡」
成一の意識が遠のいている。
何をしていたのかを忘れていき、逆に忘れていたことを緩慢に思い出していく。
ああ、そうだ――自分には、妻がいて、息子がいて――アーシアは、息子の……
「――ごめんなさい」
アーシアの謝る声が、意識の落ちる直前に聞こえた。
誰に対して何を詫びているのか、成一には分からなかった。
○
「――っ!」
夢から醒めたアーシアは、ベッドの上で跳び起きる。
ブランケットに包まれた裸身、その隣には、寝息を立てる男の姿。
(イッセー、さん……)
成一ではない。
その息子で、自分の婚約者、兵藤一誠が眠っている。
お互いに裸であるのは、眠る前に婚約者として情事に耽っていたからだ。
「あ……あぁ……っ」
そうだった。
ついさっきまで、自分は一誠と愛し合っていたのだ。
なのに、いや――
愛する人の血縁者を、同じくらい愛してしまう性癖――
そのようなものを患ってしまったアーシアが、愛する一誠と夜を共にすれば、昂ぶる愛に比例して、一誠の血縁者にも思いが募る。
(お父、さん……っ!)
彼の父、兵藤成一に。
(夢、夢だった……でも、だからって、私……イッセーさんに抱かれたその後にっ)
罪悪感に身を引き絞られる。
――あの『
夢にまつわる魔術には、容易にそういうことができる。
この家に暮らしているのは父と自分の二人だけであり、父には妻も息子もおらず、愛娘に全ての愛情を捧げている。
自分もまた、父と実の親子であると思い込み、禁忌を破る関係を擬似体験していた。
他の
こともあろうに、一誠が眠っているその隣で! 自分はそのような夢に溺れていたのだ!
(でも……)
そのようなことをしているのは、自分だけではないと、アーシアは知っている。
なにより――
(愛してる……愛されてた……っ♡)
イッセーのことは、もちろん愛している。
同じくらい、その父・成一を愛している。
イッセーと愛し合ったら成一がより愛しくなって、成一と愛し合ったらイッセーが愛しくなって、相乗効果で昂ぶる心が脳内麻薬を過剰分泌させて――
(そうだ。そうだった。他でもない、イッセーさんが言ってた――)
(――
複数の異性を愛し、愛される関係。
一誠と成一、ハーレムというには人数が少ないが、趣旨は同じだ。
特別な異性を一人では満足せず、複数から愛されたいという傲慢な情欲。
――それを掲げた兵藤一誠を愛する女が、自分も同じ愛を求めることは、不当だろうか?
(イッセーさんへの愛と、お父さんへの愛が、私の中でっ、いっぱいに……っ♡)
心が、人生が、愛に満ち満ちている。
神は死んだかもしれない。でも人の心に愛は残った。
自分は悪魔かもしれない。でもこの心は愛で満たされている。
つまり――最も強く尊いものとは、愛である。
故に、愛する人が二人に増えるのは、尊いことだ。
愛してくれる人が二人に増えるのは、素晴らしいことだ。
隣で寝ているハーレム王がそうであるように、自分も同じ愛の境地に至ったのだ!
(ああ、でも、やっぱり……)
アーシアは再びベッドで横になり、イッセーの体に身を寄せる。
(次に、イッセーさんとするときは……いっぱい、罰してもらわないと♡)
夢の中で父にしてもらったように、イッセーにも自分を罰してもらおう。
同じくらい愛していることを証明するために、同じプレイをしてもらおう。
イッセーにああいうサドっ気のある行為をされたことは無いが――父親がそうなら、その息子も趣味が似ているかもしれない。
違っていたら違っていたで、そのどちらも愉しめるではないか。
「っ♡」
ああ、自分はなんて、淫らなことを考えているのだろう。
なんと罪深くて、そしてなんて――幸せ者なのだろう。
この償いは、この返礼は、愛してくれる
慰みものになろう、性奴隷にだってなろう、この体でできることはなんでもしよう。
そこに多少の快感があったからといって――罰してくれる神は、この世に居ない。
アーシア・アルジェントは、かつて敬虔な修道女だった。
いまは、悪魔である。
ご一読いただきありがとうございました。
挿入投稿になり恐縮ですが、『D×D』の続編、アーシア回です。
アンケートを見たところ、リアス・アーシア・朱乃の三人では足りないらしいので、
冷や汗を掻きつつ今後のプロットを考えました。
ひとまず上記三人+α(未定)のヒロインを登場させて『第一部』として区切り、
他の原作に手を付けつつ、別ヒロインが登場する『第二部』を始めたいと思います。
竿役が成一だけではワンパターン化してしまうので、第二部以降は別の親族登場も
視野に入れて、兵藤家をよりカオスなエロスに堕としていく腹積もりです。
ずっと成一視点でたくさんのヒロインとの寝取りハーレムを気楽に愉しみたい?
眠たいこと言ってんなNTRやってんだぞ
以上を踏まえて、よろしければアンケートにご協力をお願いいたします
今後の更新に関して、アンケートにご協力ください
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その方針で構わない、任せる
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血迷うな成一ハーレムにしろ