クラスの陰キャ美少女の弱みを握ったので、脅してエロいことをさせまくる! 作:真喜屋五木路
この話だけちょっと短くてすまない……! どうしてもココ以外いい切れ目がなかったので。
家に帰りつき、ペットボトルを盛大に零したという体で洗濯機を回してシャワーを浴び、部屋着に着替えた浩人はベッドへと飛び込んだ。
「うーん、やっぱり来島って潮を噴きやすい体質だよなあ」
ベッドサイドの机に置いていたタブレットを手繰り寄せ、何本かエロ動画を再生してみて、改めて思う。
『潮噴き』みたいなタイトルがついている動画でも、多くは静かに水があふれるみたく少量の体液が零れるだけで、来島みたいに勢いよく噴出するのは少数派だった。
もっとも、小数派だから、汚してしまうからといって悪いとは微塵も思わない。
「いやまあ、エロいかエロくないかで言ったら無茶苦茶エロいしなぁ……」
潮を噴く勢いや量が、そのまま感じている快感の量と比例する訳ではないのだろう。だが、男としてはやはり派手に反応してくれた方が、それだけ感じてくれたのだと素直に実感できるのだ。むしろ嬉しくないわけがない。
これが家やラブホみたいなヤっても問題ない場所での行為であれば、浩人だってむしろ積極的に噴かせようとすらするだろう。
ただ問題は、来島とセックスするのが学校で、それも隠れながらしなければならないということだった。
「いっそ来島をうちまで呼び出すのは――さすがにやりすぎだよな」
来島と軽く話した感じ、俺と来島の家は丁度電車で逆方向にあるらしく、それもそこそこの距離があるようだった。
いくら来島の弱みを握って脅しているとはいえ、セックスさせるためにその距離を呼び出させるのは気が引ける。
逆に浩人が来島の家に行くパターンも、母親が在宅の仕事らしいしやっぱり無理だろう。
「そうなるとやっぱ潮を噴かせないようにするしかないか……」
タブレットにそれ関連のワードを入れて検索してみるが、出てくるのは固い医学系の記事が多い。
それならばと逆に噴かせる方法を調べてみると、かなりのページがヒットした。やはり世の男としては噴かないよりも噴いた方がいいということなのだろう。
「直接出てこないなら仕方ない、噴かせるのと逆の方法をやってみるしかないか」
適当ないくつかのページを見る限り、事前の水分補給が大事というのは共通しているらしい。
ならば水分を排出させる――立てば事前にトイレに行かせてみてはどうだろうか。
そして件の場所で――いや、もしそれで駄目だったなら貴重なマットを汚してしまう可能性がある。
「ならいっそ、漏らしても大丈夫な場所で一回やってみるか……?」
浩人の頭の中に浮かんだのは、人が来ずにセックスできそうな場所を探している時に見つけたもう一つの場所。
女の子をそんな所へ、と思わなくもないが、来島ならそれすら興奮材料にしてしまいそうな気がする。
「……というか、命令すればどこへでも呼び出せるんだからそんなこと考えなくてもいいんだけどな」
誰に釈明するでもなくそう独り言ちて、浩人は来島に明日の放課後空けておくようにメッセージを送った。
――――――
「す、すいません……遅くなりました……」
翌日、浩人が来島を呼びだしたのは離れ校舎の二階、PC室の前だった。
「いや、そんな待ってないからいいって。それじゃあ行くか」
「は、はい……」
浩人が先行して歩き出すと、来島も横に並んでとてとてとついてくる。
「あ、あの……今日はここでするんですか……?」
来島が窓越しにPC室の中へと視線を向ける。そこには型落ちもののデスクトップパソコンが整然と並び、天井にはプロジェクターがぶら下がっていた。
「いやいや、違うって。ここは鍵がしっかりしてるからそもそも入れそうにないしな」
今日日、生徒には個人用タブレットがあるのが当たり前である。当然スペックでも移動性でも劣るデスクトップパソコンが並ぶPC室が使われる頻度は下がり、人気のなさという意味ではここも条件は満たしていた。
ただ、なんだかんだ言ってもやはりパソコンは貴重品だ。ドアは揺すってもガタつくどころか気密性すらありそうで、職員室での鍵管理も他のものより一段厳重と、セキュリティは高い。
「――それに、パソコンみたいな水気厳禁なものが転がってる場所で、来島はお漏らししない自信があるのか?」
「おっ、お漏らしでは……! ないです、けど……確かに……」
名称は譲れなくても、二回連続で粗相をしてしまった自覚はあるのだろう。水属性な来島は気まずそうに指先を擦り合わせた。
「け、けど……それならどこに……? まさかこの廊下で、ですか?」
「いや、流石にそれはリスキーすぎるだろ。ほら、ここだ」
「えっ……ここって……」
視聴覚室を通り過ぎた先、階段すらない本当の意味での行き止まり。
そこにあったのはトイレだった。それも男子トイレ。
来島が不安げな瞳で見上げてくる。
「ほら、入るぞ」
「は、入るって……ここ、男子トイレですよね……? ひゃっ……!?」
浩人は廊下の様子をちらちらと窺がっていた来島の手を取って、問答無用で中へと引き込む。
「心配しなくても、こんな端っこのトイレ、しかもPC室の奥とかめったに人なんか来ないって」
「で、でも……」
「それに、来島に拒否権があると思ってるのか?」
「あ……わ、わかり、ました……」
来島は諦めたように頷くも、異性のトイレにいるという状況に緊張しているのか、指先同士を固く絡ませている。
「それじゃあ次は服を脱いでもらおうかな」
「ぇ……?」
「聞こえなかったのか? ここで――男子トイレで、服を脱いで裸になれって言ったんだよ」
ここがどこなのかを殊更強調するように一言ずつ区切って言うと、来島は頭から湯気をだしそうなほどに顔を赤くする。
「あ、あぅ……本当に、ですか?」
「本当に、だ。ああ、それとも来島は俺に脱がして欲しかったのか? それなら仕方ないな……」
「い、いえ! 脱げます! 自分で脱ぎますから……っ!」
ブレザーのボタンをぷちっ、と外した瞬間、来島はエビみたいに全力で後退した。
そのまま間髪入れずに一番奥の個室トイレに入ると、ドアを閉めてしまう。
「あっ……いや、まあ人が来ないか一応確認する必要もあるしな……」
本当は来島のストリップショーをじっくり愉しんでやりたいと思っていたのだが――まあいいだろう。
(その分、後でじっくり裸を堪能してやればいいだけだしな)
もしくは勝手に隠れたペナルティーとしてもっと恥ずかしいことをやらせたっていい。
浩人は薄く笑って、廊下の方に視線を向けた。