抜きゲーみたいな島に住んでいる狂犬はどうすればいいんだ? 作:神剣狩刃
学園に到着する。いつになく緊張する。今日俺が行おうとしていることは、とんでもない行為だ。ばれたら相応の処分が待っていると考えていい。だが、何時までも悩みっぱなしでいる訳にはいかない。千摺るよりヤるが楽し、やってしまってから考えるべきだ。
放課後になり、構内の見回りをする。人手が足りないから呼ばれたというのもあるが、今日だけは外の見回りを行うわけにはいかない。上下左右360°どこを見回してもセックスだ。
精
「精力剤の在庫は十分にある!コンドームの配布もしっかり行っている!イベントだからとハメを外さずに、しっかりハメろ!」
風紀委員として指導する。下手をすれば最後の仕事になるかもしれないから、気が引き締まる。
糺川
「非生産者のグループを捕捉したとの連絡!ただちに一番隊、三番隊は捕獲を!」
礼先輩から緊急の連絡が入る。ついに淳之介君達が動き始めたか。俺は制服を正し、気合いを入れ直す。
精
「こちらω-99、ただちに援護に入る。」
現場に向かう。駆ける足が少し震えている。今までにないことをしようとしているからか。それとも、武者震いか。なんにせよ、俺もまだまだということだ。
糺川
「何?別動隊が、現れただと?」
精
「…別動隊?方向は?」
妙な連絡を聞いた俺は一度足を止め、その方向を見る。
沈みゆく日の空の下の山、そこにそれはいた。手慣れた様子で、手に持った狙撃銃をコッキングする。ひとりの、少女の姿があった。淡い髪の色をした、着物姿の女の子。遠目だからハッキリと見ることはできない。しかし、その夕暮れに照らされた出で立ちは。まさに、この世のものとは思えないほど美しくて--
精
「あの距離から当ててんのかよ…!?俺だってできるわけないのに…!?って、見惚れてる場合じゃないか…!」
女部田
「……はぁーい、皆さんこんにちはぁ♪」
郁子先輩の声が聞こえる。近くの教室の窓から覗くと、校門では郁子先輩と淳之介君達が対峙していた。助太刀しようにも遠すぎる。ここは二階、走って行って間に合うか?いや、ここが二階でよかった。三階だったらためらった。
精
「郁子先輩…俺も入れてくださいよ!!!」
俺は教室の窓から叫びながら飛び降りた。着地の勢いは転がって受け流す。なんかの動画の見様見真似だがうまく言ってよかった。驚く淳之介君達を尻目に、郁子先輩の横に立つ。
女部田
「ふふっ、お初にお目にかかります。あたしの名前は女部田郁子。SS一番隊隊長、特別尖兵の中隊長をしているの。」
精
「青藍島にいるなら、俺の方はお初ではないよな?俺の名前は土口精。SSの『金色の狂犬』の方が有名かもな。所属上は一番隊、こちらの郁子先輩の部下だ。」
普段の郁子先輩は性産行為か特別な任務だけしか出て来ない。人手が足りないから出てきたのだ。蕩けるような甘い声とは裏腹に、殺気が凄まじい。ゆるい立ち姿に反して、微塵も隙が無い。このままだと
畔
「--……橘さんっ!」
畔が自転車で滑り込んできた。郁子先輩や俺が察知できないほどなのは凄まじい技術だ。淳之介君以外のメンバーがそちらに向かって走り出す。好機だ。
精
「郁子先輩、俺は女の方を玩具にします!郁子先輩は男の方を玩具にしてやってください!」
女部田
「いいねそれ!後で感想聞かせてね!」
俺は反交尾勢力ガールズの尻を追った。道を走破していく畔を追うのは、俺でなければできなかった。他のSSは誰一人として着いてきていなかった。速度的には相手の方が上だ。だが彼女らは安全に帰る都合上、どこかに隠れる必要がある。隠れた場所を見つけられないから、逃がしているのだろう。
精
「だが…俺は違う!」
制服をギュッと握り締め、鼻を利かせる。畔の匂いは特徴的だ。深夜の中華街を練り歩いたような、食欲を刺激する匂いがする。その跡を追い、四人の前に出る。
畔
「私のドラテクが通用しないなんて…!」
片桐
「くっ…!やっぱりコイツを振り切るのは無理ね…!」
比較的好戦的な畔と片桐とは対照的に
渡会
「土口くん…どうしても戦わなきゃいけないの…?」
麻沙音
「土口さん…見逃してもらえませんか…?」
渡会先輩とアサちゃんは怯えている。だから、俺はとんでもないことを発言した。
精
「今からお前達には…見抜きをしてもらう。」
反交尾勢力ガールズ
「「「「…えっ?」」」」
俺はポケットから金色のコンドームを取り出す。
精
「このコンドームは俺だけが持ってる特別な奴だ。これに精液が入っていたら、『金色の狂犬と性産行為をした』と誰もが思うだろう。ここから逃げるのに役立つ。」
片桐
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!そんなことしてあんたに何の得があるの!?」
俺の意☆味☆不☆明な発言に片桐が反応する。俺は臆することなく説明を続ける。
精
「俺には俺の考えがあるんだ。とりあえず、
渡会
「…でもそれって…」
渡会先輩が不安がるのも無理はない。SSを裏切る行為だからだろう。だからそこはずる賢くやらせてもらう。
精
「あくまでも
岬
「『トクホと一緒だからいっぱい食べてもいい』みたいな言い訳ですね…」
言い得て妙だ。自分をごまかしているだけに過ぎない。でも、今はそれでいい。
精
「それに、淳之介君やアサちゃんが悲しむ姿は見たくない。…ここが一番の理由かもな。」
麻沙音
「土口さん…」
結局の所はこれだ。友達とその友達が大切にしている妹を悲しませたくない。そんなことをしたら、あの世の卵に合わせる顔がない。
精
「…湿っぽい話はここまでだ。さて、誰に見抜きしてもらうかだが…」
俺は額に手を当てながら歩き回る。
精
「まずアサちゃんはなしです。事情は伏せますが、アサちゃんにはできません。次に渡会先輩も無しです。渡会先輩に見抜きさせました、とか礼先輩に言ったら絶交ものです。そして片桐さんも無しです。噂だけだった以上、そういうことには不慣れのはずです。となると…畔美岬さぁん、あなたしか見抜きができる人物はいないんですよ、ンフフフ。以上、土口精でした…」
俺の妙にねっとりとした鮮やかな推理に、反交尾勢力ガールズは唖然としていた。
岬
「あの…自分でオカズを用意してするっていう選択肢は」
精
「お前は目の前に自由に食べれるパンがあっても食べないのか?」
岬
「…納得です…」
精
「それに精力剤があるとはいえ、4回出さなきゃいけないんだ。普通のオカズじゃ無理がある。」
他の女子達には少し離れてもらい、畔と二人っきりになる。
他の青藍女子に比べて肉付きの良い畔は特有の色気がある。
精
「ふーん、エッチじゃん。」
岬
「あの…言いにくいんですけど…見抜きだけでお願いします。裸を見せたくないので…」
こっちだってドスケベセックスするつもりはない。手っ取り早く終わらせて合流しないと怪しまれる。俺は精力剤を一気飲みし、早速肉棒を出す。
岬
「うひゃあ!?き、急に出さないでくださいよ!?」
精
「性器を出さない見抜きがこの世にあるか。ほら、見ろよ見ろよ。」
意外と初心な反応をした岬に、肉棒がムクムクと反応する。手早くコンドームを付け、扱き始める。
精
「ほら、出すところ見ろ。」
岬
「ええ!?速くないですか!?」
正に三擦り半で射精する。びゅるるっとコンドームに精液が溜まる。
精
「さて、二回戦だ。なんかエロイこと言え。」
岬
「えーっと…わ、わあー、射精できてえらいですねえー…」
棒読み過ぎる。コイツ本当に青藍島民族か?とりあえず、脳内補正をかけて事務的な性処理として受け止める。そうすればすぐに勃起する。そして再びコンドームを着け、三擦り半で射精する。
精
「折り返し地点だ。もっと気合い入れろよ。」
岬
「ええー…なんか私の扱い雑じゃありませんか?」
こう言っては何だが、見逃しているのは俺の方だ。筋も見せてない奴に扱いどうこうを言われる筋合いはない。再び勃起させ、コンドームを着け、射精する。
岬
「何でそんなに早く連発できるんですか…?」
精
「SSの男なら誰でもできる。短時間で多く性産行為をするためにな。」
ここまで早くできるのは俺だけだがな。ということで最後の射精が終わる。10分で4発、簡単でしょ?
事が終わったことを告げ、反交尾勢力ガールズに精液入りのコンドームを渡す。
精
「俺は学園に戻る。反省会があるだろうからな。それじゃあ、気を付けて帰れよ。」
片桐
「…ありがと。淳之介にも伝えておくわ。」
渡会
「礼ちゃんには内緒にしておくね。土口くんも悪気があってやったわけじゃないからね。」
麻沙音
「今後とも兄と私をよろしくお願いします…」
岬
「私はしばらくよろしくされたくないですかね…あはは…」
俺は駆け足で学園に戻る。さて、どうやって言い訳を考えたものか。とりあえず、反交尾勢力ガールズには性的指導をしたとでも言っておくか。
ここで共通ルート終了です。次回からは個別のルートを書き、最後にグランドルートを書きます。