抜きゲーみたいな島に住んでいる狂犬はどうすればいいんだ? 作:神剣狩刃
女部田
「ほーら、精くん、起きなさい。朝の鍛錬の時間ですよ~?」
寝ぼけまなこをこじ開け、視界を確保する。一糸まとわぬ姿で郁子先輩が目の前にいる。
精
「ドスケベセックスの鍛錬ですか!?」
女部田
「普通の鍛錬のつもりだったけど…精くんがその気ならそっちでもいいよ♪」
こうしてはいられない。俺も服を脱いで準備をする。
精
「素手で戦うのは久々ですね…!顔や股間を狙うのはなしで行きましょう…!」
女部田
「イクの寝技にかてるかな~?勝てたらご褒美あげるね♪」
朝のスパーリングが始まった。武器がなくたって一番隊の一員なんだ。情けない姿は見せられない。
精
「ギブギブギブ…ロープ…!」
女部田
「あはは♪やっぱり素手だとあたしの方が強いね♪これが技術の差ってやつだね♪」
首を四の字で絞められ、足を両手で固められ動けなくなった。つみです。ありがとうございました、いいバトルでした。それどころじゃない。若干意識が飛びかけてる。
精
「朝ごはん作ってあげますから…!解いてください…!」
女部田
「よし、それじゃあフレンチトーストお願いね♪」
フレンチトーストを約束し、拘束を解いてもらう。二人で軽く汗を流し、一回ハメて、もう一回体を流して朝食作りに取り掛かる。
フレンチトーストを作る上で大切なことは何か。厚いパンを使い、甘さを控えない事である。2㎝程の厚さのパンに甘々な卵液をしっかり浸らせる。フライパンで無塩バターを熱して溶かす。十分熱したらパンを入れ、こんがり焼けるまで必要以上に動かさない。ひっくり返し、サクッとするようにしっかり表面を焼く。焦げ目がついたら大きめのお皿に移し、空いたスペースにバニラアイスを添える。満遍なくメープルシロップをかけ、ミントを乗せたら完成だ。
精
「はい、土口シェフの『フレンチトースト~甘いフレンチキッス仕立て~』です。」
女部田
「すごーい!お店で出てくるやつみたーい!流石精くんだね!」
郁子先輩が抱き着いて喜ぶ。鼻が伸びるし、鼻の下も伸びる。料理ができて本当によかった。
女部田
「いただきます!んー!サクサクでフワフワ!甘ーい!すっごくおいしいよ!」
精
「んー、マーベラス。早起きした時は込んだ料理をするに限ります。食後にココアはいかがですか?自慢じゃないですけど、練れますよ。」
女部田
「もしかして『狂犬のココア』!?一度飲んでみたかったんだよね!」
休日の朝には必ずココアと決めている。一度だけ礼先輩に振舞ったことがあるが、大絶賛だった。それが『狂犬のココア』とSS内で妙な噂になっている。時計をちらりと見る。本気でやるにはちょっと時間が足りないか。
精
「時間が足りなく、若干質が落ちてしまう無礼。どうかお許し願いたい。」
女部田
「大丈夫だよ。でも、いつか本気のココアご馳走してね。」
ココアは練るという。それになぞらえてピュアココアは多めに入れる。砂糖も多めに入れるが、ミルクは入れない。ココアはストレートでビターなのが正義なのだ。と、色々語ったが時間がない。手早く練り上げ、コップに移す。早速二人で飲む。
女部田
「おお…これはこれは…結構なお点前で。甘ーい物の後にはこれぐらいがちょうどいいね。」
精
「んー…ナンセンス。ちょっと練りが甘かったですね…今度本気で練りますよ。」
郁子先輩は満足してくれたが、俺的には微妙だ。おいしいけど、もっとおいしく練れる。
優雅な朝を終え、俺と郁子先輩は学園でおちんちん探しをする。
精
「えー、ただいまSSでは『チン
女部田
「うーん、君でもない…君でもない…あのおちんちん持っているのは誰かなあ…」
生徒全員のおちんちんを確認するというロードローラー作戦だ。と言っても、手数が2倍になっただけですぐに見つかるとは思えない。そもそも、俺は答えを知っている。もちろん郁子先輩に言うつもりはないが、淳之介君のおちんちんである。逃げ上手の淳之介君を捕まえるのは至難の業だろう。それでも、放課後になっても続いているのは郁子先輩の執念を感じる。
女部田
「くんくん……おほっ♪おちんちんの匂いだ♡誰かいるのかなぁ~?今イクからね、あたしのかわいいちんちんちゃーん♪」
郁子先輩はおちんちんの匂いに関しては鼻が利く。俺も分かったが、どう考えても淳之介君の匂いだ。まずい、なんと言えばいい?今は郁子先輩と一緒だから下手に見逃すことはできない。郁子先輩を襲う?いや、今の郁子先輩はお目当てのおちんちんのことで一杯だ。俺のおちんちんでは満足しな
淳之介
「おおおぉっ!唯子!唯子おおぉっ!」
突如淳之介が盛りだす。誰とやっているんだ?匂いで分かる範囲だが、俺を含めてこの場には4人しかいない。俺と郁子先輩はここにいるし、淳之介はそこにいるし、おいしそうな匂いは見えない場所にいる。
淳之介
「ハァハァ……くっ、さすが唯子だ……襞が絡みついて、腰が砕けそうだぜ……!なんて名器なんだ……気持ちよすぎて、上半身が下半身になったみたいだぜ……!」
女部田
「うん……?その子、さっきからずいぶん静かだけど……大丈夫かな?」
淳之介
「あ…………」
確かに不自然なほど静かだ。それに、匂いがやけにプラスチックとかビニールっぽい。もしかして、ダッチワイフってやつか。なるほど、なら合わせやすい。
精
「俺が確認してきます。郁子先輩はおちんちん探し頑張ってください。」
女部田
「お願いね精くん。非常事態だったらいつでも連絡入れてね。」
郁子先輩と別れ、淳之介君に駆け寄る。
岬
「はああぁーんっ!!しゅっ、しゅごいぃっ♡おまんこぐちゅぐちゅにかき回されて……頭までおまんこになっひゃうっ脳から愛液出ひゃうぅっ……」
どこからともなく岬の声が響く。反響と出所から教卓の下あたりか?
淳之介
「今のは、一体……唯子がしゃべって……お前、まさか----自我を持った、のか……?
精
「ダッチワイフが自我を持つわけないだろ。メルヘンやファンタジーじゃあないんだからよ。」
妙なところで頭の悪い淳之介君にツッコミを入れながら教室に入る。
淳之介
「精……じゃあ、なんで唯子は急に喋ったんだ?」
精
「女の声ぐらい覚えておけ。SSでは声で女を判別できないと罰があるからな。…出てこい畔。」
畔
「あははー…土口さんにはバレバレでしたねえ…何ででしょう…?」
教卓の下から嫌そうに笑いながら畔がぬーっと出てきた。
精
「声、体臭、語彙力、以上。…しかし姑息な手だったな淳之介君?いつか郁子先輩にバレるぜ?」
淳之介
「確かにな…お前一人ならともかく、他のSSにバレたらどうにもならないからな…」
その辺りは淳之介君も理解しているらしい。しかし、SSを欺くような方法があるとは思えない。俺でもちょっとやそっとでは思いつきそうもない。
精
「まあ、協力できることがあったら可能な範囲で協力するぜ。何か思いついたら、至急メールくれや。」
淳之介
「ああ、すまないな。」
いい匂いのする教室から出ていく。さて、郁子先輩と合流して、見つかることのないおちんちん探しとしゃれこみますか。
女部田
「全然見つからないねー…おちんちんも探さなきゃいけないし、琴寄文乃って子も探さなきゃいけないし…」
精
「まずは琴寄文乃の捜索を考えるべきだと思います…おちんちん探しは郁子先輩の個人的なもの」
携帯に連絡が入る。淳之介君からだ。
精
「すみません郁子先輩。友達からのお誘いがあったので失礼します。」
女部田
「はーい。あー…せめておちんちんは見つけたいなあ…」
SHOから捜索しろと言われている琴寄文乃のことはいいのか?とりあえず、淳之介君達の『ドスケベ狼少年作戦』に俺が必要らしい。友達の為に一肌どころか全部脱いであげますか。
この話のタイトルは元ネタそのままでも行けそうでしたが、さすがに元ネタの作者様に失礼なのでやめました。他の話の元ネタの作者様には失礼じゃないのかって?バレたら殺されると思っています。