抜きゲーみたいな島に住んでいる狂犬はどうすればいいんだ? 作:神剣狩刃
ついにNDTが始まった。花丸委員長と仙波姉さんが司会を務め、俺は選手宣誓を始める。
精
「せんせー!!私達精子一同は、日頃の練習の成果を十九分に発揮し、スポーツマンコヒップにぶっかけて、絶頂まで性々堂々と戦いヌくことと、俺が勝つことを誓います!!」
俺の会心の演説に会場が沸き上がる。これだけの宣言をしておけば会場の注目は俺に集まるだろう。早速第一種目である障害物競走の準備をする。このNDTの競技の中にはアタリ競技というものがある。言ってしまえばエロ競技だ。アタリ競技である障害物競走では、女子が男子を射精に導かないとゴールできない。俺はその障害の役をやる。スタートと同時に女子が駆け出す。俺はぽつんと一人立っていた。
精
「まあ、こうなるか。俺の実力的にすぐ射精するとは思われてないだろうしな。実際は出そうと思えば数秒で出せるのにな。」
淳之介
「フレ!フレ!マンコ!イけ!イけ!マンコ!」
畔
「頑張れ頑張れ……っちん、ぽっ……!がんばれがんばれ……ちん……ぽぉ……!」
友人たちの微笑ましい応援が見れたからよしとするか。
競技が終わり、淳之介君達と合流する。
淳之介
「精、何がアタリ競技か分かるか?」
精
「すまない、分からねえ。競技考案には参加していないからな…それに、普通の競技とアタリ競技の両方が用意されている。もしかしたら、その場で決めている可能性がある。」
知っている生徒がアタリ競技だけに出る、という事態を防ぐための処置だろう。
淳之介
「そうか…まあ、名前から何となく判断できそうだ。」
精
「頭を青藍島にして判断してくれ。次は…女子玉入れか。間違いなくアタリ競技だな。」
片桐
「ウソ!?アタシ出るって書いちゃったわよ!?」
蘭
「パンパカパンパンパ~ン!またまたアタリです!この玉入れは……その名の通り、皆さんの膣にこちらの雄性卵*1がどれだけ入るかを競い合っていただきます!」
片桐
「ひとつでもむりなんですけどぉ……!」
早速やばそうだ。だが、アタリ競技だと判明してから出場を取り消すのは怪しまれるだろう。
精
「まあ…マンコを締めて覚悟を決めるしかないな。」
淳之介
「この場合は締めたらまずいだろ…!広げて待つべきだろ…!」
そんな俺達の不安は一瞬で解消されることになった。なんと、片桐を恐れた女子が全員棄権したのだ。かのドスケベ狼少年作戦の噂が今も残っていたのだ。すべてを飲み込むブラックホール膣、人間を吸収できる子宮、果てはそのマンコは異次元に繋がっているなど。複雑な表情をした片桐が帰ってきた。
精
「異名を背負うと大変なんだよ。」
片桐
「あんたの苦労がよくわかったわ…」
淳之介
「次のマラソンは俺が出る番だな。」
精
「えっ…アタリ競技だぞ?去年俺がぶっちぎりでトップを取った奴だぜ?」
マラとsonでエロ競技じゃないわけないだろう。しかし、この問題も解決する。『金色の狂犬』は当然、淳之介君も『膣溶接マン』なる異名を持っていたせいで他の男子が全て棄権した。
淳之介
「俺も…棄権する…!流石に狂犬は溶接できない…!」
蘭
「ああっと!?あの『膣溶接マン』が『金色の狂犬』の前に屈した!?」
仙波
「土口くんには膣がないから流石に勝てないと判断したのね…流石未来の特殊戦闘部隊の隊長ね。」
ということで俺と淳之介君は応援席に戻る。
精
「異名を背負うと」
淳之介
「分かったよ…何も言わないでくれ…」
片桐
「よかったわね、『膣溶接マン』?」
淳之介君から散々ビッチビッチと言われてきた仕返しだろうか、片桐が嬉しそうに揶揄っている。
これといった問題もなく競技が進んでいく。次が終われば性乱大合戦来賓と生徒たちとが一緒くたになって大乱交をする目玉競技だ。
畔
「次は借り物競争ですね。ではでは、行ってきます。」
畔がドスドスと駆けていく。まるで大地を揺らすタイタンのようだ。
精
「借り物競争…?お題の紙を書いた記憶があるぞ?だったら、アタリ競技だ。」
淳之介
「なにぃ!?何を書いたんだ!?」
精
「カリ物だから全部精液だ。ついでにプレイの指定もしてある。」
畔があわあわとした表情で戻ってきた。
畔
「橘さぁん!これ、どうしましょう!?」
その紙には『精液(素股で)』と書いてあった。
畔
「……土口さんに頼めば」
精
「断る。俺の最も嫌いなことのひとつは自分の好みじゃない女に射精することだ。……ここまで言えば分かるな、淳之介君?」
俺はちらりと淳之介君の方を見る。淳之介君は覚悟を決めた顔で頷いた。
淳之介
「---ああ、分かった。俺が射精する。」
精
「だから気に入った。片桐、淳之介君と畔の方は見るな。」
何かを察した片桐が2人に背を向ける。それを見た俺も2人を視界から消す。
精
「愛する者の為に己の弱さを超える…全く、見せつけてくれるじゃないか。」
しばらくして畔が駆け出す音がした。それを聞いた俺は、警備の為に運営席に向かった。
花丸委員長の声と共に性乱大合戦が始まる。セックス、セックス、セックス…三千世界の烏を孕ませるような嵐のようなセックスだ。
緑髪のナードな男性
「僕をこんな風にしてどうするつもりなんだ…?」
蛙顔の女性
「テクちゃんの性欲の強さ自体は変わってないわよ?」
緑髪のナードな男性
「嘘だ…!按吹さん…!」
蛙顔の女性
「じゅるちゃんと呼んで。」
水着を着たカップルがHでEROなSMASHをしている。それを尻目に俺は校舎の見回りに入る。SS目の届かないところで危険なプレイをしていました、なんてことがあってはいけない。というのは表向きの理由で本当は畔のサポートをするためだ。アサちゃんがついているからある程度は大丈夫だとは思うが、それでも争いごとになったらまずい。ロッカーの鍵は開けておいたとはいえ---
畔
「あっ、土口さん!カードありがとうございます!」
杞憂に過ぎたようだ。とりあえず第一関門突破だ。
精
「さて、生徒会室に向かうぞ。暗証番号は教えられているから俺が開ける。」
俺は手慣れた手つきで生徒会室の扉を開け---
精
「暗証番号が違う…!?」
先日教えられた暗証番号をもう一度入力したが、解除されなかった。
精
「まさか…誰かが変えたのか…!?」
俺は今日は生徒会室に入っていない。入る予定がなかったからだ。しかし、昨日の夕方には暗証番号確認のため一度入っている。つまり、昨日の夕方から今に至るまでに誰かが変えたのだ。
精
「マジかよ…!くそっ、だったらなんだ…!?」
1919、4545、8585、0816、0929、0818…思いつく四桁の数字を入力するが全く開かない。
畔
「ほ、他にはないんですか!?」
精
「あるにはあるが、あと1回ミスると警報が鳴るんだよ…!」
記憶をたどったところで分からないものは分からない。誰かに聞きたいところだが、誰に聞けばいい?こういうことをしそうな人と言えば…
精
「会長か…!あの人と話すのは嫌なんだよな…!」
俺が淳之介君達が反交尾勢力と知っているのだ。あの人ならすでに知っていてもおかしくない。それどころか俺が反交尾勢力と通じている事すら知っていてもおかしくない。時が来たら一気に絞り上げるために、あえて泳がされている…あり得る。
畔
「どうしましょう!?聞いてきますか!?」
精
「この時間に聞いたら怪しまれる。なら警報鳴らしてからの話した方がまだ信じてもらえる。…その前に、賭けるか。愛の奇跡ってやつによ!」
---0917。郁子先輩の誕生日だ。裏切るこの瞬間にさえ、俺は郁子先輩に頼った。---開いた。
畔
「わあ!すごいです!それでは失礼しますよ!」
精
「…ああ、本当に失礼だよ。こんなことしておいて…各方面に失礼だよ…」
俺は畔がPCから卑怯千万に情報を抜いていくのを最後まで見届けた。
例の作品からのパロディが多いですね。頭を青藍島にして考えるのは楽しいです。日常生活に支障が出てきそうで怖くもあります。