抜きゲーみたいな島に住んでいる狂犬はどうすればいいんだ? 作:神剣狩刃
水乃月学園の授業は性にまつわるものばかりだ。
と言っても保健体育だけやってるわけでもない。普通の授業もやる。
女教師
「それじゃあ…2025を淫数分解してください。土口君。」
精
「45と45です。」
淫数分解とはあらゆる数字を1と4と5と8と9を使った分解することだ。
因数分解ってなんだよ、という人も淫数分解なら簡単にできるだろう。
なにせ、それ以外の数字を使う必要がある数字を淫数分解することはない。
そんなくだらない授業を終わらせて昼休みになる。
購買部で譲ってもらったメロンパンを食べる。
精
「パンの時って飲み物が欲しくなるよなあ…ちょっと君。」
2-1の女子
「は、はい、何でしょうか…?」
精
「まんこだして。」
2-1の女子
「こ、こうでしょうか…?」
出してもらったまんこにしゃぶりつき舌を入れ、蹂躙する。
2-1の女子
「おっほお♡おまんこドリンクバーはいつでも飲み放題です♡
モーニングでもランチでもディナーでもいつでも無料ですぅ♡」
ものの数秒で絶頂し、潮を吹きだす。今回はセーフだ。
これで何度か飲尿を経験したことがあるが…あれはメロンパンとは合わない。
喉を潤し腹を満たした俺は、生徒会室へ向かう。
軽く服を整え生徒会室の扉を開く。
玉座には一人の少女が佇んでいた。
絹を彷彿させるさらりとした緑色の髪。
焼売の上に乗ってるグリーンピースのように理解できない瞳。
うまく着れていないが様になっている服。
その下に隠し持ついくつもの『凶器』。
全てが組み合わさり放たれる『格上』の風格。
精
「来ましたよ。『仕事以外何もできない』『冷泉院生徒会長』。」
冷泉院桐香。1年1組の生徒会会長。SSのトップに立つ女だ。
俺はそんな生徒会長に向かって嫌味ったらしく吐き捨てる。
冷泉院
「お待ちしておりました、土口さん。
今度貴方の所に来る転校生の話がしたかったんです。」
会長は変わらないほほえみを浮かべている。そして慣れた手つきで紅茶を淹れる。
この人の淹れる紅茶は本当においしい。メロンパンと合わせるべきだったかもしれない。
精
「…茶葉変えました?」
冷泉院
「おや…相変わらず鼻がいいんですね。いつもの茶葉を切らしてしまいまして。」
俺は鼻が利く。何かに気付くという意味でも、物理的な意味でもだ。
そういうところもあって『金色の狂犬』の名前を選んだ。
会長の机から転校生の資料を拝借する。
精
「…『橘淳之介』…いい顔してるじゃん。でも、なんでこの島に?」
美男美女ぞろいのこの島でも割と上位の顔だ。
正直言うと…俺よりも顔立ちがいい。ちょっとむかつく。
冷泉院
「詳しくは聞いていませんが…何か事情があるのでしょうね。」
会長が俺の横にティーカップをコトリと置く。俺は一気に流し込む。
ほのかに温かい。香りもそこまで強くなく『一気に飲む』ように淹れられていた。
冷泉院
「ふふ…紅茶はゆっくり嗜むものですよ?
頑張って淹れましたのに…ちょっと残念です。」
精
「だったらいつもの茶葉にしてくれ。あと…俺はココア派なんでね。」
俺は会長にいつもこんな態度を取っている。
俺は会長のことが嫌いだ。
実力は認めている。SSを束ね、SHOの無茶ぶりにも対応し、生徒のことも考える。
たかが事務仕事なんて言える事ではない。それを会長一人で回しているのだ。
戦闘能力も半端じゃない。本人曰く『手品』なんていうが…俺でも勝てない。
『生活能力が皆無』であることを除けば、すべてにおいて俺を上回っている。
だから俺は会長のことを信頼している。そのうえで嫌いなのだ。
冷泉院
「ココアを練るのはやったことがありませんね…ふふ、楽しみです。」
精
「あんただったらうまくできるだろうよ会長。」
俺は空のティーカップを口にして、ハッとする。
さっき飲み干してしまったな。もう一杯飲みたかっ
冷泉院
「おかわりが欲しいのですね。すぐに淹れますので。」
精
「…次の授業に間に合うように淹れてくれよ。
金色の狂犬が遅刻なんて様にならない。」
再び入れられた一杯はしっかりと淹れられたものだった。
俺は紅茶を時間ギリギリまで味わい生徒会室から出る。
冷泉院
「あら、私は楽しんでいかないんですか?たまには私とも」
精
「結構なお点前だが、会長の茶器は俺にとって小さすぎる。」
会長の誘いを蹴り、ドアを閉める。次の授業はなんだったかな。
冷泉院
「…もう一枚お見せしたかったのですが…後日でも構いませんね。」
あと数話ほどしたら本編開始です。