抜きゲーみたいな島に住んでいる狂犬はどうすればいいんだ? 作:神剣狩刃
冷泉院
「では後はよろしくお願いします、礼、土口さん」
B級やA級では勃たなかった淳之介君のおちんちんも、会長が去り際に渡してきた例の試供品の前には勃起しざるを得なかった。俺には効きすぎて少し動けなくなるほどの物だったが、淳之介君は何とか耐えた。しかし、本当に何とか耐えたという感じで体がふらついている。
精
「おい、大丈夫か淳之介君? やばいんだったら保健室に──」
淳之介
「大丈夫だ……! 問題ない……!」
糺川
「よし、それでは性能力検査を始める! いいな!」
淳之介
「…………はい」
だが、ここからが本題だ。セックスによって検査をする以上、礼先輩か渡会先輩のどちらかが相手になって──
糺川
「まて……セックス測定用のキットを切らしていたか。仕方ない、今回は別の方法でいくか……これより……"勃ち幅跳び"をやってもらう」
風紀委員室の隣にあるラブホテルのような部屋に会場を移す。ここで勃ち幅跳びについて説明しよう。オナニーの要領で自分の性器を刺激して射精する。それまでの時間、射精の量、勢い、飛距離をはかる。それと当時に相手を興奮させられるかどうかも調べる。SSたるもの性産行為のために自分だけでなく相手も興奮させなければいけないのだ。ちなみに俺はどの値もSS男子の中でトップだ。
糺川
「ヒナミを見ながら己でチンポをしごいて、きっちり5分で射精しろ!」
礼先輩の宣告の下勃ち幅跳びが始まった。試験にまでこぎつけたのはいいが、淳之介君はいまいちぎこちない。慣れていないのだろう。しかし、渡会先輩の下着や胸を見せる扇動によってだいぶ持ち直した。
糺川
「……30!」
追い込まれた渡会先輩がおまんこを見せる。淳之介君の手の勢いが増す。そろそろ出るだろう。俺は渡会先輩の前に黒いシーツを広げる。同時に、淳之介君が射精する。勢いよく放たれる精液はシーツに飛び散り、夜空に広がる星のようだった。
精
「時間は問題なし。量も勢いも飛距離も基準値を大きく超えている……流石だぜ、淳之介君」
淳之介
「精……お前……」
精
「おっと、安心するのはまだ早いぜ? 今度は渡会先輩の試験だ。俺が担当してもいいですか、礼先輩?」
俺は礼先輩の方を見て顔色をうかがう。眉をひそめて考えていたがすぐに決断を下した。
糺川
「本来は何人かでやる試験だが……お前だったら一人でいいだろう」
少しの休憩時間を挟んで渡会先輩の試験を始める。
渡会先輩の試験はくすぐり耐久だ。笑うという行為はかなり体力を使う。長く続けば呼吸困難に陥ることもありうる。5分耐えれば合格だが、苦痛に耐える5分は長い。渡会先輩に耐えられるだろうか──いや、違う。
精
「淳之介君もくすぐってもらうぜ。SSの刑はギロチンだけじゃない。くすぐりとか性処理とか色々あるからな。例え身内と言えど失態を晒したやつには拷問する……優しい淳之介君はSSの厳しさに適応できるかな?」
淳之介
「やってやるさ……! 俺はSSに入りたいんだ……!」
淳之介君の目に炎が宿る。俺だって淳之介君にはSSに入ってもらいたい。全力で支援する。
糺川
「よし……では、始めろ!」
礼先輩の合図で俺は上半身をくすぐる。パンツ一枚しか着ていない渡会先輩の素肌に俺の指が走る。
渡会
「ふっ……!? あはははっ! や、やぁっ! あははははっ!」
首、脇、腹側と指を走らせるたびに渡会先輩が大声をあげて笑う。時に弱く時に強く、まるで渡会ヒナミという楽器を演奏するように指を運ぶ。
精
「ほら、淳之介君は下半身を頼むぜ? 足とか日和ったとこくすぐるなよ? 内ももがおすすめだ。かなり効くぞ」
淳之介
「お、おう……分かった……」
淳之介君も渡会先輩をくすぐるのに参加する。
渡会
「ひひっ、息、苦ひっ……ま、待ってぇあははっ……からだのちから、抜けっへへぇっ……んふっ!」
何も耐えられていないと思うが礼先輩から止めの指示が出ないため続ける。
渡会
「……あっ!? やぁっ……だめっ、やだやだ、ちょっ、止め、てへぇ……!」
渡会先輩の動きに変化が現れる。脚をもじもじさせたり、腰を突き出したり……これは生理欲求のあれか。
精
「一旦中止!」
俺の一喝で淳之介の手の動きが止まる。
精
「渡会先輩、お手洗いは廊下を出て左です」
渡会
「あ、ありがとぉ……もう少しで出ちゃうところだったよ……」
息も絶え絶えな渡会先輩が服を着て部屋を出ていく。
糺川
「……精」
礼先輩が俺を見ている。言いたいことはなんとなくわかるが、今は試験中なので俺の見解を言う。
精
「試験中に恥をかいたらSSに入ってくれないかもしれないじゃないですか。入ってからは厳しく接しなきゃいけませんし、今ぐらいは温情を見せましょうよ」
糺川
「……その甘さが命取りにならなければいいがな」
お花摘みを終えた渡会先輩が戻ってきて再び服を脱いで横たわる。
精
「んじゃ、第二段階行きましょ。媚薬入りローションを纏ってくすぐりますよ。ここからが本当の試験だぜ……!」
オムライスにケチャップをかけるような軽快さで渡会先輩にローションをかける。そして、手で塗り広げ揉みこんでいく。
精
「ほら、淳之介君も。下半身担当は君だからな」
淳之介君は意を決したような顔で渡会先輩のおまんこにローションを塗っていった。
渡会
「はっ、ひゃっ……んぅっ……!」
これは相当効果ありだ。もし複数人でやっていたら耐えることは不可能だろう。だから、俺がきっちり
精
「見せてやるよ……『金色の狂犬』の十八番『
俺は一瞬にして渡会先輩の上半身を指で蹂躙する。顔を除くすべての部位に指を滑らせ運ぶ。強弱を付け、しかし途切れることなく刺激を与え続ける。
渡会
「うそうそ……ダメ……んんんんん────っ……!」
渡会先輩の体が大きく跳ね、おまんこから勢いよく液体が出る。これはもう言い逃れできないだろう。渡会先輩はぐったりと意識を失った。そして隣では淳之介君がクタリと横になった。
精
「……少しやりすぎでしたかね。すみません、礼先輩」
糺川
「いや、お前に任せて正解だったよ。他のSSにヒナミのこの姿を見せるのは嫌だったからな。しかも……しっかり不合格にできる理由を
礼先輩は渡会先輩をSSに入れたくなかったのだ。当然だろう。礼先輩にとって渡会先輩はかけがえのない友、いやそれ以上に大切な存在だ。ひどい目に遭ってほしくはないのだ。だから、セックス測定用のキットを切らしていたという噓もついた。
精
「淳之介君は合格、渡会先輩は不合格でいいですかね?」
糺川
「そうだな。性的不能者差別の問題を起こして厄介事を増やす訳にいかない。……ただ、SSでセックスしないとなったらそれなりに反感が生まれそうだな……」
精
「特別枠を作ればいいじゃないですか。アファーマティブ・アクション*1ってやつです。それでも文句を言うような奴がいたら……俺が『金色の狂犬』らしくやってやりますよ」
俺の『金色の狂犬』としての権威は確かなものだ。俺個人の実力や今までの実績や貢献から、相応の権限が与えられている。独断での発砲もその一つだ。
糺川
「……それで人から恐れられるとしてもか?」
礼先輩が悲しそうな目で俺を見ている。その権限を恐れほとんどの人間は俺を恐れる。力というものは実際に振るうかどうか関係なしに、持っているだけで恐れられるのだ。
精
「淳之介君がいれば大丈夫です。俺の事情を知って、夢を語ってなお付き合っていますから」
横たわる淳之介君をお姫様抱っこする。結構鍛えているのか、思っていたよりも重い。
糺川
「…………そうか。なら、私からとやかく言うことはない。大切にするんだぞ」
礼先輩も渡会先輩を抱きかかえる。二人を連れて生徒会室に戻り、目覚めた二人に合否を伝える。明日から淳之介君は訓練生となり、一緒にSSの訓練を行う。ものすごく楽しみだ。