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今回は寝取られ
オラリオの市場通りは、冒険者や商人の活気で溢れていた。屋台には色鮮やかな果物、鋭い刃の武器、魔法石の装飾品が並び、呼び込みの声や笑い声が響き合う。ベル・クラネルはそんな喧騒の中、アイズ・ヴァレンシュタインの隣を歩いていた。彼女の黄金色の髪が陽光に揺れ、剣士らしい凛とした気配が漂う。今日、アイズが「買い物に付き合ってほしい」とベルを誘ったのは、彼女にしては珍しいことだった。
「アイズさん、あの……何か特別な買い物が必要ですか?」
ベルの声は丁寧で、緊張が滲む。アイズと二人きりの時間は、彼にとって夢のようなひとときだ。だが、彼女の無垢な美しさに、視線が泳いでしまう。
「ん……特に、決めてない。市場、楽しそうだったから」
アイズは無表情に答えるが、瞳にはかすかな好奇心が宿る。彼女は屋台の一つに立ち止まり、赤いリンゴを手に取る。「ベル、これ……美味しい?」
「え、えっと、リンゴですか? はい、きっと美味しいと思います! 僕、こういうの好きです!」
ベルは慌てて頷く。アイズの細い指がリンゴの表面をなぞる姿に、心臓がドキドキする。彼女が店主にリンゴを渡すと、ベルは急いでコンドを取り出す。
「僕が払います! アイズさん、気にしないでください!」
ベルは笑顔で言うが、内心ではアイズの無防備な仕草に翻弄されていた。屋台を覗き込むために屈んだとき、戦闘服の胸元が開き、白い肌がチラリと見える。風に揺れるスカートから覗く引き締まった太もも。ベルの純粋な心は、彼女の魅力に揺さぶられていた。
「ベル、ありがとう……次、私が払う」
アイズは小さく頷き、別の屋台へ向かう。彼女が手に取ったのは、魔法石を加工した小さな髪飾り。シンプルだが、金髪に映えそうなデザインだ。
「アイズさん、それ、すごく似合いそうです! 買いますか?」
ベルは目を輝かせる。アイズは髪飾りを手に、鏡で自分の姿を確認する。
「似合う……? ベル、思う?」
彼女が振り返り、ベルをまっすぐ見つめる。その無垢な瞳に、ベルは顔を赤らめる。
「は、はい! とても綺麗だと思います! アイズさんにぴったりです!」
ベルの声は少し裏返る。アイズは小さく微笑み、髪飾りを購入。彼女が髪に飾りを付ける仕草を、ベルは息をのんで見つめる。
「よお、アイズ、ベル、こんなとこでデートか? 楽しそうなとこ、悪いな!」
陽気な声が市場の喧騒を切り裂く。振り返ると、褐色の肌に派手な装飾の服をまとったカイルが立っていた。オラリオで名の知れた冒険者で、軽薄な態度が特徴の男だ。ベルは彼とダンジョンで何度か顔を合わせたが、その態度は苦手だった。一方、アイズはカイルと面識があり、無表情に彼を見つめる。
「カイル……何、用?」
アイズの声はそっけないが、敵意はない。彼女はカイルとダンジョンや酒場で何度か言葉を交わしており、彼の軽い性格をある程度知っている。
「カイルさん……どうしてここにいらっしゃるんですか?」
ベルの丁寧な口調には戸惑いが滲む。カイルは大げさに肩をすくめ、アイズにウィンクする。
「偶然だよ、偶然! なあ、ベル、アイズがこんな可愛い髪飾り付けて、お前と楽しそうにしてるなんて、放っておけねえよな! アイズ、似合ってるぜ!」
カイルの呼び捨てに、ベルは一瞬眉をひそめるが、反論する間もなくアイズが答える。
「ありがとう……でも、ベルと買い物、してるから」
アイズの言葉は無垢だが、カイルを軽く牽制する響きがある。だが、カイルは気にせず笑う。
「ハハッ、わかってるって! でも、買い物も終わったろ? せっかくだし、俺も混ぜろよ。近くにいいホテルがあるんだ。バーもあって、雰囲気バッチリだぜ?」
カイルの提案は軽い調子だが、その目には狡猾な光が宿る。
「ホテル……?」
アイズは考えるように呟き、ベルを見る。「休めるなら……いい、かな」
「え、アイズさん!? ちょっと待ってください! ホテルだなんて、なんか変な意味に聞こえます!」
ベルの声は裏返り、焦りが隠せない。カイルはニヤニヤしながら続ける。
「変な意味? ハハッ、ベル、まさかエッチなこと想像してんじゃねえよな? ただの休憩だぜ!」
カイルの言葉に、ベルは顔を真っ赤にする。
「違います! そんなこと考えてません! ただ、アイズさんとそういう場所に行くなんて、僕……!」
言葉に詰まるベルをよそに、カイルはアイズの肩に軽く手を置き、歩き出す。
「ほら、アイズ、行こうぜ。ベルもビビんなよ!」
アイズはカイルに促されながら、ベルを振り返る。「ベル、来る……?」
「う、うう……アイズさん……」
ベルはゴクリと唾を飲み込み、渋々後を追う。アイズと二人きりの時間が、こんな展開になるとは想像もしていなかった。
ホテルのロビーは、豪華なシャンデリアと赤い絨毯が広がる高級な空間だった。冒険者や貴族がくつろぐ中、カイルは慣れた様子で受付に声をかけ、スイートルームを予約する。
「よし、部屋取れたぜ。さあ、アイズ、ベル、行くか!」
カイルの声は弾んでいるが、ベルはロビーのソファに座ったまま、膝の上で手を握りしめる。
「アイズさん、本当にこれでいいんですか? なんか、変な気がして……」
ベルの丁寧な言葉には不安が滲む。アイズの無垢な美しさが、こんな場所でさらに際立つ。それが、ベルの心を乱していた。
「ベル、嫌い……?」
アイズがベルの隣に座り、彼の顔を覗き込む。彼女の息が頬にかかるほど近く、ベルは身体を硬くする。金髪が肩に落ち、戦闘服の隙間から白い肌が覗く。
「嫌いじゃありません! アイズさんのこと、僕、大好きです! でも、こういう場所は、なんか……落ち着かなくて……」
ベルの声は震え、アイズに触れたい気持ちを抑えて手を膝に置いたままにする。カイルが階段の上で手を振る。
「おい、二人とも、いつまでグズグズしてるんだ? 部屋で待ってるぜ!」
アイズは立ち上がり、ベルを見る。「ベル、行くよ」
「アイズさん……」
ベルは一瞬迷うが、アイズの真っ直ぐな瞳に逆らえず、立ち上がって後を追う。彼女に触れないよう、距離を保ちながら。
スイートルームは、広々とした空間にキングサイズのベッド、薄暗い照明、バーカウンターが備わる妖艶な場所だった。シルクのシーツが雰囲気を高め、窓からはオラリオの夜景が輝く。カイルはすでに酒瓶を手に、グラスを振っている。
「いやぁ、最高の部屋だろ? アイズ、ベル、飲むか?」
カイルがグラスを差し出すが、ベルは首を振る。
「いえ、結構です。僕、酒はちょっと……」
ベルはベッドの端に腰掛け、落ち着かない様子で足を揺らす。アイズは窓辺に立ち、夜景を見つめる。
「綺麗……。オラリオ、こんな風に見えるんだ」
彼女の声は穏やかで、夜景に映える姿は絵画のようだ。だが、カイルがアイズの背後に近づき、肩に手を置く。
「なあ、アイズ、せっかくこんな場所に来たんだ。もっと……親密になってもいいよな?」
カイルの声は低く、誘惑を帯びる。彼の手はアイズの肩から腰へと滑り、戦闘服の曲線をなぞる。アイズは振り返り、首を傾げる。
「親密……? どういうこと?」
その無垢な反応に、カイルは笑い、ベルを見る。
「おい、ベル、アイズに教えてやれよ。男と女がホテルで何するか、な?」
ベルの顔は一瞬で真っ赤になり、立ち上がる。
「カイルさん、やめてください! アイズさんにそんなこと言わないでください!」
だが、カイルは笑いながらアイズの腰に手を這わせる。「冗談だって! でも、アイズ、こういう場所はな、肌を重ねてリラックスするのに最高なんだぜ?」
「肌を重ねる……?」
アイズが呟き、ベルを見る。その無垢な瞳に、ベルの理性は限界を迎える。
「アイズさん! もう帰りましょう! ここ、変です! カイルさんの言うこと、絶対おかしいです!」
ベルはドアへ向かおうとするが、アイズは動かず、ベルを見つめる。
「ベル……。カイルが言う、楽しいこと、知りたい」
その言葉に、ベルは凍りつく。アイズがカイルを知っているからこそ、彼女が彼の言葉に耳を傾ける様子が、ベルをさらに混乱させる。
「アイズさん、そんなこと言わないでください……」
ベルの声は震え、両手を握りしめてアイズに近づくが、触れるのを我慢する。カイルはニヤリと笑い、アイズの腕を軽く引いてベッドに座らせる。
「ほら、ベル、アイズがこう言ってるんだ。俺たち三人で、最高の夜にしようぜ?」
アイズがベッドに座る動作で、戦闘服の胸元がわずかにずれる。白い肌と、胸の膨らみがほのかに露わになり、ベルの視線はそこに吸い寄せられる。彼女の無垢な美しさが、ホテルの薄暗い照明の下でさらに際立つ。ベルは思わず息をのむ。
「アイズさん! その……そんな風に、座らないでください! なんか、変な感じになります!」
ベルの丁寧な言葉は、焦りと欲望で乱れる。彼の身体はアイズの姿に反応し、ズボンの下で熱く疼く感覚が抑えきれない。それでも、彼女に触れず、両手を握りしめて耐える。カイルはそんなベルの様子を見て、くすくすと笑う。
「なあ、アイズ男、女ってのはな、こういう場所で気持ちよくなるもんなんだ。ほら、ベルのここ、触ってみなよ。どんな反応するか、教えてやるから」
カイルが指差すのは、ベルの股間だ。アイズは無垢な表情のまま、ベッドから立ち上がり、ゆっくりとベルに近づく。彼女の瞳は好奇心に満ち、まるで新しい剣技を学ぶかのように真剣だ。彼女の手が、ためらいなくベルのズボンに近づく。
「ベル、いい……? 気持ちいい、知りたい」
アイズの声は穏やかだが、その言葉はベルにとって雷撃のようだ。彼女の細い指が、布地に触れそうになる瞬間、ベルの心は愛と欲望の間で引き裂かれていた。
「アイズさん、待ってください! 僕、そんなの……耐えられません!」
ベルの声は切羽詰まり、両手を上げてアイズの動きを制する。彼女に触れないよう、必死に距離を保つが、アイズの無垢な瞳と近づく手が、彼の理性を溶かしていく。