※この作品はR-18です。

ふかふかダンジョンでエンジョイ&エキサイティング!   作:RAP

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第120話 原作時間軸・百合の狭間で

 

 アイギス港街、セルヨーネ侯爵邸の寝室。

 窓のカーテンの隙間からは、綺麗な月が覗いている。

 僕は全裸にナイトガウン姿で、いつものようにベッドに座って待機中だ。

 そこへ、静かなノック音。返事をする僕。

 

「どうぞ」

「失礼します。セイ様とマユリ様をお連れしました」

 

 メイド長が扉を開け、案内をする。

 全裸にバスタオルを羽織ったセイとマユリが、部屋に入室してくる。

 二人の顔は、真っ赤だ。具体的には10巻173Pのような。

 

「ありがとう」

 

 メイド長は一礼をし、静かに扉を閉めた。

 部屋に案内された二人が、何をすればいいのかわからず緊張している。

 僕は立ち上がり、両手を広げる。

 

「おいで、二人共」

 

 こくりと頷いた二人が、ゆっくりと歩み寄ってくれる。

 顔を真っ赤に染めながら、素直に腕の中に入ってきてくれた。

 僕は二人の体温と、風呂上がり時の良い匂いを感じながら言う。

 

「この世界は子供を作ることが大事だから、とにかく同性愛には厳しい」

 

 セイのおでこに、キスを一回。

 マユリのおでこに、キスを一回。

 

「18になっても、二人は彼氏も作ってなかった。小さい頃の結婚の約束が、心の中に残っていたから」

「へへへ……マユリちゃんはねー、昔はぼくと結婚するって言ってたんだよ?」

「男の子だと思ってたからね!」

 

 苦笑しながら、二人の肩を少しだけ抱き寄せる。

 僕が一緒にいるけどごめんね、的なアピールだ。

 

「流石の聖教会も、彼氏を作ることまで禁止しない。二人は可愛くて美人だから、今まで沢山言い寄られてきたんじゃないかな。でも、全部断ってきた。二人で過ごす時間の方が心地よかった」

「マユリちゃんが、ぼくに変な虫はつけないって頑張ってたんだぁ」

「だっ、だって私の代わりに保護者になれるような人じゃないとっ」

「セイちゃんが、結婚は『一緒に住む』ぐらいの意味だと思ってたから。自分の代わりに保護者になれる人じゃないと駄目だって、マユリちゃんは思ってたんだよね。僕も正直、マユリちゃんにダメだしされるものだとばかり思い込んでた。だから僕が隣にいることを、受け入れてくれてありがとう。二人を包んで愛する。嘘じゃないよ」

 

 そう言ってから、二人が羽織っているバスタオルを剥ぎ取る。

 二人の裸体が、カーテンの隙間から覗く月光と、室内のランプの明かりに照らされる。

 セイもマユリも胸が大きいから、光源が描く陰影だけで淫靡極まる。

 

「さあ、二人共。そのまま抱き合って。ほら、遠慮無く。ぎゅーっと」

 

 裸の二人を向かい合わせて、そっと近づける。

 おそるおそる、といった様子で二人は抱きしめ合う。

 なんだかんだいって禁忌な行為そのものだから、遠慮が入ってる。

 巨乳同士でハグしあってると、潰れた胸がエロすぎてヤバイ。

 

 とはいえ、暫く裸で抱き合っていたら落ち着いたのか。

 セイもマユリも、互いを慈しむような瞳で見はじめた。

 

「んー? いいよー♡」

「!? ~~~! ~~~!!」

 

 セイがマユリの肩を抱き寄せ、マユリにちゅーをした。

 ちょっとだけ舌が入り、マユリが混乱する。

 

「な……あ……ああんっ……なん……?」

「ちゅーしたいって言わなかった?」

「……ってない! 言ってない!」

「あれ? でももっとしたいって……」

 

 『DEATH NOTE』の主人公・夜神月の顔で、僕は計画通りとニヤついていた。

 ただでさえ全裸同士で抱きしめ合ってる。

 そしてエッチなことをする理由しかなく、それが許される環境しかない。

 本来ならおでこへのキスも余計だが、それだと僕が百合に割り込めない。

 百合の間に挟まるための布石を、さりげなく自然にやっておく必要があった。

 

 とんっ。

 

「「あっ!?」」

 

 二人を軽くベッドへと押しやる。

 柔らかいベッドにもつれこむように、二人は倒れ込んだ。

 ちょうど、マユリが上、セイが下となって二人は見つめ合う。

 

 後はもう、時間の問題でしかなかった。

 顔を真っ赤にしてセイを見つめていたマユリ(10巻174P)だったが。

 じーっと、セイの目に、自分の目を近づけていく。

 

「え? え? ……んふっ!?」

 

 お互いに目を見開いたまま、閉じない。

 驚愕するセイの瞳を見つめたまま、マユリはセイにキスをする。

 

 ちゅっ、ちゅっ。

 ちゅぱっ、ちゅっ、ちゅっ。

 

 それはきっと、味すらも甘いキスだろう。

 ついばみ、絡み、ねじこみ、離れ。

 ねじこみ、絡み、絡み、維持、離れ。

 何度も何度も、ずっとそうしたかったのだと、想いを伝えるように。

 そしてマユリがそう思うということは、セイにマユリの想いが伝わるということ。

 

 ハーフヴァンパイアのセイは、その気になればいつだって力で抵抗できる。

 セイがその気になれば、マユリは何もできなくなる。

 でも、そうしない。

 マユリのまっすぐな想いを受け止めるのが、ただ嬉しいのだとわかる。

 

「濡れてんじゃん……」

「あ……はっ……はっ……」

 

 マユリの指先が、セイの秘部を下から上まで這うように伝う。

 セイの蜜が、とろりと糸を引いている。

 そしてセイの吐息は、既に荒い。

 

 マユリがセイの脚を抱え、間に入り込む。

 自分のクリトリスを軸に、秘部を重ね合わせ、(こす)り始めた。

 

 二重の愛液と共に、陰唇同士が執拗に絡み合う。

 マユリの腰が、淫らに動き続ける。

 陰()という名の通り、下の口での激しいディープキスだ。

 

「……ほら。女の子同士だって、エッチできるんだよ?」

「ふぅっ♡ んっ♡ はっ♡ はぁっ♡」

 

 性欲があるから百合ックスをしているのではなく。

 大切と大好きが溢れてしまい、もはや性的行為でしか表現するすべがない。

 マユリの爆発的な大好きがずっと伝わってくるから、セイは受け入れるしかできない。

 

 マユリの腰のグラインドに合わせて、二人の胸が弾むように大きく揺れる。 

 二人共巨乳過ぎて、正常位のままキスをすることすら大変そうだ(11巻4-5P)。

 

 肌と肌がこすれあい、愛液と愛液が混ざり、陰唇同士が絡み合う複数の音が響く。

 セイにとって未知の快楽に、セイの腰が痙攣する。

 昂ぶりすぎて、イッてしまった。

 

「はっ♡ あっ♡ マ……マユ……」

「イッて……セイ、イッて……♡」

 

 だが、空気と化して見ているからこそ僕にはわかる。

 ただでさえシックスナインすらないセックス文化の世界。

 さらには、同性愛の禁断具合が前世とは比較にならないほど高い。

 

 ……要は無知ックスに近いのだ。双方共に。

 マユリは、聞きかじった耳年増的知識でうまくいっているだけに過ぎない。

 

 僕は考える。

 百合を破壊してはならない。

 上手に挟まらなければならない。

 

「マ……マユ……またっ」

「いいよ……♡ いっぱいこすりあげてあげるから何回でもイッちゃお……♡」

「あっ♡ あっ♡ はっ♡ はぁっ~~~っ!」

 

 がくがくがくっ。

 セイが小刻みに痙攣してから、一際大きく、びくん、と跳ねた。

 

「セイちゃん。僕の指を、くわえて」

 

 僕は右手の人差し指と中指を、セイの口腔内に突き入れた。

 指示された通りに、セイが指二本をくわえる。

 

「舌を絡めて、しゃぶってみて」

 

 とろんとした目で、セイが指先に舌を絡め、口をもごもごする。

 少し意地悪するように、僕は指先を不意に突き入れて戻したりする。

 

「……うん。そう。上手だ。セイちゃん、マユリちゃん。今から僕のちんちんを握って貰うから、驚かないでね」

 

 ちんちん、という表現はセイに合わせてる(11巻11P)。

 指先をセイの口から外し、二人の目の前で僕自身がパクりと咥える。

 さっきまで自分でしゃぶっていたものを僕が咥えたから、セイが照れている。

 

 その上で、一人ずつ交代で僕の愛息を握ってもらった。

 思わず腰の動きを止めたマユリちゃんが、まじまじと眺めてくる。

 流石にバキバキに勃ってますわ。

 

「おちんちん、はじめて見ました……」

「いまセイちゃんの口で僕の指先をしゃぶってもらったように、ちんちんを口で奉仕するフェラチオというのもある。今は『そういうのもある』程度で頭の片隅にとどめておいて。それでね、ここからが本題。お互いに奉仕して気持ち良くなれる、シックスナインという体勢がある。女性のアソコを愛撫するのはクンニリングス、略してクンニと呼ぶけれど、そのクンニをお互いにやってもらう。さっ、マユリちゃん。一度立って、セイちゃんに逆向きに跨がってもらえるかな?」

 

 僕の誘導に従い、マユリがセイの上にシックスナインの体勢で重なる。

 お互いの秘部が目の前にあるから、二人共緊張しているのがわかる。

 双方の胸が大きすぎるから、シックスナインの方が収まりが良い。

 

「これなら、お互いに気持ち良くなれるよ。セイちゃんも、マユリちゃんも。指とか口で相手を気持ち良くしてあげて。女性に言うのもなんだけど、指先は軽く、そっとね。強くしたら駄目」

「け、結構恥ずかしあひゃぁっ♡」

 

 マユリの台詞の途中から、とろんとした目のセイがクンニをはじめた。

 拙い指先、拙い舌先。でも愛情だけはたっぷりと。

 

「う、う、うっ……あっ♡」

「ほら、マユリちゃんも。セイちゃんを気持ちよくしてあげて」

「は……いっ♡」

 

 ぴちゃぴちゃ。ぴちゃぴちゃ。

 

 シックスナインによる愛撫合戦がはじまった。

 お返しとばかりに、セイが一生懸命になっているのでマユリの動きが鈍い。

 セイの秘部を少し舐めては脱力し、少し舐めては脱力し。

 これがフェラなら『ししおどし』状態だな、と苦笑する。

 

「あっ♡ あはぁっ♡ あーっ♡」

 

 マユリが突如痙攣し、身体を硬直させた。

 セイを愛撫する口が止まり、小刻みに震えたまま動かない。

 ……ここだな。このタイミングだ。

 

 僕はナイトガウンを脱ぎ全裸となり、マユリの尻側に膝立ちする。

 突如目の前に出現した僕のちんちんに、セイが唖然とする。

 セイのクンニが止まったので、マユリがよろよろと顔をあげた、まさにその瞬間。

 

 すっかり仕上がっているマユリの膣口に、僕のバキバキのちんちんを突き入れた。

 段階を踏むことなく、一息に容赦なく膜を突き破り、根元まで押し込む。

 

「んあっ!? あっ、ああーーーっ!」

 

 尻を鷲づかみにすることで、結果として腰を押さえつける。

 ゴブリンではないが、マユリを屈服させている感が強まる。

 快楽の中に破瓜の痛みが混じり、マユリの身体が震え続ける。

 

「うわぁ……」

「セイちゃん。マユリちゃんと繋がっているところに、小さい豆があるでしょ。そこを優しく刺激してあげて」

「うん……マユリちゃんの、血の味がする……」

 

 破瓜の血を舐めながら、セイが感想を述べる。

 一気に奥まで突き入れはしたが、腰を動かしたりはしない。

 セイの愛撫に任せ、膣壁がちんちんに馴染むまで大人しくしている。

 

「か……はぁっ、うっ……くぅ……」

「はじめての時、痛い人は凄く痛い。マユリちゃん、大丈夫?」

「……だ、大丈夫です……ちょっとじんじんくるけど……」

「そっか。じゃあセイちゃん。僕と一緒に、マユリちゃんを気持ち良くしてあげよう」

「うん……ちんちん入れると気持ちいいの?」

「痛みが消えればね。何度かセックスを経験すれば完全に痛みが消えて、後は気持ちよさだけになる。そうなれば、女の子同士とはまた違う気持ちよさを味わえる」

 

 女性同士のエッチの気持ちよさを否定してはいけない。

 加護のせいで勃起薬の服用効果が発生しているので、バキバキすぎて僕のちんちんは痛い。

 とはいえマユリにも破瓜の痛みはある。こっちの痛みなんて可愛いものだ。

 

 ゆっくりと腰を動かしはじめる。

 セイの愛撫と同時だから、激しくガツガツ突いたりはしない。

 あくまでゆっくり、ちんちんをマユリの膣奥に突き入れるのを意識する。

 ゴリゴリと(こす)りあげつつ、丁寧に出し入れを続ける。

 

「すごい、ちんちんに血管が浮き出てるよ……」

 

 見慣れないのか、セイがこぼす感想に苦笑する。

 

「ほらマユリちゃん、口が止まってるよ。セイちゃんを気持ちよくしてあげて」

「おぶっ……んっ、んふっ、あ……ぬふっ♡」

 

 完全な『ししおどし』状態だ。マユリの身体から、力が抜けている。

 マユリは必死に愛撫をし、中断せざるを得なくなり、また再開し……と繰り返す。

 二人がかりでマユリを気持ち良くしているとセイが理解し、セイの愛撫が激しくなる。

 セイが頑張るから、マユリが余計にぷるぷる震え始める。

 

 しかし逃さない。『の』の字を描くように腰を動かしたり。

 九浅一深ではなく九浅三深ぐらいで突き入れたり。

 マユリの膣にちんちんを突き入れながら、色々と探っていく。

 

 バックの体勢だから、マユリの尻の柔らかさと大きさをダイレクトに感じる。

 個人的には、小さめのディルドをアナルに入れたままでバックをするのが好きだ。

 自分が腰を振るたびにアナルのディルドが結果として奥に押しこまれるので、前と後ろを同時に犯している感覚になる。

 前世はともかく、今世だとスライムで二本差しを実行できてしまう。あまりやりたくはない。

 

「ん"ーっ♡ ん"ーっ♡ むぐぅーっ♡」

 

 もはやそれは、クンニのようでクンニではない。

 マユリはセイの膣口を咥えたまま、自分の顔をセイの下腹部にぐりぐりと押しつける感じになっている。

 舌先だけをなんとか、チロチロと必死に動かしているのだろうか。

 

「あはっ。はじめてだけど、気持ちいいんだね、マユリちゃん?」

「ん"む"ーっ♡ ん"む"ぅーっ♡」

「うわぁ……マユリちゃんが何を言ってるのかわからない」

 

 僕の問いかけにマユリが答えられない。

 セイは愛撫を中断し、思わず感想を漏らした。

 マユリの顔を見ることは、今はできない。だから余計に内心がわからない。

 

「ちょうどいいや。セイちゃんは休んでていいよ。目の前でよく見てて」

「あー……うん……」

 

 腰のくびれを掴みなおし、ピストンの動きを早めていく。

 下腹部から、せりあがってくるものを感じる。

 下から上に突き上げる腰のグラインドが、相手に伝わるような腰使いに変更した。

 

「出すよ、マユリちゃん!」

「ん"ーっ♡」

 

 大きな尻を潰す勢いで、マユリの最奥までちんちんを突き入れ、放出した。

 マユリは、セイの下腹部に顔を突っ込んだまま動かず、尻をひくつかせている。

 セイの陰唇とキスをしたまま、鼻呼吸をするのが限界なのだろう。

 しばらく動かずにいたら、マユリの膣から溢れてきた愛液と精液を、セイが舐め取りはじめた。

 充血し膨らんだクリトリスも含めて舐められたことで、マユリも達したのか。

 足のつま先をピンと伸ばし、膣内のちんちんを何度か小刻みに締めつけられた。

 

「ふう……」

 

 ゆっくりとマユリから身を離す。ずるり、とちんちんが抜ける。

 出したばかりだが、まだまだ元気。いつでも次戦に移行できる。

 セイはマユリから溢れる精液を舐め取り続けている。

 はじめてなのに頑張るなぁ、と思いながら。

 僕は無慈悲に次の指示を出す。

 

「マユリちゃん、起き上がれる?」

「ひゃい……」

「じゃあ、セイちゃんの顔を椅子にするように座り直しながら、そのままセイちゃんの両の足首を掴んで持ち上げてくれる? セイちゃんの身体を丸めるように」

「……? あっ、はい!」

「わぷっ!?」

 

 がばりと起き上がったマユリが、セイの足首を掴んで持ち上げ、座り直す。

 セイは屈曲位のような体勢になり、合わせて強引に顔面騎乗をされた。

 必然的にセイの下腹部が強調される格好になる。

 濡れそぼり、ひくついている膣口と、尻穴にまで伝っている愛液を僕達に見せつける。

 

「むー、うー!?」

 

 先ほどまで距離を調整できていたクンニだったが、今は強制的な距離だ。

 目の前にマユリの秘部を尻ごと押しつけられたセイは、混乱している。

 僕はすかさずセイの下半身側に移動し、膣口に元気なちんちんを押し当てる。

 

「今度はセイちゃんの番だよ。ちゃんとマユリちゃんを気持ち良くしてあげてね」

 

 ずぶずぶと、セイの膣に僕のちんちんが侵入していく。

 セイの中に全て突き入れた所で、お尻の下に枕を差し込んであげた。

 

「ほら。ここに枕があると、この体勢でも楽になるでしょ?」

 

 屈曲位で尻を持ち上げると、膣の前面部を集中攻撃することになる。

 つまり、Gスポットを徹底的に攻めますよという宣言でもある。

 その知識は、二人には無いだろう。

 

「セイ、ほら……私を気持ち良くしてよ……さっきみたく」

「んん~っ!?」

 

 セイの両足首を掴んだマユリが、無慈悲に宣告する。

 さっきは何度イッても許してもらえなかったので、そのお返しらしい。

 セイはクンニをしながら、右手でマユリの尻を撫で、左手でマユリの左胸を揉み始めた。

 

 セイにちんちんを突き入れたまま、右手の人差し指と中指をマユリの口腔に突き入れた。

 一度見せたので、マユリも素直に指を含み、舌で舐めてくれる。

 ある程度舐めさせた後に指を外し、マユリの唾液で濡れた指先をそのままセイの包皮に添えた。

 トントン、と皮の上から優しくクリトリスを叩いたり、指先でそっと撫でて刺激する。

 

「ん"ーっ♡」

「運動しすぎて、処女膜が無いのかな? 破瓜の血も少量で、痛みも少ないみたいだね」

「セイ、セイ、セイ……」

 

 セイからの愛撫に、マユリが陶酔している。

 そんなマユリの顎を、軽く持ち上げて。

 マユリの目を愛おしげに見つめてから、唇を重ね合わせた。

 ついばむように、優しいキスを重ねていく。

 

「あっ……ユーリ、さん♡ あむっ♡」

「ふぁ♡ あ"♡ あ"ー!?」

 

 合わせて、セイに対するピストンをゆっくりとはじめた。

 セイの膣壁の前側、Gスポットを中心に容赦なく責め立てる。

 

「ん"む"ーっ♡」

 

 マユリとキスを重ねながら。

 敏感になっているマユリの右胸を、左手で大胆に揉んでいく。

 指先は、最初から乳首込みで愛撫する。

 マユリの身体は、もう十分に仕上がっている。

 合わせて、右手でセイの左胸を揉みしだきはじめた。

 

「ん"ーっ♡ ん"っ、ん"ーっ♡」

「ら"っめ、あ"っ♡」

「あっは。マユリちゃんの乳首(ここ)、すっごい立ってる」

 

 僕はセイに突き入れながら、マユリにキスをし、セイとマユリの胸を揉む。

 マユリはセイにクンニされながら、セイの両足首を押さえ、僕とキスをする。

 セイは僕に突かれながら、マユリにクンニをしつつマユリの尻と胸を揉んでいる。

 

 やがて、セイがマユリの胸を愛撫する手が止まり、マユリの腰を両手で抱えるようになる。

 セイの尻が、膣のひくつきと合わせて淫らにくねりはじめた。

 セイからの愛撫が強まったのか、マユリの身体も跳ねはじめた。

 

 ぐぷっ、ぎゅぷっ、ぬちゅっ。

 

 セイの秘部からは、とめどなく愛液が溢れ続けている。

 ちんちんのピストンによってかき混ぜられる愛液の音が、結合部から聞こえてくる。

 

 嗚呼。淫らで、いやらしい生き物達だ。

 エッチなキス、エッチなクンニ、エッチなセックス。

 イくよ、とか、出すよ、とか口に出すのも馬鹿らしい。

 

 湧き上がる衝動をそのままに、セイの中に思い切り突き立てて、吐き出す。

 創世神のせいで子供はできない。容赦なく膣内射精(なかだし)をする。

 

「~~っ、イっく!」

「あ"ーーーっ♡」

 

 セイもマユリも、同時に達したようだ。

 セイの最奥に入れたまま、完全に出し尽くしてからゆっくりと引き抜く。

 どろどろの愛液と精液がかき混ぜられ、膣口から垂れはじめていた。

 

 

 * * *

 

 

 マユリがフェラチオを体験してみたいと言い出した。

 なので、一つ階段を飛ばしたお掃除フェラをしてもらっていた。

 四つん這いになってもらったマユリが、ぎこちなくも必死にフェラをしている。

 少量ではあるが、セイの破瓜の血がちんちんに残っているのが重要らしい。

 マユリはセイへの愛情として僕のちんちんを舐めているので、変な感覚に陥る。 

 

 セイは先ほどのプレイの余韻でぐったりとしていて、動けない。

 寝そべっていたセイは、フェラチオの光景を見ながら思い出したように。

 

「……ユーリ君」

「なぁに? セイちゃん」

「説明が面倒臭いからドラゴンの呪いのせいにしたっていう、ユーリちゃんを見てみたい」

「……ユーリちゃん? なにそれ」

 

 フェラを中断して、マユリがセイに尋ねる。

 僕は僕で、そう来たかぁ、と苦笑する。

 

「わかった、いいよ。ユーリちゃんには二つの形態があるけど、両方見せるよ」

 

 僕は二人の目の前で、私となった。

 背が少し縮んで、胸や尻が膨らみ、体つきが全体的に丸みを帯びる。

 銀髪も大胆なロングヘアとなり、どこからどう見ても女性の身体になる。

 若返りの秘薬による手入れも欠かしていないから、肌も瑞々しいままだ。

 

「これが私。同じ私。普段は妹のユーリということにしています」

 

 ぽかんと、マユリが文字通り口を開けて驚く。

 セイの笑顔が引き攣る。

 予想以上に女性過ぎて、どうしようという感情が伝わってくる。

 

「元々の身体より多少背が低くなったとはいえ、それでも一般的な女性から見れば十分に高い。どうしても私は目立ってしまいます」

「……もう一つの形態は……ちんちんがあるの!?」

 

 何も答えていないのに、セイが質問に自己完結している。

 会話のキャッチボールが難しいなと笑っていると、マユリが首を傾げる。

 

「どういうこと?」

「……こういうことです」

 

 女性体のまま、男性器を復活させる。

 いわゆるふたなりモード。

 だが、ただでさえ性知識の薄い世界で、ふたなり形態は凶悪すぎる。

 嫁の前以外で見せる気は毛頭無い。

 

 マユリがおそるおそるちんちんに近づいて、あむっ、とくわえた。

 しばらくもごもごとしていたが、ぷはっと口を離して。

 

「……同じですね」

「同じですよ?」

「ユーリさん。いえ、()()()

 

 うん?

 目の輝きが変わったマユリに、とさり、と押し倒された。

 マユリの吐息が荒い。

 

「お、お姉様……ちょっと試しに……」

 

 うん?

 破瓜したばかりのマユリが、自分から進んで跨がってきた。

 フェラで勃起してしまったちんちんを、自分の秘部に誘導している。

 

「……マユリさん?」

「ふふっ、ふふふっ、さっきまで()で、()()()()()()だったのに……完全に切り替わってしまうんですね」

 

 うん?

 するすると、マユリの膣がちんちんを飲み込んでいく。

 騎乗位というやつですね、わかります。

 

「演技だとしても、切り替えないと私も周囲も混乱しますので……っ!?」

 

 うん?

 素早い動きで、セイに顔面騎乗されていた。

 セイの愛液と、破瓜の血と、()の精液が混ざったカオスなセイの秘部が、目の前にある。

 ユーリちゃんが逃げられないように、両手をセイに握られている。

 ……こんなところでハーフヴァンパイアパワーですか!?

 

「んふっ……セイ……お姉様……あふっ♡」

「んっ♡ ほら、ユーリちゃん……ぼくを気持ち良くして?」

 

 マユリが腰を動かしながら、セイとキスをはじめたのがわかる。

 ()は覚悟を決めて、セイの秘部にクンニをはじめる。

 フェラ後の相手にキスをするのとは違って、よりダイレクトな味がするぅ……。

 

「あ"っ♡ セイ、お姉様、セイ、お姉様……っ♡」

「んっ、んふっ、あ……ふぅっ♡」

 

 ユーリちゃんが逃げないとわかったのか、セイはマユリと両手を握り合った。

 

 ()はマユリに騎乗位されながら、セイに顔面騎乗されてクンニをしている。

 マユリはセイと手を繋いでキスをしながら、()に跨がって腰を振っている。

 セイはマユリと手を繋いでキスをしながら、()に跨がってクンニさせている。

 

 ……どうしてこうなった!?

 

 

 * * *

 

 

 三人百合って、あんまり履修してなかったなぁ。

 純女性体で二人と絡み合いながら、ぼんやりと考える。

 

 マユリは元来、レズではなかった。

 レズではなかったが、セイならありかな、と思いはじめていた。

 

 マユリがそう思っていたのなら、セイもその気持ちを(勝手に)受け止める。

 結果として、セイもマユリならありかな、と思いはじめていた。

 性知識に欠けていたから、女の子同士だとエッチできないと思い込んでいただけ。

 

 そこに僕、というか私、もうなんでもいいか、とにかく男性・女性・ふたなりを切り替えられる人間が加わって、完全に二人の(たが)が外れた。禁断の同性愛感覚をずっと抑え込んでいたこともあり、日頃のストレスと共に一気に表へ噴出した。

 『囮や精鋭として敵の中に突っ込ませてもいいよね、異論は認めない』という聖教会理論は、給料で割り切ってはいたものの、やはり彼女達は精神的にげんなりしていたのだ。

 

 散々絡み合ったあと、皆で川の字に寝転がって。

 ピロートークとして計画の全容を話して、願い事の再確認をしたりした。

 あ、もう男の僕に戻ってます。

 しかもセイとマユリをダブル腕枕です。贅沢ですわね。

 

「計画の全容を話せば、教会軍の死者を減らして欲しいって言われると思ってた。蓋を開ければ、聖女システムの救済……御使いや精霊達も含めて、というお願いだったんだけど。でも確かに、御使いも精霊達も、二人に対して囮になれとは言ってこない。教会軍にとって勇者は『囮にしてもいいし』『守るべき少女ではない(10巻167P)』けど、御使いや精霊にとって聖女騎士は『仕方なく囮にするが』『必死に守るべき少女』。聖女を抱けるという報酬とその下心を考慮したとしても、勇者システムを強制してくる教会軍とは全然違う。少なくとも、セイちゃんはそう感じた」

「大司教様は最初から助けてくれるっぽかったし、それなら、って」

「亜人と仲良く、かぁ……考えたこともなかった」

 

 三人全裸で、いちゃいちゃしながらだべってる。

 

「元々、聖女は捨てるつもりだった。リリィちゃんもレピアもね。真実を告げれば廃人になって、壊れてしまう可能性が高いから。でも、そこをあえて救って欲しいとなると、拾うしかない。拾うってことは……大事にするしかない。最悪の場合、妾が増えることになるけど、二人はそれでもいいの?」

「私を囮として考えない人って、少ないんですよー」

「セイが囮として扱われる限り、私はセイについていくって決めてますから……」

「……なるほどね。そうか……そうかぁ……」

 

 撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ(by ルルーシュ・ランペルージ)。

 アナルを求めるのは、アナルを掘られる覚悟のある奴だけだ(前世からの実体験)。

 

 つまるところ。

 囮として扱ってよいのは、囮として扱われる覚悟のある奴だけだ。

 相手を絶滅させてよいのは、絶滅させられる覚悟のある奴だけだ。

 

 意思決定に関与する全体方針にまで反対するつもりはない、というセイとマユリの同意さえ取れるのなら、こちらとしては助かる。

 聖女騎士システムからの救済がうまくいくことを祈る。

 

「わかった。挑戦するだけはしてみる。失敗したらごめん。あと、セイちゃん、マユリちゃん」

「はい、ユーリ君」

「なんですか? ユーリさん」

「僕の計画は、生き延びるために仲良くできる人を生かす計画であって、生き延びるために殺す人を生かす計画ではない。人類も亜人も復讐の連鎖が続く状態に突入しちゃってるから、それを無理矢理断ち切るには沢山死ぬと思う。でもどちらかが全滅するまで戦争し続けるよりはマシだ。だいぶだいぶマシだ。だから僕は殺すと決めた。僕の周りの、僕の手が届く人達を守るためだけに、何百年も戦争を続ける奴らを殺すと決めた」

 

 そう言って、セイとマユリを抱き寄せる。

 

「聖教会にとっては、勇者達は守るべき少女ではない。でも僕にとっては、二人は守るべき少女だ。可愛くて大切な、僕の奥さんだ。……だから、守るよ」

 

 セイとマユリは、告白した時のように、僕の頬に同時にキスをしてくれた。

 

「もう一回、エッチするー?」

「フェラチオしますか?」

「完全に絞り尽くされて、本気で何も出ないからまた今度ね」

 

 セイもマユリも鍛えてるから、一度スイッチが入ると止まらなくなる。

 腹上死だけは御免(こうむ)る。

 

 僕は疲労困憊のまま、気持ち良く眠りについた。

 

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