「ピュアっとヒーラー」異世界からの孕ませ侵略者と戦ってエロで治療!? 作:白拍子
【宵闇:歓楽街/違和感】
ドォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!
空気が震え、地面が揺れる。
巨大な爆発音が夜の歓楽街を切り裂く。
「えっ!?」「なに!?」「爆発!?」「ミサイル!?」
歓楽街の人々が一斉に振り返る。
コンビニの窓ガラスが吹き飛び、煙と炎が立ち上り、店内の棚が突き破って外へ転がり出ている。
「やばいやばいやばい!!」
「走れ!!」
「なんでコンビニが爆発すんの!?」
「テロ!? 戦争!? 映画の撮影!?」
「警察! いや消防車だっ!!」
歓楽街は一瞬でパニックに包まれる。
ユウヤは呆然としているマリアの腕を掴み。
「ユウヤ……コレイッタイナニガ?」
「わからない、とりあえずいったんここを離れ───くっ──」
爆発したコンビニの瓦礫の隙間から──ハセマセーの気配を感じる。
よろよろと人影のようなものが這い出て来る。
負傷者か?
───それは人ではなかった。
目は虚ろに光り、獲物を求めぎょろぎょろと見まわし、ぎこちなく不気味な動き。
それでいて股間に露出したペニスは、肉欲を表すかのように限界まで勃起しているのを、禍々しくさらしている。
その背後から、うねる触手達の影が、ぞろにゅると這い出してきている。
「ぎゃあああああああああ!!!」
「なんでゾンビ!? なんで触手!?!?」
「なんでモロだしなのよ~~変態っ!?!?」
「今日なに!? 撮影? イベント!? 違うよね!?!?」
「ゾ、ゾンビー? コレハイッタイ?」
「マリア。僕たちが、やるしかない」
マリアの疑問の呟きに。
ユウヤは静かに意志を固め伝え、マリアの手を握る。
マリアは動揺を鎮め、小さく頷いた。
一度路地裏に飛び込み、ピュアとヒーラーの煽情的なコスチュームとなって現れる。
ゾンビーと触手の群れが、爆発したコンビニから這い出してくる。
だが──
ユウヤはすぐに違和感を捕らえた。
(数が少ない。そして───動きが変だ)
ゾンビーはふらふらと、方向を失ったように彷徨い、触手も何かから怯えるように蠢いている。
「これは、指揮してるモンスターが、いない?」
「ソレニ、ナンダカ、逃ゲテルミタイデス」
歓楽街の人々は、化け物の出現にパニックだが。
何度かの戦いを経験した二人には、ゾンビーたちの挙動に異常がはっきりと見えていた。
スフェーンが手を突き出す。
空気が圧縮され、透明な衝撃波が一直線に走る。
ゾンビーは紙のように吹き飛び、触手は千切れ弾け飛ぶ。
続いてフロストが指を振り下ろす。
氷の刃が地面を突き破り、ゾンビーを串刺しにし、触手を瞬時に凍らせて粉砕してゆく。
それを乗り越え、逃げ惑う人々に襲い掛かり這い寄るものを、フロストは冷気を纏った拳で殴り倒し、スフェーンの至近からの細かい衝撃波が退ける。
……だが
「弱すぎないか?」
「戦ッテルッテ感ジジャナクテ、マルデお掃除デス」
ゾンビーも触手も攻撃らしい攻撃もできず、掃討されてゆく。
まるで──
何かから逃げまどう、敗残した逃亡者のように、コンビニから這い出ているようだと。
「危ないから逃げて! 僕たちにここはまかせて」
状況が把握できていないのか、スマホを掲げ撮影していたのか?
そんな無防備な野次馬に襲い掛かろうとしたゾンビーを蹴り飛ばし、フロストが叫び避難を呼びかける。
呆けた顔をした野次馬にゾンビーが起き上って、再度襲おうとするのをスフェーンが吹き飛ばすのを見て、ようやく恐慌しながら走り去ってゆく。
「コレ、オカシイデス、絶対何カアルデス」
「この数、この動きが陽動かもだ。コンビニを破壊した本命が別にいるはずだ」
マリアは不安げに周囲を見回し、ユウヤが隙無く燃え盛るコンビニを見る。
二人は背中合わせに構えながら、歓楽街の周囲に奥へと視線を向けた。
暫くの時間が過る。
なんの変化もない。
これは危険を承知で、コンビニを探索すべきか? もしも要救助者がいるとすれば、真っ先にコンビニに踏み込むべきではなかったか?
ユウヤは自分の慎重さを腹立たしく思いながら、コンビニに向かおうとしたその時。
警察と消防が駆け付けるサイレンが接近してゆくのが耳に飛び込む。
認識阻害があっても、さすがに職務質問を受けるわけにはいかない。
「……スフェーン、行こう。これ以上留まるのは危ない」
「ソウ、デスネ、ハイ」
ヒーラーフロストとピュアスフェーンは路地裏の奥へと消え、歓楽街の喧騒から姿を消した。
【宵闇:歓楽街/夜の住人達の語り合い】
「ねぇ、あれ絶対なにかの撮影でしょ……?」
「いやいや、あんな本格的なエフェクト出る? 衝撃波とか氷とか予算いくらよ?」
「最近のはCGすごいって聞くけど。ほら、露出高い子たち、衣装がそれっぽいじゃん」
「でもさ、あの子たちの動き、マジ強かったよ? あれ演技じゃなくない?」
「いや〜〜〜あれって特撮でしょ!」
「特撮の撮影? でも許可取ってないよね?」
「この街で許可とか気にする人いないよ」
「でもさ、あの氷のエフェクト……どうやってんの? スモーク? プロジェクション?」
「いや、あれ本物じゃね? 触手凍ってたし」
「触手って何?」
「知らんけど? この街ならありえる」
「逃げ惑ったり、恐怖の叫びを上げてた人も出演者?」
「助けられたりとか、ヤバそうな人もいたよな? あれもモブ役の演技?」
「俺、あれ絶対AVだと思うんだよなぁ~~ヒーローものエロパロディみたいな」
「いやいや、あの動き素人じゃないって。あれはプロのアクションだよ」
「でもさ、あの露出、完全に大人向けじゃん」
「特撮も最近攻めてるからな……」
「攻めすぎだろ。女のほう透けてほとんど裸じゃないか」
「はいはい、あれはね……若い子たちの自主制作エロ動画よ、きっと」
「え、そうなの?」
「だってあの子たち、髪とか派手に染めてたじゃない。あれコスプレでの身バレ防止よ」
「なるほど……どっかで配信すんのかな?」
「でもねぇ~~あの女の子の衣装、露出多すぎて引くわ~風邪ひくわよあれ」
「さっきのカップル、どこ行ったんだろ」
「ちゃんと逃げたんでしょきっと」
「ヒーローとは別人でしょ」
「まっさか~同一人物とかないない」
【夜:歓楽街外れ寂れた路地裏】
「ここまで離れれば、もう大丈夫かな」
「ソウ、デスネー」
マリアの荷物を回収し、現場からも離れてようやく一息。
歓楽街の区域ではあるが。閉店した廃屋な店が並ぶ、寂れきった一角。
さらに奥の暗く静かな路地に身を潜め、喧噪と明滅する照明から開放された安堵を噛みしめる。
『ねえ、その……』
「何? どこか怪我でも?」
マリアが不意に母国語でユウヤに語りかける。
ユウヤは先程の戦闘で、どこか傷を負っていないかと心配して尋ねた。
『ううん、その……』
「マ、マリア?」
マリアは薄いトーガの装束をつまみ上げ、ゆっくりとまくり上げる。
股間を覆おう濃い陰毛も露わに晒し。すでに濡れた花弁がひくひくと震えている。
ユウヤは困惑を表しながら、マリアの痴態に目が離せない。
『マリア、何処に自分がいるのかわからず、誰もわたしを知らない、周囲はただ見ているだけで誰も助けてくれない、そんな一人ぼっちが、すごく寂しくなって。周りは凄くにぎやかで音がいっぱいでものすごく見られ続けて、それがまるで襲い掛かってくるみたいで恐ろしくて。でもね、でもね、ユウヤがね、来てくれる、助けてくれると思ったら、ものすごくほっとしちゃって。見つけてくれた時、ああ、わたしひとりじゃないんだって───』
『だから、その……ほっとしちゃったらその。もっと、繋がりたい、もっと重なりたい、もっと、触れたい、もっと……わたしの穴を埋めてほしいって…………わたし、エッチです、淫乱です、変態です、色情狂ですっ! でもユウヤとセックスしたいっ! おちんちんが欲しいっ! もっと、もっ~と! 寂しくならないようにしてほしい…………の』
潤んだ瞳で縋るような声。
迷子で襲い掛かった孤独感からの解放が、ユウヤに対する、身も心もの欲求に。
『マリア、ダイジョウブ。ボクハココニイルヨ……』
マリアの母国語でユウヤは返す。
背伸びして唇を塞ぐ。唇を吸いあい、舌がねっとりと辛みつきあって唾液が混合し高ぶりあう。
そのまま露出した肉棒を、陰毛に覆われた割れ目に擦りつけると、ぬるぺちゃと粘度の低い愛液が大量に絡み、既に淫蜜が腿に零れ伝わり、路地の地面に水溜りを作りはじめているほどに溢れかえっている。
『おぅ~おめこに早く早く入れて、いっぱいにぶちこんでぇぇ』
『マリアハ、エッチダ……』
『ううっ、はい、エッチですっマリア、エッチですっ!』
マリアは、陰唇を擦れる肉茎の脈動と熱さにもどかしさを感じ欲求をストレートに伝え。
背を壁に預け、腰を屈め脚を踏ん張り、受け入れる体制を整え、腰をくねらせ揺すりねだるを淫靡に表す。
『おっぼぉぉぉぉぉっきたっ! ちんぽおめこはいったぁぁん! あふぅっすてきぃ~からだいっぱいにきちゃうぅぅん!!』
ぼぢゅっ! ぼぢゅっ! と、派手な粘水音を立て、身長差をそのままに正面から立ったままの挿入が激しく突き上げる。
ユウヤの顔に押し付けられた、巨大な乳房を。吸い、舐め、しゃぶり、吸い上げ、埋まる。
温い体温に満たされた膣を、突き掻き回していると。
亀頭に大きな異質の感触が覆い触れてゆく。
『マリア、コレ…………』
『子宮っものすごぉ~く、降りちゃいます! おちんちん迎えて、精液をどぴゅどぴゅ中に入れたいって、ぎゅんぎゅんしてるぅ~子宮口がちんこたべて、あかちゃんほしいってびっくんびっくんしてるぅ~マリア、マリア、すっごいしあわせっ!! 孕ませてっねえっねえっ~!!! マリア本気なっちゃいます、もう国に帰りたくないっっユウヤがマリアの帰る所ぉぉぉぉっ!! おふっっおうっ子宮おしあげられてぇ内臓ずれりゅっぅいっぱいっいっぱい精液びゅ~してえ、孕む孕む孕みたいぃぃぃぃぃぃひぎぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっっいっぱいででるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!』
ぶっびゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅぅぅぅぅぅぅどくどくっどっくんどぶぶぶぶっどびゆっぶぢゃっぶぶぶぶぶぴゅゅゅっっ!!
マリアの乱れた狂乱の嬌声が、路地裏に響き渡り。
大量の射精を膣に子宮に受け、歓喜の絶頂を喚き散らしていった。
「アッアノ、ゴメンナサイ、ワタシオカシクナッテマシタ」
近くの寂れた小さな公園で水場を見つけ、淫らな粘液をとりあえず拭い取り繕う。
その作業で少し感情が落ち着いたのか、マリアは恥ずかし気に先ほどの痴態をふりかえりこぼす。
「僕は、マリアの帰る所だよ。マリアが何処で迷っても必ず……見つける」
「ユウヤ! ソノ……アリガト。ソレニワタシ、カナリ、ソノ……本気、ナッチャイマシタ……孕ミタイッテ」
「それで、いいよ。僕もみんなを支えられるよう、頑張るから」
「ハイ…………ハイ……」
もどかしくむずかゆく、それでいて生々しい、夜の闇の時間。
暫くの二人だけの、甘味と淫らと真摯が混ざった空気に浸る。
「帰ろうか、僕たちの寮に」
「ハイ」
二人は遅い帰路についた。
【夜中:マリア入寮】
「ただいま戻りました」
「ミナサン、ゴメンナサイ~~~モノスゴク迷ッテシマイマシタ」
時間帯から少ないバスの路線を乗り継ぎ、徒歩と最後は距離は短くともタクシーを利用し帰還に至る。
ちょっとしたサバイバルといっていいかもしれないが、兎にも角にもマリアを寮に連れてゆく事が出来た。
「おつかれ……その……肉……残しておいたけど……その……ごめんなさい」
ケイが恐縮しながら持ってきたバーベーキューの肉は、一串分あるくらいであった。
ユウヤもマリアも気持ちだけもらっておこうと、二人で肉を分け合い。
既に片付けに入っている、寮前出迎えの設置を見送るしかなかった。
「残り物でなにか作るから、後で食堂に来なさい。無事帰ってくることこそが、大事なのだからね」
黒服3号が、温厚なぶたさんコックに戻って、ユウヤとマリアにやさしく声をかける。
「おつかれさまですわ。ちゃんとした挨拶は後ほどに。まずはゆっくりとなさりなさい」
カオリもマリアの遅刻を咎めるでなく。
無事にを確かめると、寮内にすっと入ってゆくが。
やや、足元がふらつく感じに、ユウヤは首をかしげる。
「あ~~ありゃ飲み過ぎたな、まっ後のことは明日明日」
「今日はお開き!」
「ん~~~最初っからだったから、けっこう長く感じたわ」
「荷解きもまだ本格的ではないから……ひっく」
「まっ、遅かったのは、色々あったってことっしょ。ぷふ───ね、匂うわよ、ふふ」
マリアの到着と同時に、解散と寮内にみんな引き上げていった。
アスカの最後の小声に、マリアがびくっと震えるが。その直後の「やっぱりね」なアスカの笑みに、カマをかけられたなとユウヤは見抜く。
ユウヤとマリアも、抱えている空腹には勝てず、食堂へと向かう。
【訃音】
「テンが………………倒された!?」
チルドレンズの兄弟にはわかる。
命の繋がりが途切れたのを、触手城でゼロワンは感じた。
「にっ、にいちゃん、オデ、信じられねえ。テンものすごく、つ、強いのに」
「ゼロツー……事実だから」
驚愕するゼロツーに、ゼロセブンは認めようと声をかけ。
無表情ながら震えていた。
「もっと強く、なにか警告するような事を言ってあげていれば、こんなことには……」
ゼロエイトはがっくりと項垂れ、後悔を露わに重く圧し掛からせている。
「はぁ~~まったくよう、オレサマサイキョーって自信たっぷりやっちゃって。ちょ~っとしたお仕事でやられちまったら、まったく馬鹿じゃん」
「ゼロナイン兄様、あまりにも口が過ぎますです」
「やだ……やだよう…………テンにぃ、いなくなっちゃった」
ゼロナインの軽口に、イレブンが抗議し。
トゥエルブは悲しみ縮こまる。
「パパにも相談するが、赴任しているゼロスリー、ゼロフォー、ゼロシックスに増援を向かわせよう」
「それは妥当です。ピュアもヒーラーも確かに強者は相当に叩きましたが、まだ見ぬ敵が潜んでいたかもしれません」
ゼロワンの判断に、ゼロエイトは賛同し。
その場にいる兄弟たちも、納得した。
その場は解散。
触手城の通路を、ゼロナインとイレブンが並んで進む。
特に仲がいいわけではないが、たまたま向かう方向が一緒だっただけだ。
「あ~~どうするよ、アレ」
「なんですか、急に、アレではわかりませんです」
ゼロナインの唐突な話の振り方に、イレブンは困惑する。
「アレだよ、アレ、テンのオモチャ」
「ああ……アレですか、欲しいのですか?」
テンの残した、四肢を切断したピュアの事に、イレブンは思い当たる。
「ばっかいうなよ、使用済みのオナホなんかいるかよ。けどよ、ほっとくのもなんだしな~って」
「……最下層倉庫にほおりこんで、触手繁殖用にゾンビーたちに使ってもらいましょうか」
「そいつはいいねぇ~まっ時々様子みにいっか、苗床は見ててもおもしろくねえしな」
ハラマセーにとっては、ただの繁殖用の玩具でしかないソレを、二人は平然と語り合う。
「経過観察して、有用なら新たな作成を試してみますか」
「な~るほど、まっアイツに頼むのはしゃくだけどよう」
二人のハラマセーは淡々と話し合いながら、暗い通路を歩いて行った。