「ピュアっとヒーラー」異世界からの孕ませ侵略者と戦ってエロで治療!? 作:白拍子
【夜:サクラ寮3F通路/語らう】
サクラ寮三階、夜の通路。
荷ほどきもほどほどに終えて、長い一日がようやく静かに終わりを迎えようとしていた。
三階の個室から、ほぼ同時に四つの扉が開く。
アキラ、アヤ、リサ、アスカ。
それぞれがラフな寝間着姿のまま、なんとなく通路へ顔を出した。
四人は自然と、通路の真ん中に集まり、立ち話をはじめる。
階段とエレベーターのホールは、少し広めの空間になっていて。小型のソファーや観葉植物が置かれている。
壁面のモニターには、日中は天気やニュースが流れ、緊急時には情報を伝えるよう設計されているのだろう。
夜間のこの時間は、穏やかなアート映像がゆったりと流れていた。
「なんかさ……まだ、自分の部屋って感じがしねぇよな」
「まっ、今日来たばっかりだし。落ち着かないのって当然でしょ」
アキラがTシャツにハーフパンツ姿で、頭をかきながら言う。
アヤは同じくTシャツにゆるやかなスウェットパンツで、腕を組み強気な顔のまま小さく頷く。
「でも、こうして四人そろうと……なんだか安心……ふふ」
「ウチもーなんかさ、部屋に一人でいると、あれ? ここマジほんとにウチの部屋? ってなるよね~まっそんでも、エレベーターホールまで土足、通路は素足でもおっけいなイケてる気軽さって、フツーじゃないけど理屈としちゃアリってね」
リサはネグリジェ姿で壁にもたれかかり、静かに微笑みながらアキラとアヤの並びを鑑賞する。
既にしてお泊りではなく、一つ屋根の下共に生活する関係は、同棲の半歩手前。
男女の仲としては、既に夫婦を飛び越えてしまっているゆえ。
もうこれ、部屋は別々でも新婚生活だよねと、クールな美少女の表情を取り繕っていても、内心のウキウキが駄々洩れである。
アスカはベビードールを纏い、話を合わせつつ手をひらひらさせながら笑う。
「靴脱ぐのが部屋に入ってからじゃなくて、通路からって、なんか旅館みたいだな。確かに部屋の中で靴を脱ぐより落ち着くよな」
「絶対これ、掃除の手間とか考えてないでしょ。でもまあ、清潔なのはありがたいけど」
「合理的ね……けど過剰。普通はこんな手間のかかるゾーニング、しないもの。それに靴を脱いでの収納もしっかりしている……」
エレベーターホールの壁面には、各個室に分けられたシューズロッカーが設置され、内部は抗菌・脱臭加工・自動乾燥機能付き。
黒服とメイド用のスリムラックと来客用ラックには、通路用スリッパというにはしっかりしすぎた上質のものが取り揃えられている。
通路入口にはロングベンチが置かれ、ゆったりと靴を脱ぎやすい空間まで確保されている。
「てかさ~ほら『ここではきものをぬいでください』ってパネルまで貼ってるし、これ読点ないのミスっしょ。このノリだとさ、ここで脱いで真っ裸になってもいいよってヤツ?」
「ぶわはははは、ひで~! よしっ脱ぐか!」
「はぁ~なにバカいってるの」
「あぁ……なるほど……そういうこと、するっ」
「だからって脱がないの、めっ」
アスカのパネルへの指摘に、誤植かそのままの意味か。
アキラが冗談に紛らわせ笑い、アヤが突っ込む。
リサをネグリジェを脱ぎはじめると、コツリとアスカが阻止した。
和やかではあるが。四人ともうっすらと、ひ~りんぐに対する配慮を察してしまう。
「この街を守る」
いきなりアキラは強い声で、窓の外の夜を見ながら語り出した。
「目標だよな。ずっと戦い続けるとか、弟子をとってとか、子供を一子相伝な後継者に育てるとか、さすがに勘弁。少なくとも俺達が普通に人生楽しめるってのを目標にしようぜ」
「そうね~~ハラマセーをぶっとばして、こっちくんなってでいいわよ。そのためには全力で戦うけど」
「わかりやすい……そして目指すべき所に向かう原動力……」
「まっとりあえず、触手城をどうにかってとこでしょ」
この街を、人を、そして自分達を救う。
それでいいじゃないか。
【就寝】
「ふぁ~~あ、そろそろ、寝るか」
「あんだけキメておいて、最後はそれ? まっ確かにちゃんと寝なきゃね、ふぁ」
アキラが大きく伸びをすると、張りつめていた空気がふっと緩んだ。
一日の重さをようやく手放したような、そんな気の抜けた声。
アヤは呆れたように笑いながらも、その表情にはどこか安心が滲む。
「そうね……寝ましょ…………」
「お、おう」
リサがすっとアキラに並び、腰を抱いて身体を預けるように密着する。
アキラは困惑を浮かべるが、拒みはしない。
「そうね~~~~寝るわよ」
負けじとアヤもリサとは逆側に並び、強引に腕を組み身を寄せる。
アキラが視線でアスカに「どうしよ?」と意見を求めるが。
「しょうがないっしょ、ウチも付き合うってヤツ。ま、初日だしベッドの具合チェックしとくのも大事ってね」
アスカは諦めろとばかりに、アキラの背をポンと押す。
壁面のモニターのアート映像が、ピンク色に妖しくうねうねとした性的なヴィジョンに変わっていたのは、なにかの偶然か? 煽ってますよねこれ。
そのまま通路を進めば、ゲストルーム。
来客用とは名ばかりの部屋。
アヤ、リサ、アスカはスマホをかざし、ロックを解除する。
ゆったりとした作りの部屋に入ると、巨大なベッドの存在感が強く主張する。
誰からともなく寝間着を脱ぎ、全裸になるとベッドに寝転ぶ。
四人が同時に寝ても、十分すぎる広さ。
部屋の柔らかな灯りが落ち、静けさがゆっくりと満ちていく。
互いに肌の温もりを伝え感じながら、まぶたの重さが心地よくなる。
静かな寝息が部屋の空気をふわりと揺らす。
四人は言葉を交わすことなく、穏やかな温もりに包まれながら、自然と眠りへと落ちていった。
【夜:サクラ寮4F通路/迎える】
夜食を終えたユウヤとマリアは、エレベーターで四階へ上がる。
扉が開くと───そこには、二人の姿があった。
ケイとヒナタ。
まるで遅く帰ってきた家族を迎えるように。
「ふたりともおかえり……本当にお疲れ様……」
パジャマ姿のケイは、ソファーに座りながら胸に手を当て、ユウヤとマリアの姿を見た瞬間、ふわっと表情を緩めた。
今日一日ずっと張りつめていた心が、ようやくほどけるような声。
「よっ、お疲れ。遅ぇよ、二人とも。心配してたんだからさ。まあなんかトラブルに巻き込まれたんだろ?」
Tシャツに下着姿のヒナタは腕を組んだまま、ぶっきらぼうに言う。
だがその声には怒りはなく、しょうがないなあ、という安堵の笑みが浮かんでいた。
「ただいま」「タダイマデス」
一拍遅れて、ユウヤもマリアもあらためて帰宅を告げる。
「結構、色々あってね」
「無事ならいいってことだけど、まっ後で聞くけどよ。ふぁ」
「なんとなく……部屋にいてもと思ったら……ヒナタも部屋から出てきたので……だったらここで待とうかなって……」
「座るとこもあるし、無駄に贅沢な作りだよなほんと」
ヒナタがあくびを噛み殺す。
もう夜も深く、細やかな話をする体力も気力も残っていない。
ユウヤとマリアも疲労とやっとありついた食事で、眠気の方が襲ってきている。
ケイが小さく頷き、探すように言葉を続けると。ヒナタが壁にもたれつつ、エレベーターホールを見まわす。
「ソノ……本当ニ家族ミタイデスネ───」
マリアはその光景を見つめ、胸の奥がじんわり温かさを感じるのと───同時にどこか冷めたく冷えた部分に言葉を漏らした。
「マリアも家族だよ」
「だよな!」
ケイとヒナタの迷いない言葉。
マリアの時間はその瞬間止まった。
やがて動き出した時間の中で、彼女は胸に手を当て静かに息を吸い込み、淡々と、けれど深い感情を込めて、母国語で言葉を紡いだ。
『私はあなた達にとって異邦人ではない。私たちは一人ではない。私たちは互いに属し合っている。恋人のように夫婦のように結ばれているかのように。私たちは家族だ、ひとつに結ばれた存在だ』
その声は、夜の静けさに溶けるように柔らかかった。
ケイとヒナタには正確な意味までは分からない。
けれど──
マリアの表情と声色だけで、その言葉が感謝と絆を語っていることを悟った。
ユウヤはこの場でマリアの母国語を理解できる唯一の存在として、その意味を胸の奥でしっかり受け止めた。
ユウヤはマリアの腰にそっと触れた後、一歩前に出る。
『オカエリ、マリア』
「アリガトウ……ワタシ……本当に…………嬉しい』
マリアはゆっくりと目を伏せ、小さく微笑む。
四人はしばらく、言葉もなく過ごす。
不安も、疲れも、迷子の心細さも──
仲間の顔を見た瞬間、すっと軽くなる、家族のような温かさに満ちていた。
靴を脱ぎ揃え、奥へと進む。
ゲストルームに四つの鍵が翳ざされ開錠される。
全ての衣服を解き、四人はベッドの上で肌の温もりを重ねながら眠りに落ちていった。
【早朝:サクラ寮3Fゲストルーム/朝のミルク】
早朝の陽光がカーテンの隙間から薄く差し込む広いベッドの上。
男一人、女三人が裸のまま添い寝していたゲストルームは、まだ少し眠たい空気に包まれていた。
「んっ……うわっ? 何? これ?」
アスカは一番最初に目を覚ましてしまう。
アスカはピンクの髪をくしゃくしゃにしながら上体を起こすと、すぐに原因に気づく。
アヤが壊滅的な寝相の悪さを全開にしていた。
腕はアキラの顔に乗っかり、足は大きく広げおまんこをぱっくりと披露している。
その広げた片足が、アスカのお腹の上にドカンと乗ってきたのだ。
しかもアヤの寝息は規則正しく、完全に無自覚の熟睡状態だ。
アスカは小さくため息をつき、視線をベッドの端に移すと。
リサはベッドの端っこにぴったり寄り添うようにして、静かに寝息を立てている。
おそらく慣れからアヤの寝相地獄を回避したのだろう。
賢い。
そしてアスカの視線が自然とアキラの下半身に落ちると───
「お~~~おはよう、アキラ」
そこには、朝立ちで元気いっぱいに天を向いているアキラの勃起したおちんちんがあった。
朝の光を受けて血管が浮き、先端が少し濡れ、おだやかにひくっと揺れるのが可愛らしく感じてしまうほどだ。
アスカの口元に、にやりと悪戯っぽい笑みが浮かび上がる。
「早起きの役得、いただきっしょ~ん~~れろ~~ちゅっ」
アキラの腰のあたりに顔を近づけ、温かい吐息を吹きかけながら、ゆっくりと亀頭を口に含む。
柔らかい舌が先端を優しく舐め、咥えた唇がゆっくりと上下に動きはじめる。
丁寧で優しくねっとりとした愛撫を続けていると、アキラの眉がピクッと動き、顔に乗っているアヤの腕をそっとずらし、薄く目を開ける。
「えっと、その……アスカ? おはよう……」
「んふっ~おはよ、アキラ。朝立ちのビンビン、おいしそうだったからさあ~つい、ね」
声に困惑が混ざりながら、イチモツをしゃぶるアスカに小さく挨拶すると、ちゅぽっと唾液の跳ねる音を立て、亀頭から唇を離した上目遣いでアキラ見てにこっとかわいらしく笑う。
「リサはもう回避済みってやつ。さすがわかってるよね~それにしてもウチが男だったら、アヤのこと襲ってるわこれ」
「アヤの寝相、またヤバかったのか……わるい」
アスカは再び亀頭を舐めながら、アヤの寝相の悪さくすくすと笑いながら指摘すると。アキラは深く息を吐き、謝罪した。
「じゃ、早起きしたご褒美に、ミルクいただくっしょ」
「お、おう」
アスカは続けて、射精に導く熱のこもったフェラに切り替える。
舌を絡め、強く吸いながら、唇が咥える肉茎が丁寧に扱いていく。
アキラの息が徐々に荒くなり、陰嚢が小さくぴくぴく震え跳ねる。
「も、でる…………」
「ん~~出して~朝イチのミルク、全部飲みたい~~~」
アスカの言葉と同時に、アキラの金玉がビクンと震え、熱い精液が鈴口から迸り、口内に勢いよく飛び散る。
最後まで丁寧に咥えたまま精液を吸い取り、ごくんと飲み込んだ後、満足そうに微笑んだ。
「ふぅ……おはようの挨拶、完了♪」
「んうぅぅぅぅ……うるさい……まだ寝るのぉ…………すぅ」
アスカが唇に濡れた精液の残滓を舌で舐めとると、アヤが寝ぼけながらも不機嫌そうに呻き、また眠りに落ちる。
「ん………………ちっ」
リサは端で身じろぎし、薄く目を開けると、確認した現状に舌打ちを一つ鳴らし、ふてくされるように背を向け二度寝に入った。
引き継いでお掃除フェラからの二発目も考えたようだが、なにか負けたような気がするのか、今朝の所は引いておくようだ。
「ん~~~明日も早起きしよっかな?」
アスカはお先にとベッドから抜け出し、シャワールームへ軽やかに消えていった。
【早朝:サクラ寮4Fゲストルーム/朝のミルク】
早朝の柔らかな光が、カーテンの隙間からそっと部屋に差し込んでいる。
広いベッドの上では、昨夜の温かい添い寝の余韻がまだ続いていた。
中央で眠るのは、小柄で色白なユウヤ。
彼の両側を、ふくよかな巨乳のケイと、巨女で爆乳のマリアが布団のように包み込むようにして眠っている。
ケイの柔らかな胸がユウヤの顔に優しく押しつけられ、マリアの大きな腕が彼の頭を腕枕のように抱きかかえていた。
三人とも裸のまま、温かな肌が密着し、穏やかな寝息が重なり合っている。
そんな光景を、ベッドの端から少し離れた位置で眺めている女の子がいた。
「あ~~いい場所取られちまったな。ちくしょう」
褐色の肌に引き締まった筋肉質の体躯、長身のヒナタだ。
彼女はすでに目を覚まし、腕を組みながらベッドを眺めている。
ケイのふくよかさとマリアの巨体に挟まれ、腕枕までされているユウヤの姿は、まるで最高の寝床を独占されているように見えてしまう。
どうしたものかなと、ヒナタの視線がユウヤの下半身に自然と落ちると───
朝立ちで元気よく天を向いている勃起したおちんちんが、朝の光に照らされて艶やかに光っている。
「へっ……早起きもしたんだし、お先にミルクをいただいちまうか」
ヒナタは捕食獣のような鋭い笑みを浮かべ、ベッドに膝をついてユウヤの腰のあたりに近づく。
髪を耳にかけてから、ゆっくりと顔を近づけ、亀頭に軽くキスする、秘めた気持ち的に、奴隷女が主人に奉仕する宣言のように。
「ん~~ふぅ、れろっ、ちゅっ、んちゅぷっちゅちゅ。あ~んかぷっんっんんっんんんっっんくっくぢゅっじゅぷっちゅゅ」
唇と舌が熱く朝立ちの陰茎を嘗め回し、吸いつくキスを繰り返す。
大きく口を開けると根元まで咥えこみ、喉奥まで飲み込んで頭を上下させ、肉茎全体を味わってゆく。
静かな部屋に小さな水音が途切れず続く。
やがて、刺激でユウヤのまぶたがゆっくりと開く。
ヒナタは口を離さず、上目遣いに彼を見て───恥じらいながら笑った。
ユウヤはまだ寝ぼけ眼で状況を把握しようとし、両側がケイとマリアの肌と乳房に挟まれ続けていることを確認し、小さく苦笑した。
両腕が彼女たちの頭の下にあり、抱き着くケイと腕で自分の頭を抱えるマリア。
この状態体勢では、迂闊に動けない。
彼は視線と頷きでヒナタに「いいよ、まかせる」と伝え、ヒナタも視線で「わ~かった、朝一気持ちよく射精しろ」と返す。
再び熱心な飲み込むフェラを再開する。
鼻で息を繋ぎ、口腔全体を膣に変えて、ぐぽぐぽぽっと粘つく淫音を鳴らさせながら、唾液と舌と口内の粘膜が射精に邁進する。
時折歯が擦れ硬質な感触を肉茎に当ててしまうのはご愛敬だ。
ユウヤの小さな呻きが荒くなり、口内で弾けそうな振動が激しく収縮し───熱い精液がヒナタの口内に大量に満ち溢れる。
咽ながらも咥え続け、ようやく全ての精液を飲み干すと、唇から肉棒をぷぢゅりと吐き出し、満足そうににやけた笑みを浮かべる。
「……ん……朝……? あれ、ヒナタ……?」
「オウ……ヒナタ、ズルイデス~」
その直後、ケイがむにゃむにゃと目をこすりながら起きはじめ、続いてマリアも大きな体を起こし、ぼんやりと状況を見て目を丸くする。
「ふっ、早起きは三文の徳って言うだろ? お前ら寝相よすぎて、いい場所取られてたからな~だったら、ちんぽへのご奉仕は、あたしがってね」
「先越された……早起きしないわたしが悪い……」
「ドーシテモ場所トリ、ナッチャイマスシネ。今回ハおちんちん譲リマスデス」
ヒナタは悪びれもせずに笑い。
ケイは少し残念そうに、でも悪気なく笑うと、マリアも大きな胸を揺らしながら、のんびりと言った。
ヒナタが肩をすくめた隙に、ケイとマリアがくすくす笑いながら交互にヒナタの唇を奪い、精液の残滓を味わう。
さらに二人同時にユウヤの亀頭に舌を這わせはじめ、茎を優しく扱くと、残った精液を吐き出させお掃除する。
「ん……朝イチは少し、しょっぱいね……」
「ユウヤノ味デス、スキ」
「じゃ、あたし先シャワーするぜ」
ユウヤの股間に群がるケイとマリアを背にして、ヒナタはシャワーを浴びに行く。
まあ、このままこれから続けて二発目の射精だろうから、邪魔にならないようさっさと退散しておくべきだ。
一本の肉棒を共有する家族ってやつだな───ヒナタはそんなことを思った。
【朝:1F食堂/朝食前の一杯】
朝食に全員が食堂に降りると───
「さあみなさま、先ず朝は一杯のミルクからですわ」
テーブルには、カオリおすすめの牛乳がマグカップで待っていた。
一瞬、食堂全体の空気が凍りつく。
アキラがカップを手に取りながら固まり、アヤは無言で頬を染め視線を泳がせ、リサはうんうんと理解者顔で頷きミルクを飲み干し、アスカが「うわっ」と小さく呟く。
ユウヤは無言でマグを眺め、ケイは胸の前で手を組みあわあわと挙動不審になり、ヒナタは「ははは……」と乾いた笑いを漏らし、マリアは気まずそうに彼方へ視線を逸らせる。
カオリは、にこにこと全員の微妙な表情を不思議そうに見回し。
「どうかなさいましたの? 新鮮な生乳ですわ? 朝はやはり一杯のミルクが一番ですもの。
お~~~ほっほっほっ」
その無邪気な笑顔と高笑いに、食堂に微妙な沈黙と、誰ともわからない小さなため息が落ちていた。まる。