「ピュアっとヒーラー」異世界からの孕ませ侵略者と戦ってエロで治療!? 作:白拍子
【モンスター/惰眠烏賊:ダルゲソン登場】
【南側倉庫街:廃倉庫ファクトリー/一進一退】
ゼロスリーとピュアアンバーの攻防は激しさを増し加速していた。
ゼロスリーが戦棒を長く構え連続した突きを繰り出すと、アンバーは避け、払い、掴み、手繰って蹴りを打ち込むのを、ゼロスリーあっさりと獲物を手放し間合いを取る。
そして手に短い棒を生み出すと次々に投げつけ、何本かはアンバーに当たり打撃を刻むが、痛める程度の技でしかない。
「へえ~小技は多彩になったじゃない、けどそれだけじゃ、喧嘩は勝てないってね!」
「理解はしている、貴女が強いからこそ些末な技も頼る」
武器を生成できるからこそできるからの技や動きを、よく研究し取り入れているのであろう。
しかしチルドレンズ特有の経験の無さが、実戦ではどれだけ効果的かを身に着けるには、まだ遠い。
「些末ね? それじゃこれはってね、食らいな!」
アンバーは腕を引き搾り渾身の一撃を入れる構えを見せるが、実際は足の甲に乗せた小さな瓦礫を蹴り上げ飛ばす。
ゼロスリーは驚き瓦礫を棒で弾くが、その隙に距離を詰められ蹴りを脇腹に受ける。
受けた打撃に顔を歪めながら踏みとどまり、掌を突き出す掌底打ちを放つが、既にその間合いをアンバーは下がって外し───
「がふっ!! へー確かに些末だけど、やるじゃないの」
「必殺の一撃のためには、些末を重ねるのを頼らなくてはいけない」
ゼロスリーの掌から生成された太く短い棒が地面に落ちる。掌打のリーチを伸ばし届かせ、アンバーの胸を穿つ打撃。
双方に傷は入るが、確かにまだ決定的に傾く様子はない。
このまま体力と気力の削り合いを続け、自分達以外の決着が勝負の天秤を傾ける展開になりそうではあるが───
ピュアアンバーはヒナタは、ピュアパールをケイを待っている。
ヒーラーを除外すれば、この戦いは終わったも同然だが、ゼロセブンの振るう大鎌にヒーラーフレイムは真正面から付き合わず。
放つ炎での牽制、振りかぶりが大きければ距離を詰めての打撃、振り回しからの切り返しにも、その範囲から火炎放射の圧力で飛び退き、焦れた戦いにしかならない。
かといって、ゼロスリーの援護に行く事はさすがにできない。そんな隙や距離をフレイムが許していない。
それに───
「おまえらって何人兄弟? 武器使いって感じだけど、一人一種類ずつ? 一人はやられたって言うけどどんなやつだったのかなぁって~おっとあぶねっ! いやあナナちゃんって無口キャラで付き合い悪いけどさあ、兄弟がいっぱいいるならさ、もうちょっと笑顔でお話しできるようになったほうがやっぱりコミュニケーションも円滑になるって感じだし。あっちで戦ってる兄貴? も、さあ。あんまり口数が多いってイメージないからなあ目も細いし。ナナちゃんはわりとお眼目ぱっちりだから、もっと表情気をつければ華やかになれるよって、お~~っとイラつくのはってだけどいきなり鎌投げてくるのは勘弁ってやつだなあ~はっはっはっ」
「おまえ……うるさい、十二人だ」
フレイムの戦いながらの世間話がウザい。
ゼロセブンは比較的小柄ながら、大鎌という重量のある武器を扱いきる腕力を持っている。
だが、リパーシェフほど鋭く回避が深刻な太刀筋ではないのと。当たればただでは済まないが、モーションの大きい大鎌という重い刃物。
フレイムが話し続けて煽る事で、刃の振りや引き戻し、刃先をひっかけにゆく動きを単調にさせている。
焦れて大鎌を投げつけてみるも、容易く避けられてしまう。
この戦いを早く終わらせて、ダルゲソンを追及したい。
目の前の相手も大事だが、それ以前の時間に発生した苛立ちを引きずっている。
ヒーラーフレイムは、それを知っているわけではないが。積極的にゼロセブンを倒すよりも、つかず離れずの時間稼ぎを悟らせないよう無駄話を浴びせてゆく。
ピュアパールを待っているから。
【The lanky guy fell down】
「はあはあ、たどりついた……のっぽさん」
ピュアパールは走る───
主戦場から少し離れた、アームが撤去され支柱だけが残っている荷役用のクレーンの元に、立ち入り禁止の看板を無視し覆われたフェンスを蹴り倒して辿り着く。
鎌の刃で裂かれた傷が痛む、出血だってしている。
今はそれよりも、状況を大きく変え戦闘を勝利に引き寄せる一手。
自分にはそれができるはずと信じて……戦いの場から離れたが、一人になると急に心細さが頭をもたげる。
本当にこれでいいのか? 自分の意図は伝わっているのか? 失敗したら? 味方を巻き込むことになったら?
それよりも……
わたしにできるのかな?
「や……やらなきゃ、やってみなきゃ……わからない、恐い、恐いよ…………でも、でもね、やらせるのってもっともっと…………もっと……恐いんだって……いま、わかった……」
この場にいない、離れ離れになっているヒーラーフロスト。
ユウヤがピュアに指示を出すということがどれだけ責を抱えているか、どれだけ強く決断しなければいけないのか。
自分の考えと行動でここまできて、やっとわかったような気がする。
「かな? じゃないっ! やるのっ!」
クレーンの支柱と台座を見る。錆びてボロボロな披露した部分が、まるで焼き過ぎた骨付き肉の焦げ目に見える。
台座の脆く危うい所が崩れやすいよう、包丁で切れ目を入れ肉に火が通りやすくなるかのように見定め。
浅く砕く隠し包丁。
鉄骨の筋を脆くする筋切り
倒れる方向を微調整する飾り包丁
支柱という巨大な肉を調理する感覚で、廃倉庫に支柱が倒れるよう繊細に拳を振るう。
「切れ目よし……火加減よし……食材の重心……よし…………そっか……あの時エクスタスで繋がった時、鉄の扉を細やかに触れた時……一緒だ……次は鍋を振るうのと同じ……そして……みんなを信じる!」
足場を固め、狙った方向へと押し倒す準備を整える。
ピュアの中でも剛力なパールでも、支柱を動かすのは無理がある。
それを台座を脆くするだけでなく、自らの衣装が弾け飛び全裸になりながら銀の髪がふわりと踊り『ブースト』を入れる!
「のっぽさんがころんだ!!」
パールは戦っているみんなに届くよう、力の限り叫び。
料理に火を通し仕上げる感覚で力の流れを読み取り。
ブーストされた怪力で一気に押し込むと───支柱はゆっくりと廃倉庫に向かって倒れていった。
【南側倉庫街:廃倉庫ファクトリー/倒れる・飛ぶ】
「のっぽさんがころんだ!!」
「よっしゃあっ!」
「来たわね! ブースト!」
「ハイ、ココマデデス」
遠くから聞こえるパールの声。
戦場でピュアとヒーラーが耳にすると、フレイムは一息溜めた火炎放射をゼロセブンに浴びせ、その反動を推力にしてかなりの距離を飛びすさり距離を空ける。
アンバーは片胸を覆う帯と腰の前垂れを引きちぎり全裸になると、ブーストを点火させた速さで、ゼロスリーの視界から消える。
ゼロスリーは高速の連打を全て受けきる覚悟で戦棒を構えるが、アンバーは横っ飛びに離脱している。
大きく距離を空けて、今までの戦いの場から逃げたように見え、ゼロスリーは拍子抜けをする。
「いったい、何?……!?」
フレイムの炎の帯を避けて大きく飛ぶゼロセブン。
フレイムもアンバーも距離を取った事から、この戦い仕切り直しか?
そう思いながら着地すると、ゼロセブンは自分を覆う影に気付く、見上げると───巨大な質量の支柱が───倒れて来る。
パールが全力の力で押し倒した老朽クレーンの支柱が───悲鳴のような金属音を上げながら傾き。
ついに限界を超え、巨大な鉄の柱が廃倉庫の出入口へ向かって転倒してゆく。
地面が揺れ、粉塵が舞い上がる。
倒れた支柱は廃倉庫出入口を粉砕し、鉄とコンクリートを巻き込みながら巨大な瓦礫の波を作り出した。
その衝撃に巻き込まれたゾンビーたちはまるで紙人形のように吹き飛び、触手の群れは潰され、肉を引きちぎる断末魔のような音を立てて消えていく。
「セブン───!!!!」
濛々たる粉塵の中、ゼロスリーが叫ぶ。
支柱が倒れた先で、ゼロセブンが巻き込まれ消えてゆくのを見たため。細い目を見開き視界の悪い中、弟を懸命に探そうとするが。
「おっらぁぁぁ!!」
ゼロスリーの顔面が殴り飛ばされる。
ピュアアンバーが全裸のブースト状態そのままで一気に近づき、さらに打撃の乱打がゼロスリーを襲いサンドバックにする。
このまま一気に押し切れる───
ゼロセブンは、自分がもう助からないのを悟っていた。
腰から下が支柱に潰され、普通の生物なら即死の傷。
ハラマセーの強靭さでかろうじて意識を保っているだけだ。
かすむ視界の先で、ボロボロに殴られ続ける兄、ゼロスリーの姿が見えた。
なんとか……何か……
考えるんじゃない。
やるんだ。
ゼロセブンは、残った全ての力を小さな鎌に注ぎ込んだ。
「がぁっ! 痛ってぇぇぇ!」
「さん兄……にげ……」
「セブン……」
アンバーの背に小さなナイフサイズの鎌が刺さり、その痛みでラッシュが途切れる。
ゼロセブンは支柱に下半身を潰されながら、小さな鎌を生成するとアンバーに投げつけ、ゼロスリーを助けたのを見届け消滅してゆく。
アンバーのブーストも時間切れか解除され、一気に動きが鈍くなる。
ゼロスリーはこのまま戦えば、ピュアアンバーを討ち取れるかもしれない。
しかしおそらく他のピュアやヒーラーに囲まれ、ゼロスリーは自身が倒されるであろう事も悟る。
一瞬の葛藤の中、破壊を受けた廃倉庫から花火が打ち上がる。
《みんな~逃げてね♪ byダルゲソン》
花火が作る文字に、ピュアとヒーラーが唖然とする中、まだ生き残っていたゾンビーと触手は四方八方散り散りに逃げてゆく。
秩序もなくただ逃げる。だからこそ追いきれるものではなくなってしまう。
ゼロスリーは撤退花火を見上げると、ここで死力を尽くすのではなく逃げる事を決める。
だが廃倉庫側は瓦礫に埋もれ、正面にはピュアとヒーラーたちが控えて、その突破は難しい。
一瞬の逡巡。次の瞬間ゼロスリーは走る。
向かった先は、壁に囲まれた袋小路。
「あいつ、そっちは行き止まりだぜ?」
「追い詰められたってやつか!?」
「逃走経路ナシデス」
逃げ場がない所にゼロスリーは突進してゆく。
手に新たに戦棒、しかもかなり長いものを生成してゆく。
その先端を袋小路の壁手前に突き刺すと、衝撃が腕に伝わる。
足が地面を踏み切り蹴り、全ての力を戦棒に流し込みしならせ、身体を宙に持ち上げてゆく。
棒が弾けるように戻ってゆき、身体が中空にほおり込まれ重力に逆らいを示す。
背筋を反らせ壁を掠めながら凌駕し、その姿を向こうの世界へと消してゆく。
「お、おお~すげえ……」
「かぁ~~~逃げられちまったぜ、あと少しだったのに」
「オミゴトデス……」
ゼロスリーの見事な棒高跳びで、壁を越えての逃走であった。
【これは終わりじゃない】
手を真っ赤に染めたピュアパールは、裸のままよたよたと走る。支柱を倒すために台座へ叩き込んだ衝撃で、拳は裂け皮膚が破れたまま乾ききらず、血が滴っている。
それ以前の傷も塞がっておらず、流血が肌に赤黒く彩ってしまっている。
ブーストの効果がきれた疲労感を引きずりながら、衣装が弾け飛んだ全裸のまま走る。
途中、ヒーラーフレイムとピュアスフェーンを追い越したのを見たが、反応する余裕が無い。
倒した支柱に近寄ってゆくと、ピュアアンバーと瞳が合う。みんな、無事だ。
確かめたい事が……ある。
そのため傷ついた体に鞭打って、ここに駆け寄ってきたのだから。
クレーン支柱が倒れ、廃倉庫の出入口は瓦礫の山と化している。
多数のゾンビーと触手が巻き込まれ塵となって消えてゆく。
その中にはゼロセブンも姿もあった。
まるで災害のような光景。
多数の敵を討ち倒し、拠点を破損させ以後の使用を阻止している。
話が確かなら一般人を巻き込んでおらず、仲間も巻き込んでいない。
パールの胸に、勝利の高揚と同時に冷たいものが流れ込む。
「これ……わたしが……やったんだ…………」
苛まれるどす黒く大きな罪悪感。
ほんの少し前の彼女であれば、圧し潰され、心をどこかに逃避させ、誰かに縋り頼った。
けど───
今は違った。
「うん…………わたし……自分で……考えて……動けた…………」
膝が震える、歯の根が噛み合わない、失禁しそうだ───
恐怖は消えない
だけど───
ケイはその恐怖を抱えて前に進む。
「おい……パール、顔色悪いぞ。まあその、よう、大丈夫じゃねえって判るけどよ……すげえことできたって事じゃないか。胸張って───て、ガラじゃねえか。とにかくさ、誇っていいぜ」
「アンバー……ありがとう。恐いけど……ちゃんと見ておきたいから、わたしがやった事……」
アンバーの気遣う声。
それを耳にして、パールの身体は徐々に頑な力が抜けてゆく。
傍にいて、身も心も触れ合う仲間。
心強さの尊さが身に沁み込んでゆき、震えがゆっくりと収まって───
ぬじゅるうっ~べちぃっ! ぎゅぷるぅっうんっがじゅっ!!
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁっっっ! ひっひぎぃっっ!!」
「なにってめっ! ぐっ! ちぃぃぃっくしょおぉぉっ!!」
「むほほほほほ~~~はだかでぼ~っとしてるなんて、そぉんなに犯してほしいですかぁ~このダルゲソン、据え膳は完食ですぞぉぉぉぉぉぉぉっ!! むふっ」
瓦礫となった廃倉庫からのっそりと現れる巨体。
下卑た大笑いをしながら、伸びる二本の触腕ペニスがパールとアンバーに巻き付き、抱え上げ宙に浮かせる。
さらに股間から大小多数のちんぽ触手を伸ばし、肌を這いずり回り無数の亀頭から白濁の精液を浴びせ、乳房を腿を搾り上げ、口腔に膣に肛門にぶち込み侵入する。
ダルゲソンはピュアたちを凌辱に堕するため、本気で迎え撃ちに出た。
励みになりますので、感想評価お願いいたします
評価☆9一つ追加ありがとうございます!
素直にうれしいです!
目指す至近目標:評価者五名