※この作品はR-18です。

「ピュアっとヒーラー」異世界からの孕ませ侵略者と戦ってエロで治療!?   作:白拍子

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162「ぴゅあのうたげ・そのご」

【サクラ寮B2F:第二トレーニングルーム/カオリ、女帝降臨】

 

カオリが悠然とマットに上がる。

 

財閥令嬢としての気品を保ったまま、彼女は何も身につけていない。

浴場で全裸を見たことはあっても。

これからセックスする女性として改めて向き合うと、その印象はまるで違っていた。

 

 

167センチの身長に、過不足のない健康的な体幹。

110センチのJカップは、重みを感じさせながらも張りを失わず、豊かに前へせり出している。

大きくむっちりとした巨尻、しっかりときゅっとくびれた腰。

ねっとりと色の濃い広い乳輪に、陥没した乳首。

剃ったのではなく、元から生えていない完全なパイパンの丘から、乳首と同じく色の濃い陰唇が覗いている。

ぴちぴちに引き締まった太腿、きゅっと締まった足首。

そして、整った美人の顔立ちには、傲慢さはあっても、高貴な人格が漂っている。

 

女の子としてのエロティックな要素が、これほどハイレベルに、ゴージャスに。

破綻なくまとまった存在が、そういるものだろうか。

いやない。

 

AV女優やポルノ女優であっても、頂点付近にしか存在しないだろう。

 

同じ女であるピュアたちも、特徴的な部分では負けないところはあるが。

総合的なエロスでは───悔しいけど、カオリさんかなという認識を。

堂々とした裸身を見送りながら、みんなは思うしかなかった。

 

アキラもユウヤも、その裸身を前にして、改めて圧倒を感じていた。

男である以上、劣情を抱かず、勃起もせずにいられる方が、むしろ失礼なのではないか?

そう再認識してしまうほどの魅力が、カオリにはあると。

 

 

アキラとユウヤは息を整える。

 

ただの情欲だけではなく。

これから身体を重ねる相手として、真剣に向き合わねばならないという気持ちが、自然と胸の内に満ちてくる。

それをまた、ピュアたちも静かに見守るのは。

カオリに備わった、一種のカリスマであろう。

 

 

カオリは二人の視線を受け止めたまま、自然に前に立ち正対する。

 

財閥令嬢としての傲慢さがありながら、ピュアとヒーラーを主導し、ハラマセーと戦う立場としての責任。

彼女の瞳の奥で、高揚も羞恥も決意も興味も、やや混沌に混ざり合っている。

カオリも一人の、年頃の女の子でもある。

 

「改めて、見てもらいますわ、わたくしの身体を。これから、あなた方と交わるがゆえに」

 

声に余計な色気は乗せていない。

令嬢らしく、しかし逃げも隠しもしない、真剣な態度。

しかしその瞳の奥には、わずかな震えも確かにある。

 

「アキラさん。ユウヤさん。これまでも、ひーりんぐとして身体を重ねる機会があったはずです」

「ですが、今日この場は、単なる回復の手段ではなく……男と女として、お互いの覚悟を、身体で確認し合う場でもあると、わたくしも理解しています」

 

カオリは自らの豊かな胸に、そっと手を添えながら語る。

陥没した乳首が、わずかに指の腹に沈み込む。

カオリは二人の前で、わずかに足を開き、自らの裸身をさらに隠さず。

生殖器を晒し見せたまま、静かに続けた。

 

「わたくしは主導する以上、責任は負います」

「あなたたちが、私を女として欲し、きちんと抱いてくれること」

「それが、この場における最低限の礼儀だと、わたくしも思っていますわ」

「それに───アヤさんが、ケイさんが……そしてみなさまが……表してくれた覚悟…………」

「わたくし嬉しく、嬉しすぎでしてよ」

 

カオリの言葉は冷たくも甘くもなく、ただ真摯だった。

傲慢な令嬢でありながら、ピュアの中心に立つ者としての自覚が、その立ち居振る舞いに滲み出ている。

最後の言葉は、二人にだけ聞こえる小声で、そっと添える。

 

アキラは深く息を吸い拳を軽く握り、ユウヤも静かに息を整え頷く。

目の前にいるのは、ただ美しくエロい女の子ではない。

これから本気で交わる、一人の人間だ。

 

 

「それでは、始めましょう」

「財閥の令嬢として、ピュアとして。そして、一人の……女として」

 

その宣言は、部屋の熱気とは異なる凛とした緊張と。

ひくりと震える陰茎を、二人の間に走らせた。

 

 

【誤解の肉食獣】

 

カオリとアキラとユウヤは、全裸のまま向かい合っていた。

誰もが動きを止めていた。

 

決意を確認し合うような沈黙と、改めて互いの裸体を視線でなぞる時間が、そのまま続いていく。

カオリの豊かな体の曲線も、アキラの落ち着いた屈強な体躯も、ユウヤの細身ながら引き締まった肢体も、ただ静かにそこに在った。

 

周囲で見守るピュアたちが、小さく首をかしげはじめる。

 

「なんか……長くない?」

「これは……千日手……」

 

アヤとリサの、小さな囁きが交錯する。

 

 

アキラもユウヤも、先に動いてよいものか判断がつかなかった。

 

男の側から、がっつくように手を出すのは、カオリの高貴さを前に、無作法に感じられてしまう。

自分たちの態度を推し量っているのか。

ある意味で、高度な焦らしプレイなのか。

 

達人同士の戦いにて、先に動いた方が負ける。

後の先を取られそうな微細な空気が漂い。

 

突きつける熱い勃起を維持しながら、三人はただ向かい合ったまま、微妙に固まった。

 

 

その様子を、ピュアたちとは対岸の位置で一人休んでいたコベニが、呆れたような目で見ていた。

 

(う~む、これは……主殿は自ら責めた経験がほとんど無いでござる)

(ミナミにも、ちんぽ突っ込ませるだけ突っ込ませて、動かすのも向こう任せのパターンばっかりだったし)

(愛撫とか前戯とか、そういうのほぼ無しの直球セックスで絶頂して満足しちゃってたから……まともに前戯した経験は……ないでござるな)

(経験が無いことには、どう踏み込んでいいのかわかんないでござるし、男二人も主殿に気圧されて、手をこまねいてますし)

 

表向きはシリアスな空気を壊さないよう、表情はほとんど動かさない。

だが、心の中ではかなり辛辣だった。

 

 

真剣に裸を晒し、真剣に覚悟を述べ、真剣に向かい合った結果

誰も最初の一歩を踏み出せずに時間が溶けていく。

その落差は、どうしようもなく、喜劇であった。

 

 

固まったままの三人を見かねて、コベニが控えめにハンドサインをカオリに送る。

 

手を広げそれを押し出し、包む動作。

『寄り添って、抱きしめる』簡単な動作の指示だった。

 

しかし、なぜかカオリの頭の中でそれが『突き倒す』に変換されてしまう。

最初の押し出す動作を見て、後を見ずに動いてしまっていた。

 

 

次の瞬間、カオリはアキラの胸に両手を当て、勢いよく押し出していた。

 

「……お?」

 

アキラは普段の豪快さとは違う、まぬけな声が上げてしまい。

マットに仰向けに倒れるのとほぼ同時に。

カオリ自身も足を滑らせ、そのまま彼の上に覆い被さる形になる。

 

どす、という鈍い肉がぶつかる音。

110Jカップの爆乳が、アキラの顔をほぼ完全に塞ぐように圧し掛かる。

柔らかく重い乳肉が視界を埋め、鼻先に乳輪の感触を押し当てる。

 

カオリは慌てて上体を起こそうとするが、体勢が悪く、結果としてさらに圧し掛かるような姿勢に。

まるで雄が雌を、これから犯そうとする形になってしまう。

 

 

周囲のピュアたちからは、どよめきがあふれる。

 

「大胆……ふふ」

「剛毅っていうか、まさに支配者って感じだなありゃ」

「カオリさん自ら……押し倒すなんて……」

「マサニ、えんぷれすデス」

 

大半がそう解釈する中、一部の者は違和感を感じていたが、指摘するほどには表に出てはなかった。

 

 

カオリ自身は、心の中は真っ青だった。

 

(違います、違いましてよっ! これから……いかにすればよいのでしょうかしら!?)

 

ミナミという男を求め、激しく体を蹂躙させるに委ね、快楽を得ていたが。

自ら責めた経験は、皆無に等しい。

 

これまでのミナミとのセックスも、ほとんどが「入れさせる」だけで完結していた。

前戯も、主導も、まともにしたことが……なかった。

 

だから今、頭の中では先ほどのピュアたちが見せていた痴態を、必死に見様見真似で反芻している。

 

(アヤは跨がってらしたわ……ヒナタは前後に入れて腰を動かしてましたし……ケイは同時にしゃぶって……リサは説明しながらおしりを……アスカは金玉を弄んで……マリアは二本同時に……ちょっとおまちなさい、それは無理ですわ)

 

情報がぐるぐると回るばかりで、次に取るべき行動が定まらない。

 

その焦りを隠すように、カオリは時間稼ぎのつもりで、それらしい言葉を吐き出す。

 

「アキラ───今は、私が上ですわ。しばらく……そのままでなさい」

 

声は令嬢らしい落ち着きを装っているが、微妙に上ずっている。

爆乳で顔を埋められたアキラが、まともに返事できないのも、彼女の動揺をさらに深めていた。

 

 

表面上は「支配的な令嬢が、屈強な男を組み敷いた」光景。

内実は、ただ転んで、どうすればいいか分からなくなっているだけの、膠着状態であった。

 

 

【入らない】

 

カオリはアキラを押し倒したまま、前戯をほとんど省いていきなり挿入しようと試みる。

下手に知識も経験も無いことで、知ったかぶりな恥をさらすよりは。

直接、膣に入れての性行為をおこなったほうがマシと、短絡的な考えに収まったのだが───

 

腰を浮かせ、アキラの勃起したペニスを膣口へ当てようと、おまんこに擦りつける。

だが、亀頭が陰唇を擦って弾かれ、ぬるりと滑るばかりで、うまく収まらない。

 

おちんちんに手を添えるなど、補助をする動作が、考えに出てこないまま。

一度、二度、三度と試すうちに、熱を帯びた肉茎が柔らかな襞を繰り返し擦り。

徐々に湿った水音がぬめりはじめる。

 

「んっふっぅ、くっ……」

 

カオリの喉から、小さく焦った吐息が漏れ。

それは艶を帯びた、小さな喘ぎにもなっている。

 

周囲のピュアたちは、その光景を「膣への挿入を焦らす素股」だと解釈していた。

 

「コレハ……」

「焦らせてんなぁ」

「お嬢様らしい、余裕のある責め……ふふ」

「わざとその……挿れてないんだね……」

 

だが実際のカオリは、挿入しようとして失敗し続けていた。

陰唇とペニスが、ぬるぬると擦れ合う感触に焦りを感じつつ。

同時に、今まで経験したことのない奇妙な高ぶりが、下腹部にじわりと広がっていくのを実感していた。

 

(入らない……なぜですのっ!? 入らないのって!?)

(はっ!? いつもは、ミナミが……入れてくれるのに……)

 

アキラは動かなかった。

動けなかった。

 

カオリが支配する形のセックスを、自分が勝手に崩すべきではない───

そう忖度し、腰を勃起を預けたまま、カオリの動きに身を任せている。

 

結果、ペニスはただ弾かれ、擦られ、濡れていくばかりだった。

もどかしい。

 

 

ピュアたちの間で、徐々に別の感想も漏れ始める。

 

「生黒い陰唇を掻き分ける、肉棒の弾ける濡れた音…………肉体の楽器……くく」

「ハメそうで、ハマらないって、男にとっちゃたまんねえだろうな」

「腰の動き、大胆というか……おおざっぱ?」

 

「ウチの勝手な解釈なんだけどさ……入れないんじゃなくて、入らないってやつじゃね?」

 

アスカの呟きに、まさかそんなと思いつつも、微妙な納得もしてしまう。

違和感は確かに増えつつある。

だが、まだ誰もはっきりとは指摘しない。

できない。

 

 

一方、一人残されていたユウヤは、腕を組んだままこの光景を見ていた。

 

そして、これは、見せつけるための放置プレイと。

深く考えすぎた結論を、静かに胸の内にしまい。

 

ならば、見せつけられ期待する勃起を維持する事で、カオリのプレイに応えるまでと。

誤解したままの解釈を、己に課せる。

違和感を、感じてはいるが。

 

 

マットの上では、カオリの腰が再び大きく動き、ぬぢゃりと熱い音を立てる。

 

挿入できない焦りと、擦れ続ける快感が、令嬢の取り澄ました表情を。

徐々に複雑なものへと変えていった。

 




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