※この作品はR-18です。

「ピュアっとヒーラー」異世界からの孕ませ侵略者と戦ってエロで治療!?   作:白拍子

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【モンスター/堕聖女:シスター登場】


029「こーるたーる」

【チャペル】

 

廃墟のシュッピングセンター。

その中にある広々とした公園のような空間に、ぽつりとある小さなチャペル。

かつては荘厳で結婚式に使われていたであろうその場所は、今では荒廃し見る影もない。

ハラマセーであるシスターは祈っていた。

 

「よーシスターちゃん、最近勢力マシマシって感じ~い~よね~新入りは淘汰されちまってまあ、俺様こ~んなに頑張って、地道にさ触手やゾンビーこさえて、いつか街を飲み込むお祭りってヤツを楽しみにしてるし。シスターちゃんがピュア達の相手してくれてるから、俺様も楽~~にお仕事できるってね~もうさ、感謝してるよ~~へへっ」

 

「私は導いているだけです、ハラマセーにより命が正しく満ち溢れるのを」

 

プリズンが、軽薄に声をかける。

相変わらずうっとおしい、長舌が耳障りだ。

 

祈りを邪魔された事を咎めるかのように、シスターの返答は冷たい。

だが、ハラマセーを肯定し、その繁殖を認めている。

 

「なんならさ~~俺と一発ヤッて、新しいモンスターを産んでもらうとか、どかな?」

 

さらに軽薄な舌を重ねるが。

シスターから飛んでくる太い針が返答だ。

 

「やーれやれってね~~つれねえなあ~~おっ、フォールンのところのチビか?」

 

針をなんなくかわしつつ、プリズンの足元に子供の姿のゾンビー。

チルドレンゾンビーの一体が現れる。

 

ハラマセーとなった元ヒーラーが、フォールンという名となり、パートナーであったピュアに産ませた子供の姿のゾンビー。

彼の元で武具を振るい、統一した動きを見せるゾンビーの亜種といってもいい存在だ。

 

見た目は少年のように見えるが、生気の無い死人のような肌と、成人サイズのペニスを剥き出しにちょろちょろと歩き回る。

シスターを視界に捉えると、迷うことなく足元に駆け寄りしがみついた。

そしてシスターの脚に、おちんちんをこすりつけ射精し、かわいらしく見上げる顔は、さらに性交を求める顔だ。

 

「あらあらまあまあ……」

 

微笑むシスターの手の平が、チルドレンゾンビーの頭を撫でて。

 

そのまま握りつぶす。

 

頭部のないチルドレンゾンビーは、射精しながら床に転がった。

 

「さてと、彼らに引導を渡しに行かなくては。心の奥底のどす黒く醜い欲望を目の当たりにして、侮蔑と絶望を十分味わっているでしょうしね」

 

転がるチルドレンゾンビーを無視し、シスターはゾンビー達を伴い出撃してゆく。

 

 

「せっかくの子供が減ってしまった……あれはなんですか、プリズン」

「まあな、あれの覚醒には俺も立ち会っていてさ……すっげー特殊ってやつ」

 

フォールンは知らせを受け、チャペルに辿り着くが。

入れ替わりでシスターは出て行ったところだ。

 

チルドレンゾンビーの残骸を確認すると、顛末をプリズンから聞いて憤る。

そしてプリズンは、シスターがハラマセー化した事を語り出す。

 

小さな教会の清らかなシスターで、教会に来る方々の世話を行い、人当たりもよく人気もあった。

信者の一人が劣情から、彼女を強姦しようとした。

いままで信仰厚い信者と思っていたため、彼女は問うた。

 

『わたしとの子供が、欲しいのですか?』

 

彼の答えはただその肉体で快楽を得たい。

膣内に射精して征服欲の満足を得たいとの事だ。

 

教会内には既に、触手が充満していた。

この男の暗い欲望がハラマセーと化するであろうと、邪な所業を吹き込み煽ったプリズンは、強姦ショーを見守っていた。

 

触手は……シスターが取り込み、彼女はハラマセーに、自我のあるモンスターへと化した。

彼女を犯そうとした男は、その手でゾンビーとなり果てた。

 

 

「まっそれ以来、俺達の仲間として、勢力拡大にゾンビーを操って、繁殖頑張ってくれてるってわけ」

 

フォールンは、納得いかない感じで、シスターの向かった方を睨みつける。

 

「まっ、そのうち破綻するぜ───ああいう歪な存在ってヤツはな」

 

プリズンは慰めるかのように、真面目な口調でフォールンに語った。

 

 

「ふぇっ~~~へっへっへっ、みんなご苦労さん」

「と、シスターは出かけたところか」

「今出ていったとこですぜ。なにか御用ってやつですかい?」

「ふむ……まあいい、急ぐ事ではないし。ただまあこれからの在り方について、色々と、な」

 

軍服のような制服を着た男が、軽妙な笑い声でチャペルに踏み込む。

かしこまったプリズンの答えに、少し残念そうに視線をずらす。

 

制服の男はあっさりと場を辞した。

フォールンは静かに礼を傾け見送り、プリズンは……警戒しながら、それを見送った。

 

「この城の主様か、俺達じゃまだまだかなわねえな」

「謀反でも起こすつもりで?」

「まっさか~~とりあえずは、ハラマセーを増やすってとこだな~~」

 

プリズンの独り言めいた言葉に、フォールンが尋ねる。

ごまかすかのようにプリズンは笑った。

 

 

【泥の底】

 

「やめろっおまえらっ!! ここからここから、出ていけっっ!」

「おまえらなんか………都合のいい肉穴なんだよっ!!」

 

「なっなんだよっ! てめえ、言っていい事と悪い事あんだろがっ!」

「ユ、ユウヤ、いったい、どうして?」

「イッタイ、ナンデスノデスカー!!??」

 

セーフハウスに、ユウヤの罵倒が響き渡る。

ピュア達は目を丸くし、固まってしまう。

ヒナタが喧嘩を売られたかのごとく。ユウヤに詰め寄ろうとするのを、慌ててケイとマリアが止めるも、驚きは隠せない。

ケイとマリアは混乱の中問うが。

 

「いいから出ていけってんだ!! この肉奴隷達!!」

「放せっケイっ! マリアっ! こいついっぺんぶん殴るっ!!」

「ダメデース! アキラカニ、オカシクナッテルデスコレ!」

 

激高するヒナタを、体格差でなんとか押し止めるマリア。

 

「なっ…………なんか、へんだよ、これ、おかしい……よ」

「ソーデス、アノハラマセーに、ナニかサレタニチガイナイデスー」

「だとするとよ、なんだこれは?」

 

言葉の強さと勢いに怯えながらの困惑の中、ケイが指摘する。

二人の引き留めに、ようやく冷静さを取り戻すが。

暴言にはヒナタは首を捻るしかない。

 

 

「ちんぽが欲しいんだろっ淫乱女たちっ。そうだよ僕もお前たちの肉穴にぶち込みんで、きもちよく射精したいんだよっ、おまえたちは丁度いい都合のいい肉壺なんだよっ」

「ケイのふっくらとして抱き心地のいい体と、大きなおっぱいを揉みまくって、ちんぽをぶち込みたくなったんだ」

「ヒナタの僕より背が高くて、かっこいい褐色の肉体を、跪かせて屈服して。泣き声上げるまで犯しまくりたいんだよ」

「マリアの規格外の体、でかすぎな体もおっぱいもマンコも、味わい尽くして精液塗れにしてやりたいんだっ」

「はっはっはっサイテーだろっ、こんな好き勝手考えて! おまえらを抱いてたんだぜ、この僕はっ!」

「僕はお前たちで、気持ちよくなりたいんだっ!!」

 

ユウヤの続く暴言に絶句しかなかった、が。

 

「これって…………無理やり言わされて───ううん違う、きっと違う、違うのよ」

「ちっ違うって何ちげ~てのよっ、こんな事正気でいえるわけないじゃないかっ、さっさと元に……てあれ?」

「デモ、ナンカ、オカシーデス。ダッテソノ、否定ジャナイデス。言イ方ガメチャメチャダケド」

 

ケイが頭を抱え、泣き出しそうな声になりながら、かぶりをふる。

罵倒の中の違和感、それをピュア達は感じていた。

 

「そう……私達とセックスしたい……愛したいだよね、それって……好きになったら………おもっちゃうよ…ね」

「ん……………そだな、けどこんなふうに言われたらさって、あ……」

「ソウデス、イイカタッテアリマスケド、イワナクテモイイ、ソウデスヨネ」

 

ユウヤの言葉には、誰でもいいとか、そういう言葉は無い。

あくまでも対象はピュア達だ。

 

「堕落した薄汚い欲望………わたしたちだって……あるよ、あっちゃうよね………確かに……堕落してるかも……してるけど」

 

ケイはユウヤに向き合う。

ハラマセーのシスターが言ってたことを反芻する。

 

 

「わたし……ユウヤのおちんちんが欲しい、ほかの誰でもなく、ユウヤだからいいの」

「ユウヤで気持ちよくなりたいし、気持ちよくなってほしい」

「ユウヤに犯されたいし、犯してえ」

「そだよ、底割っちまってるって思っても、ど汚ねえ欲望ってどこかにあっちまうしな」

「死ニタクナイカラ、シカタナイ、サイショソウデシタ」

「ミンナーミンナガ、助ケテ、好キナッテ、好キニナリマス」

 

恥ずかしさよりも、変に取り繕うよりも、素直な欲望をケイは言葉にする。

恥ずかしさに真っ赤になりながら、毅然とヒナタは言い放つ。

最初は納得が無かった事を口にし、その後の交わりが大事だった事をマリアは語る。

 

 

「男の人は女の子に……彼女で、恋人で、妻で、妹で、姉で、母で、娼婦で、肉奴隷で、生オナホで、肉壺で、あってほしいよね……」

「わたし、なれるよ」

「へへっ言われちまった、まっ本来口に出せるって事じゃないけど。そんだけあたしたちは、全員嫁だぜ」

「あんたの女だ、エッチなことするときゃ夢売りの女だ」

「ソウデスヨ、エンリョハイラナイデス」

「親シキ中ニモ礼儀アリデスケド。ソレ無理ヤリ引キ出シテ、ブッコワソーッテムカツキデス」

 

口にしなくても伝わるなんて嘘だ。

けど言わなくてもいいって事ってある。

 

思っていても、それが当然でも、失礼で傷つけてしまう事もある。

相手に対する甘えが、知らず知らずのうちに負担になっていて。

言い出さない限り、修復できない傷になってしまっていることもある。

 

そしてここまで───女の子の口から言ってもらったら、ユウヤは泣くしかなかった。

 

男が女の前で涙を流していいのは、夢や悲願がかなった時だと思う。

だけども男とか女とか関係なく、嬉しさを格好つけなくていい時には、いいじゃないか。

それができる相手の前ならば、性別もなにも関係なくたっていい。

 

そんなことできるの、一生に何度も無い事だ。

 

 

【聖女】

 

モンスター・シスターの進軍。

それを阻むピュア達。

 

シスターのあては大きく外れていた。

彼らがまともに戦える心の状態ではないと思っていたからだ。

 

手傷を負いつつもゾンビーや触手は蹴散らされ。

シスターは一人でピュア達と対峙している。

 

シスターの手から、金属の光を帯びた無数の針が音もなく空を切る。

瞬きの間に戦場は無数の光の軌跡で満たされ、ピュア達を襲う。

 

「それは見せてもらいました」

 

ユウヤが瞬時に半透明の氷盾を展開し。

襲い来る針を受け止め、弾き続ける。

 

「この……隙に……」

 

ケイが氷盾を内側から粉砕し、氷の欠片を撒き散らし浴びせながら、シスターとの距離を一気に詰める。

拳を引き絞り殴りつけ、シスターもガードの障壁を展開するが、ケイのパワーに亀裂が入る。

 

「なぜ戦えるのです? あなた方は? この男の薄汚い欲望を直面したでしょうに?」

 

シスターの驚愕に、素早さで距離を詰めたヒナタが、蹴りを見舞う。

シスターも僧服から伸びる脚が蹴り返し相殺する。

 

「へっ、なかなかエロい脚してるじゃねーか、オトナの魅力ってやつですかってね!」

「あなたこそなんですかそれはっ! アソコが丸出しじゃないですか、ふしだらなっ!」

 

ヒナタとシスターの蹴りの応酬。

股布がめくれ上がり、ノーパンの股間を晒しながらのヒナタの蹴りに対し。

シスターの僧服のスリットからは、長く伸びる成熟した脚には、確かに若者にはない色香がある。

 

さらに応酬の合間に挟みこんで、ケイが殴りつけてゆくので、シスターは障壁を張って防ぐものの。

徐々に防戦一方に押し込まれてゆく。

 

しかしシスターも体勢を崩しつつも、反撃に転じる。

背後の壁を蹴り飛び、両手を振り上げ、上空から針を降り注がせる。

ケイとヒナタはシスターの針の雨から飛び退くが、それでも幾重の針が貫く寸前。

 

「ココデス!!」

 

マリアの蓄積した衝撃波が、針の雨を吹き飛ばし、その奥のシスターを捉える。

弾かれ、壁に激突し、それでもなお針を放とうと、シスターは手を上げるが。

 

「させません」

 

氷の矢が手を貫き、振り上げた手が砕け散り、更に数発が体に着弾した。

 

 

崩れ落ちそうな所を、シスターは意地なのか踏ん張り立つ。

苛烈な視線でピュア達を、そしてヒーラーのユウヤを睨みつける。

 

「あなたは…望んでいるのでしょう? 快楽を、征服を」

「女を組み伏せ精液を注ぎこみたいという、傲慢で下劣な欲望を」

「傷を癒す、その力と与える快楽を盾に犯し続ける」

「ふっふふふっ、ハラマセーの繁殖の方がより正常だわ、これらは生きるために増殖している」

 

ユウヤはシスターの言葉を遮らず、耳を傾ける。

 

「そんな歪で快楽に溺れた関係等偽りですわ!!」

「その心を奥底の煮詰まった欲望をわからせたのに。なぜあなた達ピュアは一緒に戦える!?」

 

「んーん、人は欲望を抱えてる……それを認め、許し合うのが大事かなって」

 

ケイがユウヤに寄り添い、その唇にキスする。

 

「まっ、エロくてえげつない欲望ってさ、どんだけでも思っちまうしな、あたしも含めて」

「それもひっくるめてさ、ダチが苦しんでるなら手を伸ばすってね」

 

ヒナタがからっと言い返しながら。ユウヤの尻を手で揉み、最後にパンっと叩く。

 

「ヨクボー有マスヨネ、デモ信ジマスヨ、今のミナサンヲ」

「誰ーニモイエナイ想イ、抱エテルノ、彼ダケデナクミンナミンナデス」

「デモトーッテモ大事ナノハ、誰カに受ケ止メテモラエルッテ信ジアエルコトデスヨネ」

 

マリアがユウヤを後ろから抱きしめ、その巨大な胸を押し付ける。

 

「欲望───性欲と快楽」

「それも絆にもしているのは、確かに正しいなんて言えない」

 

ユウヤの静かな声に、シスターは顔を上げる。

その瞳に浮かぶのは、もはや警戒よりも動揺。

 

「その欲があるからこそ、守りたい戦いたいと思う……」

「そしてなによりも……セックスしたいっ愛しあいたいって思えるんだ」

「うんうん……セックスしたい……身も心も繋がりたい………」

「まっ無防備を互いにさらけ出してさ、肌合わせんのって、よっぽど許しあえるってやつさ」

「ソーーデス、誰カが傍ニイテ、誰カト一緒ニイル。アッタカイノスゴク素敵デスヨ」

 

「黙れっ!! お前たちは……低俗で、浅ましくて、矛盾に満ちた存在だ!」

「感情だの、欲望だの…そんなものに支配されて生きることのどこが美しい!」

「男のおちんちんに支配され、快楽に溺れきった雌豚どもがっ!」

 

シスターの叫びが鳴り響く。

 

「ん~ん、確かに雌豚ちゃんですよね、ぶう」

「あっはっは、言い得て妙だなぁ、ヤってる時は確かに雌豚だわ、ぶうぶうっ」

「オゥ、タシカニ。デモイキテルッテタメニ欲望ガ必要ナラ、豚ニナルデスネ、ローホ」

 

侮蔑するための『雌豚』を肯定され。

シスターは立ち尽くすしかなかった。




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