「ピュアっとヒーラー」異世界からの孕ませ侵略者と戦ってエロで治療!? 作:白拍子
【チャペル】
廃墟のシュッピングセンター。
その中にある広々とした公園のような空間に、ぽつりとある小さなチャペル。
かつては荘厳で結婚式に使われていたであろうその場所は、今では荒廃し見る影もない。
ハラマセーであるシスターは祈っていた。
「よーシスターちゃん、最近勢力マシマシって感じ~い~よね~新入りは淘汰されちまってまあ、俺様こ~んなに頑張って、地道にさ触手やゾンビーこさえて、いつか街を飲み込むお祭りってヤツを楽しみにしてるし。シスターちゃんがピュア達の相手してくれてるから、俺様も楽~~にお仕事できるってね~もうさ、感謝してるよ~~へへっ」
「私は導いているだけです、ハラマセーにより命が正しく満ち溢れるのを」
プリズンが、軽薄に声をかける。
相変わらずうっとおしい、長舌が耳障りだ。
祈りを邪魔された事を咎めるかのように、シスターの返答は冷たい。
だが、ハラマセーを肯定し、その繁殖を認めている。
「なんならさ~~俺と一発ヤッて、新しいモンスターを産んでもらうとか、どかな?」
さらに軽薄な舌を重ねるが。
シスターから飛んでくる太い針が返答だ。
「やーれやれってね~~つれねえなあ~~おっ、フォールンのところのチビか?」
針をなんなくかわしつつ、プリズンの足元に子供の姿のゾンビー。
チルドレンゾンビーの一体が現れる。
ハラマセーとなった元ヒーラーが、フォールンという名となり、パートナーであったピュアに産ませた子供の姿のゾンビー。
彼の元で武具を振るい、統一した動きを見せるゾンビーの亜種といってもいい存在だ。
見た目は少年のように見えるが、生気の無い死人のような肌と、成人サイズのペニスを剥き出しにちょろちょろと歩き回る。
シスターを視界に捉えると、迷うことなく足元に駆け寄りしがみついた。
そしてシスターの脚に、おちんちんをこすりつけ射精し、かわいらしく見上げる顔は、さらに性交を求める顔だ。
「あらあらまあまあ……」
微笑むシスターの手の平が、チルドレンゾンビーの頭を撫でて。
そのまま握りつぶす。
頭部のないチルドレンゾンビーは、射精しながら床に転がった。
「さてと、彼らに引導を渡しに行かなくては。心の奥底のどす黒く醜い欲望を目の当たりにして、侮蔑と絶望を十分味わっているでしょうしね」
転がるチルドレンゾンビーを無視し、シスターはゾンビー達を伴い出撃してゆく。
「せっかくの子供が減ってしまった……あれはなんですか、プリズン」
「まあな、あれの覚醒には俺も立ち会っていてさ……すっげー特殊ってやつ」
フォールンは知らせを受け、チャペルに辿り着くが。
入れ替わりでシスターは出て行ったところだ。
チルドレンゾンビーの残骸を確認すると、顛末をプリズンから聞いて憤る。
そしてプリズンは、シスターがハラマセー化した事を語り出す。
小さな教会の清らかなシスターで、教会に来る方々の世話を行い、人当たりもよく人気もあった。
信者の一人が劣情から、彼女を強姦しようとした。
いままで信仰厚い信者と思っていたため、彼女は問うた。
『わたしとの子供が、欲しいのですか?』
彼の答えはただその肉体で快楽を得たい。
膣内に射精して征服欲の満足を得たいとの事だ。
教会内には既に、触手が充満していた。
この男の暗い欲望がハラマセーと化するであろうと、邪な所業を吹き込み煽ったプリズンは、強姦ショーを見守っていた。
触手は……シスターが取り込み、彼女はハラマセーに、自我のあるモンスターへと化した。
彼女を犯そうとした男は、その手でゾンビーとなり果てた。
「まっそれ以来、俺達の仲間として、勢力拡大にゾンビーを操って、繁殖頑張ってくれてるってわけ」
フォールンは、納得いかない感じで、シスターの向かった方を睨みつける。
「まっ、そのうち破綻するぜ───ああいう歪な存在ってヤツはな」
プリズンは慰めるかのように、真面目な口調でフォールンに語った。
「ふぇっ~~~へっへっへっ、みんなご苦労さん」
「と、シスターは出かけたところか」
「今出ていったとこですぜ。なにか御用ってやつですかい?」
「ふむ……まあいい、急ぐ事ではないし。ただまあこれからの在り方について、色々と、な」
軍服のような制服を着た男が、軽妙な笑い声でチャペルに踏み込む。
かしこまったプリズンの答えに、少し残念そうに視線をずらす。
制服の男はあっさりと場を辞した。
フォールンは静かに礼を傾け見送り、プリズンは……警戒しながら、それを見送った。
「この城の主様か、俺達じゃまだまだかなわねえな」
「謀反でも起こすつもりで?」
「まっさか~~とりあえずは、ハラマセーを増やすってとこだな~~」
プリズンの独り言めいた言葉に、フォールンが尋ねる。
ごまかすかのようにプリズンは笑った。
【泥の底】
「やめろっおまえらっ!! ここからここから、出ていけっっ!」
「おまえらなんか………都合のいい肉穴なんだよっ!!」
「なっなんだよっ! てめえ、言っていい事と悪い事あんだろがっ!」
「ユ、ユウヤ、いったい、どうして?」
「イッタイ、ナンデスノデスカー!!??」
セーフハウスに、ユウヤの罵倒が響き渡る。
ピュア達は目を丸くし、固まってしまう。
ヒナタが喧嘩を売られたかのごとく。ユウヤに詰め寄ろうとするのを、慌ててケイとマリアが止めるも、驚きは隠せない。
ケイとマリアは混乱の中問うが。
「いいから出ていけってんだ!! この肉奴隷達!!」
「放せっケイっ! マリアっ! こいついっぺんぶん殴るっ!!」
「ダメデース! アキラカニ、オカシクナッテルデスコレ!」
激高するヒナタを、体格差でなんとか押し止めるマリア。
「なっ…………なんか、へんだよ、これ、おかしい……よ」
「ソーデス、アノハラマセーに、ナニかサレタニチガイナイデスー」
「だとするとよ、なんだこれは?」
言葉の強さと勢いに怯えながらの困惑の中、ケイが指摘する。
二人の引き留めに、ようやく冷静さを取り戻すが。
暴言にはヒナタは首を捻るしかない。
「ちんぽが欲しいんだろっ淫乱女たちっ。そうだよ僕もお前たちの肉穴にぶち込みんで、きもちよく射精したいんだよっ、おまえたちは丁度いい都合のいい肉壺なんだよっ」
「ケイのふっくらとして抱き心地のいい体と、大きなおっぱいを揉みまくって、ちんぽをぶち込みたくなったんだ」
「ヒナタの僕より背が高くて、かっこいい褐色の肉体を、跪かせて屈服して。泣き声上げるまで犯しまくりたいんだよ」
「マリアの規格外の体、でかすぎな体もおっぱいもマンコも、味わい尽くして精液塗れにしてやりたいんだっ」
「はっはっはっサイテーだろっ、こんな好き勝手考えて! おまえらを抱いてたんだぜ、この僕はっ!」
「僕はお前たちで、気持ちよくなりたいんだっ!!」
ユウヤの続く暴言に絶句しかなかった、が。
「これって…………無理やり言わされて───ううん違う、きっと違う、違うのよ」
「ちっ違うって何ちげ~てのよっ、こんな事正気でいえるわけないじゃないかっ、さっさと元に……てあれ?」
「デモ、ナンカ、オカシーデス。ダッテソノ、否定ジャナイデス。言イ方ガメチャメチャダケド」
ケイが頭を抱え、泣き出しそうな声になりながら、かぶりをふる。
罵倒の中の違和感、それをピュア達は感じていた。
「そう……私達とセックスしたい……愛したいだよね、それって……好きになったら………おもっちゃうよ…ね」
「ん……………そだな、けどこんなふうに言われたらさって、あ……」
「ソウデス、イイカタッテアリマスケド、イワナクテモイイ、ソウデスヨネ」
ユウヤの言葉には、誰でもいいとか、そういう言葉は無い。
あくまでも対象はピュア達だ。
「堕落した薄汚い欲望………わたしたちだって……あるよ、あっちゃうよね………確かに……堕落してるかも……してるけど」
ケイはユウヤに向き合う。
ハラマセーのシスターが言ってたことを反芻する。
「わたし……ユウヤのおちんちんが欲しい、ほかの誰でもなく、ユウヤだからいいの」
「ユウヤで気持ちよくなりたいし、気持ちよくなってほしい」
「ユウヤに犯されたいし、犯してえ」
「そだよ、底割っちまってるって思っても、ど汚ねえ欲望ってどこかにあっちまうしな」
「死ニタクナイカラ、シカタナイ、サイショソウデシタ」
「ミンナーミンナガ、助ケテ、好キナッテ、好キニナリマス」
恥ずかしさよりも、変に取り繕うよりも、素直な欲望をケイは言葉にする。
恥ずかしさに真っ赤になりながら、毅然とヒナタは言い放つ。
最初は納得が無かった事を口にし、その後の交わりが大事だった事をマリアは語る。
「男の人は女の子に……彼女で、恋人で、妻で、妹で、姉で、母で、娼婦で、肉奴隷で、生オナホで、肉壺で、あってほしいよね……」
「わたし、なれるよ」
「へへっ言われちまった、まっ本来口に出せるって事じゃないけど。そんだけあたしたちは、全員嫁だぜ」
「あんたの女だ、エッチなことするときゃ夢売りの女だ」
「ソウデスヨ、エンリョハイラナイデス」
「親シキ中ニモ礼儀アリデスケド。ソレ無理ヤリ引キ出シテ、ブッコワソーッテムカツキデス」
口にしなくても伝わるなんて嘘だ。
けど言わなくてもいいって事ってある。
思っていても、それが当然でも、失礼で傷つけてしまう事もある。
相手に対する甘えが、知らず知らずのうちに負担になっていて。
言い出さない限り、修復できない傷になってしまっていることもある。
そしてここまで───女の子の口から言ってもらったら、ユウヤは泣くしかなかった。
男が女の前で涙を流していいのは、夢や悲願がかなった時だと思う。
だけども男とか女とか関係なく、嬉しさを格好つけなくていい時には、いいじゃないか。
それができる相手の前ならば、性別もなにも関係なくたっていい。
そんなことできるの、一生に何度も無い事だ。
【聖女】
モンスター・シスターの進軍。
それを阻むピュア達。
シスターのあては大きく外れていた。
彼らがまともに戦える心の状態ではないと思っていたからだ。
手傷を負いつつもゾンビーや触手は蹴散らされ。
シスターは一人でピュア達と対峙している。
シスターの手から、金属の光を帯びた無数の針が音もなく空を切る。
瞬きの間に戦場は無数の光の軌跡で満たされ、ピュア達を襲う。
「それは見せてもらいました」
ユウヤが瞬時に半透明の氷盾を展開し。
襲い来る針を受け止め、弾き続ける。
「この……隙に……」
ケイが氷盾を内側から粉砕し、氷の欠片を撒き散らし浴びせながら、シスターとの距離を一気に詰める。
拳を引き絞り殴りつけ、シスターもガードの障壁を展開するが、ケイのパワーに亀裂が入る。
「なぜ戦えるのです? あなた方は? この男の薄汚い欲望を直面したでしょうに?」
シスターの驚愕に、素早さで距離を詰めたヒナタが、蹴りを見舞う。
シスターも僧服から伸びる脚が蹴り返し相殺する。
「へっ、なかなかエロい脚してるじゃねーか、オトナの魅力ってやつですかってね!」
「あなたこそなんですかそれはっ! アソコが丸出しじゃないですか、ふしだらなっ!」
ヒナタとシスターの蹴りの応酬。
股布がめくれ上がり、ノーパンの股間を晒しながらのヒナタの蹴りに対し。
シスターの僧服のスリットからは、長く伸びる成熟した脚には、確かに若者にはない色香がある。
さらに応酬の合間に挟みこんで、ケイが殴りつけてゆくので、シスターは障壁を張って防ぐものの。
徐々に防戦一方に押し込まれてゆく。
しかしシスターも体勢を崩しつつも、反撃に転じる。
背後の壁を蹴り飛び、両手を振り上げ、上空から針を降り注がせる。
ケイとヒナタはシスターの針の雨から飛び退くが、それでも幾重の針が貫く寸前。
「ココデス!!」
マリアの蓄積した衝撃波が、針の雨を吹き飛ばし、その奥のシスターを捉える。
弾かれ、壁に激突し、それでもなお針を放とうと、シスターは手を上げるが。
「させません」
氷の矢が手を貫き、振り上げた手が砕け散り、更に数発が体に着弾した。
崩れ落ちそうな所を、シスターは意地なのか踏ん張り立つ。
苛烈な視線でピュア達を、そしてヒーラーのユウヤを睨みつける。
「あなたは…望んでいるのでしょう? 快楽を、征服を」
「女を組み伏せ精液を注ぎこみたいという、傲慢で下劣な欲望を」
「傷を癒す、その力と与える快楽を盾に犯し続ける」
「ふっふふふっ、ハラマセーの繁殖の方がより正常だわ、これらは生きるために増殖している」
ユウヤはシスターの言葉を遮らず、耳を傾ける。
「そんな歪で快楽に溺れた関係等偽りですわ!!」
「その心を奥底の煮詰まった欲望をわからせたのに。なぜあなた達ピュアは一緒に戦える!?」
「んーん、人は欲望を抱えてる……それを認め、許し合うのが大事かなって」
ケイがユウヤに寄り添い、その唇にキスする。
「まっ、エロくてえげつない欲望ってさ、どんだけでも思っちまうしな、あたしも含めて」
「それもひっくるめてさ、ダチが苦しんでるなら手を伸ばすってね」
ヒナタがからっと言い返しながら。ユウヤの尻を手で揉み、最後にパンっと叩く。
「ヨクボー有マスヨネ、デモ信ジマスヨ、今のミナサンヲ」
「誰ーニモイエナイ想イ、抱エテルノ、彼ダケデナクミンナミンナデス」
「デモトーッテモ大事ナノハ、誰カに受ケ止メテモラエルッテ信ジアエルコトデスヨネ」
マリアがユウヤを後ろから抱きしめ、その巨大な胸を押し付ける。
「欲望───性欲と快楽」
「それも絆にもしているのは、確かに正しいなんて言えない」
ユウヤの静かな声に、シスターは顔を上げる。
その瞳に浮かぶのは、もはや警戒よりも動揺。
「その欲があるからこそ、守りたい戦いたいと思う……」
「そしてなによりも……セックスしたいっ愛しあいたいって思えるんだ」
「うんうん……セックスしたい……身も心も繋がりたい………」
「まっ無防備を互いにさらけ出してさ、肌合わせんのって、よっぽど許しあえるってやつさ」
「ソーーデス、誰カが傍ニイテ、誰カト一緒ニイル。アッタカイノスゴク素敵デスヨ」
「黙れっ!! お前たちは……低俗で、浅ましくて、矛盾に満ちた存在だ!」
「感情だの、欲望だの…そんなものに支配されて生きることのどこが美しい!」
「男のおちんちんに支配され、快楽に溺れきった雌豚どもがっ!」
シスターの叫びが鳴り響く。
「ん~ん、確かに雌豚ちゃんですよね、ぶう」
「あっはっは、言い得て妙だなぁ、ヤってる時は確かに雌豚だわ、ぶうぶうっ」
「オゥ、タシカニ。デモイキテルッテタメニ欲望ガ必要ナラ、豚ニナルデスネ、ローホ」
侮蔑するための『雌豚』を肯定され。
シスターは立ち尽くすしかなかった。
励みになりますので、感想評価お願いいたします。
まず目指す目標:お気に入り100越え 感想と評価を受けられるよう、頑張ります