※この作品はR-18です。

「ピュアっとヒーラー」異世界からの孕ませ侵略者と戦ってエロで治療!?   作:白拍子

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今回は、リサの語りです


032「おもいで」

【リサ、過去語り】

 

みなさんリサです、今回は私の語りです。

 

あ、いつもの「みなさん……リサです………」じゃないのかって?

まあこういう語りですから、しゃべり言葉で進めると、不自然かなってです。

まあ少しの間ですので、気軽におつきあいください。

 

 

産まれは医者家族でして、総合病院の要職にある父と母。

まあ互いに政治的な要素での政略結婚でして、それでもまあ男女として燃え上がる時期はあって、その結果がわたしというわけです。

 

熱が冷めたら、それなりにという事で、互いに人を救う医療に打ち込んだ結果。

ほとんど家で両親と顔を合わせることなく、家族ってなんだろうなという育ち方をしました。

 

ええ、歪みますねえこれ。

 

まあ色々と医療の世界が厳しいのは承知ですが。

幼少のわたしにそれを理解しするのは酷な事ですし。

孤独を埋めるために、知識欲を満たす行動に邁進していたと。

 

自分でいうのもですが、知性は高いようです。

学校でもほぼトップクラスの成績でしたし、物事の理解と吸収もまあ良い方ですが。

 

とにかくも同級生と話が合わない、それはそう知性が突出した弊害ですし。

相手に合わせようともしない、困った子でもありましたから。

 

そうなるともう孤立ですね。

話の合わない気持ち悪い、面白くない変な女の子。

 

ぼっちですぼっち。

 

わたしはそれでいい、と、思ってしまったのです。

孤独でなく孤高、いえもう傲慢ですね。

低レベルな会話するなんて効率が悪いと切り捨てている。

知らずのうちに同年代を、話の合わない人々として見下していたと。

 

最低な精神性ですねえ~

そういう歪んだところも、学校で成績がよく。

大人、先生に受け答えがよい、いい子をやっていれば、そうそう問題にはされないものです。

そのため感情の未熟さは───後々になっても、尾を引いてしまっているわけでして。

 

 

さて知識欲です。

 

一般的な学問は一通り収めました。

これはまあ生まれ持たせてくれた知性と、知識を吸収できる環境が整っていたためです。

両親にありがとうございますです。

 

そして医療関係の資料が、家の中にも相当な専門なものが、質も量もそろっているわけです。

普通の子供は、恐竜や自動車や宇宙とかそういうのに興味がでますよね。

 

わたしは医療資料から、人体の不思議に踏み込んだわけです。

骨格や筋肉や内臓、そういうのに興味をしめすのは、それなりに人数もするはずですが。

わたしはもう少し深く踏み込んでしまいました。

 

そう、生殖関係です。

 

命の始まりの根源への問いかけ。

自分がなぜどうやって、生まれたのか産まれたのか。

 

ただまあ、見聞きしただけの事で考えている、だめな娘なのですよねこれって。

そしてまあ残念な事に性的な事に関しての興味に、のめり込んでゆくという、どうしようもなさです。

 

 

医療の資料というものは、結構生々しくえげつなく。

本来ならば幼少の人間には耐えられるはずがないものですが。

そのあたりわたしは特殊なようで。興味と欲求と嗜好に従い、人体の大地図を攻略してゆきます。

 

克明なイラストに画像、時には動画。

 

生殖器の説明に心躍り。

自分の体内に潜む、子宮や卵巣の神秘に衝撃を受け。

陰茎の勃起と射精に、鮮烈さを感じ。

性行為の奥深い繋がりが精妙さに満ち溢れ。

受精しての妊娠と出産の克明さには、奥深い奇跡を啓発されました。

 

実際はただの、ませたスケベです。

 

必死に解説の文字を画像を追い、理解しようと辞書を専門書を探り。

さらに繋がる難解を理解するために、次の資料に飛びつくの繰り返し。

興味のある事への学習とは、そういうものではないでしょうか?

 

 

そして早々とオナニーの実行。

偶然偶発から得られる快楽に恐れをなす、というのは幼い時に陥ってしまう事です。

男の子の場合それが物理的には遺精であり、精神的には夢精として、射精を経験してしまう事もあるでしょうし。

女の子の場合は、初潮とは違い、触覚の今までにない感触に驚くこともあります。

 

精通をオナニーで経験する男の子だっています。

今はそういう情報を得て、未精通での行為からの射精の経験も少なくないようです。

 

女の子の場合、生理的な欲情は男の子よりも低めで。

感覚的な興奮の比重が多い模様です。

個人差はとてもあるでしょうけど。

 

とにもかくにも、わたしの場合欲情していました。

知識としての生殖器や性行為。

自慰の意味や意義など、知ってしまったからには実践するしかないのです、ふふん。

 

 

女性に関してのサンプルは自分自身が存在します。

となると男性のサンプルを欲するわけです。

 

男性生殖器の勃起や射精。

膣に挿入する性行為。

興味本位が暴走しきっています。

 

都合のよさそうな男の子がいました。

健康で身体の能力が高く、言動からしても性的な事に旺盛であろう存在。

そう、同級生のアキラです。

 

性的な知識や冗談で教室を楽しませ。

スカートめくりや、胸や尻を揉む猥褻な悪戯等、それでいて飄々とした陰湿さのない態度と人気。

 

なぜかわたしは、その悪戯の標的になっていませんでした。

不思議ですね?

いえそうではないのですね『そういう悪戯をしてはいけない子』というのが、当時のアキラのわたしに対する認識だったのでしょう。

 

もちろんそれは、今のわたしの推測です。

そして、アキラの起こす騒動に、突っ込みを入れて騒ぎを調整するアヤ。

この二人の親密性は、わたしには未知のものとして、惹かれていたのでしょうね。

いえまあ、ただたんに社交性の至らなさが、駄目な子なのですが。

 

資料ではなく、肉体を持った未解読の存在。

他者との親密性を体現する存在。

 

それだけでなく、どこかで『こうあってみたい』という感情的欲求が、わたしにはあったようです。

平たく言えば、アヤに嫉妬していたのでしょうね。

その感情がなにかにも気づかず。

 

 

そこから、アキラに対してのアプローチを行いますが。

これがまた酷いものです。

 

距離感がまず滅茶苦茶ですので、普通に会話をはじめるでなく。

いきなり、生物学的な性行為の話題を行い性的な事柄に関して、どこまで理解しているかとの問いかけ。

胸や尻や太腿への接触は、前戯の模倣であるのか?

スカートをめくるのは、生殖器に興味があるのか?

 

みごとに、ドン引かれました。

 

逆にアヤに引っ張られ二人きりになり、心配されてしまいました。

アキラの悪戯として問わせられたのか? 誰かに強要されたのか? 誤解させてしまいました。

 

正直に自分の意思で、アキラに問うた事を話すと、より複雑な表情をアヤにされました。

アキラはスケベだから気を付けてと、釘を刺されました。

挑発、と、取られたのでしょうか?

アキラへの干渉に、文句を言われた感じではないですが。

 

私のアプローチは過激化しました。

 

 

体をスリスリと接触してみる。

じ~と目を見つめて唇を突き出してみる。

抱き着いて胸を擦りつける。

座っている時大きく足を組み替え、下着を見せる。

スカートを自ら捲って下着を見せる。

プールの授業で水着を食い込ませ、尻肉を見せつける。

胸元を大きく開けて前かがみになり、奥が覗けるようにする。

遠足時に事前に先生や学級委員に根回しを行い。体のあまり強くないわたしを気にするようにと、アキラに注意を促させ。わたしが野山に一人で入ってゆくのを追跡させて、自然の中で小便を行うのを、気づかないフリして見せる。

 

アキラの陰茎を勃起させ、射精を経験するようになるのを促す、体を張った実験。

いえ、ただエロい事を行って、挑発しているだけでした。

 

はい、アヤの指摘は正しいです。

そのたびにアヤは心配し、わたしを、たしなめてくれましたが。

当時のわたしは、理解できなかった。

いいえ、理解したくなかったのでしょう。

 

 

【寝落と宝箱】

 

急な話ですが、わたしは誘拐されました。

 

誘拐に至る経過は、やや偶然もありますが。

やはり自分の無防備さがありましたね。

 

バスに乗っての移動、つい眠気に負けての睡眠。

ゆらゆらごとごと、心地よい振動が睡魔を誘発し、眠りの国へと誘いました。

 

これも勉学と、性的な資料漁りの趣味で、夜更かしを続けているのが原因ですね。

 

目覚めると終点。

見知らぬ地は寂れた工業地帯、廃倉庫の立ち並ぶ、治安の悪い所でした。

 

次のバスまで時間もかなりあります、風が強くどこか危うい雰囲気もただよっています。

わたしは恐れよりも好奇心から、冒険へと繰り出しました。

 

知らない場所知らない景色。

破れた金網のフェンス、錆びたドラムカン、割れたガラス窓。

未知の世界という興奮が、わたしを包んでいました。

そう探索者なのです。

 

そして、ある一つの倉庫の扉が半分空いていました。

かまわず覗きこむと、中には雑然と積み上げられた段ボール。

埃をかぶった本や、表紙が破れかけた雑誌。

 

倉庫に入り込み、その一冊を手に取りめくると、衝撃が貫きました。

医学書ではない、克明に性行為を行っている写真。

下世話で無修正なポルノ雑誌の鉱山だったのです。

 

裸体をセクシーな芸術作品として見せる、ソフトなものではありません。

露骨で淫猥で猥雑な、生殖器同士の結合も露わにしたハードコアです。

わたしは時間がたつのも忘れ、読みふけりました。

 

持って帰りたかったですが、本を隠して持って帰れる用意は、その時にはありませんでした。

悔しい思いをしつつ、再度の挑戦と回収を誓い、夕闇が迫る廃倉庫を後にしました。

もちろん場所を、しっかりと手帳にメモしてです。

 

ただその様子は、監視されていたのです。




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