「ピュアっとヒーラー」異世界からの孕ませ侵略者と戦ってエロで治療!? 作:白拍子
【風呂】
セーフハウスの夜は更ける、バスルームの扉が開く音が響いた。
「お風呂先いただいたっしょ~」
「おう、次、入るわ」
バスタオル一枚を巻いたアスカが、湯気をまとって出てくる。
彼女の小麦色の肌は、湯でほんのり赤らんで艶めいていた。入れ替わりに、アキラが入浴に向かう。
アスカはアヤに軽く目配せを投げ、ベッドルームへと去ってゆく。
その視線は、仲間への後押しと、微かな理解を込めていた。
「わかってるわよ……あ~~もう、これって配慮? 忖度? 気使ってくれるの嬉しいけどさ、自分で決めてるのに先回りされちっゃた感じがなんかこ~~~ま、いいか。うんそうよね、アスカありがとう」
本人に直接ではないにしろ、アスカへの感謝を言葉にして、アヤはポイポイと脱衣し行く。
素肌が露わになるたび、彼女のしなやかで強気な体つきを際立たせていた。
「風呂はいい、人類の産んだ魂の安らぎ……心の海を纏わせる時空……」
アキラはポエムな癒しを口にしながら湯船に身を沈めると、戦闘の疲れがじわりと溶けていくのを感じた。
体に残る鈍痛と、心にこびりついた焦燥。どちらも簡単には癒えるものではない。
「湯舟から出なさい!! 背中、流すわよ!!」
「お、おう! 頼むわ」
静寂は破壊される。アヤが全裸で風呂場にどかーんと乱入してきたからだ。
彼女の体は、湯気の向こうでほんのりと輝き、胸の膨らみや腰の曲線が、戦う女の子とは思えない柔らかさを放っていた。
アキラはまだ少し怯みを含みながらも、湯舟から上がり洗い場の椅子に腰を下ろす。
「しかし、なんでこの椅子、真ん中が凹んでるのかしら?」
「うむ、謎だな?」
アヤは湯を汲み、アキラの背にそっとかける。
温かな湯の流れと、彼女の掌の感触が、戦場では得られない安らぎをもたらす。
だが、その中にも、微かな緊張が混じっていた。
「広い背中ね~まっ、確かに安心感ある感じ」
「できればその背を見せて、戦いてえよ」
石鹸を泡立て、満遍なく背中に広げ、ゴシゴシとやや荒っぽく擦り落とす。
アヤの手は、力強くも優しく、そして確かにアキラの背を磨く。
「そうは言っても、アキラはヒーラー。正直ね、前に出すぎって感じがする」
「そうかな? そうだ……よな」
アヤの体が、アキラの背に密着する。
温もりと柔らかい感触……乳房の弾力が、背中全体に広がる。
「リサの事、ずっと………考えてるわよね」
「考えてる、攫われたと知ってから、ずっと頭から離れられねえ」
アヤが体を泡で滑らせるように回り込みアキラの正面に。
手にした泡を、胸板に、腹筋に、そして股間に塗りつけ、丁寧に洗い上げてゆく。
「それでよし! あの時みたいに助け出しましょ!!」
ニカッと笑い、アヤはアキラにキスする。
気まずさではなく、共有された痛みの重さ。それを一緒に持ち上げようという、熱い想いが伝わってくる。
「そうだな。ああ、前よりもやっかいかもだけど、俺達ならやれるっでやつだ。ありがとな、さすが正妻ってやつ? おふっそこはもっとやさしくう~」
「はいはい、正妻ですよ~ってリサも正妻だからね! 二人ぐらい頑張れるでしょ! その背中でってね! それにしてもこのイス、凹んでるので洗いやすいわね」
勃起しているおちんちんへの洗いが、泡で滑らせた手コキになっての刺激に変わり、アキラが悶絶の声を上げる。
アヤの指先は意図的に、しかし優しく、肉棒の脈打つ血管をなぞるように。
アヤの特殊な形状の椅子に関する感想は流しつつ、体に残る泡を湯で流し落とす。
っぱりとしだ体で、アキラはアヤを引き寄せる。
「二人ともか………俺、すごくがんばらなきゃ駄目みたいっぽい? だよなぁ~あははは。よし、頑張るぞ!!」
アヤの体を抱き上げ、腰を持ち上げて自分の股間に乗せるように、対面し密着した挿入。
アヤも抱き着き腰を浮かせ、ずぷずぷと膣に入ってくる亀頭を迎え入れる。
腰に足を絡め、さらに密着を高め、ぬめった肉壁が肉棒を包み込む。
突き上げ、腰の蠢き、互いに抱き着きながら、吐息と喘ぎが至近に漏れる悶え。
肉欲と快楽とだけでない体の繋がりが、風呂場に響く。
熱い湯気が、二人の汗と愛液を混ぜ、蒸し暑く甘い淫靡な霧を創り出す。
「あ~~~洗い直しじゃないっ!」
「まあ、やることやったら、そうなるだろ!?」
膣口からあふれる、精液と愛液の混合を洗い流しながら、アヤはぼやいてしまい。
「みるな!! スケベ!!」
足を開いて掻きだす仕草を、アキラにまじまじと見られ、風呂桶の湯をぶっかける。
「い~じゃないか~夫婦以上って感じなんだし」
「こ~ゆ~のは、見られたくないのっ!! バカっ!」
「見たい、まんこをくぱぁぁぁと広げて、奥の中まで見たい~~って言ったら? あ、ごめ、調子のった、いてっやめて、いててっ」
アキラはニヤリと笑って、さらに追撃すると。
真っ赤になったアヤに、アキラは風呂桶でボコられるのであった。
「やれやれ、やっぱ風呂長引くか~も、寝ちゃお」
ベッドルームでは、アスカが広いベッドに全裸で寝転び、ため息をつく。
彼女はそのまま、深い眠りにつく。
【正面突入】
かつては陽光が降り注ぎ、買い物客の笑い声が響いていたであろう、開放感あふれるアトリウム。
今、その吹き抜けの空間は、光を拒むように黒ずんだ天井と、崩れかけたガラスの残骸に覆われていた。
正面玄関の自動ドアは、半ば開いたまま動かなくなっており、まるで口を開けて待ち構える獣のよう。
床はひび割れ、かつてのタイルの模様は触手の粘液に覆われて滲み歪み、退廃的な芸術となっている。
天井からは無数の触手が垂れ下がり、風もないのにびぐんびぐんっと揺れ動く。
まるで侵入者を歓迎するように、あるいは品定めするように。亀頭のような先端が、粘液を滴らせ。
壁面の広告パネルは破れ、モデルの笑顔は黒い染みで歪み、性的な嘲笑のように見える。
硝子壁は所々ひび割れ、こびりつく粘液と触手肉がぬめぬめと艶めき、吐き気をもよおす不気味さを放つ。
エスカレーターは錆びつき、階段の手すりには触手が巻きつき、亀頭な先端をもたげ、侵入者を狙う。
かつての賑わいの痕跡は、今や異形の巣窟としての威容を誇り。
性的な侵略と凌辱の臭いが満ちていた。触手のぬめり、粘液の生臭さ。
それは、ただの敵ではなく、肉体を犯し、精神を蝕むおぞましさだった。
「ここが、触手城の顔ってわけだな」
アキラが不敵に踏み込む、早まるように飛び掛かった触手を炎で焼き払らう。
焦げた触手の臭いが、煮えた精液のような悪臭を放つ。
「なんで先頭で入るのよっ! かっこつけちゃダメでしょ! まったく」
「あ、いや遠距離できる俺の方が、こういうのを撃ち落とせるよな~って、それに最初に入るのって大事じゃないか」
「だぁからぁ~そういうのは、ピュアに任せなさいって!」
「正面からはいいけど、なんで大騒ぎしながらでなきゃいけないっしょ」
アスカはため息をつく。
やっぱり、リサがいないため、この二人の暴走具合が、引き締められてないのか?
「ようこそお客様方、触手城へ。ショッピングはご自身の体で払ってもらいますよ~~って、なんでオレ正面からピュアちゃん達をお出迎え? いやまあ捕らえ損ねたって子もいるからこそ、オレの出番ってヤツだし、こ~~んどこそ、ピュアちゃん達にはぜひ苗床になってもらいてえな~って思ってるんですけどねえ。ま、ここで捕らえられて、存分に孕ませ生活を楽しんでちょうだいですよってねぇ」
正面の大階段上から、モンスター・プリズンが挨拶とは思えないうっとおしい長舌を浴びせかけ。
その声が、ねちねちと粘つく触手のように耳に絡みつく。
「くっ! あなたぁねぇぇ!!」
アヤが瞬間沸騰し、プリズンを睨みつける。
自分を監禁し、犯し辱めた相手の姿に、いまにも階段を駆け上ろうとするのを、アスカが後ろから尻を蹴って止める。
「痛っ! アスカ、ごめん、ありがと」
「礼はいらないって感じ、でも目の前に囚われすぎって」
「あ~らら、折角用意しといたのに。残念」
アスカが苦言を刺しつつ、これもリサの不在が影響しているなと片隅で考える。
プリズンはパンっと手を叩くと、階段の段差を突き破り、触手の群れが湧か上がり蠢く。
ぬるぬるした触手が、粘液を飛ばしながら、侵入者を狙う。
「囚われの花嫁は、庭園の向こう。チャペルにてお待ちしております。いやぁ~~そんにしても既にもう、マタニティブライド!! すっでにもう臨月っで、出産おめでたおたのしみってやつですよこれがぁ」
プリズンは懐からクラッカーを取り出すと、軽快な破裂音を立て、紙テープと紙吹雪を撒き散らす。
その嘲笑的で挑発的な仕草が、不快さを増幅させる。
「なっなんて事! 破棄よ破棄、そんなの破談よ、無効にして阻止してやるから!」
「おっ~っとっと、こええこええ。まっ残念な事にオレのじゃなく、ここの城主様が孕ませたのですけどねえ。なんか調子狂うけどさ、リサって言ったっけ? オレは嫌われてるからあんまし顔合わせてね~けど。なんかこう……変わってるっていうか、その、なんだ。まあ再会すればわかるか」
アヤが怒りの声を浴びせかけながら、プリズンを睨みつける。
しかしなぜかプリズンの長舌が歯切れ悪く、リサの現状が曖昧に伝える。
「なに、ごちゃごちゃぬかしてんのよ。え~と、庭園を抜けてチャペルね、さ、みんな行くわよっ!!」
「おう!!」「おまかせっ!」
触手城での戦いがはじまった。
【コース料理の最後に】
緑と触手の茂る庭園。そこを抜けると、かつてモンスター・シスターが祈りを捧げていたチャペル。
現在はリサにあてがわれた居室扱いとなっている。
「ふぇっ~~~へっへっへっ、お友達が乗り込んできたようだぜ」
「そうね……思ったより早く来ちゃった………」
スピーカーから響く触手城城主、ネームド・セキュリオンの声。
素肌に薄く透けるマタニティドレス一枚を纏ったリサの姿。
その腹は、臨月の妊婦のように膨らみ、セキュリオンの孕ませの結果、この短時間ですくすくと育ち、出産間近。
ナイフとフォークを丁寧に扱い、皿に乗った芸術品のような、絵画めいた料理を平らげていく。
「ごちそうさまです……食べるのがもったいないくらい、綺麗な料理でした……それにとても美味しく……」
「料理人としては、最高の賛辞ですマダム」
モンスター・リパーシェフは、皿をフォールーンが産ませたチルドレンゾンビーに下げさせ。最後の一品、デザートを給仕させる。
小さなギャルソン制服を纏ったチルドレンゾンビーは、やや危うげだが、よく仕込まれた給仕をこなす。
「ママになるかもですけど……マダムではないです………わぁ……本当に食べるのが惜しいくらいです……でも今は……食べなきゃ……ね」
リサはもうそろそろ、と自分でもわかってしまう出産の気配を感じつつ、スィーツを堪能した。
膨らんだ腹の中で、何かが蠢くような感覚。
それは、セキュリオンの子種が植え付けられた生々しい証。
肌を透かすドレスが、彼女の体を官能的に強調しつつ、孕ませの事実を増幅させる。
ハラマセーの遺伝子が、彼女の肉体を侵食し、快楽と嫌悪の狭間で揺らぎ胎動する。